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2024年2月の読書メーターまとめ

あきひと
読んだ本
17
読んだページ
5546ページ
感想・レビュー
17
ナイス
356ナイス

2024年2月に読んだ本
17

2024年2月のお気に入られ登録
2

  • MalzTera
  • まめ

2024年2月にナイスが最も多かった感想・レビュー

あきひと
仲間に意思を伝えられない孤独な52ヘルツのクジラというのがいるらしい。人生を家族に搾取され、独り住むべく逃げ出したキナコと、家族に虐待された少年の出逢い。本作は意思が通じ合える二人の愛に溢れた物語りだ。少年の家庭事情を良く知る婆さんの「ひとというのは最初こそ貰う側やけんど、いずれは与える側にならないかん。」(264p)という一言が、普通ならイエスで済むが、物語にどっぷり浸かっている状況だと、ぐさりと胸に刺さるもんだね。
あきひと
2024/02/10 14:24

そうかい! ちょっと調べたら「宙ごはん」だね。それも読んでみよう。

tetsubun1000mg
2024/02/10 19:49

面白かったよ! いつまでも心に残る忘れられないストーリーだったよ。

が「ナイス!」と言っています。

2024年2月の感想・レビュー一覧
17

あきひと
ネタバレ江戸時代後期の本屋さんの日常。近在の名主さんやお医者さんをお客として、国学書や医学書を提供する。この時代だから写本や版木で刷った本を探し集め、誰よりも本に詳しいというのが本屋さんとしての矜持だし、周囲の人からも尊敬される仕事だったのでしょう。さらに出版元になって、たくさん売れれば本屋冥利に尽きますね。立派な仕事です。国学は難しいと思って避けてきましたが、少しだけ興味が湧いてきました。物語としてもスーッと入ってきて、読後感も良かったです。
が「ナイス!」と言っています。
あきひと
この手のタイトルに敏感に反応してしまう。1995年の宇都宮に住む高校生男子。管球アンプをいじる父親への憧れ、パソコン通信で外の世界と繋がり、こっそり性の興味を探る。すごく懐かしくなってしまいました。それと栃木の雷は最強エレクトリックですね。
が「ナイス!」と言っています。
あきひと
横浜の高校を卒業と同時に、熊野の山村に放り込まれ、山の先輩ヨキの家に住み込みで林業の仕事に就く勇気くん。いきなり脱走を試み、連れ戻されながらも1年頑張ったところまで。 山を守る山村ということで、描かれているのは、間伐や枝打ちや植林などの仕事のほかにも、神社の祭りや、山の神を祀る催事、忌み日など昔から伝わる伝統を守る暮らしや、村人たち総出で盛り上げる催しなどだ。テンポが良くて読みやすいし、こういう山の集落がこれからも残っていってくれたら良いなという気持ちになった。
あきひと
2024/03/01 11:58

成瀬②ね、読む本が溜まってるから急がないけど、送って!

