読書メーター KADOKAWA Group

2023年7月の読書メーターまとめ

八岐
読んだ本
27
読んだページ
7874ページ
感想・レビュー
23
ナイス
230ナイス

2023年7月に読んだ本
27

2023年7月にナイスが最も多かった感想・レビュー

八岐
ネタバレ★★★★☆ MARVELOUS!! うんうん、これは素晴らしい。読み終わったあとの満足感たるや。ストレートに良いものを読んだ、面白いものを読めたという満足感に浸れた。探偵と助手、という関係ではなくお互い助け合い知恵を出し合い支え合う相棒という関係だったのも滋味でしたね。冷堂の印象が最初からどんどんと変わって、普通の少女……年齢的に少女とはイイ難いかもしれないが二十代前半はギリギリセーフだろう。不老不死でありながら、まだ20代って塩梅がまた絶妙なんだよなあ。
が「ナイス!」と言っています。

2023年7月にナイスが最も多かったつぶやき

八岐

2023年6月の読書メーター 読んだ本の数:27冊 読んだページ数:8091ページ ナイス数:267ナイス ★先月に読んだ本一覧はこちら→ https://bookmeter.com/users/4751/summary/monthly/2023/6

が「ナイス!」と言っています。

2023年7月の感想・レビュー一覧
23

八岐
ネタバレ★★★☆ ああ、とてもいい笑顔だ。とても幸せそうな笑顔だ。彼女は最後まで、最期まで幸せであれたのだろう。朔くんにとっての幸せは、藤花が幸せであること。藤花と幸せな生涯を送ること。だから、その果てに世界が滅びても、人類すべてが苦しみ藻掻いて死に絶えたとしても悔いはない。たとえ死後に永遠の孤独が待っていようとも。それでも、藤花の死んでも一緒だという祈りだけは叶わなかったんだなあ。カラー口絵から最後の挿絵で締めくくられるのが、あまりにも切ない。それでも、彼は過去の幸せを反芻し続ける。それもまた永遠の幸せなのか。
が「ナイス!」と言っています。
八岐
ネタバレ★★★★★ そこは地獄の一丁目。前世ではFPSの世界的プレイヤーだった主人公だけれど、やはりゲームと実際の戦場とでは勝手が違うのか、その異能を発揮する事も出来ず、新兵しかも衛生兵としてWWⅠさながらの地獄の塹壕戦にろくな訓練もなく放り込まれてしまう。そこは倫理も人権も何もなくゴミのほうに兵士が死んでいくこの世の地獄。銃弾の雨を浴び泥を被り冷たい雨に凍え上司の暴力に壊され男の欲望に晒され、しかしそこで少女は掛け替えのない戦友達と巡り合う。彼女がまだ全てを失う前、兵士達にとってのありふれた地獄がここにある。
が「ナイス!」と言っています。
八岐
ネタバレ★★★☆ ブラフでも無く狂気でもなく、ただ単純に馬鹿なのでサブタイの台詞を本気で口にしていたのを目の当たりにした時の戦慄は凄まじいものがありました。いや、ガチでやべえ奴じゃん!? しかし彼女の推理しないという逃避が、ジョン・ワトソンを信じるが故に自分は推理しない!という信念に変わった時、レディ・ホームズは何にも惑わされず囚われず、最速でジョンの指し示した敵を撃ち抜く雷光となる。人狼ゲームというには疑心暗鬼を育てる暇もないけれど、サイバーパンクとして見るならある種の快のある作品でしたね。
が「ナイス!」と言っています。
八岐
ネタバレ★★★★☆ 洋風のファンタジー世界の中で繰り広げられる怨霊生霊式神に呪詛という和風オカルト、という和洋折衷な雰囲気もすごく好みで面白かったのですけれど、それ以上にニコラと憑かれ体質のジークとの幼馴染関係が実に素晴らしかった! 身分違いで年下ながらニコラにべったりのジークと、鬱陶しがりながら突き放せないニコラ。無邪気な大型犬と、懐かれまくって虚無顔の猫(時々猫パンチかます)みたいな関係なんですよね。でも何だかんだとジークにだだ甘なんだよなあ、ニコラ。構われても嫌がりながらも拒否しないしw
が「ナイス!」と言っています。
八岐
