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2024年3月の読書メーターまとめ

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1051ナイス

2024年3月に読んだ本
21

2024年3月にナイスが最も多かった感想・レビュー

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ブルシット・ジョブとは、分不相応な高給を取る連中が既得権益を守るためだけに生み出した無意味な仕事の総称か? なくした方がいいと当事者ですら感じていても、なまじ稼げるから絶滅しない。現場の書店員が激務にもかかわらず最低時給なのは世に必要な証? 嬉しくない。フェアなシステムを求む。ベーシックインカム(BI)は貧富の差に関係なく、平等に同じ金額を給付する。反・格差社会を掲げるなら、日本でも一部地域で試しに導入してもいいのに。もう労働と生活は切り離してOK。少なくとも私はBIで生活を保障されても書店員を辞めない。
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2024/03/03 21:31

マテリアル「職場政治のいわれのないサディズムの力学はすべて、経済的ダメージを感じることなく『辞めてやる』とはいえないことに基盤をおいている」「金持ちを金持ちに、権力者を権力者に仕立てあげているすべてが、実際には貧民の労苦のたまもの」「老若男女の区別も、カーストの高低の区別もなく、全員に等しい量のお金を給付するならば、そのような差異は解消しはじめる」「こういったことがインドの実験で起こったのです」

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2024年3月にナイスが最も多かったつぶやき

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2月の「Y2K☮書店」(売りたい本)は「銀河英雄伝説1黎明編」「移動図書館ひまわり号」「キーウの月」「水車小屋のネネ」の4冊。久し振りの銀英伝が面白い。歴史を学ぶように楽しめるSFエンタメ教養小説か。「水車小屋の~」は本屋大賞候補作。受賞に期待します。2024年2月の読書メーター 読んだ本の数:20冊 読んだページ数:5685ページ ナイス数:1087ナイス ★先月に読んだ本一覧はこちら→ https://bookmeter.com/users/49241/summary/monthly/2024/2

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2024年3月の感想・レビュー一覧
21

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ネタバレついこの間命のやりとりをした相手とのタッグ結成。これを平和への祈りに繋げたくなるのは深読みのし過ぎか。富野由悠季「Gのレコンギスタ」を思い出した。相手を憎み、本気で闘う。だからこそ互いの実力を認め合い、リスペクトが芽生える(尊敬ではない。リスペクトと尊敬はべつの語彙だと考えています)。もし戦争がなくならないのなら、せめてその悲劇を長期に渡る相互理解の端緒に。そんなメッセージを感じた。なお7月からアニメ放映が始まるらしい。日曜の23時半はちょっと遅いから配信で見ようかな。テリーマンが小野大輔とはカッコいい。
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全国の気骨ある11店を紹介する名著。「Title」はバランス感覚が一歩抜けている。一般向けの町の本屋、独自の選書で惹きつける独立系、さらにカフェ&イベントと全要素を網羅できるのは経験豊富な辻山さんだからこそ。他の人が同じようにやるのは無理だしやる必要もない。「汽水空港」は店も店主もユニークだし「MINOU BOOKS」の気概に感服した。経済産業省が何を言おうが、やりたいことをやって各々の人生を楽しみつつ生き残るのがいちばん。それが結果的に本屋という文化を守ることに繋がるはず。「定有堂書店」の本も読みます。
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2024/03/27 18:28

マテリアル「返品が可能な商慣習だからこそ、やり方次第では遊びを持たせた棚づくりもできる」「環境破壊をしたり自分を組織に合わせて苦しめたりせずに、資本主義の世界で最低限生き延びられる金を稼ぎながら生きていくための仕事をつくれたら、それは自分を救うことでもあるし、自分以外の人にも希望を示せるんじゃないか」「どうやって生きるのが心地いいのか。自分と対話し、自分で考えるとき、本は心強い伴走者だ」

