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2024年3月の読書メーターまとめ

ひな
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557ナイス

2024年3月に読んだ本
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2024年3月のお気に入られ登録
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  • オリオトライ

2024年3月にナイスが最も多かった感想・レビュー

ひな
ネタバレ久しぶりの米澤作品。歴史に疎いので、どこまでが史実なのか曖昧だけど読み応えもありたっぷり堪能。信長に叛旗を翻して有岡城に立て籠った荒木村重が城内で起きた不可解な事件を解いていくのだけど、その解決の糸口を与えていたのは彼に捕らわれていた黒田官兵衛だった、という構図が面白い。ミステリとしても楽しめましたが、何より村重が主君として最大限考えて行動しているはずなのに、時と共に家臣の心は離れていく、という描写が秀逸で心に刺さる。人の心の移ろいの残酷さ、村重の苦悩、戦国時代という時代の物悲しさがより伝わり苦しかった。
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2024年3月にナイスが最も多かったつぶやき

ひな

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2024年3月の感想・レビュー一覧
20

ひな
ネタバレこちらも久々近藤さん、やっぱり彼女の作品は面白いなあ。明治初期、しのだという料理屋に居候としてやってきた絵師の火狂は幽霊が見える。店の娘真阿は彼の描く絵と人となりに魅せられ仲良くなる。真阿の過去の生い立ち、火狂の姉の話など明かされる真実は切なく辛いものだったけど、真阿と火狂の関係が面白く、解決に真阿が一役買うのもよかった。全編通して雰囲気も話も好きでしたが、この中では「悲しまない男」が明るいラストで好きでした。
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ひな
ネタバレ久しぶりの米澤作品。歴史に疎いので、どこまでが史実なのか曖昧だけど読み応えもありたっぷり堪能。信長に叛旗を翻して有岡城に立て籠った荒木村重が城内で起きた不可解な事件を解いていくのだけど、その解決の糸口を与えていたのは彼に捕らわれていた黒田官兵衛だった、という構図が面白い。ミステリとしても楽しめましたが、何より村重が主君として最大限考えて行動しているはずなのに、時と共に家臣の心は離れていく、という描写が秀逸で心に刺さる。人の心の移ろいの残酷さ、村重の苦悩、戦国時代という時代の物悲しさがより伝わり苦しかった。
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ひな
ネタバレ天久鷹央シリーズ最新作。今作は短編だけどどの話も面白かった。最初の方でガラスの塔の殺人を鷹央が読んでるシーンがあって嬉しい。メインとなる話は鷹央の師匠である氷魚先生にまつわる話。お互い通じ合える存在だった彼女を思いがけない形で失い、しかもその謎解きを託された鷹央の気持ちを考えると切なかった。
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ひな
ネタバレビブリア古書堂の新章第二弾。久しぶりにこのシリーズ読んだけど、ほとんどが過去の話で扉子ではなく栞子さんと大輔くんの話だったので変わらず楽しめた。しかも今作はテーマが横溝正史だったのでとっつきやすく。金田一シリーズは昔に大体読んでるけど、作者の生涯は全く知らなかったので読めて良かったです。やっぱり八つ墓村や獄門島などのおどろおどろしいイメージが強かったので、少年少女向けも書いていたなんて知らなかったなあ。それにしても扉子に接触する智恵子、何か黒い意図がありそうで怖かった。
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ひな
ネタバレ居酒屋ぜんや新シリーズ第2弾。今作もお花と熊吉が主人公。熊吉の話の方がシリアスなのですが、個人的にはこっちの方が先が気になるし面白かった。一緒に切磋琢磨した同期の長吉が犯人な上、詳細を語らず逃げてしまったから熊吉としてはもやもやした気持ちを抱えるしかなくて辛かっただろうなあ。お妙の父が作っていた薬の売り出しを任された熊吉の今後が気になるので、もう少し読み続けたい。
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ひな
ネタバレ鏑木特捜班シリーズ第1弾。先に2作目「ドラゴンフライ」を読み、シリーズものと気づいたので順番逆になりましたがこちらを。あるマンションから首のない死体が発見され、鏑木チームが捜査をすることに。鏑木さんもそうだけど、正木さんを筆頭に鏑木班のメンバーが力を発揮していく様子が良い。お約束の皆で居酒屋での会議も楽しい。事件の真相は悲しいものでしたが、このシリーズはまた読みたいなあ。
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ひな
ネタバレ隠蔽捜査のスピンオフなのかな?竜崎さんの後任として大森署にやってきた超絶美人署長。最初どんな人なのかなと思ってたけど、美人を武器にするような人でもなく、結局は竜崎さんと同じような考えの人みたいで良かった。そして今作は副署長貝沼さん視点なので、彼の苦悩がよくわかる。美人みたさに鼻の下伸ばして頻繁に署長詣でをする幹部たちの相手だったり、密輸取引の摘発を指揮する署長の代理だったり、彼の悩みは尽きなくて大変そう。でも竜崎さんにしろ藍本さんにしろ、魅力ある頼もしい上司なのでそれでもいいのかも。面白かったです。
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ひな
ネタバレ能面検事シリーズ第3弾。のっけから実際に起こった事件を彷彿とさせる通り魔無差別殺人が起こり、壮絶な事件現場の描写にウッとなる。犯人笹清が本当どうしようもないやつで怒り心頭。その後爆弾テロに巻き込まれた不破検事が重傷を負ってしまい、惣領事務官が代理を務めなくてならなくなる展開にハラハラ。ラスト、献花台で頭を下げていた不破さん、本当はやるせないんだなあとわかり良いシーンでした。
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ひな
