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2025年12月の読書メーターまとめ

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2025年12月にナイスが最も多かった感想・レビュー

Y2K☮
ネタバレ著者のデビュー作。ノベルス刊行は1987年らしい。初読時はただただ興奮した。いま開くと、あの状況でそれをするのは難しいのではと感じる場面がいくつか。まあでも当たり前のように公然とやるから逆に死角になるという考え方もあるかもしれない。読んでいる最中はいかにもバブル期の大学生だと思ったが、私が学んでいた頃にもエラリイやそれと張り合うカーみたいな人間がサークルにいた。メンバー内の振った振られたでドロドロしたり、興味がない風を装ってムッツリだったり。育ちの良さは武器だけど、弱点でもあると自覚していないと諸刃の剣。
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2025年12月にナイスが最も多かったつぶやき

Y2K☮

11月の「Y2K☮書店」(売りたい本)は「シン・関ヶ原」「成瀬は信じた道をいく」「日本の経済安全保障」「あたしとあなた」「覚悟はよいか」「MEMORABILIA谷川俊太郎」「戦闘妖精・雪風<改>」の7冊。充実してました。今年のランキングが悩ましい。2025年11月の読書メーター 読んだ本の数:21冊 読んだページ数:5084ページ ナイス数:1218ナイス ★先月に読んだ本一覧はこちら→ https://bookmeter.com/users/49241/summary/monthly/2025/11

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2025年12月の感想・レビュー一覧
21

Y2K☮
学生時代に買った旧版。カバーはこれではなく池田満寿夫のもの。毒虫になったら働けない。もし主人公が著者の投影なら、好機到来とあらゆる手を講じて本を読み、創作に励んだはず。そうしなかったのはできなかったから? あるいはザムザが根っからの仕事人間でそれを奪われたら何もないから? おそらく後者。つまり彼はカフカではない。そして彼の家族は楽をするために仕事人間の愛を搾取し、利用できなくなったら勝手な理屈で切り捨てた。その気になればアイツに頼らずとも大丈夫と。この実態を暴くことこそ意に沿わぬ労働を厭うカフカの本願か。
Y2K☮
2025/12/27 22:28

マテリアル「他人の思惑などあまり気にかからなくなったのを、このごろでは自分でべつに不思議なとは考えない」「以前には、むしろ他人の感情をいたわってやれる能力を誇りにしていたものだった」

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Y2K☮
ネタバレ88年に刊行された館シリーズの第3弾。寝る間も惜しんで一気読みした。大満足。森博嗣は今作好きなのかなと思った。この一冊でミステリー数冊分の驚きを味わえた気がする。10数年ぶりで内容をほぼ忘れていたが、もう大丈夫。数年後、まだ覚えている状況で再び開いて確かめたい。新装改訂版のあとがきを読んで「虚無への供物」と「黒死館」に興味が沸いた。島田荘司も未読がたくさんあるし、クイーンとヴァン・ダインもいずれ。ところで富士通のオアシスは私も使っていた。書いてプリントアウトするだけなら個人的にはPCよりも使い勝手がいい。
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Y2K☮
ネタバレ先日「十角館」を再読し、次は第8弾のこちらを久し振りに。内容はほぼ忘れていたが、クリスマスの話というのが頭の片隅に残っていた気がする。少年探偵団みたいな雰囲気と過不足のない文体の妙を楽しめた。刊行順に読むのがベストなのは大前提として、分厚くて冊数の多い本格ミステリーのシリーズものになかなか手が伸びない人はここから始めるのもアリだと思う。ただテーマと展開は決して軽くなく、寒気を覚えるシーンも。ある意味で「大人も楽しめる児童書」というレーベルのコンセプトに最大限誠実に応えた作品かと。次は第3弾の「迷路館」へ。
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Y2K☮
ネタバレ引用なし。何度でも味わえる短編小説の最高傑作。手作りのフルーツケーキを贈ったことに対するホワイトハウスからの礼状がずっと印象に残っている。まさか食べないだろうと思っていたけど、一度側近の人とかが恐る恐る試したら大丈夫で美味しかったから毎年の楽しみにしていた可能性はあると考え直した。そしてバディーもスックも欲しいものや親友にあげたいものを買えないほどお金に困っていて、それでもお金に換えられぬ何かを大事にしている。説教や道徳とは無縁のピュアな思い。だからこそ染み渡る。春樹訳の「草の竪琴」をそろそろ読もうかな。
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Y2K☮
ネタバレ著者のデビュー作。ノベルス刊行は1987年らしい。初読時はただただ興奮した。いま開くと、あの状況でそれをするのは難しいのではと感じる場面がいくつか。まあでも当たり前のように公然とやるから逆に死角になるという考え方もあるかもしれない。読んでいる最中はいかにもバブル期の大学生だと思ったが、私が学んでいた頃にもエラリイやそれと張り合うカーみたいな人間がサークルにいた。メンバー内の振った振られたでドロドロしたり、興味がない風を装ってムッツリだったり。育ちの良さは武器だけど、弱点でもあると自覚していないと諸刃の剣。
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名著。まず文永の役で吹いたのは季節的に(太陽暦の11月末)台風ではない。鳥飼の激闘で日本軍が辛勝し、大宰府陥落は難しいと思わせたからこその帰国で、強い寒冷前線のもたらした嵐は退却を正当化する大義名分に過ぎぬ。弘安の役では台風が元軍に損害を与えたが撤退するほどではなく、その後に博多湾と鷹島で死闘が繰り広げられた。守り切ることができたのは神風のおかげではない。心身を削って戦った先人たちを蔑ろにしたツケが先の大戦における神風信仰や特攻隊の悲劇を生んだのか。本書を踏まえたうえで今村翔吾「海を破る者」を再読したい。
千本通り
2025/12/20 09:07