tetsubun1000mg
2024/03/01 12:31

ボランティアが実際は足ガクガクだったらごめんね。 ②とマハは今月の中旬以降に送るわ。

が「ナイス!」と言っています。
あきひと
尊厳死、作中では<自由死>が認められた2040年代日本。「もう十分」と言って自由死を望んでいた母は、事故で呆気なく死んでしまう。母を亡くした主人公は母の死を乗り越えられずに、AIと映像からなるバーチャルフィギアを手に入れる所から始まる。いつもながらストーリーでなく、登場人物の心情表現で読者を引き込むパターンであり、益々社会格差が広がり、社会保障システムが崩壊した日本での、生きる、死ぬを考えさせられる作品。自分は、死ぬまでどう生きるか、と考えたい。
が「ナイス!」と言っています。
あきひと
タイトルとカバー写真から内容を想像したが、山の場面は多くなかった。元警察官の探偵が事件を解決する物語りで、一気読みできる一冊。
が「ナイス!」と言っています。
あきひと
タイトルに惹かれた。というのは日本各地の山に登ると多く目にする立像がお二人いて、そのうちの一人が役小角という修験道の開祖で、どんな人で何をしたのか興味を持っていたのがあったから。今野さんの小説なので外れはないとも思い読み始めると、果たして痛快の面白さだった。小角についても詳しくて興味を半分は満たしてくれたし、高校生二人と先生、少年課の刑事コンビの活躍がテンポよくて、物語の核心部の展開は意表を突いていて爽快でした。
が「ナイス!」と言っています。
あきひと
好奇心旺盛なのは90歳になっても変わらないようです。この手のエッセイは書籍化されると読むようにしていますが、これまで読んだことの無い実践項目があり、ご自身の経験に基づいて書かれているだけに説得力もあって、早速やってみるのだけど、自分は続かないかな。嚥下、つまり飲み込むことなんて意識したことなかったけど、誤嚥性肺炎で亡くなる方が多いのも事実。次も出たら読みます。ライフワーク青春の門の完結編のほうもお願いします。
が「ナイス!」と言っています。
あきひと
派遣切りされ、同棲相手にフラれたアラサー女性が、「農業女子」のTVドキュメンタリーを観て触発され、新規就農に苦労する物語り。フラれた相手や農業大学の同僚、大学時代の先輩、その親などと関っていくのだが、それぞれの人の好い面と悪い面が共に描かれていて共感を持てる。これは農業の話というより、解説で原田ひ香さんも指摘しているように、登場人物たちがそれぞれどういう人生を選んでいくか、という根源的な物語として読めて、面白かった。他の作品も読んでみたい作家さんです。
tetsubun1000mg
2024/02/20 12:29

垣谷さんはどの本も結構読みやすいよね。 最近読んだ中では「あきらめません!」が面白かったよ。

あきひと
2024/02/20 16:03

読みやすいし、面白いね。 さっそく「あきらめません!」を探してみよう!

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あきひと
「ファザーファッカー」の母親視点版で、静子が家出するまで。ダンスで知り合った男と一緒になって、プロダンサーを夢見るけれど、男に凭れ掛り、男と共に落ちぶれる女。一方成績優秀で成長し、深く考えることのできる静子に対しては、憎らしい感情を持ち、養父のDVからの性的虐待にも、母親としてでなく、雌丸出しなダメ女ぶりがつぶさに描かれている。 最近の幼子虐待のニュースは表面しか分からないが、この物語に似たケースがあるのではないかと想像し、あしらい難い子供を持った親の人格について考えさせられてしまう。
が「ナイス!」と言っています。
あきひと
「空中ブランコ」が面白かったので、図書館にあった本作を読んでみた。札幌からバスで2時間の炭鉱なきあとの過疎の町の理髪店店主50歳代のやっちゃんが主人公。田舎の理髪店といえば、客は皆顔なじみで、町の情報が集まる処。息子が戻ってきたり、近所の息子が嫁さんを貰ったり、ちょっとしたことが、町を挙げて大騒ぎになる様子が面白おかしく綴られながら、住人は町を愛し、町の将来にかすかな希望を持って暮らしている、という温かい物語でした。奥田さんの小説は心を癒してくれます。
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あきひと
一言で謂えば、子供向け人生読本といったもので、中学2年のコペル君の日常の問題に、叔父さんが相談者として気づきを与えるといった格好。モラルの問題に多くのページを割いているが、押しつけがましくなく、読み物として楽しく読める。道徳の話以外でも、ナポレオンや経済、物理にまで話が及ぶ。ニュートンのリンゴから引力に繋がる説明なんて、今までで一番分かりやすく、とても参考になった。書棚「若者にお薦め」に追加。
山川欣伸(やまかわよしのぶ)
2024/03/28 18:23

この本は、コペル君と叔父さんのやり取りを通して、人生における大切なことを教えてくれます。ナポレオンや経済、物理にまで話が及ぶところも、ただの道徳の教科書ではない、幅広い知識を得られる一冊だと感じます。