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復刊。単行本の出版は1996年4月。著者が95年にドジャースで成功したことが、日本人選手のメジャー挑戦への道を切り拓いた(上原もそうだけど、ほぼ真っ直ぐとフォークだけで長期間活躍した事実に痺れる)。とはいえ、そうせざるを得ないほど日本球界で追い込まれたのも事実。2024年の現状はだいぶ改善されたように感じるけど、著者の見解はどうか。ラソーダ監督は論語的なリーダー。懐の深さが仰木さんに近いような。あと94年のストライキに関するMLB選手のコメントが不毛な労働環境に耐えるイチ書店員の心に響いた。覚えておこう。
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2024/03/25 14:15

マテリアル「ファンあってのメジャー・リーグであることは、よくわかっている。でも、それは選手が不当な待遇に甘んじることで成立するものではないんだ」「『アメリカに行く』という行為が先であって、成功するか否かという問題は、その後についてくるもの」「野茂の大リーグでの成功を、勝ち星や防御率、あるいは奪三振数でしか語ろうとしない向きもありますが、これではあまりにも寂しい」「彼こそは真の意味での芸術家」

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ネタバレ皇帝を超えたいなら、新領土総督としてラインハルト以上の善政をおこなえばいい。叛乱を起こし、多くの兵士や将官を死なせる必要はなかった。だがそれでも。賢明な選択ではないとわかっていても。「ベルセルク」でグリフィスと決別したガッツの背中を思い出す。己の内なる声に殉じた不退転の一歩が眩しい。だが決定的な一歩を踏み出さなかったことで公明正大な道を歩む者もいる。改めて「帝国の双璧」は互いにないものを高次元で備えていたのだと実感した。ロイエンタール、あんたは大馬鹿野郎だ。でも納得してるんだよな。ちょっとだけ羨ましいよ。
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史料の新解釈を元にしつつ、現代のボキャブラリーと比喩を駆使して戦国武将の実態を推理していく一冊。昔からなぜか松永久秀と石田三成が好きで関ヶ原も西軍派。まさか同じ嗜好の人がいるとは。「八本目の槍」を読みたい。伊達政宗と武田信玄の印象が少し変わった。幼い頃に見た大河ドラマの刷り込みはやはり強い。「どうする家康」を見た子どもが明智光秀を過小評価しないことを祈る(尤も「麒麟がくる」はその逆の現象が懸念されるのだけど)。いまや人気作家となった著者がなぜ本屋の経営をするのか。それを知ることができた点でも有意義だった。
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2024/03/22 20:42

マテリアル「信長は、ゼロから1を生み出すタイプの天才ではなかったかもしれません」「しかし、1を100にも1000にもするという点では、誰よりも長けていたと思います」「秀吉はキリスト教の布教に肯定的でしたが、長崎がイエズス会領となり、日本の人民が奴隷として海外に連れ去られていることに衝撃を受け、キリスト教布教の制限に踏み切ります」

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「孫子」に従って成功した例、従わずに失敗した例を主に中国史から材を採って解説する入門書。息子さんの著書に比べてわかりやすい反面、現代ビジネスへの応用という点で弱い。しかし「三国志」や「項羽と劉邦」が好きな人なら、本書を読むことでより学ぶ意欲を刺激されるはず(ちなみにこの本は絶版っぽいが、同じ出版社から新装版が出ている)。「孫子」は「韓非子」とは異なり原書が長くないゆえ、そちらと併読するのも有効。「道天地将法」と「智信仁勇厳」を覚えた。根性論は劣勢時の切り札。予めそうならぬよう戦略を立てないと話にならない。
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2024/03/19 15:36

マテリアル「容易に勝てないなら、最悪の場合でも、負けない戦いをする」「『がむしゃらに頑張る』のは計画に無理があるだけだ」「利益のなかに損失を見いだし、損失のなかに利益を見いだす」「『ピンチを脱した』と思ったときがいちばん危ない」

