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2024年10月の読書メーターまとめ

けぴ
読んだ本
18
読んだページ
5289ページ
感想・レビュー
18
ナイス
1079ナイス

2024年10月に読んだ本
18

2024年10月のお気に入り登録
2

  • nonpono
  • ゴリ人

2024年10月のお気に入られ登録
2

  • nonpono
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2024年10月にナイスが最も多かった感想・レビュー

けぴ
群馬県を舞台にした警察小説。ラスト1ページでオチが明かされる。本格物というよりは米澤さんらしい意外性に力点がある。1話完結の5編で順番に読む必要はない。満願のレベルを期待すると少し物足りなさを感じる。一番のおすすめは『命の恩』。この作品は容疑者Xを彷彿するカタルシスを感じる秀作!
marsan
2024/11/05 10:16

ナイスありがとうございます

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2024年10月にナイスが最も多かったつぶやき

けぴ

2024年9月の読書メーター 読んだ本の数:18冊 読んだページ数:5716ページ ナイス数:1068ナイス ★先月に読んだ本一覧はこちら→ https://bookmeter.com/users/450155/summary/monthly/2024/9

が「ナイス!」と言っています。

2024年10月の感想・レビュー一覧
18

けぴ
オレオレ詐欺を代表とした特殊詐欺について、詐欺を働いている側からの視点で記したルポ。暴力団を中心とした上層部が貧困な若者を『かけ子』『受け子』『出し子』として雇い老人からキャッシュカードをだまし取るなどして莫大な金を稼いでいる。騙されないように高齢者を啓蒙することも大事だが、若者が安易に闇バイトとして入り込まないようにする啓蒙も必要とする視点が新しかった。現在ではさらに闇バイトに足を踏み込んだ若者を、本人・家族を殺すと脅して強盗まがいのことも強要している。厳罰化が望まれる。
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けぴ
中江有里さんがNHKのブックレビュー番組で紹介していた一冊。4才で目の炎症を直すための手術を受けたところ全盲となった著者。iPhoneが文字通りeyePhoneとして活躍し生活を広がっていく様を記す。自分では使用したことないが、iPhoneには全機種にボイスオーバー機能が搭載されており、これにより全盲でも使いこなすことが、ある程度可能になっているとのこと。ジョブズの発案によるようでジョブズの素晴らしさを改めて認識する。一冊を通して著者の前向きな姿勢が溢れており沢山の人に読んで欲しい本でした。
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けぴ
群馬県を舞台にした警察小説。ラスト1ページでオチが明かされる。本格物というよりは米澤さんらしい意外性に力点がある。1話完結の5編で順番に読む必要はない。満願のレベルを期待すると少し物足りなさを感じる。一番のおすすめは『命の恩』。この作品は容疑者Xを彷彿するカタルシスを感じる秀作!
marsan
2024/11/05 10:16

