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2024年3月の読書メーターまとめ

じいじ
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10
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感想・レビュー
10
ナイス
1038ナイス

2024年3月に読んだ本
10

2024年3月のお気に入られ登録
1

  • さゆ@俳句集販売中

2024年3月にナイスが最も多かった感想・レビュー

じいじ
ひとり娘は25歳、年頃です。その娘から「今日、お父さんに彼が挨拶に来たいそうです…」と言われた。早くに妻を失ってから、男手独りで育てた娘なので感慨も一入です。父親たるもの口には出さずとも、娘を嫁に出すのは寂しいものです。娘を奪いに来る男を静かに迎えられればいいのだが…、と自分に言い聞かせる父親。手塩にかけたひとり娘を嫁にやる父親の気持は、私も30余年前に体験しているのでよく分かります。この小説、8年前に単行本で読了。家族とは?を考える良作です。
panashe
2024/03/14 19:40

手に取るように分かりますよね、父の気持ちが笑

じいじ
2024/03/15 05:02

panasheさん 父の気持、分かっていただいたようで嬉しいです。この主人公の父親から見れば、私の方が女房もいるし息子がいて恵まれていますが…。(笑)

が「ナイス!」と言っています。

2024年3月にナイスが最も多かったつぶやき

じいじ

2月のマイベスト3は、今野敏『一夜・隠蔽捜査10』・朝井まかて『最悪の将軍』・山本周五郎『ちいさこべ』でした。★写真:ここ10年ほどハマっているワルツの名曲「美しく青きドナウ」小澤征爾指揮の「2002年・NEW YEAR CONCERT」盤です。同曲12枚のCDのなかで、小沢さんのが一番のお気に入りです。レコードならとうの昔に擦り切れているでしょう。😊 ★先月に読んだ本一覧はこちら→ https://bookmeter.com/users/475738/summary/monthly/2024/2

2月のマイベスト3は、今野敏『一夜・隠蔽捜査10』・朝井まかて『最悪の将軍』・山本周五郎『ちいさこべ』でした。★写真:ここ10年ほどハマっているワルツの名曲「美しく青きドナウ」小澤征爾指揮の「2002年・NEW YEAR CONCERT」盤です。同曲12枚のCDのなかで、小沢さんのが一番のお気に入りです。レコードならとうの昔に擦り切れているでしょう。😊 ★先月に読んだ本一覧はこちら→ https://bookmeter.com/users/475738/summary/monthly/2024/2
ふじさん
2024/03/03 08:46

小澤征爾は暗譜があたりまえです。深みがないという方もいますが、それを補うだけの指揮力があります。やはり偉大な指揮者です。是非、中野雄「小澤征爾 覇者の法則」文春文庫を読んでみて下さい。

じいじ
2024/03/03 09:33

ふじさん にわか小沢征爾ファンの私ですが、最近小澤征爾の凄さが分かってきた気がします。中野雄「小澤征爾 覇者の法則」は、ぜひ!読んでみたいです。情報感謝です。

が「ナイス!」と言っています。

2024年3月の感想・レビュー一覧
10

じいじ
花房観音の新作と言うことで読んでみた。6話の連作短篇で花房さんらしいソツがない出来だった。花房官能小説は『寂花の雫 』など長編の方が読み応えがあって私は好きである。今作の6話の中では、老いらくには一歩手前の男の哀愁を綴った【酔いの宮】が、主人公に親近感を感じて面白かった。
が「ナイス!」と言っています。
じいじ
二つの顔(名前)を持つ作家さんです。純文学を書く時は「尾辻克彦」で、1980年43歳のときに『父が消えた』で芥川賞を受賞しています。今作のようなエッセイは赤瀬川源平と器用に使い分けています。本作では、今の私の年齢のころに書かれたもので、その《老人力分析》は微に入り細にわたるもので面白かった。「モノ忘れ等、気にしてはいけない!」など、80歳を超えてから気になっていた諸々を払拭してくれました。そして勇気をいただきました。コロナで中断していた〈街中散歩〉を再開しようと思います。
KEI
2024/03/30 13:07

