
…がちで、ある観点からは無価値でも、他の観点からはきっと何か価値があるはずであり、むやみと非難するものではないし、してほしくないと思ってしまう。そして作品と向き合う時、作者は何か作者なりに善き目的を持ってこれを作ったはずだと信じたがる。何かを高く評価することで、実は自分は作者に嘲笑われているのではないかと考えたくなく、その思いはAIの時代に激しさを増している。
何を隠そう(?)自分は書店の海外文学棚を物色しながら、大抵は表紙→裏表紙→奥付→と来て「訳者あとがき」を見るほうだ。作家と作品のおおよその位置付けが分かるし、この本のどこがいいのか・何を期待すればいいのか、導入部の簡潔なあらすじが書いてあることも多く、本選びの参考にも、読む際の道標や足がかりにもなる。ありがたい存在だ。
…この分野に初めて触れる自分のような読者には、語られていることとの距離感を取りづらい感じはあった。板書や教科書がなくて学習事項なのか先生自身の言葉であるのかの個別の判断が難しい感じというか。面白い話を聞いたな、という印象が強くなって、面白い話に小難しい用語は異質だと感じさせたのかもしれない。◆終盤に出てくる、文学や美術の分野で批評家をおちょくった作品の話、真相の判明した過去の話なのでめちゃめちゃ面白くにやにやしてしまった。一方で、鑑賞者としての自分は全ての批判をnot my cup of teaで済ませ…
…がちで、ある観点からは無価値でも、他の観点からはきっと何か価値があるはずであり、むやみと非難するものではないし、してほしくないと思ってしまう。そして作品と向き合う時、作者は何か作者なりに善き目的を持ってこれを作ったはずだと信じたがる。何かを高く評価することで、実は自分は作者に嘲笑われているのではないかと考えたくなく、その思いはAIの時代に激しさを増している。
どうみても入門の一冊というよりは「こんな変わった作品もある」という種の本だが、本の佇まいと"chase thriller"という文句(と薄さ🫠)に惹かれた。挿絵と音楽がついたマルチメディアな作品。音楽はパーカッシブで、各章の頭についているQRコードから出版社サイトに飛んで聴くのだが、トラックがかなり短いのでBGMにはならず、各章の間で舞台が暗転して演奏が入るイメージで聴いた。工場をリノベしたギャラリーで、俳優1+演奏家1で朗読劇をやっていてほしい(?)。あと、やはりホメロスは読まないとなと思いました。
以前は無知に対する焦りに追い立てられるような気持ちでしたが、最近は結構気の赴くままに読んでいます。
読むジャンルは近年ほとんどが文学(近現代)です。
2022年から英語多読に挑戦しています。でも背伸びした本も選びますし、引きたい時には辞書も引きます。
ドイツ語の書籍も時々。韓国語も独習していますが、読書にはまだまだ足りないので、今はもっぱら漫画です。
読了は全章に目を通した本に限定する方針です。その代わり(?)内容は全然理解できていなかったとしても、とりあえず読んだということにしています。
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…この分野に初めて触れる自分のような読者には、語られていることとの距離感を取りづらい感じはあった。板書や教科書がなくて学習事項なのか先生自身の言葉であるのかの個別の判断が難しい感じというか。面白い話を聞いたな、という印象が強くなって、面白い話に小難しい用語は異質だと感じさせたのかもしれない。◆終盤に出てくる、文学や美術の分野で批評家をおちょくった作品の話、真相の判明した過去の話なのでめちゃめちゃ面白くにやにやしてしまった。一方で、鑑賞者としての自分は全ての批判をnot my cup of teaで済ませ…