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2024年9月の読書メーターまとめ

ひな
読んだ本
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読んだページ
6232ページ
感想・レビュー
17
ナイス
578ナイス

2024年9月に読んだ本
17

2024年9月のお気に入られ登録
1

  • リュウ

2024年9月にナイスが最も多かった感想・レビュー

ひな
ネタバレ久々の万城目さん、とても良かった。身近な地名のオンパレードに頬緩みっぱなしの上、どちらの話も本当に歴史上の彼らが蘇って見えていたのかどうかがわからない不思議さも楽しい。駅伝の方向音痴の彼女には、是非翌年も親友&あの素敵なライバルと共に出場して、冬の京都を走ってもらいたいな。表題作では、留学生シャオさんの面白さもありつつ、好きなように生きられなかった彼らに想いを馳せながら明日の試合に臨もうとするラストが良かった。教授はママのチュウをゲット出来たのかしらんなぞと考える隙間を与えてくれるのもまた良きでした。
が「ナイス!」と言っています。

2024年9月にナイスが最も多かったつぶやき

ひな

8月もたくさんの素晴らしい本に出会えて大満足の1ヶ月でした。ベストは「革命前夜」と「正欲」が1つに絞れず素晴らしかったのでダブルで挙げておきます。今月もナイス、コメント、お気に入り登録ありがとうございました☺️2024年8月の読書メーター 読んだ本の数:22冊 読んだページ数:7185ページ ナイス数:650ナイス ★先月に読んだ本一覧はこちら→ https://bookmeter.com/users/505064/summary/monthly/2024/8

