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2023年8月の読書メーターまとめ

八岐
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感想・レビュー
24
ナイス
291ナイス

2023年8月に読んだ本
38

2023年8月のお気に入られ登録
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  • Yotsubacy
  • 赤青黄色

2023年8月にナイスが最も多かった感想・レビュー

八岐
ネタバレ★★★★ 衝動とか本能のままでしかないようで、久留里は意外なほど思慮深く動いている。真実が兄を壊してしまう事を恐れ、安易に気持ちをぶつける危険性も鑑みて慎重に吟味を重ねている。その時間が、自分の兄に対する気持ちが実際どういうものなのかをじっくりと解析し形にする時間にもなっていた。この巻の久留里は終始理知的だったと言える。ストレスでぶっ壊れた瞬間もあったが、自分の恋と家族に常に真剣で真摯だった。兄光雪が勝てる要素がどこにあったろうか。ただここで終わってしまうのはやはりもどかしさ残ってしまう。
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2023年8月にナイスが最も多かったつぶやき

八岐

2023年7月の読書メーター 読んだ本の数:27冊 読んだページ数:7874ページ ナイス数:230ナイス ★先月に読んだ本一覧はこちら→ https://bookmeter.com/users/4751/summary/monthly/2023/7

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2023年8月の感想・レビュー一覧
24

八岐
ネタバレ★★★★ 1巻が推理バトルが屁理屈と相手の論理を論破出来れば勝ちという形式だったのに対して、今回は実際に殺人事件が起こった事で真実と犯人を解き明かすという方向性へと舵を切っていて、クライマックスの謎解きパートの盛り上がりは大変素晴らしかった。犯人については敢えて捻らずその背景から掘り下げていくのかと思ってたので、自分も作中の人たちと同じく「は?」となってしまいましたがな。これは前回で探偵への憧れを取り戻した未咲が自ら目指す探偵を掴む物語。その決意に見合う痛みと辛さを背負う回だ。
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八岐
ネタバレ★★★★ ファウスト一世一代の大演説。恐るべきは、中華に類する東方帝国を滅ぼした遊牧国家が僅か7年も経たずにこの西方世界に襲い来る、というファウストの激烈な危機感に何の根拠も無い所である。根拠は無いが確信はある。西方世界の人々が知らない遊牧国家の想像を絶する強大さを彼は前世の知識から知っていて、超人の超感覚が彼に訴えかける。世界は滅びる、と。でもその危機感をどれほど訴えても共有は出来ない。絶対的味方である女王や戦友達ですら、国家のあり方すら変えてしまう大転換政策を根拠もない感覚頼りの訴えに従って実行でき
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八岐
ネタバレ★★★★ 衝動とか本能のままでしかないようで、久留里は意外なほど思慮深く動いている。真実が兄を壊してしまう事を恐れ、安易に気持ちをぶつける危険性も鑑みて慎重に吟味を重ねている。その時間が、自分の兄に対する気持ちが実際どういうものなのかをじっくりと解析し形にする時間にもなっていた。この巻の久留里は終始理知的だったと言える。ストレスでぶっ壊れた瞬間もあったが、自分の恋と家族に常に真剣で真摯だった。兄光雪が勝てる要素がどこにあったろうか。ただここで終わってしまうのはやはりもどかしさ残ってしまう。
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八岐
