読書メーター KADOKAWA Group

2025年11月の読書メーターまとめ

となりのトウシロウ
読んだ本
14
読んだページ
5686ページ
感想・レビュー
14
ナイス
2266ナイス
  • Xでシェア
  • facebookでシェア

2025年11月に読んだ本
14

2025年11月のお気に入り登録
2

  • さくら咲く
  • ゆたか

2025年11月のお気に入られ登録
5

  • さくら咲く
  • 益虫
  • ドッケン
  • Y
  • ゆたか

2025年11月にナイスが最も多かった感想・レビュー

となりのトウシロウ
頬白高校一年、射守矢真兎。誰もが知る遊びに独自のルールを加えた頭脳ゲームに挑む。知能と策謀を張り巡らせて行われるこのゲーム。ポイントはルールに反しない限り何をやってもよいということ。くぅ〜そうきたかぁ!!と斜め方向からの手に唸ってしまった。最後の戦いはお互いの騙し合い。ホンマに何でもありやん!!と思ってしまいました。しかし、よくこんな話を考えるなぁ。
が「ナイス!」と言っています。

2025年11月にナイスが最も多かったつぶやき

となりのトウシロウ

正体・灼熱・逃亡者は北へ向かう が上位ベスト3でした / 2025年10月の読書メーター 読んだ本の数:11冊 読んだページ数:4183ページ ナイス数:1643ナイス ★先月に読んだ本一覧はこちら→ https://bookmeter.com/users/458051/summary/monthly/2025/10

