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2023年12月の読書メーターまとめ

やまおじさん
読んだ本
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読んだページ
4168ページ
感想・レビュー
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2023年12月に読んだ本
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2023年12月のお気に入り登録
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  • sa10b52

2023年12月のお気に入られ登録
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  • 轟直人

2023年12月にナイスが最も多かった感想・レビュー

やまおじさん
2024年1月、趙博(パギやん)の一人芝居(声体文藝館)で、この小説を原作として演じる予定。その予習の意味で、図書館から借りて読んでみた。事前知識として、ハンセン病がこの小説の内容にからんでいると知り、がぜん興味がわいた。上巻397ページをいっきに読了。松本清張の作品には馴染みがなかったが、さすがに物語の展開が上手い。犯人捜しというよりも、犯罪の背景を追う展開に、下巻425ページ(本文)を読むのが楽しみだ。余談だが、私の好きな現代作家の桐野夏生さんが清張ファンらしい。
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2023年12月にナイスが最も多かったつぶやき

やまおじさん

2023年11月の読書メーター 読んだ本の数:4冊 読んだページ数:968ページ ナイス数:82ナイス ★先月に読んだ本一覧はこちら→ https://bookmeter.com/users/466409/summary/monthly/2023/11

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2023年12月の感想・レビュー一覧
13

やまおじさん
図書館本を三日間で読み切った。松本清張作品をまともに読んだことがなかったのだが、さすがだ。この小説は1961年刊行。当時の国鉄の列車事情は私にも馴染み深いものがあり、懐かしい。この長編を読んでみようと思ったきっかけは、上巻の感想に書いた。来年1月に観る予定のパギやん(趙博さん)の一人芝居は、たぶん映画化された内容に基づくものだろう。映画(1974年・松竹・野村芳太郎監督)も未見だが、DVDかネットで観てみたくなった。松本清張の他の代表作も、今さらだが、読んでみようかと思う。
轟直人
2023/12/30 20:12

初めまして。本格ミステリーマニアの轟直人です。本書が何度も映像化される注目作になったのはひとえに1974年の映画の脚色が傑出していたからです。その後の映像化も全て映画の脚色に倣っています。一人芝居はどうか知りませんが映画は地味で淡白なB級C級社会派ミステリーを派手で濃厚な感動超大作にアレンジしています。要約とオリジナルの名手橋本忍の脚色で小説を読んでから観る観客へのサプライズ連続の脚色になっています。一見の価値ありですよ!!!

