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2024年4月の読書メーターまとめ

ユニ
読んだ本
10
読んだページ
2372ページ
感想・レビュー
6
ナイス
102ナイス

2024年4月に読んだ本
10

2024年4月にナイスが最も多かった感想・レビュー

ユニ
ネタバレ読んで良かったと思った。作劇やキャラクター造形、戦闘描写が上手く、普段読みなれないジャンル(付録の選評に「戦場を舞台にしたシスターフッド冒険小説」とあり、なるほどと感じた)だが、3日くらいで読んだ。読みなれないがゆえに、アヤが死ぬシーンあたりから、なんとなくまどマギを思い出していた。そういう意味で、退場すべきキャラクターが退場しているともいえる。幸福な子供時代を描いたプロローグ、また彼女らの戦後であり、別の世代にとっての子供時代でもあるエピローグが、作品のほとんどを占める戦争の場面よりも、重くのしかかった
が「ナイス!」と言っています。

2024年4月の感想・レビュー一覧
6

ユニ
ネタバレ著者たちの熱量や思いが、文体からも伝わってくるアツい一冊だとおもう。特に安達さんのエピローグは目が覚めるようで、研ぎ澄まされていると感じた。「人は自らの現実を構成しながら、意味を作り出す存在であるという人間観」に基づくナラティヴの実践は、感情、そして身体を、意味や文化、政治、倫理からも切り離すことができない。情動論的転回以後の営みとして歴史の文脈においても理解されるものであり、同じ近世の哲学者のデカルトとは違って、スピノザのアフェクト論はドゥルーズにも影響を与えているなど哲学も改めて勉強したくなる本だった
が「ナイス!」と言っています。
ユニ
ネタバレフランス語で試みるという意味の「エッセイ」という語がピタリと当てはまるような本だった。なにを試みているのかと言えば、「思索」「哲学」であり「現象学」なのだろう。とはいえ、著者が読んで影響を受けたであろう作品からの影響が強く伺われるばかりで、個人的には最後まで空へ飛ばず滑走路を走り続けた感じ。國分さんの中動態概念は大車輪の活躍で「医療機関を受診するという意志の実在」は優れたパンチラインだと思う。薬学のプロが適切な薬物療法とそうでないもの、トンデモ医療と正当医療の線引きは困難と言っているのは冷静にすごいですね
が「ナイス!」と言っています。
ユニ
ネタバレ副題のとおりで、アントニオ・ダマシオらが参照されている。体現的シミュレーション(観察者の身体や脳で試みられている他者の身体状態の疑似的な再現)とas if body loopの概念が興味深かった。紹介される絵画では《十字架降下》と《聖トマスの不信》が印象に残った。伊藤マンショ、カラヴァッジョは著者のご専門なのかもしれない。コンパッシオが身体性を帯びた概念としての「受難」であることは、情動理論にも繋がりそう。「ニューロサイエンスは文化を超える」という話があったが、構成主義的情動理論と対立しそうだと感じた。
が「ナイス!」と言っています。
ユニ
ネタバレ読みやすく面白かった。文体も落ち着いていて過不足ないエンタメ感が心地よい。「なぜ本庄絆は一文字も読まれていないクイズに正答できたのか?」というミステリーの筋の立て方もわかりやすく、素直に惹きつけられた。子どもの頃映画館で観たスラムドッグミリオネア、水曜日のダウンタウンのパロディ回も好きな自分としてはけっこう序盤に”人生との兼ね合い”を意識されたが、良かった。1000万円といえば、という感じでクイズミリオネアとM-1GP、他にも東大王や頭脳王も連想した。立場(してるゲーム)によって最適解は変わることを考えた
が「ナイス!」と言っています。
ユニ
ネタバレ読んで良かったと思った。作劇やキャラクター造形、戦闘描写が上手く、普段読みなれないジャンル(付録の選評に「戦場を舞台にしたシスターフッド冒険小説」とあり、なるほどと感じた)だが、3日くらいで読んだ。読みなれないがゆえに、アヤが死ぬシーンあたりから、なんとなくまどマギを思い出していた。そういう意味で、退場すべきキャラクターが退場しているともいえる。幸福な子供時代を描いたプロローグ、また彼女らの戦後であり、別の世代にとっての子供時代でもあるエピローグが、作品のほとんどを占める戦争の場面よりも、重くのしかかった
が「ナイス!」と言っています。
ユニ
ネタバレ久しぶりに再読。恋や推し活のつらさに通じると思うと偉大過ぎる先輩だね!執着、我欲、好きだから求めてしまう、自分に対してだけ特別な眼差しを注いでほしい、と願ってしまう。そんな感じで人類で最も有名な裏切り者の代名詞的存在のユダさんは、まじ天使にして神にして聖霊の三位一体イエス様ガチ恋リアコ勢だった⁉最初は痛いファンだったのに、いつのまにか一緒にユニット参加しちゃった?聖地下北沢?てな具合に憑依した如く独白が滔々と綴られ、一気に読めて面白い。事実関係なんかは、きちんと聖書などのしかるべき史料に基づいているようだ

ユーザーデータ

読書データ

プロフィール

登録日
2015/02/21(3368日経過)
記録初日
2015/02/10(3379日経過)
読んだ本
689冊(1日平均0.20冊)
読んだページ
202598ページ(1日平均59ページ)
感想・レビュー
76件(投稿率11.0%)
本棚
2棚
自己紹介

昔につくったアカウントを発掘。SNS続かないがちなので、簡単に、(読書の)気楽な記録を目指したい、と自分にわざわざ言い聞かせます

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