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単行本が出たのは2009年。又吉さんにとって初の著書だったらしい。彼がこの本を受け取った6月19日は太宰治の誕生日(ちなみに太宰の命日である6月13日は、プロレスラー・三沢光晴さんが亡くなった日でもある。だから絶対に忘れない)。彼の句から「劇場」を思い出した。また読もう。まさか6年後に芥川賞を獲るなんて夢にも思わなかっただろうな。せきしろさんが理系だというのは意外な気がして、でも次の瞬間に納得した。面倒臭さのバリエーションがそんな感じというか。元気が出る一冊。最後に一句。「洋食屋で本書を読み裏返しに置く」
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2024/03/19 08:12

マテリアル「坊さんが大量にアイスを買っていた」「見よう見まねのコイントスをしたばかりに」「私はこの本を読んで自由律俳句をやってみようかなと思った人たちの味方である」「僕はどこにも向かっていない。毎日そこから日帰りで通っている。ずっとやって来たことを続けながら、まだ何かに選ばれることを期待している」

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ネタバレ「民主主義なんか滅びてもいいの」「あの人が、わたしの傍で半分眠りながら本を読んでいてくれたら」ヤンの率いる軍に大事な人を奪われた帝国の遺族は、この言葉に何を感じるか。だが彼ら彼女らが同様の思いを口にすれば、帝国軍のせいで掛け替えのない存在を失った同盟の人間が黙っていない。どちらも間違っていないからこそ、もう終わらせないといけない。なのに、まだ独り善がりの欲を満たすために血を欲する輩がいる。己は戦わず、手を汚さず。ヤンもラインハルトもこういう連中こそ憎んだはず。野心と才覚を持て余すあの男だって。遂に9巻へ。
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日本人は論語的価値観をこれでもかと刷り込まれて育つ。ゆえに韓非子を読んで中和するぐらいがベスト。組織で生きていく以上、人を信じ、同僚と上手くやる能力も必要だが、腹の内のすべてを見せなくてもいい。むしろ得体のしれない部分を残し、なおかつ自分なしでは現場が回らぬ状況であることを周りに認知させれば、誰からも邪魔されない。ささやかな自由を盗み、さっさと定時で帰り、責任は上司に取らせる。それぐらいのしたたかさを持たないと末端は搾取されるだけ。ちなみに著者は元書店員。どこに勤めてたか知ってる。やはり論語は良し悪しだ。
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2024/03/16 21:09

マテリアル「失敗の仕方を観察すれば、その人の人柄がわかる」「人を結果でしか見てこなければ、本当に信用できる人間か否かを見抜く目も育めないし、いざというときその目も曇りがちになる」「『続けばいいんだよ』では、『前例踏襲』にしかならない」「政治や経済、経営の世界では、科学的・合理的な推測の段階では正しかったはずの施策が、最終的に大失敗という事例が山のように存在する」

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石川県「輪島朝市」の風景を描いた1980年刊行の絵本が待望の復刊。「本作品の利益は、令和6年能登半島地震災害義援金として、日本赤十字社に寄付いたします」とのこと。この場を通りかかったら、言われるがままに何でも買ってしまいそう(ふぐの売り文句が驚愕)。年末の上野の「アメ横」を思い出す。40年以上経った現在もこういう感じなのかな。多少は変わったかもしれない。福音館書店さん、もし可能ならいつか令和版「あさいち」もぜひ。その頃には元の賑わいが戻ってきているはず。せめて本書を買うことと売ることで応援させてください。
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2024/03/14 20:49

マテリアル「もう なんねん こうして すわっとるやら」「ああ うれた、よかったな、でまいにちが すぎてしもうわ」

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数年ぶりに再読。歴史とはニュースで話題になり、小説やノンフィクションや教科書などに書かれるものがすべてではない。戦争にささやかな幸せすら奪われた名もなき人々のそれに触れる機会を持ちたい。じゃないと愛国心だ国防だというマクロな視点に流され、すぐそばにある大事な何かを忘れそう。日本語で書かれたエッセイだけど、書店では世界史の棚に置くのがいいかも。チェルノブイリに関する章を何度も読み返した。こういう本は返品しない。いまも続く戦争に対する思いが綴られた「キーウの遠い空」を読みたい。「国境を超えたウクライナ人」も。
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2024/03/13 17:06

