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2024年9月の読書メーターまとめ

じいじ
読んだ本
10
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感想・レビュー
10
ナイス
1193ナイス

2024年9月に読んだ本
10

2024年9月のお気に入られ登録
1

  • Kircheis

2024年9月にナイスが最も多かった感想・レビュー

じいじ
「忘れてはいけない」三つの事件あると著者は言います。旧い順に言うと、①1985年の夏におきた日航ジャンボ機が忽然と消え、ルートから外れたその機体と500人を超すの亡きがらが、御巣鷹山の山中から発見された痛ましい事故。②日本の健全な家庭を喰い放題にしたカルト集団「旧統一教会」事件。③未だに、燻ぶりつづける「ジャニーズ性加害」問題。とりわけ②と③は沈静化していない、注視する必要があります。この三つの大事件に立ち向う著者の命を奪おうとする輩もいると訊く。それにも屈することなく挑んだ著者の勇気に敬意を表したい。
KEI
2024/09/17 21:09

また今朝も朝日新聞で統一教会と安倍さんが総裁応接室で面談していると報じていましたね。選挙の直前でその年は比例で自民が大勝した年。選挙協力を受けたのか?両者の関係は「忘れてはいけない」です。①には本当か!と思ってしまいました。政府の隠蔽体質? ジェット燃料に含まれないタール臭も事実なのでしょうかね。

じいじ
2024/09/18 07:42

KEIさん ①の事件を訊いた時のことは、まだ鮮明に記憶に残っています。大阪の責任者との会議が午前中にあって、午後のあの飛行機で帰ると訊いていたので…。でも、午後の仕事の関係で翌日にずらした…とのこと。まだ携帯電話がない時代でしたから、ことの詳細、無事の確認をするまでは大変でした。この本、夢中で一気読みしてしまいましたが、とても怖い三つの話でした。

が「ナイス!」と言っています。

2024年9月の感想・レビュー一覧
10

じいじ
この小説は、久木と凛子の主人公の二人だけが、相思相愛で不倫の恋に激しく燃え上がっているが、双方の連れ合い家族は冷静沈着です。二人の関係が露呈して「おまえを憎んでいるけど、別れてやらないよ」と凛子の夫。久木の妻からは「この離婚届にサインをください…」といわれて、まさかと思っていた久木は別れ話に狼狽えてしまう。…わたしは波瀾万丈の下巻の方が面白かった。願わくば、もう少し体力のある10余年前に読みたかった。
じいじ
2024/10/02 08:06

おススメの『愛の流刑地』をあたってみますね。

恋空
2024/10/02 08:14

映画にもなった作品です🤗ぜひぜひ。

が「ナイス!」と言っています。
じいじ
昔むかしテレビがまだない時代に、ラジオドラマ「君の名は」が放送される日は、銭湯の女湯はガラガラになったそうです。この『失楽園』の小説も、世の奥さま方には同じようにヒットしました。本屋の店頭では、今では考えられない爆発的に売れて200万部ごえだったとのこと。さて上巻の二人の関係は、抜き差しならぬところまで来てしまいました。一気に下巻に突入します。
青いうさぎ号
2024/09/29 18:28

本好きの父が買ってきた本を最初に読んだのは忘れもしない村上龍さんの『限りなく透明なブルー』で、「お父さんってこんな本を…」とショックを受けたものでした。いつのまにか既成事実化し(笑)話題の本は貸し借りしたものです。「失楽園」については、父親としては嫁入り前の娘に不倫の話を読ませるのは何も考えなかったかと今更思いますが…。堺屋太一さん、宮城谷昌光さんを読んだのも父の影響です。

じいじ
2024/09/29 18:52

青うさぎさんの父上は、かなりの読書家だったんですね。嫁入り前の娘に不倫の話も関係なくは、できた太っ腹のお父さんとお見受けします。また、明治生まれのわが父にも似ていて、親近感を感じます。