評論家の鶴見俊輔氏が、有数の知識人で政治家だった父親の鶴見祐輔氏が戦争中、敗戦色が濃くなっても「神風が吹くから大丈夫だ」とまじめにいうのでびっくりしたと残している。罪深いなあ。

Y2K☮
2025/12/20 12:24

コメントありがとうございます!! ですね。元寇における勝利の実情をきちんと後世の学者が調べ直していれば、あるいは歴史が変わっていたのかも。

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Y2K☮
ネタバレ「THE MATTEKUDASAI」は緊急時の争奪戦みたいなシチュエーションでこそ輝くのかもしれぬ。キー・ウェストの能力は地味に恐ろしい。レムチャパンのスタンドが嘘をつかれることを極端に嫌う性格から生まれたと考えるなら、彼女のそれは何を象徴しているのか。隙間に潜んで奪う、引きずり込む。まるでどこにでも出没するアリジゴク。ある意味でレムチャパンよりも闇が深そう。ところでジョディオのグループには4部や5部や6部みたいな回復係がいない。守りなど要らない大富豪を目指して攻めるのみという一途な上昇志向の表れなのか。
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Y2K☮
ネタバレ時代ものに謎解き要素を盛り込んだり、説得力のある斬新解釈を演出したりする得意技を楽しめる一冊。ただアイツは本気で許せぬ。こういう人は当時もいたのだろうけど、現代における悪の類型のひとつを江戸期に舞台を移して描いた印象を受ける。おかげで異常性がより明快に浮き上がっているが、これが令和日本の話だったら正当化を図る屁理屈や擁護者が多く出てきそう。反射的判断こそポピュリズムの温床。たとえば多様性の尊重と価値相対主義は似て非なるものだし、前者を訴える者が必ず善良なわけでもない。何が正しいか迷ったら今村翔吾の小説を。
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Y2K☮
著者初読み。文藝賞を受賞したデビュー作にして芥川賞候補作。夢や虚構であってほしいけど、きっと宅配所労働の闇が描かれているのだろう。繁忙期の書店のレジ打ちもこれに近いものがある。やることは単純だが間断なく続き、ミスは許されない。しかも相手は物言わぬ荷物ではなく人間。あれを体験したら、お客様は神様なんて寝言は信じなくなる。黙って耐えるのが美徳みたい価値観を全否定はしないが、末端で働く者はもっと声を上げていい。俺たちが全員辞めたらお前らどうすんだ、カネさえ払えば何でも思い通りになると思うなよと。受賞を願います。
Y2K☮
2025/12/16 16:25

マテリアル「人間の脳にはループを愛する部分と拒絶する部分があって、単純作業の仕事をしていると、みるみるうちに愛が拒絶に転がっていき、やがて中毒になる」「生活の中に変革の可能性はいくらでもあり得るのに、私たちは何をしているんだろうって、思わない?」

