読書メーター KADOKAWA Group

2023年10月の読書メーターまとめ

やっちゃん
読んだ本
12
読んだページ
3835ページ
感想・レビュー
12
ナイス
322ナイス

2023年10月に読んだ本
12

2023年10月にナイスが最も多かった感想・レビュー

やっちゃん
理佐は10歳下の律を連れ、身勝手な母親とその恋人から逃れて家出。仕事は蕎麦屋とネネ(ヨウム)の世話。店主夫婦を初めとした良い大人に恵まれた姉妹の40年間の話。喋る鳥ってファンタジー?と読むのを躊躇したが読んで良かった。慎ましやかな姉の結婚も妹の大学進学も嬉しかった。ネネも愛おしい。姉妹が自分たちがされたように他者に優しくできる事が素晴らしい。「誰かに親切にしなきゃ人生は長くて退屈」藤沢先生の教えも胸を打つ。ネネの傍らで受験勉強してた研司が合格した時や大人になった時は誇らしく思った。もっと読んでいたい。
が「ナイス!」と言っています。

2023年10月の感想・レビュー一覧
12

やっちゃん
元アイドルらしいがオバサンは知らない。絶賛される程の作品とは思えなかったんだけど、先入観…有ったのか…。でもアイドルの素晴らしい作品を読ませて貰った事はある。だから全く期待しなかったワケではない。文章は読み易かったが、それは稚拙だからだよ。ただストーリーをちゃんと理解できたから問題はない。著者と同世代で余り本を読まないヒトにはオススメかな。オバサン的には薄っぺらい印象だけが残ったありふれた話。同じ話でも本当の作家さんたちが描いたら、深みのあるイイ話になるんだろうけど、如何せん会話文ばかりが多くてスカスカ。
が「ナイス!」と言っています。
やっちゃん
離婚し4歳の娘と暮らす朱音と、同じ保育園に娘を通わす莉子は真逆のタイプ。同級生だった莉子夫婦にかつて苛められていた園田は、偶然再会した莉子の夫を殺そうと考え始めた。サスペンス色のある人間模様。人がどんな経緯で人を恨んだり貶めようと企てたりするのか、何に傷つき悲しむのか、各々の心情が丁寧に描写されていた。ママ友マウント、モラハラ夫、嫌なヤツの言動さえもよく解るねって位に見事に表現されていて、改めてはるなちゃん凄い!と思った。朱音の凛とした強さが潔くて羨ましい。莉子とは仲良くなったんだね。園田も頑張ってね。
が「ナイス!」と言っています。
やっちゃん
時効になった誘拐事件。金は奪われずとも当時4歳の男児は7歳になって祖父母に帰された。乳歯が丁寧に保管されており大切に育てられた事が窺えた。事件に無念を抱えたまま亡くなった刑事の意志を継ぎ、親しくしてた新聞記者の門田が時を経て再び事件を辿る。有るかも。偶然や運や執念の様な見えない何かによって真相に辿り着く事。門田の人柄や当事者達の複雑な心情、美術界の裏事情など様々な要素が織り込まれ読み応えがあった。画家になった男児の初恋も含め目が離せない展開を追いつつ舞台となった北海道の地にも想いを馳せた。良い読書だった。
が「ナイス!」と言っています。
やっちゃん
スノボに行った元同級生5人。内2人が遭難し死体となって発見されるが、1人は殺されていた<崖の下>╱強盗致傷事件の容疑者が逃走中に起こした交通事故。目撃者が証言するが全員が…<ねむけ>╱の他表題作を含む3編の短編集。いずれも群馬県警捜査一の葛警部が、ずば抜けた捜査能力を発揮して事件を解決する。真相に近付いて行く過程に頁を捲る手が止まらなくなった。特に<崖の下>の凶器には驚いた。ただ、この葛の菓子パンとカフェオレだけの食生活が心配になった。シリーズ化するのかな?違う食事を味わっている処が見たいと思った。
が「ナイス!」と言っています。
やっちゃん
そぉなんだよ。な~んか、いいんだよ。青春だねー。ウチは共学だったけど修学旅行の班は女子ばっかだったよ。男子特有のこの幼稚な馬鹿さはいいよね。学生時代に学校で余り親しくなれなかった男子たちは今どうしているんだろうかと気になっちゃった。初めの内は話の流れについていけなくて退屈に感じたけどラストではにやけてしまった。佐田君の事は余り好きになれなかったけど、確かにこんなヤツって居るよなぁって親近感は湧いた。GPSを持たされる修学旅行での大冒険でグッと距離が縮まった面々。きっと忘れられない思い出になるだろうね。
が「ナイス!」と言っています。
やっちゃん