ネタバレ★★★ 正直序盤は非常に読みにくく、世界観の説明も要点が掴めず理解しづらかった。マーリアもキャラが立ってくるのは学校に転校してきてからなんだが、そこまでが長かった。加えて主人公のナオトのキャラクターの芯となる部分がわからないままだったんですよね。マーリアと出会って変わったというけれど、何に感化されて変わったのか。元のナオトのキャラがぼんやりしてるので、前後の変化がちょっと良くわからんかった。先ず何よりこの物語って、結局トージョーの話なんですよねえ。
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八岐
ネタバレ★★★☆ タイトルの強烈さとは裏腹に、実際の所ドスケベ要素は一切ない。しかし最終目的からしてドスケベの冠は降ろしてはならなかったのが終盤にわかるんですね。主人公も普通の子であるが故に苦悩しているのかと思ったら、どんどんと怪しい気配を見せはじめ、こいつ人の心が無いんかい? と成ってくるわけだが終盤むしろ一番この主人公に背筋が凍る思いをさせられた。その理由も最後に明らかになるんですけどね。主人公もヒロインも人のフリをしようとする怪物であり、また人の心を取り戻していく愛の話でもあったんだなあ。
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八岐
ネタバレ★★★★ 浪漫武器の極北みたいなのを手に入れたな凶ちゃん。1巻ではそれほどでもなかった筋肉ダルマ的描写が増えてるなあ。その割に脳筋方向ではなく、指揮官属性の適性の高さを示すシラード戦なんですよね。戦闘知能の高さというべきか。これは原作知識云々よりも本人のセンスの賜物だろう。しかし登場人物全員個人戦闘という範疇とは思えない火力やスケールだなこれ。それだけに戦闘シーンが派手で実に面白い。それ以上に熱い凶ちゃんとそれを全力で応援する天真爛漫な恒星系ヒロインのコンビが頼もしいのなんの。愉快痛快だ。
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八岐
ネタバレ★★★☆ 現代和風伝奇モノ。甲田学人さんや綾里けいしさんの系統が想起させられる。思いの外撫子が真人間なんですよね。この境遇で人格が破綻していないのがむしろ異常なのかもしれませんが、嘘を嫌い誠実足らんとして獄門という鬼の血を背負い血塗られた道を歩みながらもどうしても人の道を踏み外せず、人の心を捨てられない不器用な生き様が、自分自身の人生そのものを胡乱に誤魔化して生きてきたアマナの魂を揺さぶってしまう。闇に生きるしかない女同士、唯一見出した灯火という関係が生まれていく様子が尊い物語でありました。
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八岐
ネタバレ★★★★ 明らかに見た目ヤバい状態になっているにも関わらず、何だかんだと付き合ってくれるアキラのこと、師匠あれで随分頼りにしてるよね。ヒロインみんな素直になれないタイプだけど、師匠がデレると強烈だなあ。てかあの場面は流されるべきだろう。雰囲気は大事よ? スクレとのあれなんて雰囲気最悪になっちゃったじゃないですか。というか、あれだけの事を仕出かしておいて、ちょっとぎこちなくなるくらいで済んでるのって、スクレの好感度すでに一線突破しちゃってるんじゃないだろうか。
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八岐
ネタバレ★★★☆ 【数字で救う! 弱小国家】の作者さんだけあってキャラが立ってて楽しい。特にエルフのミスティアは吃驚しても楽しくてもリアクションが大きくて「アハハハっ」って大口あけて笑うんですよ。多分、バンバン背中叩いてくる系。こうやって何でもウケてくれて笑いながらもっと見せて、食べさせて、あれもこれも一緒にやろう!って来られるとコッチ側も自然とテンション上がって楽しくなるんですよね。こういう子が居てくれてると話も盛り上がりますし、良い子ですわー。そしてもう一人の転生者がまた強烈な汚れ系ヒロインで、こっちはぐへへ
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八岐
ネタバレ★★★★ これまで原作に関わらないように。関わるにしても誰かの危機を助けるため、と受け身に徹していたレンがついに決心を固める。それからの見違えるような覚醒は、剛剣技と巡り合ったにしてもまさに花開いたかのようで、佇まいに風格や威風すら感じさせるようになった。また第三王子ラディウスとの邂逅は得難い親友との運命の出会いのようだった。あれ?本作のヒロインってラディウスだったっけ? 一方で遂にリシアとフィオナが顔を合わせ、お互い譲れぬ恋敵同士だと察すると同時に、同じ運命を見出した同志として心通じ合わせる様子が…尊い
