エーデルヴァイスは挫けない。二次大戦の最中、ドイツ国内でナチスに反旗を翻し、自らの自由や尊厳や正義のため、密かに戦ったエーデルヴァイス海賊団の少年少女の物語。そもそも、こんな存在がいたことに驚き。フィクションだから、小説そのままとはいかないだろうが。全体主義の真っ只中のドイツで、それこそ命がけで戦った少年少女。対照的に現実を直視せず、自己保身に走り嘘を飲み込み、悪の片棒を担ぐ大人。そのコントラストが見事。前作も素晴らしかったけど、今作も戦争を題材にしながらもエンタメとしても良作に仕上がっていたと思う。

良書をサマれる。タイトル通りのビジネス書。Audibleのサブスクタイトルだったので、試しに聴了。findingsは結構あったと思うのだけど、Audibleゆえにメモが取り切れず聞き流してしまった。こういうビジネス書の類は、紙または電子書籍で読む方がよいと思った。findingsだけ別途メモを取って活用するなんてことが、Audibleだと流れてしまうので、ちょっと難しいなと思った。本自体は、良く、良書をサマれるのが魅力。

エーデルヴァイスは挫けない。二次大戦の最中、ドイツ国内でナチスに反旗を翻し、自らの自由や尊厳や正義のため、密かに戦ったエーデルヴァイス海賊団の少年少女の物語。そもそも、こんな存在がいたことに驚き。フィクションだから、小説そのままとはいかないだろうが。全体主義の真っ只中のドイツで、それこそ命がけで戦った少年少女。対照的に現実を直視せず、自己保身に走り嘘を飲み込み、悪の片棒を担ぐ大人。そのコントラストが見事。前作も素晴らしかったけど、今作も戦争を題材にしながらもエンタメとしても良作に仕上がっていたと思う。

私小説。ラノベ賞の受賞作ながら、ガガガの最近の傾向としてある私小説寄りの作品。ともすると、痛い一人称の語り。どこにも行き場のないJKヒロインに弱みを握られ、奇妙な共同生活が始まるが的話。ファンタジー要素もあるから、それがラノベ寄りではあるが、あとがきで作者も書いていたが、これは私小説だと思う。著者の実体験を小説に昇華したとの談だったので。個人的には、私小説風につき一人称への共感、ヒロインの感性への共感ができるかがポイントだと思うのだけど、正直どっちも共感できず。ちょっとむず痒く、苦手だったかなと。。。

三者三様人生相談ラノベ。結構、古めのラノベ。Audibleにあったので聴了。変わった部活系になるのだろうか、第二新聞部に入った主人公が、お悩み相談コーナーを担当。理系、文系、体育会系の３人の美少女を回答者に人生相談に応えていく。主人公は基本ツッコミに徹し、三者三様の濃いキャラたちの暴走にバンバンツッコむお話。フォーマットがよくできているので、総じて面白かった。大層な題名だけど、いたってラノベだった。

廃駅鉄ヲタミステリー。生活保護窓口で働く公務員にして廃駅マニアが主人公。趣味が暴走し某地下廃駅に不法侵入すると、そこには謎の住人がいて的な話。宇宙人に近い、中山七里のマニアックな知性が今回も炸裂。自分も幻の地下鉄ホームなど、ちょっと興味があった分野なので。そこにもあったんだ、あそこにも！と廃駅トリビアも面白かった。もちろん、ストーリーも廃駅鉄ヲタ公務員が、小市民なりに奔走する様は一周回ってカッコいいし、共感できた。良作。

ただただ、甘々だった。

アニメ＞原作か。覇権アニメと聞いて、手に取り１、２巻と読了。作者的には長編想定のセットアップにあたる巻なのかとも思いつつだが、まったり感があった。理由は、負けヒロインたちの一人称視点がたるいからかもしれない。主人公もさほど動くタイプではないので、こちらにも共感を預けにくい。ゆえに、個人的にはまたりーとしてしまった。ひょっとすると、アニメ化で化けた稀有な例なのかも、とも。

覇権アニメ。と聞いて、原作は知っていたが未読だったので、アニメを観る前にと読了。タイトル通り、主人公がヒロインが振られるシーンに遭遇するところから始まるボーイミーツガール。とはいえ、その後は負けヒロイン、マケインたちとのまったり日常的ラブコメ展開で、正直、まったり。他のラブコメ作品に比べると原作はそれほどでも？というのが一巻の感想。