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2024年11月の読書メーターまとめ

さにー
読んだ本
7
読んだページ
2992ページ
感想・レビュー
7
ナイス
95ナイス

2024年11月に読んだ本
7

2024年11月にナイスが最も多かった感想・レビュー

さにー
ネタバレミステリ作家の太郎が田舎に引っ越し、田舎特有の緊密な人間関係を難なく受け入れ、地元の消防団の団員になる。限定された地域で不自然な放火事件が続き、やがて裏に潜む新興宗教の動きが露わになってくる。池井戸作品なので彩が全くの悪役ではないとは予想できたけど、ちょっとなぁと言う感じ。住職や市長も怪しいけど、悪役は宗教関連にまとめていて、やっぱりなと言う感じ。この方のは経済小説の方が面白いわ。
が「ナイス!」と言っています。

2024年11月の感想・レビュー一覧
7

さにー
特定分野の専門知識が織り込まれた短編集。どれも日常の中で潰されそうになっている主人公たちが、ふとしたきっかけである分野の専門家的な人と出会い話をするうちに何となく希望を見出していくような感じ。地殻の話もクジラの話も伝書鳩の話も偏西風の話も、それぞれの専門的知識が分かりやすく説明されているので、なるほどなぁと思いながら読んだ。特に表題作が秀逸で、すごくロマンティックで幻想的な世界を想像させてくれる。短編に丁度いいネタを上手く纏めた、完成度の高い短編集だと思う。
が「ナイス!」と言っています。
さにー
ネタバレこれはシリーズ4作目だそうで、前回から数年が経っている模様。今回も複雑な展開で、犯罪被害者家族による復讐と思われる事件が続き、予告のようにコルテシアが言及されて、お馴染みの潜入捜査が始まる。梓警部と言う強烈な女性キャラも登場し、意外な犯人像ではあったけど、コルテシアでの事件は未然に阻止する。最終的に新田が警察を辞職してコルテシアの警備部に転職となりそう。でも潜入捜査じゃないならマスカレードじゃなくなるんじゃないの?これで打ち止めなのかなぁ。
が「ナイス!」と言っています。
さにー
ネタバレタイトルから薄々感じていたものより数倍胸糞な内容で、読み進めるのが辛かった。電車での痴漢てそんなに日常茶飯事なのか。民度が高いと言われることもある日本で、こんな卑劣な下品な犯罪が蔓延していると言うのはとても嘆かわしい。とにかく架乃が可哀想で泣けてきた。亡き弟の事しか頭にない母親とその環境から逃げ出した父親。ラストがうまく行き過ぎなのが気になったけど、こう言う人を操る事に長けた人っているんだろうと思う。何で盲目的に信じられるのか不思議だけど、洗脳されてるから周りに何を言われてもダメなんだろう。怖いな。
が「ナイス!」と言っています。
さにー
何年ぶりかで借りてみた逢坂。最初から「これまでのあらすじ」みたいな、出来事を簡単に端折ってなぞるような数ページがあって、これは続編なんだと分かった。維新末期の動乱の最中、記憶を失った土方歳三が秘密裏にアメリカに渡っていたと言う設定のウエスタン調の冒険譚のようだ。前作までも色々危機一髪の連続だったようで、本書も、何の偶然か敵方が同じ街にいたり裏をかいても再会したり危ないところを以前の知り合いに助けられたり、都合の良い危機一髪が満載。新撰組とウエスタンは斬新な組み合わせだけど、奇抜なだけ。次はもう読まない。
が「ナイス!」と言っています。
さにー
硬派の柚月作品と対照的な、軽めで息抜き的なシリーズ。元敏腕弁護士の涼子が経営する何でも屋に持ち込まれる依頼を一話完結で三つ。どれも数日で目星をつける圧倒的なお手軽感に、エンタメに徹している所が伺える。ほぼ貴山の頭脳によってスムーズに都合よく解決に至る所は月9向きで、実際ドラマ化してた。まぁ美貌の元弁護士、イケメンの助手と言うコンビは映像向きよね。どれも簡単に重要な人物や証言に辿り着き、彼らの思惑通りあっさりと解決する事件を痛快と思うか安易と思うか。いや、こう言うものだと割り切って読むべきか。
が「ナイス!」と言っています。
さにー
ネタバレミステリ作家の太郎が田舎に引っ越し、田舎特有の緊密な人間関係を難なく受け入れ、地元の消防団の団員になる。限定された地域で不自然な放火事件が続き、やがて裏に潜む新興宗教の動きが露わになってくる。池井戸作品なので彩が全くの悪役ではないとは予想できたけど、ちょっとなぁと言う感じ。住職や市長も怪しいけど、悪役は宗教関連にまとめていて、やっぱりなと言う感じ。この方のは経済小説の方が面白いわ。
が「ナイス!」と言っています。
さにー
裏書に「魔物」と言う単語があり、面白そうと思ったけど、欧州大戦下のお話に終始し、タイトル通り、リラと元兵士で魔物に転じてリラの護衛を務めるイェルクの周りの戦禍の逸話が延々と続く。戦争とは上層部が決定し、その他の大多数である一般市民が犠牲になる図式は今も昔も変わらず、人類の成長の無さにがっかりさせられる。ただただ長く感じられて、重量級エンターテイメントというのはちょっと大袈裟だなと思った。中盤で既に飽きて来て、しばらくこの方の本は敬遠したいと思いながら、半ば義務感みたいな感じでやっと読了した。

ユーザーデータ

読書データ

プロフィール

登録日
2015/01/19(3607日経過)
記録初日
2015/01/07(3619日経過)
読んだ本
632冊(1日平均0.17冊)
読んだページ
232879ページ(1日平均64ページ)
感想・レビュー
632件(投稿率100.0%)
本棚
10棚
性別
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