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2024年9月の感想・レビュー一覧
17

ひな
ネタバレ葉真中さん初読み。介護福祉問題をテーマにした物語。犯人は確かに43人もの人を手にかけた犯罪者だけど、それを肯定してはならないんだけど、彼によって救われた人を見てしまうと複雑な気分になる。大友の鼻につく感じの正義感も、安全な場所にいるからだという主張に自分を顧みていろいろ考えてしまう。先の見えないこの問題を深く考えるとともに、ミステリとしても楽しめて良かったです。
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ひな
ネタバレ刑事になったばかりの新米村上が何故か周りに敬遠されている先輩刑事影山に絡まれ、10年前の事件の捜査に首を突っ込むことに。作中でも言及されていたけど、村上君が新米刑事なのにかなり図々しかったり大胆だったり、いまいち好きになれず。でも過去の事件と影山さんの関わりは何となく予想つきながらも、現在の事件とその過去の事件が繋がっていく展開は面白かった。何故か結構な頻度で挟まれる食事のシーンもわりと楽しく。
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ひな
ネタバレ川のある街を舞台にした3編の物語。江國作品らしい、何が起こるわけでもなくさらさらと流れていく物語たち。そのゆるゆると流れていく描写が川の様子と相まってうまく溶け込んでいるようにも思う。2話目のいろんなカラスの目線から見る人間の世界、というのが面白かったかな。
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ひな
ネタバレ一気読み必至!いかにも間抜けで愚かに見えるタゴサクの、しかし妙に鋭い様子や世間話の中にヒントを織り交ぜてくる頭のキレが薄気味悪くてたまらないのに先が気になりやめられない。心理描写も絶妙に巧くて、最後まで底の知れないタゴサクとは裏腹に、等々力さんや75点の男鶴久さん、弁護のしようもないけど伊勢君など、刑事側の彼らの、それぞれの人の心情には誰しもが多かれ少なかれ持つであろう感情が描かれていて共感を誘う。タゴサクと危うさのある類家との手に汗握る攻防戦もハラハラドキドキ。最高に面白かったです。法廷占拠も絶対読む!
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ひな
ネタバレ綿矢さんちゃんと読むのは初めてかも。最近まで中華系ローカル民が多くいる国に住んでたので、春節の時の赤と金のキンキラ度合いだとか、地元民の通う店の特有の雰囲気だとか、果ては莆田なんて名前を目にするなんて懐かしすぎて楽しかった。序盤は菖蒲の言動が鼻につき、絶対友達にはなれないタイプだわと思ってたけど、読み進めると何にも考えてないように見えて実は物事の本質をちゃんと見据えていて、ただの厚かましい女だけでないことが見えてくる。菖蒲のようになりたいわけでは決してないけれど、あの度胸だけは羨ましいなと思った。
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ひな
ネタバレ久々の万城目さん、とても良かった。身近な地名のオンパレードに頬緩みっぱなしの上、どちらの話も本当に歴史上の彼らが蘇って見えていたのかどうかがわからない不思議さも楽しい。駅伝の方向音痴の彼女には、是非翌年も親友&あの素敵なライバルと共に出場して、冬の京都を走ってもらいたいな。表題作では、留学生シャオさんの面白さもありつつ、好きなように生きられなかった彼らに想いを馳せながら明日の試合に臨もうとするラストが良かった。教授はママのチュウをゲット出来たのかしらんなぞと考える隙間を与えてくれるのもまた良きでした。
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ひな
ネタバレ音楽著作権管理を扱う団体に勤める橘は幼少時に起きたある体験からトラウマを抱えていたが、ある日上司からとある音楽教室へ潜入することを命じられて。橘くんが教師の浅葉さんやチェロ仲間達との交流でチェロに打ち込み始めてだんだんトラウマを解消していく温かさと反比例して、スパイとしての業務が重くのしかかっていく描写が切ない。深く温かみのあるチェロの音が深海に表現されるのは見事に当てはまってて素敵。バッハの無伴奏チェロ組曲は好きな曲なので、橘君が弾きたいと思うのすごく共感。ラストも優しい気持ちで読み終えられて良かった。
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ひな
ネタバレカドイカさんのフェアで気になり借りたような。元精神科医の夏希が転職して心理分析捜査官になり、マシュマロボーイなる爆弾犯を追う。それなりに面白かったのだけど、主人公のキャラが個人的に微妙だったせいかそこまではまれず。でも警察犬のアリシアの頑張りは可愛くて応援してしまう。シリーズものみたいなので、追いかけてみようかな。
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ひな
ネタバレ久々に村上作品。第一部のあたりは多分客観的に読んでたと思うのだけど、第二部に入ってぐっと村上ワールドに引きずり込まれる。高い壁に囲まれた街、 本体側(?)の彼女、子易さん、図書館、イエローサブマリンの少年、コーヒーショップの彼女。相変わらず隠喩たくさんの不思議な世界感に囲まれ、村上ワールド堪能。読了後、世界の終わりとハードボイルドワンダーランドを再読したくなった。
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ひな
ネタバレクスノキの番人の続編。クスノキの力を安易に使いすぎではと思わなくもないけれど、前作から登場の玲斗 の成長が見られるのは嬉しい。記憶障害を持つ余命僅かな元哉と、認知症が容赦なく進んでしまう千舟はどんなに怖く辛い気持ちを抱えて生きていたのかと思う。そんな彼が製作に携わり、千舟さんが朗読したからこそ、今が大事という絵本のメッセージが重く深く響く。ラストも穏やかで良かったです。
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ひな
ネタバレ続けて下巻。作中作「愚行の代償」が単独でも面白くって一気に読めた。何とか登場人物を混同せずにヨルガオ事件の方に戻ってきて、またもやピンチの時のアンドレアス!シーンに思わず笑う。もはやお約束なのかしら。探偵役スーザンの、全員集めての謎解き(あんなにこき下ろしてたのに)が始まってどうなるのかと思ったけど、犯人は意外にもやっぱりねという人だった。そしてアナグラム凄すぎ。読み終えてみると相変わらず細部まで練られててすごいなぁと思いましたが、好みでいうと前作の方が好きだったかな。ともあれ、スーザンお疲れ様だったな。
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ひな
ネタバレカササギ殺人事件は原著で読んだので本作もそうするつもりだったけど、洋書も読みたいのたくさん抱えてるし、たまたま図書館で上下巻発見したので思わず手に取る。前作から2年後、出版業界を辞めクレタ島で恋人のアンドレアスとホテルを経営しているスーザンのところに老夫婦が訪ねてくる。アラン・コンウェイの遺作「愚行の代償」が関係しているらしい娘の失踪について、調査依頼を受けることに。今作も作中作がキーになる構造みたい。それにしても長々とした説明などは英語で読むと更に苦痛になるのでこれはやはり翻訳で良かったかもしれない。
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ひな
ネタバレ久々に歌舞伎町セブン。ジウサーガ10作目になるのかな。NWOの復活に際してセブンのメンバーがまた巻き込まれていく。ジロウさんを助けに陣内さんたちが到着した時は反撃始まったと嬉しかったけど結局CAT取り逃してしまって一番残虐な行為をやってたメンバーは雲隠れ。あの少年もジロウさんの眼も心配。東警部補も諦念入ってたし、小川が去ることは決まってるし、この後どうなっていくのか気になる。ただ、このシリーズってこんなに政治思想強かったかなあと違和感。そういうのはあんまりなくて良いんだけどなと思ったり。
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ひな
ネタバレシリーズ第8弾。烏の緑羽から戻って読んだので、奈月彦が殺されたことは知っていたが、こんな背景があったとは。第一部の終わりから「楽園の烏」の間の20年間を埋める物語。 雪哉が何故あんな感じになってしまったのかもわかり、あのあせびまで登場してなるほどなあと。阿部さんは本当に話の見せ方がうまい。今後の展開がますます気になるラストで、また次も楽しみ。
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ひな
ネタバレうーん。前作に引き続き、田所が葛城に探偵でいてほしいという感情が強すぎて暴走しまくってるのが読んでいてひたすら鬱陶しい。そこまでやるかとドン引き。でも今作では三谷くんというまともなキャラがいたので大部分で三谷くんに共感。彼みたいなタイプが何で田所の友達なんかやってるのだろうと思ってしまう。真犯人も壮大な計画を描き他人を巧妙に操り緻密に計算高く立ち回ってたはずなのに、ラスト追い詰められたらあっさり見苦しく自白してしまってなんだか違和感。前作よりは面白かったかなとは思いますが、やっぱりあまり好みではないかな。
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ひな
ネタバレとある方が紹介してたので気になり借りてみたが。漢字違いの「さぎり」を把握するため、また他の人物も人間関係が複雑なので、中盤くらいまで何度も家系図を確認することになり読むのに時間がかかる。横溝的な陰鬱な雰囲気を醸し出すのは良いのだけれど、村の伝承や説明が多く本題に入るまでがとにかく長くて疲れてしまった。なので途中で諦めて考えることを放棄しちゃったのが悪いんだけど、最後に明かされた真相もあんまり好みでなく、何なら推理が二転三転した際に出た説の方が納得がいったかななんて思いつつぼんやり読了。ひたすら疲れました。
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ひな
ネタバレ 「約束は守ったよ。褒めて」と言い残して死んだ死刑囚。彼女と遠い親戚だった主人公がその形見を受け取ることに。 生涯を通して家族に恵まれずいつしか身も心も病み、ぼろぼろの状態で愛すべき我が子を自分と同じような哀しい人生を歩かせていると気づいた時の絶望が彼女の背中を押してしまった。終始暗く辛い、哀しい物語で、なんとか少しでも救いがあればと思ったけどそれもなく終わってしまい、ひたすら哀しかった。
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ユーザーデータ