ネタバレ久しぶりの森沢さん。あまり得意でないきらきら青春小説だったからか、それとも歳をとって素直に感動出来なくなった(笑)のか、いまいち物語はまれず。でも、「過去から見たらいちばん経験豊富」で「未来から見たらいちばん若々しい」のだから、今が最強っていうセリフは良かったな。コロナ禍の後、やりたいことはやりたいと思った時にやっておかないと出来なくなるってことを思い知ったので、もう若者ではない私でも、このセリフの通り躊躇せずやりたい事に挑戦しようと思えた。
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ひな
ネタバレ短いストーリーが24編。どのお話も短いけれど、不思議で余白のある、何が起こるわけでもないけれどするすると物語に引き込まれる、そんな吉田さんの世界にとっぷり浸れる。鳴らないオルゴールの話と青いインクの話が特に好みでした。
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ひな
しゃばけシリーズ第20弾。久しぶりに読んだこのシリーズ、もう20作になるのかと驚き。それにしても今作は若だんなが気の毒すぎた。天変地異に巻き込まれ、身体だけ赤ん坊に戻った彼が猛スピードで元の年齢に戻るまでのお話。せっかく丈夫な身体になってたくさん食べたり野山を駆け回ったり、これまで出来なかったことを経験出来たのに。成長後は元の身体よりはマシになって、仕事も少しできるようになるかなと思っただけに悲しかった。健康な身体を知ってしまってから元に戻るなんてどんなに辛いだろう。せめて今後の彼に幸せが訪れてほしい
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ひな
ページ数の割に相場さんにしてはあっさりめな印象。いくらそれを専門にしていても、人間の記憶力には限界があるし、非効率なことに意味がないとは言わないけどSSBCみたいな技術があるのなら敵視せずそれを併用すればいいのでは?と思ってしまった。パンデミック時にシンガポールにおり、監視カメラや追跡システムの善し悪しを身を持って知ったので、多分相場さんが表現したかったのだろうなという主張には諸手を挙げて賛成は出来なかったかな。
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ひな
ネタバレキャンペーンでBookwalkerのコインをいただいたので気になっていたこちらを買ってみた。認知心理を駆使して謎を解く検察官、という設定に惹かれたのだけど、ちょっと思ってたのと違ったかな。最初検察官大神の性格が嫌だわーと思ったけど、途中で何となく軟化し始めるとそれも何故かしっくり来ず、本当に勝手な読者なのですがどうも腑に落ちず。この中だと突拍子もないながら1話目の花嫁の話が1番好みでした。
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ひな
ネタバレうーん、真犯人もわりとすぐに予想ついたし、設定上仕方ないのかもだけど妹聖奈が上司に頼んだらすぐに交通課から刑事になれちゃうというあまりにも都合良すぎな展開になんだか興醒めしてしまい。丸藤さんのキャラは好きだったのでそれは良かったかな。最近読んだメロスの翼がとても良かったので、横関さんならそちらの方が好みでした。
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ひな
ネタバレはじめましての夢枕さん。江戸時代版の陰陽師といった体裁の遊斎の、妖しげながら凛とした様子も良かったし、遊斎の右腕のような位置付けで動く土平のキャラクターも良かった。本家陰陽師の方も読んでみようか迷い中。
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ひな
ネタバレシリーズ第2弾。岬洋介シリーズでは堅物な父のイメージの岬パパ、こちらを読む限りそんな感じはなく逆に飄々とした印象なのがびっくり。今作は不破検事がそんな東京地検の岬次席検事と共に動き、事件の裏を紐解いていく。 今作も不破検事のもとにつく惣領事務官の話し相手、仁科さんが良いキャラ。続けて読んでいきたいシリーズです。
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ひな
ネタバレシリーズ第3弾。前二作を読んだのが前すぎてすっかり忘れてしまっていたのだけど、それでも少しずつ思い出しながら楽しめた。今作は鹿蔵という謎の男が絡むお話がメイン。最初はなんだか調子の良い怪しげな男と思っていましたが、この人が実は只者ではなく、そちらの謎も面白かった。もちろんいろいろ登場した諸国銘菓も面白く、芋けんぴの「けんぴ」が堅干だと今更知ってそうだったのか!となった。僧侶石海はいつも良い味出してるのだけど、今作は彼の昔の話があってそちらもとても良かったです。
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ひな
ネタバレ続編があると知って嬉しかったのだけど、前作のラストがとても良かっただけに今作の終わり方はちょっと哀しかった。続編のための余韻なのかもしれないけど、なんだかなあ。離縁なんてすぐ撤回しなよと思うけど、それが出来ないのが彼の面倒くさい性分なのだろう。ともあれ今作は特に大人の面倒ごとに振り回される子供の話が多かったので、余計にラストはもう少し大団円であってほしかったというのが個人的な感想でした。
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ひな
ネタバレ第何弾目になるのか忘れてしまうくらい久しぶりにこのシリーズを読んだけど、やっぱり面白いなあ。寡黙な矢能だけど、栞ちゃんと一緒にいる時は嬉しそうで微笑ましい。一方で巻き込まれた事件はクールに対処し、事件の裏側をピタリと当てながら進めていく様子は頼もしく、読んでいて楽しかった。いつか美容院のおねえさんとうまくいってほしいな。
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ひな
ネタバレマリア&漣シリーズ第5弾。狂犬病から変異したウィルスを保菌するヴァンプドックの過去の事件と同じ痕跡が残る連続殺人事件に加え、現金輸送車強奪犯も何故か同じように殺されて、施設から逃亡したヴァンプドックの行方もわからぬままで、真相が気になる気になる。おまけに前作で登場したマリアの学生時代の友人、そして憎っくきあいつまで登場し、大いに楽しめました。今作でも捕まらなかった彼は過去よりももっと力を持った黒幕になっていて本当腹立たしい。いつか絶対マリアが捕まえてくれるとセリーヌと同じく期待したい。
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ユーザーデータ

