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2024年3月の読書メーターまとめ

やっちゃん
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感想・レビュー
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333ナイス

2024年3月に読んだ本
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2024年3月のお気に入り登録
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  • bunmei

2024年3月にナイスが最も多かった感想・レビュー

やっちゃん
4人の非正規雇用の自動車工が何故指名手配される事になったのか?逮捕寸前で彼らを逃がすべく密告電話をくれたのは誰なのか?すぐに引き込まれ夢中になる。こんな風に過酷な作業で酷い環境下で、しかも悪辣な労働条件を強いられて車が作られていた事に驚く。過労死を認めぬ会社、政治家や公安との繋がりに対し憤りや哀しみを共有して彼らと共に闘った気分。彼らを支え守った格好良すぎる朱鷺子、彼らに好意的だった藪下刑事などの存在も頼もしく600頁を飽きさせない太田愛畏るべし!ヤル気ある若者が未来に夢や希望を持てる社会であって欲しい。
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2024年3月にナイスが最も多かったつぶやき

やっちゃん

2024年2月の読書メーター 読んだ本の数:11冊 読んだページ数:3241ページ ナイス数:236ナイス ★先月に読んだ本一覧はこちら→ https://bookmeter.com/users/538431/summary/monthly/2024/2

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2024年3月の感想・レビュー一覧
12

やっちゃん
温かで不思議で余り自分が読んだ事のないタイプの話。でも、簡単に表現できないような面白味のある作品だった。大正から戦後が舞台の、20も歳の違う二人の女性の友情とも情愛とも言える師弟愛・絆の物語。前に読んだ女の友情を描いた短編が印象深く、長編を読みたいと思っていた矢先に直木賞にノミネートされた作品(受賞は逃した)は期待していた以上に楽しませてくれた。特に陰部に奇形って事を考えた事がなかったので驚かされた。一体この話は何処に向かうのかと思ったけど至極真っ当な方向に進んだので良かった。他の作品も読みたくなった。
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やっちゃん
阿部定事件は知っていたが余り興味はなく、村山作品なので読む。殺した後に血で敷布に「定 吉 二人キリ」と書いたとか吉蔵の左腕に刃物で定と刻みつけた事などは本当なんだろう。でも実際の定の心情は作品通りであったとは思えない。でも全く違っていたとも思えない。分からない。死んだ吉蔵の証言も然り。そもそも吉蔵の息子が物書きだったのは本当か?この小説自体が息子が父(吉蔵)に捧げて書いた呈になっていて、事件後、犯人の定に会いに行ったとなっているのだが…まっどうでもよい。ただ吉蔵のアレがその後どうなったのかだけ気になった。
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やっちゃん
久しぶりのパ・マル。シリーズ第4弾も三舟シェフのずば抜けた推理が冴えた7編の短編集。コロナ禍でテイクアウト料理を考案したり料理教室を開催したりと大変だったパ・マル。それを乗り越えての表題作はギャルソン高築君の従兄のプロポーズ談。ちょうど焼き上がったスフレを前にプロポーズをしちゃったもんだから…。従兄がフレンチ通ならそんな間抜けなタイミングでのプロポーズはなかっただろうに。私は焼きたてのスフレを見た事も食べた事もないので彼の事は笑えないけど、目の前に出されたとしたらプロポーズよりスフレが気になってしまうな。
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やっちゃん
QRコードを使った体験型ミステリって、どうなの?とドキドキしながらやってみたけど、思いの外それなりの声優さん(なのか役者さんなのかしれないけど)によって演じられた声と作られた音に興醒めした。そうなると折角読んだ小説そのものもやけに安っぽくしか思えなくなってしまって、なんか残念。別の作家さんなら「お~凄い、面白い」と思えたかもしれない試みだけど、個人的に道尾には正統派でいて貰いたい。ちまちまこんな企画なんかしてないで月と蟹みたいなあーゆー長編を描いて欲しい。
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やっちゃん
ネタバレ母親と一緒の合唱団に入るのはやっぱ抵抗あるよ。自分だけ中学生でしかも只だなんて云われたら尚更貧乏臭って思っちゃう。母子家庭だし。でもその母が病気ってなって絹枝がそれをずっと引きずっていたのはよく解る。小野寺さんの淡々としたリズムを伴った優しい文章が心地好くてバンドの皆が善い人に思えた。あと「何でも一番安いものを買うんじゃなくて、せめて一つ上のものを買えるくらいの幸せ」を絹枝に願う元近所の米子の言葉もいい。それにしてもカニザノビーが蟹座のBだと全く気がつかなかった笑。皆の新な一歩に幸あれと思う。
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やっちゃん
4人の非正規雇用の自動車工が何故指名手配される事になったのか?逮捕寸前で彼らを逃がすべく密告電話をくれたのは誰なのか?すぐに引き込まれ夢中になる。こんな風に過酷な作業で酷い環境下で、しかも悪辣な労働条件を強いられて車が作られていた事に驚く。過労死を認めぬ会社、政治家や公安との繋がりに対し憤りや哀しみを共有して彼らと共に闘った気分。彼らを支え守った格好良すぎる朱鷺子、彼らに好意的だった藪下刑事などの存在も頼もしく600頁を飽きさせない太田愛畏るべし!ヤル気ある若者が未来に夢や希望を持てる社会であって欲しい。
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やっちゃん
主要な登場人物が約3人の話なのに、何だかよく内容が把握できないまま惰性で読み進めた。150頁にも満たない短い作品ながら時間がかかったのはやっぱりつまらないからでしょう。作品に引き込まれる魅力…私の興味を沸き上がらせる魅力に欠けていた。建築家の女がもう少しイメージし易い人物だと寄り添って読めたのだろうか?もう少し分かりやすい日本語で話してくれたら歩み寄れたのだろうか?まっ、芥川賞とは余り相性がよくないので仕方ない。ただ、若い九段さんの今後の作品には注目して行きたい。
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やっちゃん
疲れました。色んな事詰めすぎです。葬儀社で働く自分に葬儀依頼をして自殺した親友(ソープ嬢)、別れた夫の恋人(男性)の祭壇の花を飾る花屋、中学時代に俺を虐めていた奴が喪主、公私共に付き合いのある仕出し屋の主人の葬儀で社長が死恐怖症?を発症、結婚したら葬儀社は辞めて欲しいとか、こども食堂で働く奴と娘との交際は認めないとか、もう、これでもかこれでもかって位にあらゆる問題が多発してて、本当に読むほどに体力が消耗されてしまいました。あ~しんど~。欲張らないでもう少しぎゅっとテーマを絞っても良かったかもしれませんね。
モモ
2024/03/25 19:29