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Y2K☮
戦後に書かれた八編。私小説風と見せて虚構要素が強いと感じつつ「自殺」「税金」「妊娠」といったワードに戦慄を覚える。言語化スキルが持て囃される昨今。それを否定はしないけど「親友交歓」や「母」みたいな作品は、あまり言葉で説き明かそうとしたらせっかくの余韻が消えてしまう。文学を読む行為には、こういうことを学ぶ意義もある気がする。言語ではないヴィジョンや印象、感覚で受け取る姿勢は決して怠惰でも非知性的でもない。一方で言語化を許しつつ、それが野暮になる点も併せ持った「ヴィヨンの妻」は著者の最高傑作のひとつだと思う。
Y2K☮
2025/12/16 12:45

マテリアル「平凡な日々の業務に精励するという事こそ最も高尚な精神生活かも知れない」「誰にほめられなくてもいいんです。ただ、走ってみたいのです。無報酬の行為です」「ジャーナリストは、人に革命やら破壊やらをそそのかして置きながら、いつも自分はするりとそこから逃げて汗などを拭いている」

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Y2K☮
著者は墨田区立花にあるステーキハウス「ミスターデンジャー」の店主。FMWやW★INGで活躍した元プロレスラーでもある。破天荒なキャリアから学んだアイデア力を活かし、1997年の開業からお店を守ってきた。狂牛病騒動との闘いの過酷さが想像以上。消費税や物価高騰、令和の米騒動に関する本音にも共感しかない。ここまで忙しく働いても儲かっていない苦境は本屋と重なる。自ら厨房に立って肉を焼いているからこそ気づけるという話にも全面同意。お客さんと接しないでわかった気になっている偉い人が多いのはたぶん書店業界だけではない。
Y2K☮
2025/12/15 11:21

マテリアル「私は毎日、厨房に立っているからこそ、ちょっとした変化にも気付きます」「そこが社長室に籠って店に出てこない経営者とは大きく違うところですし、コロナ禍のような未曾有の状況では現場に出ていることが確実に武器になります」「実際にお客さまの表情を見なければ真の満足度は絶対に分からないのです」

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Y2K☮
ネタバレ遺作にして未完。明らかに推敲が足りぬ。話題を転換するプロセスがやや雑だし、重要な意味を与えられている人物がモブみたいに映った。付け加えられた梗概で後の展開を知ることができる。完成形を読みたかった反面、原石をはたして当時の著者がダイヤモンドまで磨き上げることができたかどうか。むしろひと筋の希望が見えなくもない程度の去り方こそが、古き良き時代の象徴たるスターに相応しいのかもしれない。そう考えると多くの未完作と同じく、ここで物語を閉じるのが最適解という気がしてくる。ギャツビーには及ばない。だからこそ胸に染みた。
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Y2K☮
年末になると「オリンピア」の旋律と共に彼の闘う姿が目に浮かぶ。90年代の自分にとっては「プロレス≒全日本≒三沢」だった気がする。緑がイメージカラーでありつつ、生き方はこれ以上ないほどに戦隊の赤が相応しい。逆境から逃げず責任感を持って踏み止まる。誰もやらないなら自分がやると。名言の数々をいまでも覚えているし、とにかく多大な影響を受けた。危険極まりない技をもらう際に見せた、しなやかな身のこなしでダメージを散らす姿も含めて。反面教師にする点もなくはないが、チェ・ゲバラと同じくある種の理想的人間像を体現していた。
Y2K☮
2025/12/10 10:45

マテリアル「俺はいつでも相手に勝ちたいとは思わず、自分に勝ちたいと思っている」「俺ができるから、みんなができると思ったら大間違いだしね。俺はできないけど、こいつができるっていうのもあるわけだから」

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Y2K☮
刊行は2021年12月。著者は来年1月4日の新日本プロレス東京ドーム大会で、棚橋弘至引退試合の対戦相手を務める。2012年に棚橋からIWGP王座を奪った時は会社主導感が強く、でもファンは末っ子気質の彼を温かく見守っていた。それらが逆転し、強すぎるまた勝ったのと囁かれるようになったのはいつからか。先人の教え(著者が伊集院静さんと親交があったのを思い出した)に耳を傾け、励んできた自己改革の熱が伝わってくる一冊。文庫化の際は、AEWへの移籍を決めた経緯と現在進行形のアメリカ生活から感じることを付け加えてほしい。
Y2K☮
2025/12/08 10:41

