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2024年5月の読書メーターまとめ

新父帰る
読んだ本
2
読んだページ
560ページ
感想・レビュー
2
ナイス
21ナイス

2024年5月に読んだ本
2

2024年5月にナイスが最も多かった感想・レビュー

新父帰る
2023年10月刊。読み応えがあった。孔子の生涯を描く難しさは、論語では、孔子が発言をした年月日を特定できない所が難所。本書には、随所に論語の引用があるが、物語の流れとしてその引用は自然だと感じた。正に著者の力量発揮だ。この本が目指す孔子の像は聖人君主ではなく、人間臭い像を前提に進めているという印象。著者自身もその様に想定している。ここでのハイライトは無頼の陽虎との仁に関する孔子との対話であろうと解説も指摘しているが、この辺の解釈は大変驚かされた。著者は50代の時に筆を折り、70代で決意して筆を執った。
が「ナイス!」と言っています。

2024年5月の感想・レビュー一覧
2

新父帰る
2023年10月刊。読み応えがあった。孔子の生涯を描く難しさは、論語では、孔子が発言をした年月日を特定できない所が難所。本書には、随所に論語の引用があるが、物語の流れとしてその引用は自然だと感じた。正に著者の力量発揮だ。この本が目指す孔子の像は聖人君主ではなく、人間臭い像を前提に進めているという印象。著者自身もその様に想定している。ここでのハイライトは無頼の陽虎との仁に関する孔子との対話であろうと解説も指摘しているが、この辺の解釈は大変驚かされた。著者は50代の時に筆を折り、70代で決意して筆を執った。
が「ナイス!」と言っています。
新父帰る
1999.9刊。ここに収められている作品は著者の遺稿である。特に「我が仏道の歩み」は、著者が亡くなった(1999.1)歳に偶然愛用の机から見つかった未発表作品である。著者はインド哲学の学者であるが、仏道の実践、特に禅定を亡くなるまで実践した人である。最後の章では、4人の偉人を紹介して、その共通点について触れている。4人とはブッダ、イエス・キリスト、ソクラテス、孔子である。ブッダのダンマ・如来、イエスの聖霊、ソクラテスの神の智慧、孔子の天命、これらは全て同一線上にあるとし、ブッダの禅定によって確信できると。
が「ナイス!」と言っています。

ユーザーデータ

読書データ

プロフィール

登録日
2014/11/05(3514日経過)
記録初日
2014/11/09(3510日経過)
読んだ本
440冊(1日平均0.13冊)
読んだページ
120973ページ(1日平均34ページ)
感想・レビュー
440件(投稿率100.0%)
本棚
0棚
性別
血液型
A型
職業
自営業
現住所
東京都
自己紹介

平成28年4月26日からガラ系での使用ができなくなり、私(父帰る)の携帯サイトをパソコンに移しました。お気に入りの登録の皆様にはご迷惑様ですが引き続きご愛顧の程宜しくお願い申し上げます。また、お気に入りの追加の方も宜しくお願い申し上げます。
なお、新しいニックネームは「新父帰る」です。旧「父帰る」の読書記録は、そのまま旧「父帰る」のサイトに残しました。「父帰る」で読者検索すれば、閲覧できます。
さて、私の自己紹介をさせて頂きます。70に近い歳です。主に歴史物を中心に読書を楽しんでいます。歩くことも好きです。食べ物の好き嫌いはありません。そのお陰で至って健康です。十代の頃の読み物の中心は小説類でした。日本文学の代表作品は一通り読みました。その中でも、夏目漱石の作品を耽読しました。あえて一冊選べば、やはり「こころ」でしょうか。外国文学では、ドストエフスキーの作品に親しみました。その作品郡の中で、あえて選べば、「虐げられた人々」でしょうか。とても感動したのを昨日のように覚えています。大学時代は政治思想経済に関する書物を乱読していました。マルクス、エンゲルス、ニーチェ等、その中でも特に感銘を受けた書物がマックスウェーバーの『プロテスタンティズムの倫理と資本主義の精神』です。
社会人に成って、一時期政治の世界に足を踏み入れてからは、政治関係の読み物を中心に読書をしました。
現在は日本の近現代史に興味を持っています。特に幕末から戦後のGHQ占領時代迄の歴史に関心があります。また、宗教関係、特に仏教、神道、キリスト教、ユダヤ教にも関心があります。
私の父親は出征世代です。関東軍の将校として永らく中国大陸、主に満州にいました。その関係で日本の大陸進出の歴史にも大変関心があります。
この読書メーターで様々な読者の方々、いろいろな分野の本に出会えることを楽しみにしています。どうぞ宜しくお願いします。

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