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2024年10月の読書メーターまとめ

あきひと
読んだ本
17
読んだページ
6201ページ
感想・レビュー
17
ナイス
311ナイス

2024年10月に読んだ本
17

2024年10月のお気に入られ登録
1

  • 広井啓

2024年10月にナイスが最も多かった感想・レビュー

あきひと
ハードボイルドっぽく始まる。探偵修行中に潜入捜査、自殺願望者の救助、詐欺事件の解決に奔走と、一見バラバラな事件が最後になって結び付き、勝手に思い込みで読んでいた自分が騙されていたことが分かるのだが、やられた感が非常に爽快で、頭からもう一度眺め直してニヤニヤしてしまった。何が「何でもやってやろう屋」だい!  この物語は小説で楽しむもの、映像化は無理ですね。タイトルも最後まで読んで腑に落ちた。お薦め!!
あきひと
2024/10/03 14:02

おー! 見事にひっくり返されて、自分は後味が良かったな。

tetsubun1000mg
2024/10/03 14:50

ほんとだね! 鮮やかーっ!て感じだったね。

が「ナイス!」と言っています。

2024年10月の感想・レビュー一覧
17

あきひと
ボランティア活動に精を出すもののこれで良いのか悩む主人公みのり、唐突に割り込む形で戦争で足を失った人の話、甥っ子陸が引きこもる話。どれも重いし、それらのバラバラ感に興味を失いかけたが、さすがの角田さんでした。丁寧に縄を綯うように方向がぴったし合ってくると、読む気持ちが前向きになり、作者に思いどおりやられたとの感想を持ちました。
が「ナイス!」と言っています。
あきひと
登場する主な武将は、木曽義仲、源義経、平清盛なき後の平家総大将・平知盛の3人でいずれも魅力的な人物に描かれ、推しが分かれるかもしれない。 そんな物語りにもう一つ、平家物語はこうしてできたという物語りが並行して描かれていて、こちらの物語りも魅力的で、当りかもと思えるほどの真実味を感じた同時に、今村さんの歴史への造詣の深さを思い知った。面白かった。
が「ナイス!」と言っています。
あきひと
平家一門が都落ちして、屋島を拠点に木曾義仲の軍を打ち負かすまでを平清盛の四男 知盛の目線から描いている。展開が早く、知盛の知略と相棒 平教経の活躍が目立つけれど、妻 希子などの名わき役や後鳥羽上皇のような敵役が物語りを盛り上げていて、止まらなくなった。今村さん作品に外れなし、面白い。
が「ナイス!」と言っています。
あきひと
読み始めは、かなり濃密な官能小説の印象で、周囲に流されて体まで許してしまう淫らな主人公に嫌悪感しか感じなかったが、しだいに自立しようともがく女性感が強く出てきて、実際に変わっていく姿に共感しまうという、騙された感はなく、何とすんなり印象が変わってしまったのか不思議な読書体験をしたような感じが残りました。
が「ナイス!」と言っています。
あきひと
結婚3年目の夫が社会人サッカーに挑戦する。安定した生活からの大きな変化となり、夫婦はぎくしゃくするのだが、この夫がカッコ良くて、仕事も家庭もサッカーも真摯に取り組む姿が共感を呼ぶ。サッカーとの取り合わせも良くて、スピード感のあるシーン描写から夫の取り組みが伝わってくるし、試合後の海辺での夫婦のシーンがまた良かった。 夫婦というのは支えあうものなんだよ、という話でした。  「夫婦三部作」とのことで、あと2作品を直ぐに読みたい気持ちになったが、すぐに読んでしまうのは勿体ないかと思い直した。
が「ナイス!」と言っています。
あきひと
山のリスクについて、事例と回避策・対応策をやさしく解説していて分かりやすい。知らなかったグッズや情報サイトも知ることができて有用だった。
が「ナイス!」と言っています。
あきひと
短編5篇。国が違えば時代も違う世界観を集めていて、最初の2篇はなるほど外国モノが得意な作家さんだなと、ところが3篇めは現代日本、4篇めは昭和初期ときて、最後は北欧の国かな昔の、いろんな舞台を描ける知識の広さに感心したし、それが深緑さんの狙いだったかもしれない。 表題作はもちろん良かったけれど、いくつかの海外作品からモチーフを合体したようにも感じてしまった。3つめの小心者の父親が、そこいらじゅうに居そうで、こういうのを深緑さんの新機軸?にしても良いくらい面白かった。
が「ナイス!」と言っています。
あきひと
ケチる女性2篇。二人とも優秀な勤め人で自分の仕事はきっちりこなしたうえで、二つのタイプのケチなのだが、石田さんが描く人の拘りが面白く、独特のメタファーが自分の感覚に合っていると常々感じる。好きな作家さんです。
が「ナイス!」と言っています。
あきひと
若い男女の恋と性について短編5篇。どれも寓話っぽくらしさを感じる作品でした。
が「ナイス!」と言っています。
あきひと
笹本さん21年に亡くなられたとのことでご冥福祈ります。山岳ものを中心に読んできましたが、本作は、積雪期の北アルプス 後立山連峰が描かれていて、遠見尾根と八峰キレットでの救助シーンがリアリティ豊かで緊張感もあり良かった。県警捜査一課が加わり真相に迫ろうとするが、その糸口が次々失われて行くあたりは、ミステリーとしてもハラハラさせられ面白かった。
が「ナイス!」と言っています。
あきひと
大学を卒業しビリヤード場でバイトする主人公 光平の周辺で起こる複数の殺人事件。事件を解く鍵を見つけ推理し解決していく先に、事件の裏に隠れていた恋人の真相を解き明かすという東野作品の必勝パターンになっている作品。勿論読み応えがあるし面白かった。1978年の作品で、解説は東野さんが化けた作品と書いている。
が「ナイス!」と言っています。
あきひと
JAF機関誌に書かれているエッセイが面白かったので手に取った。 好きなクルマ、ユーミンとの家庭など普段の生活でのことがらが、やけに共感できることが多いし、ユーミンには直に言わない(言えない)ことまでポンポン出てきて面白かった。 スラスラと入ってきて読みやすいと思っていると、どれも起承転結になっていて、リズムが良いんだと感じた。さすが音楽の専門家です。
が「ナイス!」と言っています。
あきひと
戦場で両脚を失った著者が、義足を装着するようになる。無いはずのところの痒み痛みを感じたりしながら慣れていく様子から、躓きやすい、擦れて痛いなどの不満が、義肢装具や障害支援技術の探求へと展開していくエッセイ。BMI(脳とコンピュータとのインターフェース技術)やロボット技術の学会シンポジウムまでと探求心は際限ないし、真剣さがひしひしと伝わってきたが、こちらも知らないことが多く難読でした。 現場の不満や課題が開発者に直接伝わると良いんだろうけど、難しい所ですね。 図書館本。
あきひと
2024/10/07 16:23

