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2025年2月の読書メーターまとめ

となりのトウシロウ
読んだ本
7
読んだページ
2246ページ
感想・レビュー
7
ナイス
1234ナイス

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2025年2月に読んだ本
7

2025年2月のお気に入り登録
2

  • ちち123
  • たいっちゃん

2025年2月のお気に入られ登録
4

  • 備忘録
  • ちそちそ
  • K
  • たいっちゃん

2025年2月にナイスが最も多かった感想・レビュー

となりのトウシロウ
家族葬専門の葬儀社「芥子実庵」が舞台。女性スタッフの佐久間真奈、花祭壇を作る仕事をしているシングルマザーの千和子、芥子実庵の新入社員・須田、元恋人の葬儀に訪れる良子、各章で語り手を変えて物語は進む。大切な人の死をきっかけに自らの内面に向き合い、過去の選択の意味や未来の自分に向けて最も大事にしたい価値観などを見つめ直す。第4章「あなたのための椅子」、夫達の理不尽な仕打ちに怒り、過去の良子の真の気持ちに向き合う場面など、感情の振幅が最も大きく心を揺さぶられ、ジンときます。本書は心の奥深くを大きく波立たせます。
が「ナイス!」と言っています。

2025年2月にナイスが最も多かったつぶやき

となりのトウシロウ

あ〜、もう1月が終わったのか。無茶苦茶速い!! /2025年1月の読書メーター 読んだ本の数:7冊 読んだページ数:2376ページ ナイス数:1765ナイス ★先月に読んだ本一覧はこちら→ https://bookmeter.com/users/458051/summary/monthly/2025/1

が「ナイス!」と言っています。

2025年2月の感想・レビュー一覧
7

となりのトウシロウ
久しぶりの芹沢央作品。五作の短編集。受注の数を間違えて納品してしまった営業マンのお話「目撃者はいなかった」、子役として売り出し中の孫娘とそのサポート役の祖母に娘との確執があって「ありがとう、ばあば」、画家の苦悩を間近に見てきた画廊に勤めながら家政婦の仕事をする私の回想「絵の中の男」、自分の娘への虐待を抑えきれなくなる「姉のように」、恋人と一緒に祖母の遺骨を持って母の郷里へ「許されようとは思いません」。短編ながら、どのお話も緊迫感に満ち、意外性に富んだ秀逸な作品ばかりでラストまで楽しめます。
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となりのトウシロウ
夫の浮気により、十歳になる息子・涼介を連れて父がいる故郷の北丹後に戻ってきた奈緒。地元の海生病院で看護師として働く。医療過疎地域で奮闘する三上は海生病院の常勤医師として、半島最北の医師がいなくなった診療所の代理医師として在宅医療に従事していた。命が尽きる日をゴールとしてそこまで精一杯生きる人達の意志を尊重する三上の姿が胸を打つ。「人は一生に一度しか死ねない、たった一度だけの死だから自分にも周りの人にも悔いのないようにしたい。」死に様はその人の生き様を写す。涙無くして読めない感涙小説。
となりのトウシロウ
2025/02/16 16:15

『きのうのオレンジ』以来の藤岡さん。現役看護師だとは知りませんでした。そして巻末にあった「三上」のモデルの石野先生とのインタビュー。医療過疎地域で奮闘されている姿に頭が下がります。

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となりのトウシロウ
家族葬専門の葬儀社「芥子実庵」が舞台。女性スタッフの佐久間真奈、花祭壇を作る仕事をしているシングルマザーの千和子、芥子実庵の新入社員・須田、元恋人の葬儀に訪れる良子、各章で語り手を変えて物語は進む。大切な人の死をきっかけに自らの内面に向き合い、過去の選択の意味や未来の自分に向けて最も大事にしたい価値観などを見つめ直す。第4章「あなたのための椅子」、夫達の理不尽な仕打ちに怒り、過去の良子の真の気持ちに向き合う場面など、感情の振幅が最も大きく心を揺さぶられ、ジンときます。本書は心の奥深くを大きく波立たせます。
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となりのトウシロウ
事故で障がいを負った祥司は人と深く関わろうとしない。自分のことを「壊れた入れ物」と自虐的に言うことが辛い。そして性的なトラウマを抱えた千尋、豚に似てると言われて体型のことを極度に気になり学校に通えなくなった絵美、言葉を発する事が出来ない清正、祥司の同僚・崎田など、それぞれが抱える悩みは深い。それぞれの繋がりが温かくジンとくる。文具店の孝志朗がいいよね。
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となりのトウシロウ
久しぶりにこのシリーズを手に取る。松蔵の語りが昭和の時代に入る。第1話では、寅兄ィが面倒を見ていた戦争未亡人の子供に召集令状がきたことに憤慨した松蔵が振袖おこんと書生常と企てた事は・・・。松蔵の二つ名「天切り松」の逸話も語られる。関東大震災を経て復興した東京銀座をモボ、モガが闊歩する中、大陸では満洲建国前夜、大儀なき戦争を仕掛けていたそんな時代が随所に描かれる中で、自分のためではなく他人の為に為すべき事を為す人情味溢れる目細の安吉親分一家の活躍がとにかくカッコいい。
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となりのトウシロウ
読み友さんのお勧め本。貧困家庭で親からの虐待を受けている中二の沙耶。渡辺を名乗る児童相談所員に誘拐・監禁される。しかし、沙耶にとっては普段の生活から大きくかけ離れた暖かく幸せな時間だった。誘拐されて監禁されているのにそっちの方が幸せってどんだけ辛い生活を送ってたのかと心が痛む。しかし、渡辺は何者で、真の目的なのか全く分からず。とにかく沙耶にとって幸せな時間が長く続くように祈りながら読み進める。やがてエピローグで提示される真実を知った時、心の底からの感動で思わず涙が溢れる。感涙必至の作品、お勧めです。
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となりのトウシロウ
刺繍が好きで趣味は手芸という男子高校生・清澄。母、祖母、姉、家を出た父の雇い主、清澄とその家族視点で語られる連作集。女らしく、男のくせに、母親の愛とは・・・。世間的に言われる性別などによる普通の定義や価値観の押し付けに抗う事は大変なのだが、こんな考え本当はおかしいと縛られずに自由に生きようとする登場人物達。流れる水は清らかの清らかとは汚れたことがないという意味ではなく、淀まず進み続けるものを清らかと呼ぶ。世間に惑わされるのではなく自分の信じる道を進み続ける人の背中を力強く押してくれる作品。
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ユーザーデータ

読書データ

プロフィール

登録日
2014/05/03(4004日経過)
記録初日
2014/03/08(4060日経過)
読んだ本
782冊(1日平均0.19冊)
読んだページ
289571ページ(1日平均71ページ)
感想・レビュー
778件(投稿率99.5%)
本棚
7棚
性別
職業
IT関係
現住所
奈良県
自己紹介

図書館派です。

なので人気作家の新刊本を手にするのが遅くなるのが難点です。
とは言え、予約で待つのもまた楽し!

マイペースでゆっくりと本の世界に浸っているのが大好きです。

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