二つの名前を持つ方とは知りませんでした。

じいじ
2024/03/30 13:47

KEIさん 赤瀬川さん兄弟は、兄の隼さんは『白球残映』で直木賞ですから異色の兄妹ですよね。地味な作家ですが私は好きです。機会があったら二人の作品読んでみてください。

が「ナイス!」と言っています。
じいじ
下巻に入り、主人公の長谷川信春(等伯)にとって、時の権力者・織田信長の不慮の死は、信春に大いなる幸運を呼んだようだ。彼がのんびりマイペースで過ごせるのも、信長がこの世に存在しないからであった。豊臣秀吉の権力の象徴とした「聚楽第」建立にあたり、信春と狩野永徳は障壁画でシノギを削った。長谷川等伯の生涯を描いた上下二巻にわたる、この力作は読み応え充分です。
が「ナイス!」と言っています。
じいじ
こちら直木賞受賞作と言うことで、積んだものの手が付けられなかった。初読み作家と言うこともあって一抹の不安を持ちながらスタートした。主人公の絵師・信治(長谷川等伯)は、絵師・狩野永徳の作品を見て自身の力量不足を痛感します。この物語は、天下を狙う織田信長らの武将の活躍ぶりとシンクロナイズさせて展開するので、理解度も倍増して面白いです。一気に下巻突入します。
やま
2024/03/27 12:42

新聞に連載されていた時に、毎日ワクワクして病んでました。面白いですよね

じいじ
2024/03/27 13:58

やまさん これ新聞連載だったんですね。まったく知りませんでした。

が「ナイス!」と言っています。
じいじ
骨董商「とびきり屋」シリーズ第二段。駆落ち夫婦の商売も何とか順調のようです。若女将のゆずには、これからの日本がどういう世の中になるのか?まったく想像がつきませんが、現状に満足しないでひた向きに「商い」にヤル気を見せるこの若い夫婦には頭が下がります。若いがために、ときには脱線しそうになりますが、坂本龍馬、桂小五郎たち…そうそうな面々がバックについているので大丈夫でしょう。
が「ナイス!」と言っています。
じいじ
亡き夫との想い出を綴ったエッセイ。文庫化で読み返してみた。「おしどり夫婦」と言われるのが、二人とも嫌いだったそうだ。時折、夫婦喧嘩もされた由。作家夫婦ー言葉での論争は凄まじかった。「血管が切れそうなほどに腹がった」こともあったようです。言葉を操る作家同士の口論、立ち会ってみたかった。「喧嘩するほど仲が良い」とも言いますから…。最後の晩餐、テレビを見ていた夫が「ステーキを食べたい」と言う。食欲がなかった夫が…、奥さんが精魂込めて焼いた40gのステーキを完食したとのこと。息を引き取る三日前の朝だった。【合掌】
じいじ
2024/03/15 19:56

宵待草さん 直木賞作の『愛の領分』を既読は嬉しいですね。『大雪物語』『わかって下さい』は、ぜひ読んで欲しい作品です。私のおすすめ藤田小説のランキング下記のとおりです。参考になれば幸いです。 https://bookmeter.com/users/475738/bookcases/10558935?sort=book_count&order=desc

宵待草
2024/03/15 21:23

追伸 詳しいご紹介、感謝です!🍀 『愛の領分』は蔵書して、レビューも掲載して居ます。 じいじさんのお薦め、BEST3の未読2冊を📝させて頂きました!💫 おやすみなさい! 宵待草

が「ナイス!」と言っています。
じいじ
ひとり娘は25歳、年頃です。その娘から「今日、お父さんに彼が挨拶に来たいそうです…」と言われた。早くに妻を失ってから、男手独りで育てた娘なので感慨も一入です。父親たるもの口には出さずとも、娘を嫁に出すのは寂しいものです。娘を奪いに来る男を静かに迎えられればいいのだが…、と自分に言い聞かせる父親。手塩にかけたひとり娘を嫁にやる父親の気持は、私も30余年前に体験しているのでよく分かります。この小説、8年前に単行本で読了。家族とは?を考える良作です。
panashe
2024/03/14 19:40

