ネタバレ補導委託という制度で、少年を預かることになった父と息子。実は息子は今まで父の軽薄とも思える態度が嫌い。預かる少年の方の問題は親の価値観の押し付け。双方の親子の在り方が対称的で、どちらかに偏り過ぎるのが、双方の親子の溝となったような気がした。春斗くんが更正の道を歩み出せたのは、息子に薄情に思われていた親方の実はあたたかい優しさのおかげ。それに息子 悟が気付くことができ、父子の新しい関係が作っていけそうなラストに良かったなぁ、との思いです。

ネタバレ補導委託という制度で、少年を預かることになった父と息子。実は息子は今まで父の軽薄とも思える態度が嫌い。預かる少年の方の問題は親の価値観の押し付け。双方の親子の在り方が対称的で、どちらかに偏り過ぎるのが、双方の親子の溝となったような気がした。春斗くんが更正の道を歩み出せたのは、息子に薄情に思われていた親方の実はあたたかい優しさのおかげ。それに息子 悟が気付くことができ、父子の新しい関係が作っていけそうなラストに良かったなぁ、との思いです。

ネタバレ「団地のふたり」のあとにこちらを。同じようにふたりが主人公でも真逆の読み心地です。悲しい過去の籠の中にとらわれている従兄弟同士が、本当に切ない。どうにか未来への希望の光を見つけて生きて欲しい。そう願い読み進めました。彼らに関わる人達が良い人で良かった。二人共に現実を受け入れ前を見ようとし、周囲の人達の助けでその光が見えてきて 安心して本を閉じました。

ネタバレ受験戦争の大変さは韓国でも同じようです。成績第一の高校に入学してプレッシャーを感じ、高校生活を模索しているジュノたちは、成績至上主義の被害者かも。明るく自分の思いを伝えるユビンに出会い少しずつ自分の進む道を見つけて行く姿にホッとしました。ユビンちゃん、素敵な女の子ですね。とても良い青春小説です。