理佐は10歳下の律を連れ、身勝手な母親とその恋人から逃れて家出。仕事は蕎麦屋とネネ(ヨウム)の世話。店主夫婦を初めとした良い大人に恵まれた姉妹の40年間の話。喋る鳥ってファンタジー?と読むのを躊躇したが読んで良かった。慎ましやかな姉の結婚も妹の大学進学も嬉しかった。ネネも愛おしい。姉妹が自分たちがされたように他者に優しくできる事が素晴らしい。「誰かに親切にしなきゃ人生は長くて退屈」藤沢先生の教えも胸を打つ。ネネの傍らで受験勉強してた研司が合格した時や大人になった時は誇らしく思った。もっと読んでいたい。
が「ナイス!」と言っています。
やっちゃん
小学館の◯年生とかの雑誌、忘れていたけど買って貰ってた。長い歴史と共に付録に関する暗い歴史もあった事なんて知りもしなかった。全ては<なぜ世界中を相手に日本が戦争を始めたのか>に尽きると思う。戦中と令和の現在を行き来し、明日香の勤める出版社の学年誌の歴史と共に子供や女性の100年の人権を考える物語。祖母がかつて同じ会社で働いていた事を知り、嫌々引き受けた仕事にも全力で向き合えるようになった明日香の仕事小説としても読み応えのある話。「彼方の友」など似たような作品も思い出され感慨深い。とても良い作品だった。
が「ナイス!」と言っています。
やっちゃん
何がなんでも東大に合格させようと我が子を虐待する両親の下で勉強漬けの毎日を送る高志と、母親にネグレクトされ続けている星さん。高三のクラスメイトの二人が親に対して復讐を企てた! 親に対して屈する事しかないひ弱な立場の子供だった二人が、強かな行動力を発揮した事を称賛はする。けれどスカッとした気分になれなかったのは高志の姉の存在があるからと、もっとあの父親がこっぴどい目に遭えばよかったのにという物足りなさかな。それでも二人の今や未来が輝かしいものである事が分かり、辛かった分、報われて安堵した。幸せになってね。
が「ナイス!」と言っています。
やっちゃん
シリーズ第11弾。きのこの美味しい季節の話から始まった今作。師走には店を含む一帯の再開発問題が勃発した。その後バレンタインのホワイトオムレツやお店従業員の慰労会でのスッポン料理など色々あったけど、まさかの旅立ちとは!前にもちょっと話のあった万里君の一人立ちがいよいよ現実になってしまった。そしてメイが代わりに勤めるという展開に驚かされた。次回はどうなっているんだろう?まだまだ続いているシリーズ、ゆっくり楽しみたい。
が「ナイス!」と言っています。
やっちゃん
花魁殺しが頻発する吉原で、自らの借金返済のため事件解決に奔走する同心の今村。一方、大工の幸助は同じ長屋のおように想いを寄せるが、おようの異変に戸惑っていた。この並行する二つの物語が重なると事件の真相が明らかになる┅。今作は妖しシリーズのスピンオフ作品と位置付けられているのだが、今村の仕事を影で支える彩音が忍者の末裔とされている事が所以らしい。彩音が主役の作品もあったらいいのにと思わせる位に彩音の事も気に入りました。
が「ナイス!」と言っています。
やっちゃん
恐っ。そーまでして結婚式に出たくないなんて。確かに結婚式に出席となると出費は嵩むよ。けど、帰省してホテルまで取って見張る位なら出ろや友達でしょ/表題作は何か分かる気がした。歩きスマホしてるヤツにぶつかってく勇気はないけど、絶対そっちが悪いだろ?って思うし、で、浮気してる好青年の中学教師がリアリティー(こんな風に男って嘘をつくんだ)あって恐かった/<お供え>の会社の女性社員の人間関係は多かれ少なかれ有ると思った。ただアルファベット記名は雑な感じがする╱╱内に秘めた女性の感情あるあるが癖になりそうで結構好き。
が「ナイス!」と言っています。
やっちゃん
前作の高瀬庄左衛門が好印象だったため、同じ神山藩シリーズという事で手を出してみたが、時代小説はやはり難しく少し理解できない部分がありました。それでも、三男を中心にした黛家の兄弟の話やこの時代の政、それから季節ごとの草花や自然の描写に、ゆっくりと浸る事が出来ました。静謐な中にそこはかとなく漂う色香も愉しめました。第3弾も読んでみたいと思うくらいには、この世界観を気に入っているのだと思います。
が「ナイス!」と言っています。

ユーザーデータ

読書データ

プロフィール

登録日
2015/01/07(3561日経過)
記録初日
2015/01/03(3565日経過)
読んだ本
1522冊(1日平均0.43冊)
読んだページ
481287ページ(1日平均135ページ)
感想・レビュー
1496件(投稿率98.3%)
本棚
8棚
性別
血液型
A型
職業
専門職
現住所
北海道
読書メーターの
読書管理アプリ
日々の読書量を簡単に記録・管理できるアプリ版読書メーターです。
新たな本との出会いや読書仲間とのつながりが、読書をもっと楽しくします。
App StoreからダウンロードGogle Playで手に入れよう