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八岐
これはなー。英雄現役時代をみっちり体験したあとなら主人公とヒロインのクロエの新婚生活も、長い苦労の末の幸せな時間が訪れてよかったね、と感情移入も出来るんだけれど。 なんか全然見てても何も感じなかったんだよなあ。 思い出話をしながら仲睦まじく過ごす二人の結婚生活、描き方次第ではそれだけで十分面白くなるんだろうけれど、自分にはさっぱり波長が合わなかったみたいです。
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八岐
ネタバレ★★★☆ 凶一郎のイケメン主人公のパチもんのような、モブのヒャッハー系荒くれ者っぽいような微妙な造作が絶妙に良いですね。何だかんだと主人公になると顔が良くなってしまうのですが、見事な雑魚顔です! 苦労しそうな顔つきだけあって、簡単にチートとは行かずに自分が強くなる為にはそれこそ死ぬ寸前の努力が必要ということで、仲間にした裏ボス様に鞭で叩かれつつ筋肉は裏切らないとばかりにひたすら地道に頑張る姿は好感が持てました。一日96時間トレーニングとか笑うわ。あとヒロインの遥の強すぎ問題。いやどう考えてもこっちがチート
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八岐
ネタバレ★★★★☆ 七賢人として正体隠してシリルと偶然会ってしまった時のモニカの反応、他の人と全然違うじゃないですかー。うわー、シリル先輩相手にはそう思っちゃうんだ。しかし、あまりにバレそうなネタが一気に押し寄せてきて、モニカ殆どパニック状態なんですが、そんな中で父の死に関わるクロックフォード公爵に関する事の時だけはモニカの心がキュッと押し詰まるのは見ていて何か痛々しいものがある。フェリクスに対してももうどうしても疑念が挟まっちゃうのが悲しいなあ。
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八岐
ネタバレ★★★☆ 白の魔女の正体を隠したまま、周囲の勘違いを利用してユーフェのこと魔女の孫という風に広める事にしたのか。これなら街でデートしててもとやかく言われないわな。というわけで街の人達にも婚約者扱いされて、見事に外堀を埋められきったトーリ。ユーフェの無邪気な好意、嬉しいのにまだ上手く飲み込めなくて戸惑っているけれど、そろそろ応えてあげないとねえ。しかし、各地から名うてのトップクランが集まってきてギスギスしかけてたのに、最終的に各クランの女性だけで女子会するほど仲良くなってたのはなんかホッコリした。
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八岐
ネタバレ★★★★ コトリバコはヤバいって。悪魔のちょっかいの掛け方が予想よりも直接的で殺意が高い。これはどこかで決着つけないと安心してジークとの甘々な生活出来ないぞ。そういう意味ではニコラと同等の腕前を持つ弟弟子がこっち来てくれたのは戦力として有り難いんだが……弟じゃなくなってるじゃん!? そこはTSの運命として女に目覚めた、とかはないのか。王子のお相手になってたらちょっと面白かったんだが。しかし言及されてないけど、弟子二人に突然先立たれてしまった師匠が可哀想すぎない?
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八岐
★★★★ 大偉皇子、え?こんなに面白い人だったの!? 髪フェチのヤバいヤツにしか見えなかったのに。皇后の息子というのを除けば、有能だし実は性格もそこまで破綻してないしで破天荒なのが魅力の相当の人物じゃないか、これ。とはいえこれが皇帝になるのはちょっと、と思うので明賢様に頑張って欲しいけれど、最近この人こぢんまりしすぎてる事が発覚してきたからなあ。自覚あって改善中なのでホント頑張って。正直、宇くんと大偉達一行の珍道中はぶっ飛んでて面白かった。
八岐
2023/08/14 17:12

