姫川と魚住がチームに。朝日新聞の慰安婦問題捏造がテーマ。いつもどおりぐいぐい読めて面白かったのだけど、凶器となったボ〇ルのくだりがいまいちうまく消化できず。。。次作もふたりの活躍の場が描かれるのか？　いずれにせよ期待しております！

『償いの雪が降る』の後日譚。面白かった！　ジョーの言葉。「君は僕が生涯、愛する人だよ。たとえきみがこのまま離れていっても、やっぱりきみは僕が生涯、愛する人のままなんだ。もう遅すぎるのかもしれない。僕がすべてぶっ壊しちゃって、修復は不可能なのだよなとも思う。でも、僕は死ぬその日まで、きみを愛し続けるよ。この先どうなるにせよ、それだけは知っておいてほしいんだ。言いたいことはこれですべてだと思う。もう二度とこちらからは連絡しません。でも、もしきみが許す気になれたなら、僕はいつでも両手を広げて待っています」。

読友さんの評判がよかったので読んでみた。元ベトナム兵の老人・カールは本当に少女を犯して殺したのか？　大学の授業の課題がきっかけとなって、余命数カ月となったカールの伝記を書くことになったジョーが、隣人の女子大生・ライラと、自閉症の弟・ジェレミーのヒントを元に、その謎に迫っていく。ラストもハッピーエンド。とても面白かった。読書メーターはこのような本との出合いがあるのがいいですね。これから続編へ。

アカトラの猫マドレーヌ、老柴犬の玄三郎の飼い主が、小学生のかのこちゃん。猫と犬は夫婦になれば会話ができるのだとか。空き地に集まる猫たちの集会模様、人間に化ける夫人と町で飼われている犬たちの応援、かのこちゃんとすずちゃんの笑える出会いとせつない別れ……。万城目さんらしくないハートウォーミングな物語。温かい気持ちになれました。感謝。

姫川と魚住がチームに。朝日新聞の慰安婦問題捏造がテーマ。いつもどおりぐいぐい読めて面白かったのだけど、凶器となったボ〇ルのくだりがいまいちうまく消化できず。。。次作もふたりの活躍の場が描かれるのか？　いずれにせよ期待しております！

我々の世代はみんな『小学◎年生』という学年別学習雑誌を読んでいた。それにまつわる小学館の歴史をモチーフにした物語。戦前の社員たち、戦後の社員たち、現代の社員たちが、それぞれの仕事をとおしてつながって、ラストは「私たちはみんな百年の子ども（子どもの人権が認められてからまだ100年）」というタイトルに落ちていく。時代のいったりきたりがちょっとまどろっこしかったけれど、興味深く、かつ楽しく読了できました。