が「ナイス!」と言っています。

2025年11月の感想・レビュー一覧
14

となりのトウシロウ
高齢化と過疎、地方における課題はどこも似たようなもの。宮城県にある緑原町も同じだが、過去の町政により箱物の公共施設や道路整備により町は財政破綻寸前。総合商社の部長職にあった山崎鉄郎が町長になり、再建を目指す。高齢者の介護の問題、地方の過疎化で点在する要介護者、リタイアした高齢者の住宅問題、そういった現代社会の課題解決の一つの方向性を示唆している。地方中核拠点構想にも通じる気がする。単なるアイデア提示ではなく想定される事象に対する解決策も提示している点は素晴らしい。こんな場所があるなら終の住処としていいね。
が「ナイス!」と言っています。
となりのトウシロウ
夏目刑事シリーズ第二弾。前作とは違って長編でじっくり読ませる内容。出だしは複数のストーリーラインで展開され、しかも夏目がちょこっとしか登場せず、この先はどうなるんだろうと引き込まれる。今作では、自分自身に相当な自信を持っていて危なっかしいぐらいに強引に事を進めていく、夏目とは対照的なキャラの志藤検事が登場。志藤と夏目それぞれが別々の事件を追っていてやがてそれが一つに収斂する。前作を大幅にスケールアップした謎解きが面白く、それでいて登場人物の心情に絆される。「道は一つではない」という言葉に救われてほしい。
が「ナイス!」と言っています。
となりのトウシロウ
2024年下半期直木賞候補作品であって、読書メーター OF THE YEAR 2025-2026ノミネート作品。なんだけど、あまり期待せず読み始めました。良い意味で裏切られました!これは面白い!!仏教会最大宗派・燈念寺派。その末寺の住職の息子・志方凌玄が腐敗した燈念寺派を正すために手を組んだのが暗躍するフィクサーや極道。僧侶とは思えない倫理と道徳観には驚くと共に痛快。凌玄が求めるものが金でもなく単なる権力でもなく、仏の悟りを得るための「悟入」だという得体の知れなさに狂気を感じた。作者の熱量を感じる作品。
が「ナイス!」と言っています。
となりのトウシロウ
東京の下町にある日比野豆腐店。店主だった清道が50歳の若さでコロナで亡くなり、以降、清道の母・初、清道の嫁・咲子が店を支える。清道の高校生の長男・令哉もたまに店番で手伝う。そんな日比野豆腐店の家族それぞれの視点で描かれる。合間に、そんな家族を見守る飼い猫の福目線が混じる。安価なスーパーの豆腐に押され厳しい経営を強いられる個人経営の豆腐屋。でも食べたらわかる、美味しいやつ。大豆の旨味が凝縮した豆腐は間違いなく美味い!!スーパーではなくそんな豆腐屋の豆腐を買いにくる常連さんに囲まれて日比野豆腐店は続いていく。
が「ナイス!」と言っています。
となりのトウシロウ
高級住宅街で発生した火災現場から、都議会議員と元女優の夫婦の遺体が見つかった。捜査が進むうちに無理心中を偽装した他殺と判明。警視庁捜査一課の五代刑事と所轄の生活安全課山尾警部補の二人が事件の真相を追うというストーリー。犯人からの脅迫が来たり、相棒の山尾の怪しげな言動など、様々な展開を見せる。やがて犯人が自供するが・・・。緻密に練られたプロット。巧みに散りばめられた伏線。隠された意外な真相。謎解きでは読者が置いてけぼりにならず綺麗に着地させている。本格ミステリーの王道。
が「ナイス!」と言っています。
となりのトウシロウ
頬白高校一年、射守矢真兎。誰もが知る遊びに独自のルールを加えた頭脳ゲームに挑む。知能と策謀を張り巡らせて行われるこのゲーム。ポイントはルールに反しない限り何をやってもよいということ。くぅ〜そうきたかぁ!!と斜め方向からの手に唸ってしまった。最後の戦いはお互いの騙し合い。ホンマに何でもありやん!!と思ってしまいました。しかし、よくこんな話を考えるなぁ。
が「ナイス!」と言っています。
となりのトウシロウ
経営危機に陥った電機メーカー・コクデン。販売不振に喘ぐ軽自動車メーカー・イナズミ。日本トップで世界屈指の自動車メーカー・タカバ。それぞれの企業が窮地を挽回すべく次世代EVの市場に戦略変更する。会社全体最適に目が向かない大企業病の組織の壁。旧態依然とした組織文化で目先の利益のみを見る老経営陣。既存事業のエコシステム破壊を恐れるイノベーションのジレンマ。そんな組織としての大きな課題や難問を打破して奮闘する熱い男たちの姿が描かれている。新しい事に挑戦しない企業に未来はない。
が「ナイス!」と言っています。
となりのトウシロウ
東池袋署の刑事・夏目信人は10年前に少年鑑別所の法務技官から警察に転職した異色の経歴を持つ。1年前に刑事になったばかりの新任刑事。人を包み込む優しいまなざしはとても刑事には見えない。そんな夏目が活躍する7編からなる連作短編。全てのお話は夏目以外の人物視点で展開され夏目は第三者として描かれている。それぞれの話で事件が起こり夏目の洞察力でちょっとした違和感から真相を導いていく。色んな過去を持つ登場人部達。夏目もその内の一人である。突然犯行に巻き込まれ幸せな時間を奪われる理不尽さに立ち向かう夏目が格好いい。
となりのトウシロウ
2025/11/14 22:05

夏目刑事シリーズになってるとは知りませんでした。偶然シリーズ第一巻から読めて良かったぁ

が「ナイス!」と言っています。
となりのトウシロウ
新聞の校閲を仕事にするアザミ。仕事を淡々とこなす中で、ネットニュースのランキングとそのコメント欄に目を走らせる。その中のK-POPアイドルグループだったミカエル楓の記事が目に止まりその記事を追うようになる。バッシングコメントの嵐にのめり込むようになり・・・。何と言うか、膿んだ感情の渦に飲み込まれていくような感じがして、アザミに共感できない。かなり疲れる読書だった。
が「ナイス!」と言っています。
となりのトウシロウ
明治11年6月6日。東京にたどり着いた9人の蟲毒第二幕が開く。午後11時50分から午前0時、上野寛永寺黒門を目指せ。9人それぞれがバラバラに東京各地に連れて行かれる。東京府中に豊国新聞が顔写真付で凶悪9人に懸賞が掛けられた事を報じる。町中の人が9人を探す。警察が9人を追う。9人は逃げるばかりでは無い。9人の中には幻刀斎に天明刀弥がいるから当然。イクサガミシリーズの最終巻らしく、息もつかせぬ中で、蟲毒の真の目的も明らかになる。最終章があることで、このシリーズの余韻に浸ることもできた。全体を通して面白い!
となりのトウシロウ
2025/11/09 16:35