雨妹の方は預かった静の教育を、ただ宮女としてではなく今後ここを出て生きていく事も鑑みて、閉鎖的な環境で培われた価値観の悪いと思われる部分を改善していく形で試行錯誤重ねていくの、人生経験を感じますなあ。それ以上に、人生の彩り豊かにという方針が一貫しているのが素晴らしい。

八岐
2023/08/16 19:00
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八岐
ネタバレ★★★☆ 玉鶯の暴走、俯瞰してみるとその動きは雑で問題だらけなのに、当人の煽動家としての才が状況を最悪の方向に捻じ曲げていく。これ、玉鶯を止めるの相当に難しいぞと思ってたら、予想外の展開で。玉鶯、一応玉葉の兄という事もあり、一族全体に咎が及ぶような決着は拙いだろうなあとは思ってたんだが。でもこれ後始末はどう考えてたんだろう。陸孫が引き受けるかどうかは玉袁も期待してたとは思わんし、いざとなったら月の君に押し付けるつもりだったのかしら。猫猫は大人しくそろそろヤバい壬氏様の癒やし成分になってください。
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八岐
ネタバレ★★★☆ 今回は二編から。白蓮が神医なら仁医と呼ぶに足る医者との出会い。この話は人知を超えた奇跡を垣間見る話でもあった。白蓮先生もこういうの普通に認めるのね。罪への贖罪と清算の話でもあり、心の置所の話でもあった。二話目も姉妹の愛情と憎しみのままならぬ思いの置所の話であり、家族の話であった。医術は身体を治せても心までは救えない。でも医師は寄り添って手を差し伸べ支える事は出来る。白蓮が弟子として香蘭に託したいのは技術だけじゃなく、そういう所もなのかもしれない。
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八岐
ネタバレ★★★☆ 妖怪探偵より格好いいから魍魎探偵ね、と言われてはいはいと了承するトヲル君、ユミさんの事好きすぎでしょう。結局これ、ユミさんを好きすぎるトヲル君とトヲル君が好きすぎるユミさんの、相手を想うが故の騙りあい。綾里さんの作風の中でも特にコミカルでテンポの良い語り口での物語だけれど、同時にどこか悲哀が混じり、でも慈愛が馴染み、この世とあの世が入り混じってしまった世界の中で愛を叫ぶお噺でした。でも相手のためを思ってとは言え、あんまり相手を泣かせるもんじゃありませんよ。
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八岐
ネタバレ★★★★ えっ、ちょっとまって。凛ちゃんの破壊力が爆上がりしてるんだが。こ、こんな娘だったっけ!? 無垢系クーデレじゃん。これほど強烈なヒロインから好意を寄せられてなお、一番が全く揺らがない悠宇。揺らがないからと言って迷いがないわけではなく……美しくも清かざるもの、それは人の心なり。いいね、何より自分の純情の汚さを自覚する。悠宇のエゴイストっぷりも日葵の卑劣さもいいね、実にいい。こんな二人を纏めて大好きすぎるえのっちがなんかもうでっかいですわ。将来本気でえのっちに二人纏めて飼われてしまうんじゃなかろうか。
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八岐
ネタバレ★★★★ 乱世でも世紀末でもない現代社会でこれだけ波乱万丈の人生をこの短期間で送るリヴィアさんパねえ。余りにもリヴィアがハチャメチャな人生送っているお陰で、本来なら破天荒な学校生活送ってるサラが堅実に暮らしているように見える不思議。リヴィアのケセラセラな生き方は死を前に達観していた命に生きる楽しさをもたらしてくれた。それは未練を生むものだったかもしれないけれど、確かに一人の女性の人生の最期を彩ったのだろう。心を込めて笑顔で見送ると思っていたリヴィアが、あれだけ泣いたのは驚きだったかもしれない。
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八岐
ネタバレ★★★★ シャックス草臥れた兄ちゃんという印象だったので身なりちゃんとするとイケメンだよなあ。恋愛強者としてはリチャードと双璧だと思うぞ。女性陣でも屈指の攻め恋をしていたあの黒花が逆襲食らって腰砕けにされておられる! ここらは初々しいを通り越して熱愛カップルだよねえ。前回のゴメリお婆ちゃんの仕掛けは関係者の思惑を超えて世界に愛で力を広めてしまったようで。黒幕のマルコシアスがガチで困り果ててるじゃないか! かつてシアカーンすらも怯えさせ、今回ザガンもマジトーンで怖がらせたゴメリがやっぱり最強じゃないか?
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八岐
ネタバレ★★★★ 一応これも学園編なんだ。中途半端な転移で砂漠地帯に落ちてしまったアリアとエレーナ。アリアだけならどこに行こうと逞しく生きていけるんだろうが、箱入りのエレーナが一緒となると……。むしろこの過酷な環境でエレーナがよく頑張っていたと言える。地図で見ると彼女らが飛ばされた地がどれだけ離れているかわかるが、そりゃ誰もアリアの事知らんよなあ。安易に手を出そうとする姿に、うわぁこいつら死んだわ、と思わず目を覆う。案の定死んだw むしろ、早い段階で噂を掴んできた連中の有能さが伺えるよねこれ。
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八岐
ネタバレ★★★★ なんか後方保護者面で腕組みして見守っているイアルマスが思い浮かんでしまう。曰く深層に潜るためのメンバーを求めているだけだと割り切った関係みたいな事嘯いているけれど、冒険をこよなく愛し冒険者としてスクスクと育つ若者達を丁寧に導いているようにも見える。そんな魔術師に見守られながら、一端の冒険者として見違えていく子供たち。まだ若者というよりも子供たちだよね、ララジャ。しかし、そんなことを言っている間にあっという間に立派な冒険者になってしまいそう。いや、仮にも竜殺しを成し遂げた彼らにその物言いは失礼か。
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ユーザーデータ

読書データ

プロフィール

登録日
2008/07/17(6003日経過)
記録初日
2000/01/07(9117日経過)
読んだ本
13937冊(1日平均1.53冊)
読んだページ
3577755ページ(1日平均392ページ)
感想・レビュー
3108件(投稿率22.3%)
本棚
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性別
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B型
外部サイト
URL/ブログ
https://yamata14.livedoor.blog/
自己紹介

ライトノベルの感想ブログをやっております。約4000の感想記事がございますので、お探しの本の感想があればどうぞご検索ください。

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