やまおじさん
2024/01/01 08:46

原作を読んだ後で、野村芳太郎監督の映画をネットで観ました。原作のややこしい筋書きから大きく離れて、わかりやすく、迫ってくるものがありました。

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やまおじさん
2024年1月、趙博(パギやん)の一人芝居(声体文藝館)で、この小説を原作として演じる予定。その予習の意味で、図書館から借りて読んでみた。事前知識として、ハンセン病がこの小説の内容にからんでいると知り、がぜん興味がわいた。上巻397ページをいっきに読了。松本清張の作品には馴染みがなかったが、さすがに物語の展開が上手い。犯人捜しというよりも、犯罪の背景を追う展開に、下巻425ページ(本文)を読むのが楽しみだ。余談だが、私の好きな現代作家の桐野夏生さんが清張ファンらしい。
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やまおじさん
ネタバレ毎日新聞書評(2023/12/2)で池澤夏樹氏が絶賛しているのをみて、図書館本を読んでみた。スペイン、ポルトガルといったヨーロッパ列強からみた「大発見時代」を、”発見された”側からの「大航海時代」と呼び変えたのは、日本の増田義郎(当時、東大助教授)らだったことを知る(本書終章)。マゼラン船団の「世界一周」も、マゼランがフィリピンで客死した後、船長エルカーノが率いる少数の生き残りだった。欧米では今もって「大発見時代」が使われている、そんな風潮に異議を唱える筆者ならではの、目から鱗の知見が得られる良書。
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やまおじさん
ネタバレついにテムジンがチンギス・カンを名乗る。モンゴル族の長たちが集まる大会議で正式に”カン”と認められるのだ。テムジンの敵だったメルクト族のトクトアが、タイチウト氏の長だったタルグダイとその妻ラシャーンを匿い、さらにジャンダラン氏の長ジャムカの息子マルガーシも匿うことになる。このあたりのつながりを見せる展開が憎い。梁山泊の残党だった宣凱が死に、息子の宣弘とテムジンとの繋がりが濃厚に。大水滸伝「岳飛伝」で描かれた世界との連続が明かされてきた。そして、巻末、とうとうジャムカとの決着が…。この巻末部分、感動的だ。
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やまおじさん
ネタバレ全17巻の折り返し。ケレイト王国の主トオリル・カンと息子のセングムがテムジン軍へ反逆を企てるも失敗。逆に討ち取られて、テムジンの支配領土が拡がる。敗軍の将ジャムカ、領土を失って彷徨うタルグダイとラシャーンの行方が興味をそそる。梁山泊残党の子孫・候春も登場して、いよいよ物語のスケールが広がってきた。残り9巻が楽しみだ。
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やまおじさん
図書館本。北海道から沖縄まで、日本全国の「ふしぎ」を「探検」する児童向け図鑑シリーズ全3巻の2巻目。1巻目:自然・風景。3巻目:動物・植物。この2巻目では、遺跡・建造物が集められている。江戸東京博物館の建築史家・米山勇さん監修と知って借りてみた。米山さんは、これまで一般向けの講座を何度も開催していて、おもに建築物に関するマニアックな話を興味深く聴講してきた。この本では、建築に限らず、建造物や遺跡が網羅されていて、興味深い。実際に訪ねてみたいものが多数あった。
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やまおじさん
前作に続き、2005年から2015年までの中東・アフリカ・アラブ世界でのさまざまな動きが、わかりやすく書かれている。「アラブの春」がチュニジアに始まり、エジプト、リビア、シリアへと広がっていった様子や、ISが生まれた背景など、勉強になった。そして、パレスチナでは、2006年から2014年にかけてのイスラエルとパレスチナとの争いが、今年になってまた、激しさを増している。著者は漫画家のようだが、掲載されている漫画は挿絵的なもので、歴史的なポイントはしっかり押さえられていると思う。
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やまおじさん
2005年1月刊行。2001年の9.11までのパレスチナをめぐる中東の複雑な状況が、わかりやすく書かれている。歴史のおさらい、再確認、深掘りができたと思う。続編(2015年8月刊行)では、直近のパレスチナ、アラブの状況が書かれているようなので、続けて読んでみたい。
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やまおじさん
ネタバレテムジン軍が負けるはずはないのだが、苦しい戦に勝利して、モンゴル族の領地をすべて手に入れる。それにしても、大水滸伝と同様に、大規模な戦闘シーンの騎馬隊の動きは、なかなかイメージできない。テムジンがやろうとしていることが、いよいよ梁山泊に重なってきた。全17巻の折り返し点が次巻かぁ。好漢ジャムカの末路が気になる。この先、どこかで登場するのだろうか。
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やまおじさん
テムジンが統べる領域が戦によって拡大。その領域内部も充実し、交易にも手を出して、これはまるで梁山泊の再現のよう。周辺国、部族との軋轢が強まり、風雲急を告げる。次巻の展開に期待が高まる。
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やまおじさん
ネタバレついに、梁山泊との繋がりが明かされた。うすうす感じていた玄翁の正体。楊令から胡土児へと受け継がれた吹毛剣。それが、なんとテムジンの手に。思えば、第2巻にその伏線はあった。年老いた宣凱が、それでも生きていたとは! 史実にとらわれず、自由に構想を膨らませる北方謙三ならではの仕掛けだ。これぞ小説(物語)の醍醐味。「大水滸伝」三部作を読んでおいて、よかった。それにしても、まだ5巻目。残り12巻の展開に期待が高まる。
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やまおじさん
凄惨な戦いがあった。あっと驚く戦法がとられる、北方謙三らしい戦闘シーンだった。山中に鉄を作り出す拠点が作られるあたりは「岳飛伝」の南方の拠点を思い起こさせる。「狗眼」と呼ばれる隠密を生業とする一族が登場。「大水滸伝」の世界と似てきて、ますます面白くなってきた。だんだん読むペースが速くなってくる(笑)。
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やまおじさん
物語の舞台が大きく広がり、モンゴル族とその周辺から西域、さらに遠い南の地までのつながりが明かされてくる予感。たとえば、岳飛伝に登場する甘藷糖。なによりも「玄翁」という謎の人物が気になる。いずれ正体が明かされるのだろうが。狩りのシーン、戦闘シーン、食い物の話が、じつに生き生きしていて、これぞ北方ワールドという感じ。この巻は、ほぼ一日で一気に読んだ。
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ユーザーデータ

読書データ

プロフィール

登録日
2014/05/29(3861日経過)
記録初日
2009/03/26(5751日経過)
読んだ本
999冊(1日平均0.17冊)
読んだページ
288788ページ(1日平均50ページ)
感想・レビュー
667件(投稿率66.8%)
本棚
20棚
性別
現住所
東京都
URL/ブログ
https://www.facebook.com/iriyamah
自己紹介

雑多な読書をしています。年間100冊読破を目指すも、なかなか。とくに好きな作家と作品は、池澤夏樹(静かな大地)、船戸与一(蝦夷地別件)、宮部みゆき(時代小説群)、五木寛之(初期の小説群、エッセイ)など。民俗学、社会学の本もよく読みます。南方熊楠、塩見鮮一郎、赤坂憲雄、内田樹など。エンタメノンフと呼ばれるジャンルも好き。なかでも高野秀行、角幡唯介。関野吉晴、長倉洋海なども好きな書き手です。最近は桐野夏生の小説に嵌っています。

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