マテリアル「オカダ、お前は試合でなにを伝えたいんだ?」「登っていく坂、階段はずっと同じ角度ではない。踊り場もあれば、次のステージに一気に上がれる急勾配もある」「急勾配のときは、もたもたしていてはいけない。全力で駆け上がらなくてはいけない」

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Y2K☮
ネタバレハートフルな短編集。伊坂幸太郎も25周年か。初期と比べて変わった点はあるにせよ、小説を書くことで読者へ届けたい何か=根本的な姿勢は貫いていると確信できた。もちろん新しい試みをしてくれて一向に構わない。最後の「Weather」みたいな作品を読めたら、もうそれでオールオッケー。オセロで盤上を占める多数の黒が一気に白へひっくり返ったような快感を味わえた。と言いつつ、最も印象に残ったのは「透明ポーラーベア」かもしれない。登場するあのキャラクターが、異なる世界線で違う生き方を選んだ某初期作のあの人だったらいいのに。
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Y2K☮
9年ぶりの新刊刊行に嬉しい悲鳴を上げつつ、11年ぶりに再読した。あまりにも久し振りで諸々の設定やストーリーをほぼ忘れている。おかげで四月一日の置かれている状況が五里霧中。不穏な気配にハラハラしつつ、最初のエピソードを読んで「そうそうこれこれ!」と胸が躍った。あと旧シリーズもそうだったけど、四月一日の作る料理が密かな楽しみ。紅茶ゼリー素晴らしい。レシピ本を出したら売れると思う。焦らず急がず2巻から5巻までじっくり味わおうか。アニメもまた見たい。ジョジョみたいにNetflixで視聴できるようになるといいなあ。
中原れい
2025/12/06 19:26

実写は2種類見ちゃったんですが、役者もスタッフもホリックの世界が好きなんだなあというのは伝わりました。原作の感じが伝わったかは微妙でしたが。

Y2K☮
2025/12/06 21:14

コメントありがとうございます!! 実写ありましたね。まだ見てないですが、なるほどそういう感じでしたか。原作が魅力的であるほど、楽しみ方や受け取り方が難しくなる気がします。

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Y2K☮
久し振りの読了。無名の老人が挙げた誰も知らぬ大勝利。最も偉大でピュアな勝利だと思う。賞賛する者は少年だけ? それでいいのだ。生活のためでありつつ富や栄光が目的ではなく、己を見限りつつある自分自身にまだできると証明したくて全身全霊を振り絞ったのだから。こういう無名人はいつの時代にも世界中にいる。本書は今後も彼ら彼女らの魂を救い続けるはず。だから決して徒労ではない。著者が今作刊行の2年後にノーベル文学賞を受賞したので、ずっと全盛期の作品だと勘違いしていた。52歳の弱音と底力に心が燃え滾る一冊。人生はここから。
Y2K☮
2025/12/05 20:49

マテリアル「何度でもいい、機会はそのたびごとに新しい。昔の手柄など、老人はもはや考えていない」「これが夢だったらよかったのに、いまとなってはそう思う、魚なんか釣れないほうがよかった」「けれど、人間は負けるように造られてはいないんだ」「そりゃ、人間は殺されるかもしれない、けれど負けはしないんだぞ」

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Y2K☮
著者自身の詩は朴訥というか衒いがない。でもさらっと書いた風で、実はかなりきめ細かく推敲している気がする。訳詩になると一転して自由奔放。ほとんど翻案に近い。原文が中国の詩であるにもかかわらず「アサガヤアタリデ大ザケノンダ」とか。それは昨晩のあなたでしょと。ある意味で町田康の「パンク侍」や口語訳シリーズの先駆者といえそう。まだ「山椒魚」及び短編いくつかと「黒い雨」そしてこの詩集しか読んでいないが、どれも受ける印象が異なっていて井伏鱒二を掴み切れぬ。明らかに純文学の人でありながら直木賞を受賞している点も含めて。
にゃーご松崎
2025/12/07 19:49

私は井伏鱒二といえば『駅前旅館』。あ、また読みたくなりました。あの温厚な姿で弟子の太宰を少し心配げに見ていた姿が想像されます。

Y2K☮
2025/12/07 21:31

コメントありがとうございます!! へえ、そんな話もあるんですね。太宰が亡くなってからも井伏さんの人生は長かったけど、やっぱり太宰との関連がいちばん興味を惹かれるかも。