マテリアル「ウクライナの国歌は十九世紀半ばに作られた」「『ウクライナは滅びず』という歌の題はおかしく聞こえるかもしれないが、ウクライナが、ポーランドやロシア、ソ連邦から長い間独立できなかった歴史を示している」「この事故のことを、多くの人は忘れてはいけないと思っているけれど、毎日は思い出したくないという微妙な感情を持っている」

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どんな名作にも第1話があり第1巻がある。「るろうに剣心」のそれらが好きなのは、作品のテーマや主人公の人間性、そして作者の描きたいものが色濃く反映されているから。本書からも伝わってきたけど、より痛感したのはまったく異なる世界観を自然に共存させるコーディネート力。昔の中国っぽい風景に恐竜みたいな生き物がいて、現代風の女の子が現れる。さらに車やバイク、ホイホイカプセルと7つ集めたら願いごとが叶うボール。荒唐無稽と思わずに楽しめてしまう。いま改めて1巻を読むことをオススメしたい。鳥山先生、ありがとうございました。
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2024/03/12 12:31

マテリアル「どんな願いもかなうといったな」「オレは女の前にいってもあがらないようにしてもらうぞ」「どうせなら天下をとるとか大金をもらうとかにしたほうが」「オレは天下にはきょうみがない。金は盗めば手にはいる」「しかし女がにがてという性格はどうしようもない」

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ネタバレビュコックとチュン・ウー・チェンに乾杯&敬礼。民主主義が独裁者を生むのだとしても、制度としてその存続を認めるのはべつの話だろう。特に覇者がすべてを手にできるシステムは恒久的な平和と折り合いが悪い。秩序の中心である天皇と権力を統べる内閣総理大臣を分けた日本のやり方は決して間違っていないはず(北方謙三「三国志」における劉備の思想と同じく)。そして第三者の陰謀がどうであれロイエンタールの本心に疑いの余地はない。彼に実質ナンバーツーの大権を与えたラインハルトに無自覚な使嗾を感じるのは考えすぎか? いよいよ8巻へ。
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「銀河英雄伝説」と併読して理解が進んだ。優れた君主を待ち望む消極性はポピュリズムの温床だし、そんな逸材はめったに現れない。ならば各々が考えて行動し、これはと見込んだ者を支え、尻を叩き、公のために尽くすリーダーに育てる。腐敗する議員の大半は組織票で守られているから、もっと選挙へ足を運び、きちんと落選させる。本書を読むことで民主主義の特性と意義を再認識した。あと世襲制がダメなのではなく、後天的に適性や能力を持ち得ず、末端の心情を理解しようとしない政治家や経営者がダメなのだと確信した。韓非子や孫子も読み直そう。
Y2K☮
2024/03/11 09:07

マテリアル「獅子は罠から自らを守れず、狐は狼から身を守れない」「それゆえ罠を見破るには狐である必要があり、狼を驚かすには獅子である必要がある」「最善の砦とは民衆に憎まれないこと」「人間の自由意志は消滅せず、したがって運命はわれわれの行為の半分を裁定するが、他の半分、あるいは半分近くはわれわれが支配するよう任せているのが正しいのではないか」

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AEW移籍が決まった記念に。想像していた以上にストイックで研究熱心な努力家。本人言うところの「後輩体質」で教えてもらったことを素直に実行しているのかもしれない(特に師匠であるウルティモ・ドラゴンは、生活面も含めて本当にいい背中を見せていたらしい)。赤いフェラーリは2012年のG1前にも乗っていたけど、会社がリースしたのかなと思った。いまなら所有していても驚かない。似合う。「時計はカルティエではなくロレックス」が胸に響いた。本はコンビニではなく書店で買うに近い発想かも。ぜひ全米にドルの雨を降らせてください。
Y2K☮
2024/03/08 19:30