ナイスありがとうございます

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けぴ
バレエ教室を営む母親にバレリーナになることを半強制的に押し付けられて育った啓美。反動でオウム真理教のような教団に逃げ込む。やがて渋谷での無差別殺人事件の犯人の一人となってしまう。そこからの逃亡生活の日々を描く。姿形を変えながら各地を転々とする生活。実際に逃亡者になったような気分になるリアルな心理描写に満ちており、ヒリヒリしながら読む進む。結末はプロローグに記されているものの、何とか逃げ切って欲しいと応援したくなる。常に新作が一番のベスト作品と言いたくなる桜木紫乃さん、次の作品も楽しみ。
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けぴ
ショートショート的なオチがあるものもあるが、怪奇的なもの、幻想的なものもあり、バラエティーに富んだ作品が50。おすすめは『タクシードライバー』と『幽霊』。
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けぴ
ネタバレ芦沢さんの過去作品とは一味違うSF的な短編集。個人的には今ひとつ物語に没入出来ないものが多かった。そんな中でラストの『九月某日の誓い』は芦沢さんらしい計算しつくして書かれた見事な作品。超能力で殺意を持つ相手を殺めてしまう能力がある名家のお嬢様である操に仕える同じ年頃の久美子。その能力を日本海軍が手に入れようとして刺客を送るが…。化学知識を交えたトリックの種明かしは鮮やかでした!
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けぴ
門井作品を集中して読んでいる今月。先日読んだ『家康、江戸を建てる』は関東の田舎の江戸がいかに出来上がったかが描かれており読み応えあった。本作『東京、はじまる』は江戸時代が終わり明治時代となり、いかに近代国家を目指して東京がつくられたが記される。辰野金吾を主人公に据えて進行するストーリーは伝記物としても波瀾万丈で門井作品の中でもベストスリーに挙げて良いと感じる。こういう作品を今後も期待!
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けぴ
ネタバレ短編5編。どの作品もレベルはそれなりながら、一番のおすすめは『くろい穴』。不倫相手の奥さんのリクエストに応えて栗の渋皮煮を作る。虫食いの栗に空いているくろい穴。捨てるべき栗だが、それを含めた渋皮煮のビンを不倫相手に渡す。二人で渋皮煮を食べたのだが奥さんは亡くなったという。真相は…。ドス黒い感情描写が群を抜いていていました!
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けぴ
司馬遼太郎『新選組血風録』をオマージュして書かれた本書。力強い志士として描かれる司馬新選組に対して人間の弱さを描く門井新選組。近藤、土方、沖田という有名人の他に馬術師範・安富才助、密偵・村山謙吉、文吏・尾形俊太郎などマイナーな人物にも光をあてている。『戦いを避ける』『ざんこく総司』がおすすめ。
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けぴ
「明暦の大火」で江戸城含めて焼失した江戸。知恵伊豆と言われた老中・松平伊豆守信綱が江戸から大江戸に街を再建拡大していく物語を描く。門井さんの小説にしては若干話がごちゃごちゃしていてストーリーがつかみにくかったが、江戸の街が現在の東京に変貌していく様は興味深かった。
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けぴ
江戸から現代までの東京の23の謎を門井さんらしい蘊蓄で語った一冊。利根川の流れを変える話(家康、江戸を建てる)、2つに別れていた地下鉄の渋谷-新橋と新橋-浅草を直通運転させる話(地中の星)など今までの著書のネタ本的な側面もありました。副都心といわれる新宿、渋谷、池袋ですが、新宿は江戸期に遡るが、渋谷は昭和2年、池袋は昭和29年と歴史には随分差がある話も興味深かった。
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けぴ
信長、秀吉と比較すると腹黒い陰湿なイメージである家康。本書では江戸開拓者としての鋭利な人柄の家康が描きだされる。第一話として湿地帯の江戸を利根川の流れを変えることにより住める街にする。第二話として小判を地方通貨から全国で通用する通過にする。第三話として井の頭から飲み水を引く。第四話として伊豆から江戸城の礎となる石垣を調達する。第五話として黒壁では無く白壁の天守閣の江戸城を築く。五つのストーリーを通して次第に江戸が出来上がり戦の無い平和な世の中となって行く。今度、水道歴史館に行って水の足跡をたどってみたい。
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けぴ
翻訳家ながらエッセイに独特の視点を感じる岸本さん。未収録のエッセイ、書評、日記をまとめた一冊。20年以上前のものは古さを否めないが楽しく読了。P345 日本人の80%は『ジュラシック・パーク』を『ジェラシック・パーク』と言っている、に激しく同意(自分もその一人でした…)
ガジュマル
2024/10/07 07:04

あっ…😅私もだ…笑笑 (お見かけしてついコメント入れてしまいました)

けぴ
2024/10/07 12:16

ガジュマルさん、コメントありがとうございます。他にも間違って覚えているものがありそうで怖いです(笑)

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けぴ
本編13巻に続く特別編の上巻。本編のラストは今ひとつ盛り上がりに欠ける印象であったが、今回の4話に繋がる構想であったと考えると納得。特に『はた結び』『契り橋』の2話が良かった。どちも微妙な年齢の恋物語を描く。下巻では更なる盛り上がりを期待!
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けぴ
『医学生』以来の南木作品の読書。山歩きとプールでからだの調子を整えながら医業と作家業を続けているようです。淡々とした文章ながら心に染み入るエッセイでした。
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けぴ
ネタバレ『夜をぶっとばせ』『チャカチョンバへの道』の2編。連作であるが発表されたのは2002年と2011年と9年離れている。当時の読者は流石に連作とは気がつかなかったかも。ストーリーは前半は”たまき”後半は”瑤子”が主人公。二人は中学の同級生であるがたまきの夫である雅彦が同級生と知らずにたまきと離婚後に瑤子と付き合うという、現実にはなさそうだが井上ワールドではありそうな設定。2時間ドラマには良さそうな小説でした。
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けぴ
村山由佳さんデビュー30年の記念の短編集。『天使の卵』のみずみずしい感性をそこはかとなく感じ、まさに原点回帰。自分的には長編より短編に上手さを感じている作家。6編ともクオリティ高かったので満足。特に『世界を取り戻す』と『乗る女』が村山さん本人のキャラクターを彷彿する逸品でした。
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けぴ
"第一部 昼のはなし"を読んだところでは、辻村深月っぽいファンタジーものかと思った。"第二部 夜のはなし"で見事な真相が⁈ 終盤の種明かしは強引と感じるところもあったが300ぺーに満たないながら読み応えたっぷりでした。来年の本屋大賞にノミネートしたい‼︎
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ユーザーデータ

読書データ

プロフィール

登録日
2014/04/07(3882日経過)
記録初日
2014/04/07(3882日経過)
読んだ本
2051冊(1日平均0.53冊)
読んだページ
611882ページ(1日平均157ページ)
感想・レビュー
2051件(投稿率100.0%)
本棚
0棚
性別
自己紹介

好きな作家:東野圭吾、宮部みゆき、伊坂幸太郎、村上春樹、吉村昭、原田マハ、久坂部羊、角田光代、高田郁。小説を中心に読みますが、エッセイ、ノンフィクション、旅行記などなど、なるべく色々なジャンルの本を読むようにしています。読書メーターのみんなの感想から本を選ぶことも多いです。2020年4月30日、約6年で1000冊に到達。次は2000冊を目指しますので、面白い本があったら皆さま、教えてください!!

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