最後の章で、家にあるという金接ぎの器の話題が出てきて、その器が家の中で際立っていて、もとの姿よりはるかに美しくて面白いと述べているのが印象に残りました。

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あきひと
小さい頃の清らかな記憶を回想しながら、10時間も運転し続け、5年間隔絶状態だった故郷についた途端、ボンネットに「人殺し」の落書きをされてしまう。最初の数ページでハマりました。  主人公アダムの過去に何が、そして新たな事件が起きる。物語りは、殺人をめぐるサスペンスであり、200年続く大農場を経営する父、継母と義弟、義妹、そして父の親友と娘、アダムの親友、5年間変わらず待っていた恋人、そんな彼らとの家族愛、友情、人間の過ちや弱さを描いていて、先が気になって気になって一気読み。アダムの人への想いに脱帽でした。
あきひと
2024/10/07 16:28

今回の大農場家族みたいなアメリカの田舎の物語りが好みなんです。 送ろうか。

tetsubun1000mg
2024/10/07 21:20

地元の㋣に有ったから今回は送ってもらわなくていいですよ。

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あきひと
剣道部の女子二人の友情物語で、泣けるところも用意されています。 防具の説明イラストまで付いているので、剣道未経験者でも楽しめます。誉田さんは犯罪モノのイメージでしたが、剣道を扱った小説も多数あることを知って驚きでした。
tetsubun1000mg
2024/10/04 13:15

単行本で読んだのがかなり前ですが、女子の友情物語の記憶があります。

あきひと
2024/10/06 12:46

香織と早苗の絡み合いから、同性ながらそう感じされるものがあったという、小生の感想でした。 物語りの説明としては、不適切でした。zero1さん、ご指摘有難うございました。

が「ナイス!」と言っています。
あきひと
レシピがたくさん紹介されているけど、自分は作り慣れていないせいか、どれもすんなりとは入ってこなかった。理事長の坂崎が留希子と見合う歳なのか、世代違いのおっさんなのか良く分からなかったです。
が「ナイス!」と言っています。
あきひと
ハードボイルドっぽく始まる。探偵修行中に潜入捜査、自殺願望者の救助、詐欺事件の解決に奔走と、一見バラバラな事件が最後になって結び付き、勝手に思い込みで読んでいた自分が騙されていたことが分かるのだが、やられた感が非常に爽快で、頭からもう一度眺め直してニヤニヤしてしまった。何が「何でもやってやろう屋」だい!  この物語は小説で楽しむもの、映像化は無理ですね。タイトルも最後まで読んで腑に落ちた。お薦め!!
あきひと
2024/10/03 14:02

おー! 見事にひっくり返されて、自分は後味が良かったな。

tetsubun1000mg
2024/10/03 14:50

ほんとだね! 鮮やかーっ!て感じだったね。

が「ナイス!」と言っています。

ユーザーデータ

読書データ

プロフィール

登録日
2014/08/30(3744日経過)
記録初日
2013/06/23(4177日経過)
読んだ本
1169冊(1日平均0.28冊)
読んだページ
378671ページ(1日平均90ページ)
感想・レビュー
1117件(投稿率95.6%)
本棚
7棚
性別
血液型
O型
職業
専門職
現住所
東京都
自己紹介

 2013年利用開始、既読本の登録から始めた。
 2020年に定年退職してから、感想を書くように。
 読メユーザーのレビューを読み、再び自分の感想を読んでみると、記憶にも残るようになるし、読みたい本も増えてきて面白い。
 読メから色々と刺激を受けています。

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