2022年5月の読書メーター 読んだ本の数:4冊 読んだページ数:1635ページ ナイス数:67ナイス ★先月に読んだ本一覧はこちら→ https://bookmeter.com/users/466409/summary/monthly/2022/5
このインタビューでの作者森達也氏の言葉。<僕はそもそも明確な反天皇主義者でもないし、もちろん天皇制護持を主張するつもりもない。ただ、天皇制がシンボライズする国の民意形成のあり方の歪さ、見えているのに目をそむけている不自然さ、戦争責任も含めて多くの大切な要素が曖昧なままに時代が変わってゆく。こうした状況の中心に天皇制が存在していることだけは間違いないと思う。>
(続き)<しかも最近は、こうした曖昧な歴史観が、保守の視点に回収される傾向が強くなっている。慰安婦問題や南京虐殺、震災時の朝鮮人虐殺もそうですね。憲法第1条は、天皇を「日本国の象徴であり日本国民統合の象徴」であるとしたうえで、天皇の地位の根拠として、「主権の存する日本国民の総意に基く」と明記しています。でもその総意はどこにあるのか。総意どころか議論すらできない雰囲気がある。>
雑多な読書をしています。年間100冊読破を目指すも、なかなか。とくに好きな作家と作品は、池澤夏樹(静かな大地)、船戸与一(蝦夷地別件)、宮部みゆき(時代小説群)、五木寛之(初期の小説群、エッセイ)など。民俗学、社会学の本もよく読みます。南方熊楠、塩見鮮一郎、赤坂憲雄、内田樹など。エンタメノンフと呼ばれるジャンルも好き。なかでも高野秀行、角幡唯介。関野吉晴、長倉洋海なども好きな書き手です。最近は桐野夏生の小説に嵌っています。
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