が「ナイス!」と言っています。
あきひと
ネタバレお馴染み静奈とバロンの大活躍。最初に北岳での遭難救助を一件片づけてから、静奈は空手の大会で東京へ。シェパードばかりが誘拐殺害される事件が東京で展開し、なんとバロンが誘拐されてしまう。何とかバロンを救出し、結末がはっきりしないまま静奈は北岳に戻る。最初の一件も伏線となって、事件は北岳まで飛び火。さすがに今回は分が悪いと読んでいると、あれれ相手の腰砕け、ちょっと予定調和が過ぎるぞ、樋口先生!
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あきひと
男子学生を描かせたら最強なリョウさんが、女子学生を描いた。学級委員として仕切っていたクラスに、可愛くて目立つ転校生が来た。カードゲームの大富豪のようなどんでん返し、想いを寄せていた彼氏まで獲られてしまう。男子モノの抱腹絶倒とは異なり、心の襞が揺れ動く。女子モノだってこれだけ描けるんだぜ、っていうどや顔が見えるようだ。
が「ナイス!」と言っています。
あきひと
ネタバレ高校の課外授業で知り合った3人ザキザキトリオが、上京しての大学時代、緩く繋がりながらそれぞれがやりたいことをやった青春時代、実際には恩田さんの自伝的内容だそうで、懐かしく、ほのぼのと読ませてもらいました。 恩田さんが、アルトサックス、映画、アルバイトに熱心で、体育会系っぽく忙しい学生時代を過ごされたこと、新鮮でした。この表題タイトルは、72年の伊映画からとったものですが、何故か主題曲のメロディだけ覚えてて、予告編映像を見ても内容は思い出せずでしたが、自分も10代の頃に見たのでしょうな。
が「ナイス!」と言っています。
あきひと
一か月何もしなくて100万円の学生アルバイト、に興味を持って読み始めましたが、宗教がらみの個人的な恨みのほうに行ってしまい、アルバイトのカラクリと合わないように感じ、入り込めませんでした。
が「ナイス!」と言っています。
あきひと
仲間に意思を伝えられない孤独な52ヘルツのクジラというのがいるらしい。人生を家族に搾取され、独り住むべく逃げ出したキナコと、家族に虐待された少年の出逢い。本作は意思が通じ合える二人の愛に溢れた物語りだ。少年の家庭事情を良く知る婆さんの「ひとというのは最初こそ貰う側やけんど、いずれは与える側にならないかん。」(264p)という一言が、普通ならイエスで済むが、物語にどっぷり浸かっている状況だと、ぐさりと胸に刺さるもんだね。
あきひと
2024/02/10 14:24

そうかい! ちょっと調べたら「宙ごはん」だね。それも読んでみよう。

tetsubun1000mg
2024/02/10 19:49

面白かったよ! いつまでも心に残る忘れられないストーリーだったよ。

が「ナイス!」と言っています。
あきひと
高校3年生野球部キャプテンの西原が主人公。同級生の事故、教師の死が続き、西原がその謎を追う学園推理もので、1996年の作品なので圭吾さん初期に属する作品。事故を巡り学校のメンツを保とうと生徒たちを威圧し、貶めようとする教師と生徒の戦いだが、いかにも有りそうな範囲で物語が形成されていて無理が無く、充分に推理が楽しめるというところで、さすがでした。
が「ナイス!」と言っています。

ユーザーデータ

読書データ

プロフィール

登録日
2014/08/30(3500日経過)
記録初日
2013/06/23(3933日経過)
読んだ本
1024冊(1日平均0.26冊)
読んだページ
331768ページ(1日平均84ページ)
感想・レビュー
972件(投稿率94.9%)
本棚
7棚
性別
血液型
O型
職業
専門職
現住所
東京都
自己紹介

家族からの紹介で利用し始め、既読本の登録だけはしてきたのですが、同じ本を再入手して、やっちまったーということが、ままありました。
2020年にフルの仕事を引退して、自由時間が増えてから、感想を書くようになりました。
併せて「ナイス」をいただくと、その方のレビューや自分の感想を読んで、どんな内容の本だったのかを振り返るようになり、記憶にも残るようになりました。既読本の再入手も激減です。

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