ネタバレ★★★★ セリアさんの性癖がさらに歪んでしまうぅ。ただでさえ10歳尊大ポンコツショタレオニスに随分ヤラレてたのに、過去の世界で出会ったまだ魔王にも勇者にもなっていない7歳の純真素直ショタレオニスに懐かれてメロメロに。レオニス、成長するどころか逆にさらに幼くなってショタを極めにかかるとは思わんかった。そしてセリアさん、なんか二次創作の原作主人公の兄妹になって介入する作品みたいなことしてません!? レオ君はわたしが育てた!
が「ナイス!」と言っています。
八岐
ネタバレ★★★★☆ もう読み進めるほどに心がポカポカしてきて、笑顔がとまらなくなる。人の何気ない日々の中での優しさがこんなにもハートフルに描かれて、ああ素敵だなあ。語り口、ちょっと独特なんですよね。心を擽るような表現や描写が随所に見られて、情景が鮮やかに色づき登場人物の声音が弾む。これは作者さんの特筆であり武器だなあ。魔王討伐時の仲間である聖女ダナが訪ねてくるのだが、元からレイシーを心配していたダナが、心育ったレイシーの姿に驚き喜び、前以上の友達として結ばれていく、特にベッドの上で話し込む二人のシーンは心温まった
が「ナイス!」と言っています。
八岐
ネタバレ★★★☆ これも一種の炎上商法にあたるんだろうか。だって意図的に炎上させてるんですもんね。とはいえそれは利益目的じゃなくて、被害担当艦として攻撃を自身に集約する目的なので商法とは言いたくはないよね。あくまでトバッチリで神坂さんが悪いわけじゃない、というのが一貫しているからこそ炎上するのになぜか登録者が微増しているという結果が出てるんでしょうし。でも、真実は煽り食ったんじゃなくて、わりと当事者だったりするの中々アレじゃないですか?w とりあえず神坂さんは妹好きすぎ芸人やってる時が一番面白いと思う。
が「ナイス!」と言っています。
八岐
ネタバレ★★★☆ 意外だけど魔学都市計画、アニスが発案構想して牽引してる訳じゃないのか。アニスが責任者になるのだけど、わりとアニスって受け身ですよね。魔学の先駆者なわりにガンガンバリバリ道を切り拓いていくバイタリティはあんまり無いんだなあ。初期もユフィにプレゼンやってもらって環境を整えて貰ってたし。こうしてみるとアニスって基本ワンオペ研究者型なんだろね。王位継ごうかという頃からホントひーこらしんどそう。今回も責任者になるのにだいぶ腰引けてるんだが、周りと支え合いながらなんとか様になってきた、という感じだ。
が「ナイス!」と言っています。
八岐
ネタバレ★★★★★ 途中からもうたまらずホロホロとガチ泣きしていた。結実。何時か誰かの為に、蒔いた種が女王の日に実を結んでいく。いやそれ以前から短い話の中で登場人物達がたとえ自分の代で実を結ばずとも、自分の成しえる事に力を尽くしていく様にもう泣きそうだったんだ。彼らの語る言葉の刺さり方が尋常じゃないんですよね。特にアントン、彼に限らずこの作品の登場人物達の語る言葉には力がある、慈愛がある、敬意があり魂が込められている。これほど登場人物の一言一言に心震え、柔く笑みながらホロホロと涙こぼれたのは初めてかもしれない。
が「ナイス!」と言っています。
八岐
ネタバレ★★★★ 仰天させられたのが世界観。日本が舞台なんだが、まだ天皇という王朝が成立しきれていない大王が頂点だった古代王朝期から突然昭和初期あたりに2世代くらいで時代が飛んでて、古代の価値観が未だ残りながら近現代に乗り上げたような世界観になってて、ちょっとこんな世界は見たことない。箸すら使わず食事も手掴みなんだぜ? それでいて傍目には完全に欧化され、鉄道や飛行機も飛んでいる。これ日本だけじゃなく、世界中が同じような混迷っぽい。歴史について詳しく語られていないのでわからないが。
が「ナイス!」と言っています。
八岐
ネタバレ★★★☆ お姑さんの旦那さんとの馴れ初め話に食いつきまくる芹が相変わらず、お姑さんラブすぎですよなあ。北御門家に纏わる話についてはなるほどと吃驚が同居。確かにそれは親戚筋が嫁の選定に慎重になるのも無理ないし、皇臥が相当無理通りして芹を迎えたんだな。いや現在進行系で筋通してないのかw おまけに契約婚だもんなあ。皇臥も契約婚を本物にするつもりならもうちょっと頑張れよw 自分が神隠しされてる場合じゃないぞ。