が「ナイス!」と言っています。
じいじ
2011年の東日本大震災は、テレビの前から離れられませんでした。堤防を軽々と乗り越えて押し寄せる「津波」の凄まじさは、今でも脳裏から離れません。吉村さんの書かれた明治29年・昭和8年の「津波」は、13年前のテレビ映像を上回る迫力だった。184ページなのに、読み応えはその2倍3倍。とにかく凄い迫力の力作でした。
が「ナイス!」と言っています。
じいじ
町人と武士の夫婦を描いた6篇は、どれも味わいがあって面白かった。藤沢周平と宇江佐真理はどちらも再読でしたが、大好きな二人なので何度でもいけます。他の4篇はどれも遜色ありませんが、ここでは朝井まかての【蓬莱】をご紹介します。当時の武家社会では、長男は「家」を継ぐもの、次男以降の者は待遇と使命が違っていました。本作の主人公・平九郎は四男坊を謳歌。或る日、平九郎に好条件の良縁が舞い込みます。でもこの嫁が我儘で一筋縄でいきません…。さすが朝井さんの小説、仕舞はしっかりと納めてくれます。
KEI
2024/12/08 19:28

じいじさん 6編もどれもが沁みる本でした。ご紹介をありがとうございました。

じいじ
2024/12/08 21:36

KEIさん そうなんですよ。アンソロジーはひとつや二つは肌に合わないのがあって不思議がないのですが、この6篇はハズレなしでした。

が「ナイス!」と言っています。
じいじ
「素」の渡辺さんが見ることが出来て面白かった。小説の執筆は終生、「手書き」を貫いたそうです。サイン会など読者への「渡辺淳一」のサインはすべて毛筆、それも墨汁はもってのほかと、愛用の硯で丁寧に磨って…まさに渡辺さんらしい拘りです。氏が囲碁・将棋が好きで、よく指されるとは知りませんでした。またゴルフの腕前はシングル級とのこと。これまで何となく避けていた渡辺小説、読んでみたくなりました。村山由佳の解説する『うたかた』、今では考えられない単行本が300万部のミリオンセラーになった桐野夏生の推す『失楽園』。
あすなろ
2024/09/28 11:18

読了しました。ありがとうございました。実に久しぶりに渡辺氏の世界に浸りました!

じいじ
2024/09/28 13:41

あすなろさん これを読んだら、食わず嫌いの渡辺さんの小説を読んでみたくなりました。いま、ミリオンセラーの『失楽園』を読んでいます。

が「ナイス!」と言っています。
じいじ
「忘れてはいけない」三つの事件あると著者は言います。旧い順に言うと、①1985年の夏におきた日航ジャンボ機が忽然と消え、ルートから外れたその機体と500人を超すの亡きがらが、御巣鷹山の山中から発見された痛ましい事故。②日本の健全な家庭を喰い放題にしたカルト集団「旧統一教会」事件。③未だに、燻ぶりつづける「ジャニーズ性加害」問題。とりわけ②と③は沈静化していない、注視する必要があります。この三つの大事件に立ち向う著者の命を奪おうとする輩もいると訊く。それにも屈することなく挑んだ著者の勇気に敬意を表したい。
KEI
2024/09/17 21:09

また今朝も朝日新聞で統一教会と安倍さんが総裁応接室で面談していると報じていましたね。選挙の直前でその年は比例で自民が大勝した年。選挙協力を受けたのか?両者の関係は「忘れてはいけない」です。①には本当か!と思ってしまいました。政府の隠蔽体質? ジェット燃料に含まれないタール臭も事実なのでしょうかね。

じいじ
2024/09/18 07:42

KEIさん ①の事件を訊いた時のことは、まだ鮮明に記憶に残っています。大阪の責任者との会議が午前中にあって、午後のあの飛行機で帰ると訊いていたので…。でも、午後の仕事の関係で翌日にずらした…とのこと。まだ携帯電話がない時代でしたから、ことの詳細、無事の確認をするまでは大変でした。この本、夢中で一気読みしてしまいましたが、とても怖い三つの話でした。

が「ナイス!」と言っています。
じいじ
この清張の力作、初読みは何十年も昔で、犯人はどいつだ、ぐらいしか記憶にないが…。アリバイ工作の謎解きは、面白かった。「点が線」で繋がってモヤモヤは、無事に解消しました。清張のこの作品だけは、読み手は絶対に白紙の状態から…がよろしいかと思いますので、能書きはこの辺で…。松本清張おススメの一冊です。
おか
2024/09/15 12:42

