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2024年11月の読書メーターまとめ

syota
読んだ本
5
読んだページ
1721ページ
感想・レビュー
5
ナイス
276ナイス

2024年11月に読んだ本
5

2024年11月のお気に入られ登録
1

  • kokada_jnet

2024年11月にナイスが最も多かった感想・レビュー

syota
読メからもらったコインで購入した電子本を、新幹線の車内で読了した。古書店+安楽椅子探偵という、本好きにはたまらない設定の連作短編集。適度な長さと軽いタッチの語りが、旅のお供に最適だった。古書に関する蘊蓄も興味深かったし、ホームズばりの名推理を披露する店主栞子さんとアルバイトの大輔との、付かず離れずの微妙な関係も物語に彩りを添えている。本格推理ものというより、推理小説仕立ての青春小説という印象を受けた。次巻も折を見て読んでみたい。
Shintaro
2024/11/22 21:33

このシリーズ、だんだん良くなりますよ。表紙がラノベで損してますが…

syota
2024/11/23 17:30

Shintaroさん、コメントありがとうございます。だんだん良くなりますか!それは嬉しい。次巻も買ってあるので、早めに読みたいと思います。

が「ナイス!」と言っています。

2024年11月の感想・レビュー一覧
5

syota
第1巻に続き安定の面白さ。前巻では青春小説の香りも漂っていたが、今回は推理が前面に出ている。胸がすくような推理の切れ味は、シャーロック・ホームズばりだ。変人の探偵と常識人の協力者兼記録者という組み合わせも共通している。そういえば前巻の最後、病院の屋上で栞子さんと☓☓が対決した場面も、スイス山中の断崖でのホームズとモリアティ教授の対決を思わせるものがあった。→
syota
2024/11/29 22:50

→ホームズの推理について言われる「蓋然性はあるが必然性がない」という批判はこちらにも当てはまりそうだが、どちらのファンにとっても(私を含む)、そんな理詰めの議論は余計なお世話というものだろう(笑。このシリーズが今後もこの路線で進むのかは分からないが、当面追いかけてみるつもりだ。

が「ナイス!」と言っています。
syota
実際におきた殺人事件を丹念に調査して書かれた作品。既読の『百年の孤独』『コレラの時代の愛』のようなマジック・リアリズムではなく、ルポルタージュのようにひたすら事実の掘り起こしに徹しているのが特徴だ。事件直前、直後、以前、以後と次々に時間軸を変化させてストーリーに奥行きを持たせ、最後に殺害の様子を微細に再現する構成も見事。様々な関係者の話の積み重ねから、だれも直接には語っていない「真相」=町中が知っていたのになぜ防げなかったのか、がおぼろげに浮かび上がってくる。短いが、濃密で緊張感あふれる傑作だと思う。
が「ナイス!」と言っています。
syota
舞台は南北戦争末期の米国ノースカロライナとバージニア。父に死なれ山間の農場に一人残された街育ちのエイダと、彼女に惚れて、故郷へ帰ろうと脱走する南軍負傷兵インマンの物語だ。アパラチア山脈の美しい自然の中で、慣れない農作業に取り組み次第に成長するエイダ。逃亡を続けながら、戦時中という特殊な状況下での人間のむき出しの本性や、虐げられた人々の姿に触れ、戦争への疑問を抱いていくインマン。男と女の話でありながら、北米大陸の雄大な自然や開拓農民の暮らし、人の心の醜さと美しさといった様々なことを感じさせてくれる秀作だ。
syota
2024/11/25 17:34

【第114回ガーディアン必読小説1000冊チャレンジ】参加。1997年度全米図書賞受賞作品。[G1000]

が「ナイス!」と言っています。
syota
読メからもらったコインで購入した電子本を、新幹線の車内で読了した。古書店+安楽椅子探偵という、本好きにはたまらない設定の連作短編集。適度な長さと軽いタッチの語りが、旅のお供に最適だった。古書に関する蘊蓄も興味深かったし、ホームズばりの名推理を披露する店主栞子さんとアルバイトの大輔との、付かず離れずの微妙な関係も物語に彩りを添えている。本格推理ものというより、推理小説仕立ての青春小説という印象を受けた。次巻も折を見て読んでみたい。
Shintaro
2024/11/22 21:33

このシリーズ、だんだん良くなりますよ。表紙がラノベで損してますが…

syota
2024/11/23 17:30

Shintaroさん、コメントありがとうございます。だんだん良くなりますか!それは嬉しい。次巻も買ってあるので、早めに読みたいと思います。

が「ナイス!」と言っています。
syota
湖畔の小さな牧場を買い取って、都会から移り住んだ夫婦の日常が描かれている。アイルランドを代表する作家の自伝的作品とのことだ。牛の出産、蜂の襲来、牧草の刈り取り、牛の競りなどの日々の出来事。素朴だが一癖ある隣人たちとの交流。繊細な筆致で描かれる四季折々の自然。そして時折垣間見える悲惨な歴史の傷跡。登場人物の造形も見事で、アイルランドの田舎暮らしの息吹がありありと伝わってくる。地味ながら味わい深い作品だ。藤村の『千曲川のスケッチ』をお好きな方なら、きっと気に入っていただけると思う。
が「ナイス!」と言っています。

ユーザーデータ

読書データ

プロフィール

登録日
2014/06/07(3848日経過)
記録初日
2013/01/02(4369日経過)
読んだ本
1055冊(1日平均0.24冊)
読んだページ
343715ページ(1日平均78ページ)
感想・レビュー
1018件(投稿率96.5%)
本棚
32棚
性別
血液型
A型
自己紹介

典型的なA型人間です^^;

長年気分転換に軽い本を読む程度でしたが、
あるとき図書館に「軽い本」を借りに行き、
ついでに何気なくほかの棚も眺めていると、
イプセンやストリンドベリといった
名のみ知っている作家の本が目に入りました。

その瞬間
「人生は短い、
この本を読めばあの本は読めないのだ」
という以前目にした言葉が脳裏に浮かび、

「自分は何をしているのだろう、
読むべき本はほかにあるのではないか」
という思いにとらわれ、考え込んでしまいました。

それ以後は、極力
読み応えのある作品を選ぶよう心がけています。

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