読書データ

プロフィール

登録日
2014/09/20(3745日経過)
記録初日
2014/05/28(3860日経過)
読んだ本
2056冊(1日平均0.53冊)
読んだページ
610913ページ(1日平均158ページ)
感想・レビュー
1774件(投稿率86.3%)
本棚
54棚
性別
年齢
45歳
血液型
A型
職業
主婦
現住所
京都府
自己紹介

子供の頃から本を読むのが好きでした。
学生の頃は推理小説ばかり読んでいましたが、友人が江國香織さんの「きらきらひかる」をおすすめしてくれたのをきっかけに他ジャンルの本も読むようになり、世界が広がりました。

読書メーターに登録してから、他の読書家さんの感想や読まれた本などを参考にさせていただいて、ものすごく読書の幅が広がりました。これからも新しい本にたくさん出会えていけたら嬉しいです。

今年で読書メーターも10年目になりました。読むペースは年々落ちているものの、こんなに長く続けられるとは思ってもなくて、本当にありがたいです。これからもゆるゆる続けていけたら良いなあと思います。

追記:
感想は読メ登録以降に読んだものに記載しています。

2015年 260冊 2016年 221冊
2017年 213冊 2018年 268冊
2019年 180冊 2020年 114冊
2021年 94冊 2022年 71冊
2023年 103冊

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