自分もそうですが、読んでいて推しキャラが、読み手それぞれにあって、そのキャラのラストが思い描いたのとは違うっていう方々も多くいらっしゃる。逆に言うと、それだけ推せるキャラの造形が素晴らしいということかと思います。

パトラッシュ
2025/11/09 21:57

ジャストnice400! ありがとうございます。

が「ナイス!」と言っています。
となりのトウシロウ
今まで読んだ寺地はるなとは全く異なる作風。人気作家の匙小路ルイが突然姿を消した同期の小説家・谷川治とその妻・愛里須の二人を探すというお話。最初のエピソードが終わった後に、本書タイトルが記された扉ページが入っていて、治が書いた話が作中作として途中途中に入ってきて、現実と想像世界が曖昧になる。谷川夫婦を知る人達の語りで展開していくが、噂には尾鰭がついていて・・・。作家という職業の苦悩や葛藤なども描かれています。愛里須のレシピはユーモラスで面白かったです。でも、全体的にはもうひとつでした。
が「ナイス!」と言っています。
となりのトウシロウ
息もつかせぬスリリングな展開で本当に面白かったです。修司と相馬・鑓水が大きな賭けに出た。それが吉と出るか凶と出るか。巨悪に立ち向かう正義感と途方もない無謀さ。悪をくじくだけでなくどうやって真相を明るみにするのか。この結末はどう成るのかが読めず・・・。普通の小説なら悪を倒してめでたしめでたしなんだろうが、太田愛は一味違う展開を用意していました。満足できるエンタメ小説です。
が「ナイス!」と言っています。
となりのトウシロウ
繁藤修司、建設作業員18歳。過去傷害事件を起こし高校中退。先日知り合った亜蓮から「会いたい」というメールが来て、指定された待ち合わせ場所に来ていた。そこで起こった通り魔殺人。修司も襲われた。その場に居合わせた4人が死亡、修司だけが助かった。収容された病院で「あと十日。十日、生き延びれば助かる。生き延びてくれ。君が最後の一人なんだ」とフレームレスの男から告げられる。修司がなぜ襲われたのか?最後の一人とは?刑事の相馬、元TVマンの鑓水が加わり、事件の真相を探るが、見えてきたのは巨大な影だった。面白い!!
が「ナイス!」と言っています。
となりのトウシロウ
カナダ出張帰りのトラック事故で頸髄を損傷し、肩から下が動かない四肢麻痺になった33歳のひまり。リハビリから社会復帰を目指す姿が描かれている。物語の前半は、辛いリハビリの様が。突然、人生のどん底に突き落とされたひまりがそれでも必死に這い上がろうとする姿が胸を打つ。ひまりの感情の起伏を丁寧に表現されていて知らず知らずひまりに感情移入する。後半では弁護士を目指すひまりという重度障害者に次々と現れる試練。それを一歩一歩乗り越えていく姿に恐れ入る。実在の弁護士をモチーフにした感動作品。お勧めです。
が「ナイス!」と言っています。

ユーザーデータ

読書データ

プロフィール

登録日
2014/05/03(4242日経過)
記録初日
2014/03/08(4298日経過)
読んだ本
870冊(1日平均0.20冊)
読んだページ
322426ページ(1日平均75ページ)
感想・レビュー
866件(投稿率99.5%)
本棚
7棚
性別
職業
IT関係
現住所
奈良県
自己紹介

図書館派です。

なので人気作家の新刊本を手にするのが遅くなるのが難点です。
とは言え、予約で待つのもまた楽し!

マイペースでゆっくりと本の世界に浸っているのが大好きです。

読書メーターの
読書管理アプリ
日々の読書量を簡単に記録・管理できるアプリ版読書メーターです。
新たな本との出会いや読書仲間とのつながりが、読書をもっと楽しくします。
App StoreからダウンロードGogle Playで手に入れよう