読書データ

プロフィール

登録日
2014/09/20(3743日経過)
記録初日
2014/05/28(3858日経過)
読んだ本
2056冊(1日平均0.53冊)
読んだページ
610913ページ(1日平均158ページ)
感想・レビュー
1774件(投稿率86.3%)
本棚
54棚
性別
年齢
45歳
血液型
A型
職業
主婦
現住所
京都府
自己紹介

子供の頃から本を読むのが好きでした。
学生の頃は推理小説ばかり読んでいましたが、友人が江國香織さんの「きらきらひかる」をおすすめしてくれたのをきっかけに他ジャンルの本も読むようになり、世界が広がりました。

読書メーターに登録してから、他の読書家さんの感想や読まれた本などを参考にさせていただいて、ものすごく読書の幅が広がりました。これからも新しい本にたくさん出会えていけたら嬉しいです。

今年で読書メーターも10年目になりました。読むペースは年々落ちているものの、こんなに長く続けられるとは思ってもなくて、本当にありがたいです。これからもゆるゆる続けていけたら良いなあと思います。

追記:
感想は読メ登録以降に読んだものに記載しています。

2015年 260冊 2016年 221冊
2017年 213冊 2018年 268冊
2019年 180冊 2020年 114冊
2021年 94冊 2022年 71冊
2023年 103冊

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