2月の「Y2K☮書店」(売りたい本)は「銀河英雄伝説1黎明編」「移動図書館ひまわり号」「キーウの月」「水車小屋のネネ」の4冊。久し振りの銀英伝が面白い。歴史を学ぶように楽しめるSFエンタメ教養小説か。「水車小屋の~」は本屋大賞候補作。受賞に期待します。2024年2月の読書メーター 読んだ本の数:20冊 読んだページ数:5685ページ ナイス数:1087ナイス ★先月に読んだ本一覧はこちら→ https://bookmeter.com/users/49241/summary/monthly/2024/2
マテリアル「返品が可能な商慣習だからこそ、やり方次第では遊びを持たせた棚づくりもできる」「環境破壊をしたり自分を組織に合わせて苦しめたりせずに、資本主義の世界で最低限生き延びられる金を稼ぎながら生きていくための仕事をつくれたら、それは自分を救うことでもあるし、自分以外の人にも希望を示せるんじゃないか」「どうやって生きるのが心地いいのか。自分と対話し、自分で考えるとき、本は心強い伴走者だ」
マテリアル「ファンあってのメジャー・リーグであることは、よくわかっている。でも、それは選手が不当な待遇に甘んじることで成立するものではないんだ」「『アメリカに行く』という行為が先であって、成功するか否かという問題は、その後についてくるもの」「野茂の大リーグでの成功を、勝ち星や防御率、あるいは奪三振数でしか語ろうとしない向きもありますが、これではあまりにも寂しい」「彼こそは真の意味での芸術家」
マテリアル「信長は、ゼロから1を生み出すタイプの天才ではなかったかもしれません」「しかし、1を100にも1000にもするという点では、誰よりも長けていたと思います」「秀吉はキリスト教の布教に肯定的でしたが、長崎がイエズス会領となり、日本の人民が奴隷として海外に連れ去られていることに衝撃を受け、キリスト教布教の制限に踏み切ります」
マテリアル「容易に勝てないなら、最悪の場合でも、負けない戦いをする」「『がむしゃらに頑張る』のは計画に無理があるだけだ」「利益のなかに損失を見いだし、損失のなかに利益を見いだす」「『ピンチを脱した』と思ったときがいちばん危ない」
マテリアル「坊さんが大量にアイスを買っていた」「見よう見まねのコイントスをしたばかりに」「私はこの本を読んで自由律俳句をやってみようかなと思った人たちの味方である」「僕はどこにも向かっていない。毎日そこから日帰りで通っている。ずっとやって来たことを続けながら、まだ何かに選ばれることを期待している」
マテリアル「失敗の仕方を観察すれば、その人の人柄がわかる」「人を結果でしか見てこなければ、本当に信用できる人間か否かを見抜く目も育めないし、いざというときその目も曇りがちになる」「『続けばいいんだよ』では、『前例踏襲』にしかならない」「政治や経済、経営の世界では、科学的・合理的な推測の段階では正しかったはずの施策が、最終的に大失敗という事例が山のように存在する」
マテリアル「ウクライナの国歌は十九世紀半ばに作られた」「『ウクライナは滅びず』という歌の題はおかしく聞こえるかもしれないが、ウクライナが、ポーランドやロシア、ソ連邦から長い間独立できなかった歴史を示している」「この事故のことを、多くの人は忘れてはいけないと思っているけれど、毎日は思い出したくないという微妙な感情を持っている」
マテリアル「どんな願いもかなうといったな」「オレは女の前にいってもあがらないようにしてもらうぞ」「どうせなら天下をとるとか大金をもらうとかにしたほうが」「オレは天下にはきょうみがない。金は盗めば手にはいる」「しかし女がにがてという性格はどうしようもない」
マテリアル「獅子は罠から自らを守れず、狐は狼から身を守れない」「それゆえ罠を見破るには狐である必要があり、狼を驚かすには獅子である必要がある」「最善の砦とは民衆に憎まれないこと」「人間の自由意志は消滅せず、したがって運命はわれわれの行為の半分を裁定するが、他の半分、あるいは半分近くはわれわれが支配するよう任せているのが正しいのではないか」
マテリアル「自分のスマホにリミッターをかけている。15分でSNSを見られなくなるように設定しているのだ」「ハッピーでいるために、矛盾するようだけど、アンハッピーなことも少しずつ体験しておく」「その分野のプロには、僕たちが思いつかないようなとびっきりの発想や工夫がある」
マテリアル「彼らには解決するべき問題があまりにも多すぎるから、ひとつひとつ解決しようというよりは、なんとかそれと協調してやっていこうというかんじになってしまうのだ」
マテリアル「それもこれも『ご縁』なんだよね。普通だと思ってやってきたことが、周りから見たら『特殊なこと』だった、ただそれだけで」「社長さんのような偉い人とか目立っている人もすごいけど、意外とそんな人の”横にいる人”のほうが俺気味だったりするんだよね」「(この人は目立たないけど、役割としてプロフェッショナルだな)とか」
マテリアル「海の色は水中で散乱して、空中へ戻って来る太陽光線の波長で決まるんだ」「人生の達人はどんな時も自分らしく生き、自分色の人生を持つ」「自分を哀れんでいる時間はない」
マテリアル「職場政治のいわれのないサディズムの力学はすべて、経済的ダメージを感じることなく『辞めてやる』とはいえないことに基盤をおいている」「金持ちを金持ちに、権力者を権力者に仕立てあげているすべてが、実際には貧民の労苦のたまもの」「老若男女の区別も、カーストの高低の区別もなく、全員に等しい量のお金を給付するならば、そのような差異は解消しはじめる」「こういったことがインドの実験で起こったのです」
マテリアル「もう一度二十歳にしてやるといわれてもなんだか面倒臭そうだなあという思いが先に立つ」「一度きりでいいんじゃないかという気がする」「ごく普通の人々は一生働いて家を一軒持てるかどうかというひどい状況に追い込まれてしまった。こんなのはどう考えてもまともな社会ではない」
右でも左でもなく、善でも悪でもない一庶民。
本を読む、書く、売る、を日々継続の書店員。
著書を出したい。書評、エッセイ、小説など。
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絵本コレクター(というほどでもないけど)。
プロレスマニア。FCバルセロナ。
物静かな阪神ファン。
☮座右の銘☮
おもしろき こともなき世を おもしろく
すみなすものは 本とプロレス
☮2014年10月8日☮
感想に「Y2K'sマテリアル」を付け始めました。
その本の中で印象に残った箇所の引用。
マテリアルは「素材」「原料」という意味です。
こういう一文の積み重ねが自分を形作っています。
(衝撃受けまくった作品の場合は引用を乱発する
「ギターフック」になります。元ネタは某UKバンド)
Eres el dueño de tu propio destino.
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マテリアル「職場政治のいわれのないサディズムの力学はすべて、経済的ダメージを感じることなく『辞めてやる』とはいえないことに基盤をおいている」「金持ちを金持ちに、権力者を権力者に仕立てあげているすべてが、実際には貧民の労苦のたまもの」「老若男女の区別も、カーストの高低の区別もなく、全員に等しい量のお金を給付するならば、そのような差異は解消しはじめる」「こういったことがインドの実験で起こったのです」