が「ナイス!」と言っています。
八岐
ネタバレ★★★★☆ MARVELOUS!! うんうん、これは素晴らしい。読み終わったあとの満足感たるや。ストレートに良いものを読んだ、面白いものを読めたという満足感に浸れた。探偵と助手、という関係ではなくお互い助け合い知恵を出し合い支え合う相棒という関係だったのも滋味でしたね。冷堂の印象が最初からどんどんと変わって、普通の少女……年齢的に少女とはイイ難いかもしれないが二十代前半はギリギリセーフだろう。不老不死でありながら、まだ20代って塩梅がまた絶妙なんだよなあ。
が「ナイス!」と言っています。
八岐
ネタバレ★★★ おじさんだって色々だ。若々しく活発で経験豊富なおじさんだっていれば、老いた言い訳としておじさんを名乗る者もいる。彼は後者だね。成長の余地がなくなり惰性で生きている事をおじさんだからと名乗る事で自分を守る盾にしているようだ。実際彼は臆病で心が弱く、卑屈で当たり障りのない繕った態度でやり過ごす事で他人を不快にさせまいとしている。そういう態度こそが本気で関わろうとする人を不快にさせ傷つけていると、この歳まで理解していない人物だ。そんなおじさんが生まれ変わり、若い子達と関わる事で成長する、そんなお話。
が「ナイス!」と言っています。
八岐
ネタバレ★★★★ 「僕にはずっと昔から心に決めた人がいます。僕たちは白い結婚でいましょう」 だから、私はバシッと答えてやった。 「婚姻関係は了解。ところで『貴方に伝えたいこと』って何だったの?死んじゃって聞けなかったけど」 あらすじに載ってたあんまりと言えばあんまりなこの会話の酷さに爆笑して購入決定。いや想像以上にヒロインのバーベナが雑ぅぅ、色々と生き方が雑ぅぅ! 片思いだった上司に操を立てて仮にも結婚しようという相手を蔑ろにしてたギル君の自業自得なんだが、これは可哀想すぎて七転八倒して後悔するギル君にワラタ。
が「ナイス!」と言っています。
八岐
ネタバレ★★★☆ そら、戦車なんてもんを個人で運用するとなると無限に金掛かるわなあ。いつしか稼ぐ為に戦車に乗るのではなく、戦車を維持する為に稼ぐようになってるという話、良くわかる。だからこそコストを惜しまず74式をオリジナルに近い形で維持している主人公達が強いのも納得。てか74式いいよね、カッコいいよね、戦車の理想像の一つだよねえ。仕手戦も面白かったけれど、一番シンプルで原始的な形でのお金の殴り合いだったなあ、裏でお互い暴力で殴り合って相手への攻撃加えあってたのも相まって。
が「ナイス!」と言っています。
八岐
ネタバレ★★★☆ きっと凜華と麗良は前巻で既にどうしたいか心定まっては居たんだろう。じゃあ実際に三人で共に支え合って行くのはどんな感じなのか。それが星藍コンサートに向けての一幕だった。この三人ならこの先の人生ずっとお互いを大切にしてやっていけると、確信を抱くに十分だった三人一緒に進んでいく日々。それを実現する勇気を一番最初に示して見せたのが凜華だというのが心に響く。しかし、天馬はめっちゃ語ったな。二人を好きになるまでの過程と理由。素直な気持ち。中々ここまで本人に語る奴は居ないぞ、ってくらいめっちゃ語ったな!
が「ナイス!」と言っています。
八岐
黒澤さん、ここまでデレるとは思わんかったよなあ。ってか、最終巻後黒澤ルート、甘酢っぱすぎません!?
が「ナイス!」と言っています。
八岐
ネタバレ★★★ 子供や真っ当に生きてる人に対しては優しいんだけど、敵認定したら相手が誰だろうと慈悲なく情け無く容赦なく皆殺す所は普通に怖いんですけど、この主人公。相手が貴族だろうが王族だろうが国だろうが、子供に手を出すなら関係ないというガンギマリっぷり、ほんと怖いんですけどw ただ子供たちからすれば優しいパパなんですよねえ。一人だけ明らかにパパと思ってないだろうって娘がいますけどw
が「ナイス!」と言っています。
八岐