マテリアル「自分のスマホにリミッターをかけている。15分でSNSを見られなくなるように設定しているのだ」「ハッピーでいるために、矛盾するようだけど、アンハッピーなことも少しずつ体験しておく」「その分野のプロには、僕たちが思いつかないようなとびっきりの発想や工夫がある」

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最初の短編集。水丸さんの表紙を単行本で眺めたかった。「貧乏な叔母さんの話」は春樹さんがラジオで紹介していた「ふしあわせという名の猫」(作詞は寺山修司)からインスピレーションを受けた作品だろうか。「午後の最後の芝生」と「土の中の彼女の小さな犬」は題材や物語ではなく漂う空気の重さと余韻がどことなくカーヴァーで、最後はなんちゃってチャンドラー。表題作のやるせなさに「グレート・ギャツビー」を感じた。ふと著者が経営していたジャズ喫茶「ピーター・キャット」に興味が沸く。いつかそういう本を書いていただけると嬉しいです。
Y2K☮
2024/03/06 14:15

マテリアル「彼らには解決するべき問題があまりにも多すぎるから、ひとつひとつ解決しようというよりは、なんとかそれと協調してやっていこうというかんじになってしまうのだ」

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東京出身ならではのある種の劣等感は理解できる。アーティスト活動について初めて知った。ラテン系ド直球の相方とは異なり(その印象も実は浅いと本書から学んだけど)芸達者で器用な人だと思っていたが、想像以上にアドリブ志向。昭和のいい意味でのでたらめさや面倒なシステムに無関心な大らかさを、ぜひ何らかの形で令和の世に残してほしい。「情けねえ」はいま聴くとまた違った意味を感じそう。あと「ラスタとんねるず」にほぼ触れていない気がする。いつかジャイアント将棋をまた見たい。あの豪華ゲストを再現するのは難しいかもしれないけど。
Y2K☮
2024/03/05 11:26

マテリアル「それもこれも『ご縁』なんだよね。普通だと思ってやってきたことが、周りから見たら『特殊なこと』だった、ただそれだけで」「社長さんのような偉い人とか目立っている人もすごいけど、意外とそんな人の”横にいる人”のほうが俺気味だったりするんだよね」「(この人は目立たないけど、役割としてプロフェッショナルだな)とか」

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「瑪瑙色の時間」が胸に染みる。かつての自分はまさにキートンみたいな坊やだった。いまはむしろクリスの立場。でも惨めだなんて思わない。少なくとも小賢しい年少者から耳が痛むことを言われても感情的にはならない(はず)。苦労知らずという理屈にならない理屈で子どもを見下す大人は、どこかで己の生き方の欺瞞性を自覚しているのでは? 悟っても即改められる人は多くない。それをできるクリスは、気づいていないがゆえに「人生の達人」へ一歩近づけたのかもしれない。あとフォークランド紛争に関する史実を調べたくなった。本を探してみよう。
Y2K☮
2024/03/04 11:06

マテリアル「海の色は水中で散乱して、空中へ戻って来る太陽光線の波長で決まるんだ」「人生の達人はどんな時も自分らしく生き、自分色の人生を持つ」「自分を哀れんでいる時間はない」

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ブルシット・ジョブとは、分不相応な高給を取る連中が既得権益を守るためだけに生み出した無意味な仕事の総称か? なくした方がいいと当事者ですら感じていても、なまじ稼げるから絶滅しない。現場の書店員が激務にもかかわらず最低時給なのは世に必要な証? 嬉しくない。フェアなシステムを求む。ベーシックインカム(BI)は貧富の差に関係なく、平等に同じ金額を給付する。反・格差社会を掲げるなら、日本でも一部地域で試しに導入してもいいのに。もう労働と生活は切り離してOK。少なくとも私はBIで生活を保障されても書店員を辞めない。
Y2K☮
2024/03/03 21:31