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Y2K☮
禅。「魂の燃焼へ」「覚悟はよいか」を読了したら、おのずと開きたくなった。もちろん時代や価値観は変わっていくもの。昔より改善された面も少なくない。だがここに書かれている考え方を文字面だけ見て「無理」「あり得ない」と切り捨てるのはもったいないし、傲慢かもしれない。多少引っ掛かりを覚えるぐらいの読書こそが凝り固まった何かをほぐし、新たな自分や人生のより正しい捉え方を見つける端緒になり得るかと。誰しも死ぬまで生きる。ただ執行さんの本を読んでいれば、死はすべての終わりではないのではという問いをすでに抱いているのだ。
Y2K☮
2025/12/03 09:24

マテリアル「寺はあくまでも娑婆にあり、娑婆の光となってこその寺なのであって、ひとり超然と世を捨ててしまうのは、逃避であり、まやかしである」「人生は六十から」「七十代でお迎えのあるときは、留守といえ」「八十代でお迎えのあるときは、まだ早すぎるといえ」

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Y2K☮
お見事。これで完結というニュースを目にした時は「もったいない」と思った。だが読み進めるうちに考えが変わった。周りの人にとって、成瀬あかりは分け隔てなく照らしてくれる太陽かもしれない。だが常にギバーである必要はなく、私的な楽しみや幸せを犠牲にしてほしくない。その点に関しては誰もが同じ気持ちのはず。これ以上続いたら、みんなの成瀬ではない部分も書かざるを得なくなる。それはそれで読みたいけど楽しみは取っておこう。200年生きるつもりで他人と社会、そして誰とも違う自分を大事にしていれば、きっと可能性はゼロではない。
Y2K☮
2025/12/02 09:01

マテリアル「ゴールにたどり着かなくても、歩いた経験は無駄じゃない」「今のところは後悔していないが、将来的に後悔することはあるかもしれない。だけど今のところ、自然に選んできたことだから、それが正しいと思っている」

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Y2K☮
著者は民主活動家。4度目の投獄中である2010年にノーベル平和賞を受賞し、2017年に服役中のまま亡くなった。この詩集は奥様(こちらは中国政府に自宅軟禁されていた)へ向けた愛情と思い遣り、そして偉人たちへの率直な評に溢れている。カフカに関する論調から真摯に読み込んだがゆえの一周回った辛辣さを感じた。「頬髯のプラトン」も好奇心を掻き立てる。「ソクラテスの弁明」を再読しよう。あと印象に残ったのは子犬の死の思い出を描いた詩。ああいう幼少期に信じる人から裏切られた記憶が、のちの性格や生き方の根底を形作る気がする。
Y2K☮
2025/12/01 21:47

マテリアル「若かった時 わたしの美はだれにも評価されなかった」「年をとると今度は わたしの智恵をだれも理解してくれない」「白昼は夜よりいっそう凶悪かつ残忍だ」「僕をしっかりとつかまえて 君が生きていく悲しい口実にしてくれ」

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ユーザーデータ

読書データ

プロフィール

登録日
2010/01/22(5829日経過)
記録初日
2010/01/02(5849日経過)
読んだ本
4258冊(1日平均0.73冊)
読んだページ
1084734ページ(1日平均185ページ)
感想・レビュー
3853件(投稿率90.5%)
本棚
47棚
血液型
A型
現住所
東京都
URL/ブログ
https://note.com/bookread_write
自己紹介

右でも左でもなく、善でも悪でもない一庶民。
本を読む、書く、売る、を日々継続の書店員。
著書を出したい。書評、エッセイ、小説など。
「読む」と「書く」で己と読者を昨日よりも幸せに!

noteでは書評やニュースキュレーション、
スポーツ、音楽、映画、政治等に関するコラム、
あと掌編小説も書いています。
毎日更新中! 気軽に覗いてみてください!
https://note.com/bookread_write

絵本コレクター(というほどでもないけど)。
プロレスマニア。FCバルセロナ。
物静かな阪神ファン。

☮座右の銘☮
おもしろき こともなき世を おもしろく 
すみなすものは 本とプロレス

☮2014年10月8日☮
感想に「Y2K'sマテリアル」を付け始めました。
その本の中で印象に残った箇所の引用。
マテリアルは「素材」「原料」という意味です。
こういう一文の積み重ねが自分を形作っています。
(衝撃受けまくった作品の場合は引用を乱発する
「ギターフック」になります。元ネタは某UKバンド)

Eres el dueño de tu propio destino.

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