ネタバレ★★★★☆ ぐぅぅ、面白い、面白いぞ。1巻も面白かったけれど、2巻になって抜群に地の文の語りの滑らかさとヒロイン達の奇行の描写のポップさがレベルアップした気がする。小説でありながら漫画さながらに絵面がコマ割りで思い浮かぶんですよね。傑作級のドタバタラブコメ漫画を読んでいるような没入感を感じさせる。温水君のツッコミ入りの地の文はほんとべらぼうに面白くなってるよね、これ。そして1巻の面々と比べて真っ当に失恋してみせた檸檬。えらい!君はよく頑張った! 杏菜がマジでマジでマジでアレなので檸檬が眩しかったよ。
が「ナイス!」と言っています。
八岐
ネタバレ★★★☆ 澄との関係性を、ママ友と定義した響汰は冴えてたなあ。亡き父からのささやかな願いを呪いにしてしまっていた澄には、同じ立場である戦友と言えるママ友な響汰の言葉だからこそ受け入れられたのだろう。響汰の育児って必要性と同時に今一番やりたい事だからこそ、あれだけ楽しそうにやりこなせて、同時に周りにまで眼を配れたんだろうなあ。育児で一番ヤバいのはママの孤立なだけに、これって家族ではあかん場合もあるので、ママ友という外の手を取り合える相手が居たの、ほんと幸いだった。下手したら潰れてたぞ、これ。
が「ナイス!」と言っています。
八岐
ネタバレ★★★ これは父親が情けないよなあ。自分達の選択の結果だろうに、愛する妻の想いを踏みにじるのは彼女への裏切りだろう。鬱憤晴らしでイジメみたいな事して、程度が知れるというものだ。主人公、毒の女王と融合して体成長してしまったし精神的にも変容してるんだけれど、案外と心は13歳の初心な少年の幼い所が残っているので、居丈高に見えて愛嬌というか可愛げがあるよね。根っこのお人好しな所が透けて見えるのも含めて。しかし女性陣はメイドは赤ん坊の頃から狙ってたとか言ってるし、結構ヤバめのが揃ってしまったんじゃないだろうか。
が「ナイス!」と言っています。
八岐
★★★☆ 就活やってから二週目突入したのか。あれでゴリゴリ精神削られてたら、まあ大概は耐えられるか。とかく高校デビューのためにスペックを上げてるんだが、根本的な所は変わってないんですね、灰原くん。ただ強い決意と勇気が彼を前に進ませ、率直にさせている。にしても、幼馴染の美織という存在が灰原くんにとってエポックメイキングすぎる。前回と今回の一番大きな違いって、彼女と交流を復活出来た事なんじゃないだろうか。
八岐
2023/07/05 19:32
が「ナイス!」と言っています。
八岐
ネタバレ★★★☆ 責任ってのはしんどいね。逃げたって追いかけてくる。だったら、向き合わないといけないんだろうけれど強いられてやるよりかは、仕方ないにしろ自分の意思で責任を引き受ける事をしないと、まあやってられないだろう。だがちっちゃい子供におっ被せるよりかはだいぶマシだし、教え子達の未来に対して責任を負う事の延長線だと思えば、諦めもつくだろうか。何れにしても、いつまでも逃げ回るつもりではなく、カタはつけるつもりだったんだから、案外悪くない形だったんじゃないだろうか。まあミアはあれですね、悪い女ですね。人形じゃなく
が「ナイス!」と言っています。

ユーザーデータ

読書データ

プロフィール

登録日
2008/07/17(6003日経過)
記録初日
2000/01/07(9117日経過)
読んだ本
13939冊(1日平均1.53冊)
読んだページ
3578375ページ(1日平均392ページ)
感想・レビュー
3108件(投稿率22.3%)
本棚
9棚
性別
血液型
B型
外部サイト
URL/ブログ
https://yamata14.livedoor.blog/
自己紹介

ライトノベルの感想ブログをやっております。約4000の感想記事がございますので、お探しの本の感想があればどうぞご検索ください。

読書メーターの
読書管理アプリ
日々の読書量を簡単に記録・管理できるアプリ版読書メーターです。
新たな本との出会いや読書仲間とのつながりが、読書をもっと楽しくします。
App StoreからダウンロードGogle Playで手に入れよう