マテリアル「職場政治のいわれのないサディズムの力学はすべて、経済的ダメージを感じることなく『辞めてやる』とはいえないことに基盤をおいている」「金持ちを金持ちに、権力者を権力者に仕立てあげているすべてが、実際には貧民の労苦のたまもの」「老若男女の区別も、カーストの高低の区別もなく、全員に等しい量のお金を給付するならば、そのような差異は解消しはじめる」「こういったことがインドの実験で起こったのです」

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Y2K☮
ネタバレダービー兄とのギャンブル勝負を再読。なぜあの程度のブラフを見抜けなかったか。それをさせない何かが承太郎に備わっていたから。彼自身も気づいていない伸び代が。ダービーはDIOのスタンド「ザ・ワールド」なら、誰にもばれずにカードをすり替えられるとわかっていた。だからこそ同じタイプのスタンドを持つ承太郎が近い能力を隠し持っている、もしくは身につけつつある可能性は低くないと想像し、ハッタリがハッタリに思えなくなってしまった。敵は我にあり。相手が実際よりも強く見えるのは恐怖心の投影。己を信じられぬ己の心に打ち勝とう。
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Y2K☮
1983~88年に書かれたエッセイ。言葉の端々がちょこちょこ尖ってる。当時の著者が世の中でどういう位置付けだったのか気になる。同世代以下(特に女性)から高い支持を集める、和服の似合わぬニュータイプ文士という感じだろうか。バブル経済真っ只中の状況で不動産投資に批判的なことを書くのはさすが。そこそこ勇気が必要だったのでは。「床屋」が放送禁止用語とは知らなかった。いまもそうなのかな? うさぎ亭のコロッケ定食と麦飯をぜひ体験したい。あとビーフ・ステーキが食べたくなった。ロイヤルホストかフォルクスでも行きますかね。
Y2K☮
2024/03/01 18:22

マテリアル「もう一度二十歳にしてやるといわれてもなんだか面倒臭そうだなあという思いが先に立つ」「一度きりでいいんじゃないかという気がする」「ごく普通の人々は一生働いて家を一軒持てるかどうかというひどい状況に追い込まれてしまった。こんなのはどう考えてもまともな社会ではない」

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ユーザーデータ

読書データ

プロフィール

登録日
2010/01/22(5208日経過)
記録初日
2010/01/02(5228日経過)
読んだ本
3834冊(1日平均0.73冊)
読んだページ
970719ページ(1日平均185ページ)
感想・レビュー
3429件(投稿率89.4%)
本棚
45棚
血液型
A型
現住所
東京都
URL/ブログ
https://note.com/bookread_write
自己紹介

右でも左でもなく、善でも悪でもない一庶民。
本を読む、書く、売る、を日々継続の書店員。
著書を出したい。書評、エッセイ、小説など。
「読む」と「書く」で己と読者を昨日よりも幸せに!

noteでは書評やニュースキュレーション、
スポーツ、音楽、映画、政治等に関するコラム、
あと掌編小説も書いています。
毎日更新中! 気軽に覗いてみてください!
https://note.com/bookread_write

絵本コレクター(というほどでもないけど)。
プロレスマニア。FCバルセロナ。
物静かな阪神ファン。

☮座右の銘☮
おもしろき こともなき世を おもしろく 
すみなすものは 本とプロレス

☮2014年10月8日☮
感想に「Y2K'sマテリアル」を付け始めました。
その本の中で印象に残った箇所の引用。
マテリアルは「素材」「原料」という意味です。
こういう一文の積み重ねが自分を形作っています。
(衝撃受けまくった作品の場合は引用を乱発する
「ギターフック」になります。元ネタは某UKバンド)

Eres el dueño de tu propio destino.

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