初めて読んだときは 未だ駅や列車、電話、電報等が 肌で感じられる近さでした(笑)そして 働き盛りの時に読んだ時は まどろっこしくて(笑)そして 歳を重ねた今は その雰囲気にほっとしています。

じいじ
2024/09/15 12:50

おかさん なるほど、83歳の爺イも納得です。

が「ナイス!」と言っています。
じいじ
松本清張のファンでもある北村薫・有栖川有栖の両氏が、500をゆうに超える清張の短篇小説から10話選んだミステリー集。どれも粒ぞろいで面白かった。私のおすすめ2作はーまず【白い闇】。出張の多い亭主をもつ妻信子は、北海道から帰宅が遅いのは気にならなかった。1週間過ぎても音沙汰なしで、少し心がざわつき出します。今回は夫に女の影が…。もう1篇は【天城越え】。舞台は伊豆の天城山。川端康成の名作「伊豆の踊子」が書かれた大正15年と、ときは重なります。清張には短篇でも面白い作品がたくさんあるのを知りました。
KEI
2024/09/08 11:29

マカオのカジオで!

じいじ
2024/09/08 11:59

KEIさん ハイ! 香港・マカオへ3泊4日の旅でした。当時はまだ1ドル=360円の固定レートの時代でした。自分へのご褒美で…(笑)

が「ナイス!」と言っています。
じいじ
227頁の小説ながら、中身のぎっしり詰まった力作でした。これを読み始める前は、医学の知識を持たない私には荷が重いと思っていましたが、とんでもない取越し苦労でした。世界で初の全身麻酔を手術に取り入れて蘭医学への道を開いた華岡青洲と彼の母と妻の葛藤の物語です。男尊女卑の時代、女の強さをものの見事に描かれています。もっともっと有吉佐和子の小説を読みたくなりました。ちなみに、つぎの有吉作品は『紀ノ川』をスタンバイしています。
じいじ
2024/09/04 20:05

私がせっせと和歌山詣でをしたのは40年も昔の話ですから・・・。『紀ノ川』読むのが愉しみになりましたよ。

キムチ
2024/09/05 07:43

・・じいじさん、私、6、7歳の頃、有吉さんにお目にかかっているんです・・結婚式で。そこには、「後で考えると・・当時は知能指数が小数点以下だった」丹羽文雄、北杜夫、曽野綾子がいたことは覚えています。他にもそうそうたる人がいたはずだけど、なぜか、有吉さんはきっちり(^^♪なんででしょうかね・・ひそかな心の宝♪

が「ナイス!」と言っています。
じいじ
たまたまなのか? 私の妻は宝石(ダイヤモンド)を…欲しいとは言わなかった。でも、海外出張の多かった関係から各地の免税店で時計・指輪などは妻への土産によく購入しました。さて今作には、いろいろの夫婦・カップルが登場するので面白かった。例えば、40歳近くまで結婚の気持がわかない娘さん…そばでヤキモキするのは母親の方だ。日常、身の回りで起きている出来事を著者は丹念に綴っています。
青いうさぎ号
2024/09/03 12:16

わたしは映画にもなった『八日目の蝉』がとても印象に残っています。女性目線強めかもしれませんが、もしまだお読みでなかったら、オススメします。

じいじ
2024/09/03 13:01

『八日目の蝉』は、映画をだいぶ先に観ていました。小説は3年前に読みました。どちらもよかったのを覚えています。

が「ナイス!」と言っています。

ユーザーデータ

読書データ

プロフィール

登録日
2014/06/28(3889日経過)
記録初日
2011/02/01(5132日経過)
読んだ本
1851冊(1日平均0.36冊)
読んだページ
584632ページ(1日平均113ページ)
感想・レビュー
1836件(投稿率99.2%)
本棚
235棚
性別
現住所
東京都
自己紹介

「本」を読んでいる時が幸せタイム。
「読書メーター」のお蔭でステキな読友さんと出会い、面白い本を手にする喜びに感謝です。
8月に83歳になりましたが、体力の低下は否めません。
そろそろ作家の絞り込みをしなければ…と思っています。

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