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2025年3月の読書メーターまとめ

ろば
読んだ本
5
読んだページ
1385ページ
感想・レビュー
5
ナイス
1460ナイス

2025年3月に読んだ本
5

2025年3月のお気に入られ登録
3

  • Jampoo
  • 読書が好きな人です。
  • こだまやま

2025年3月にナイスが最も多かった感想・レビュー

ろば
24年刊、警視庁総合支援課のシリーズ3冊目で、昨年出たばかりの新刊になる。文庫書き下ろしで家内の図書館本。主人公柿谷晶の先輩にあたる男性が行方不明になり、そのうちに都内でYouTuberによる交通事故死が発生するが、やがて2つの事件が思わぬかたちで結びついていく。退職した上司の謎の失踪、YouTuberの破綻した性格やその妻の身勝手な振る舞いなど、読んでいて不快になるほどに描写がきめ細かい。ただストーリーがなかなか展開せずミステリーとしては不満も。人物描写に力点を置いた警察小説なら納得できました。
本読むおっさん(Lester_the_Nightfly)
2025/03/27 21:44

☆ 横レス失礼します。ご感想にあるとおり、この作品は警察という組織とそこに属する人々に焦点を置いていると思います。駄文失礼。

が「ナイス!」と言っています。

2025年3月にナイスが最も多かったつぶやき

ろば

昨日今日と小雨が降りましたが、気温は高めになり、寒さでこわばっていた筋肉がほぐれていくようです。近所の公園では桜が開花していました。ユニクロに出かけて春物でも仕入れたい気分です🌸

昨日今日と小雨が降りましたが、気温は高めになり、寒さでこわばっていた筋肉がほぐれていくようです。近所の公園では桜が開花していました。ユニクロに出かけて春物でも仕入れたい気分です🌸
が「ナイス!」と言っています。

2025年3月の感想・レビュー一覧
5

ろば
24年刊、警視庁総合支援課のシリーズ3冊目で、昨年出たばかりの新刊になる。文庫書き下ろしで家内の図書館本。主人公柿谷晶の先輩にあたる男性が行方不明になり、そのうちに都内でYouTuberによる交通事故死が発生するが、やがて2つの事件が思わぬかたちで結びついていく。退職した上司の謎の失踪、YouTuberの破綻した性格やその妻の身勝手な振る舞いなど、読んでいて不快になるほどに描写がきめ細かい。ただストーリーがなかなか展開せずミステリーとしては不満も。人物描写に力点を置いた警察小説なら納得できました。
本読むおっさん(Lester_the_Nightfly)
2025/03/27 21:44

☆ 横レス失礼します。ご感想にあるとおり、この作品は警察という組織とそこに属する人々に焦点を置いていると思います。駄文失礼。

が「ナイス!」と言っています。
ろば
96年刊、似非知識人のありようをあぶり出し、真の知識人となることの困難さを切実に述べる。採用人事をめぐって東大を辞職した後に書かれているせいか、大学教育についての提言も切実、教育の重大さと困難さを滔々と述べる。記述は平易、だが内容が少し複雑に入り組んでいて難しくはあるが、それに付き合う根気も読者には必要だろう。巷にあふれる識者や文化人の欺瞞を暴露し、またそれを支える大衆社会にも嫌悪感を示しているが、その状況は今も変わっていない。
ろば
2025/03/23 18:08

→博覧強記で多くの受賞歴がある論客だが、保守派としての顔は最後にわずかに覗かせる程度。世間に迎合しない「知識人」として生きていく宣言の書であるように思えた。決して非常識な人ではなかったことがよく伝わります。

読書が好きな人です。
2025/03/28 21:41

YouTubeで見ることができる西部さんの「主権回復記念日」のスピーチは良かったですね。

が「ナイス!」と言っています。
ろば
97年刊、当時マスコミを賑わせていた「市民」という概念を疑い、その実態を浮き彫りにした力作。戦後思想の中で誕生した「市民」という特権的言質に対し、その軽薄さと胡散臭さを白日の下にさらす。西欧の市民がギリシャ・ローマ時代から中世都市に至るまで、社会的義務と一体化していたのに対し、日本では国家や官僚に対置される特権的立場を与えられた。それは戦後思想の歴史観とも関係が深く、欧米流の発展史観が日本で流行したのに対し、本書では重層的な歴史観を提示して「市民」の有り様を対比した。→
ろば
2025/03/20 09:59

→この本が出てから約30年、そういえば市民の語は一時期より影を潜めたが、本書の影響力も少なからずあったのだろうか。歴史そのものでなく、歴史観の重要性を説いて、西欧と日本の歴史の見方を教えられた気がする。戦後歴史学を正面から批評していて、こういう本が読みたかったのだと改めて気づいた。

が「ナイス!」と言っています。
ろば
97年刊、当時盛んだった市場中心主義の経済思潮を鋭く批判する。見えざる手を発見したアダム・スミス、資本主義の悪弊を指摘したマルクス、市場主義の修正を図り福祉国家を目指したケインズを手がかりとして、バブル崩壊後の市場中心主義と規制緩和の動向を批判した。実際にはこのあとリーマンショックが起こるが、ある意味時代の答え合わせとしてこの書物を読むと、おおむね的を射た指摘に見える。最後は人間観の問題に収斂するが、この不思議な生物の性向をどのように捉えるのか、それが経済学に問われている。経済学批判として今も有効ですね。
が「ナイス!」と言っています。
ろば
再読。12年刊で、リーマンショックで日本も動揺していた時期にあたる。当時(今も?)世間を席巻していた市場中心主義の経済思想を根底から批判し、低成長時代の日本のとるべき道を提起した。経済学が第一次大戦や世界恐慌に対処する方法として、その時々の問題を解決するために機能したことを指摘、その上で2010年代の日本が市場中心主義を排除し、先進国に宿命的な低成長時代を生き抜く方法を見いだしている。→
ろば
2025/03/02 21:36

経済活動を説明する文化人類学の業績や古典経済学史についての要約が秀逸で、資本主義の過剰性を問題とする提言にも説得力がある。流行する経済学を批判することで資本主義や産業社会の限界に対する批判は重い。リーマンショックから10年以上を過ぎた現在でも十分に通用する議論で、少しも古びたところがない。これ、名著ではないでしょうか。

が「ナイス!」と言っています。

ユーザーデータ

読書データ

プロフィール

登録日
2015/02/06(3723日経過)
記録初日
2015/02/01(3728日経過)
読んだ本
1478冊(1日平均0.40冊)
読んだページ
460025ページ(1日平均123ページ)
感想・レビュー
1478件(投稿率100.0%)
本棚
14棚
性別
自己紹介

 読書記録のために読書メーターを利用させてもらっています。おかげで同じ本を購入するようなダメ習慣が減りました。手当たり次第に本を手に取っていますが、気づいてみると、三島由紀夫、藤沢周平、逢坂剛の三人の文庫本はほぼクリアーしました。気晴らしにミステリを楽しみ、娯楽として日本史の本に手を出すことが多いようです。

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