私もおじゃまさせてください。私も反対する意味が分からない話ばかりでウンザリでした。また純也が葬儀社を嫌がる理由もずっこけました😅

やっちゃん
2024/03/26 15:30

読んでる時は、理解を得て結婚するのかと思っていたけど、そうはならなかった事を残念に感じましたが、結果、そんな男とは別れて良かったと思います。

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やっちゃん
初読み。男子中学生の話だが読み易くあっという間に読了。手指欠損の障害を教師に馬鹿にされ不登校になってしまった主人公が、憧れ信頼する先輩の為、たった一人で北九州から東京へカチコミに行くという無謀な話。帰りのバス以降の話はつまらなかったが、教師から受けた心の痛みは手に取るように分かった。だから少年の悲しみや怒りを見守るように読んだのに、辿り着いた先は期待に値せず残念だった。でも、ハンディキャップを抱えた少年が正しく強くあって欲しいと願った。そして、あのクソ教師が苦しみながら地獄に堕ちる事を強く望んだ。
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やっちゃん
こんな風に熟年離婚されちゃって、おじさん可哀想。親が残してくれた家を売却するなんて無念ですよね。嫌な妻と傲慢な娘だったけど、まぁ最後は良かったかな。大手ゼネコンを早期退職して退職金で始めた喫茶店を半年で潰してしまったおじさん。コーヒー好きでケーキや軽食を味わう喫茶店巡りを趣味にしたおじさん。何もわかっていないと皆に云われるけど、いいんじゃない。私はおじさん好きよ。頑張って欲しいな。だって私もおばさんだけど新しい事を始める勇気なんて全くないもの。おじさんすごいよ。応援してますね。
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やっちゃん
大ファンという訳ではないけど結構聴いてきたユーミン。各々の曲に因んだ話ではなかったけど、メロディを口ずさみながら読む。読み終える頃に、偶然ドラマ化された事を知り、びっくり&嬉しくなった。江國さんの描いた「夕涼み」と、川上弘美さんの「春よ、来い」が好きだけど、ちょうど朝イチで取り上げた柚木麻子の描いた「冬の終り」は観るのが楽しみ。
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やっちゃん
新聞で連載されていただけあって万人ウケする易しい作品。不可はないけど、著者の他の作品と比べると見劣りしてしまうような平凡な作品。「もう誰にも辛い思いをして欲しくない」と話す父・孝雄。過去に何があったのかは当然勿体つけて最後に明かされるが、こんなに長々話して大丈夫か?と思うような場面で、木訥な初老の男が語っているとは思えないくらいに流暢にしかも脚色までして…ちょっとひいた。いい話だし大団円。だが、著者に対する期待値が高過ぎる為か、これくらいでは満足できない。もっと読み応えのあるのが読みたいです。
パトラッシュ
2024/03/02 20:56

全面的に賛成です。

やっちゃん
2024/03/02 22:47

悪い話じゃないけど、柚月さんにはもっと凄いのを描いて貰いたいですよね~

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ユーザーデータ

読書データ

プロフィール

登録日
2015/01/07(3462日経過)
記録初日
2015/01/03(3466日経過)
読んだ本
1484冊(1日平均0.43冊)
読んだページ
470494ページ(1日平均135ページ)
感想・レビュー
1458件(投稿率98.2%)
本棚
8棚
性別
血液型
A型
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