手に取るように分かりますよね、父の気持ちが笑

じいじ
2024/03/15 05:02

panasheさん 父の気持、分かっていただいたようで嬉しいです。この主人公の父親から見れば、私の方が女房もいるし息子がいて恵まれていますが…。(笑)

が「ナイス!」と言っています。
じいじ
2年ほど前に読んだ『父と子の旅路』の好印象が残っている小杉健治の小説。タイトルから勝手にアットホームな小説?と決めってかかったら、すぐにシビアな内容と分かり気持ちを引き締めた。老女がコソ泥に入った男に殺害される事件発生。いやが上にも緊張が高まります。その内容は、裁判員制度、認知症とそれを介護する家族の苦労、不登校問題…など今でも日本の彼方此方で起こっている問題です。根底に流れる家族の思いを描いた裁判ミステリーは読み応え充分です。
さなこ
2024/03/12 18:02

ミステリーなのですね、おもしろそうです!読んでみますー😊

じいじ
2024/03/12 19:21

さなこさん ミステリー調で面白いです。ぜひ!感想を待っていますね。(^▽^)/

が「ナイス!」と言っています。
じいじ
「千両花嫁」。 何はともあれ、この表題が読んでみたくなります。京で老舗の茶道具屋、親の決めた縁談を蹴って、見世の奉公人と駆落ちする頼もしい娘・ゆずが主人公。やがて、二人の汗水流しての努力が実って道具屋「とびきり屋」を開店することに…。この連作七話に、坂本龍馬・高杉晋作。近藤勇…など実在の名士が顔をだして一層の興味を掻き立てます。相思相愛の若夫婦「真さん・ゆずの奮闘記」は、京都弁の心地よさも伴って愉しい読書になりました。
青いうさぎ号
2024/03/09 17:42

このシリーズ、わたしも追いかけます!レビューを拝見すると読みたくてうずうずします💦

じいじ
2024/03/09 18:26

青うさぎさん こちら4作構成です。私はまだ2作目ですが面白いですよ。

が「ナイス!」と言っています。
じいじ
この『天翔る』は、読了の村山小説の中では、ベスト5に入る大好きな作品です。11年ぶりの今度は、表紙のデザインも一新されて気に入っている文庫版で読んでみました。あらたな感動も湧いてきて面白かった。小学生のまりもは、幾多のイジメにあっても簡単にはへこたれません。たいへん我慢強い女の子です。乗馬の腕前もぐんぐんと上達していきます。…83歳を直前にして、体力の衰えに意気消沈している爺ィは、まりもから「喝!」を入れられました。
じいじ
2024/03/06 08:08

青うさぎさん「老いては子に従え」ではなく「…孫に教わる」の心境です。これ!たぶんお気に召すかと…、ぜひ読んでみて下さい。

じいじ
2024/03/06 21:03

恋空さん 感想を愉しみにしています。

が「ナイス!」と言っています。

ユーザーデータ

読書データ

プロフィール

登録日
2014/06/28(3589日経過)
記録初日
2011/02/01(4832日経過)
読んだ本
1761冊(1日平均0.36冊)
読んだページ
553296ページ(1日平均114ページ)
感想・レビュー
1745件(投稿率99.1%)
本棚
400棚
性別
現住所
東京都
自己紹介

「読書」のときが幸せタイム。元気な82歳ジジイです。
でも、食欲旺盛と運動不足で、6㎏ほど体重オーバーしています。

散歩の範囲がどんどん狭くなってきた昨今です。

「読書メーター」のお蔭でステキな読友さんと出会い、面白い本を手にする喜びに感謝です。

今後ともよろしくお願いします。

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