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2024年8月の読書メーターまとめ

moo
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感想・レビュー
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3785ナイス

2024年8月に読んだ本
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2024年8月のお気に入られ登録
3

  • りんごあめ#きのこの山#垢量産必要性0#テストだるいけどやばいからまたまた低浮上#このまえよりかはおおい
  • tonnura007
  • coffee

2024年8月にナイスが最も多かった感想・レビュー

moo
4ヶ月ほど前突然現れた謎のおじいさん。いつも画板を下げてうろついているこの人が気になって仕方ない安珠。ふとしたきっかけで関わりを持ったこの葛城平のことが気になって彼の人となりを探し始める。優しすぎて生きにくくなってしまった彼の生き方が悲しいと思うのはきっと私の驕りなんだろう。初めて花を受け取ってもらえたなんて些細なことがどれだけ嬉しかったんだろう。誰もが平等で、好きなものを好きと言える、誰かの生き方を否定しないそんな世の中であってほしい。最後は涙が止まりませんでした。
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2024年8月にナイスが最も多かったつぶやき

moo

気がつけば8月もあと少し。慌てて7月のまとめを。原さんの「同居鮨」マハさんの「板上に咲く」櫻田さんの「六色の蛹」米澤さんの「冬期限定ボンボンショコラ事件」が面白かったです。あと10日で何冊読めるかなあ。返却日と睨めっこしつつ頑張ります。 2024年7月の読書メーター 読んだ本の数:41冊 読んだページ数:12323ページ ナイス数:4045ナイス ★先月に読んだ本一覧はこちら→ https://bookmeter.com/users/567405/summary/monthly/2024/7

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2024年8月の感想・レビュー一覧
40

moo
古民家カフェの崩落事故に巻き込まれて一緒にいた盛岡を喪った光。彼を見捨てた医療従事者と思われる2人の男性を探し始める。一方2人の男性のうちの1人、薬師も光を探し始める。その理由は…。読み進めるうちにどんどん印象が変わっていく。もう想像以上の悪、サイコパスなんて言葉で片付けられないくらいだ。一体何人を不幸にしたんだろう…。このままだと一体何人を不幸にするのか。見込まれてしまった人は不幸なんて言葉じゃ足りないな。あーあ、怖い怖い。でも癖になります。くわがきあゆさん。
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moo
風石マリエが県警本部の管理官になった、長閑な辰泊町で事件が起こる。男子小学生が校内のいじめっ子を拳銃で撃ったのだ。なぜ小学生が拳銃を?続けて女子中学生が副校長に向けて発砲し、副校長は亡くなってしまう。小さな町で続けて起きた発砲事件。加熱するマスコミ、上層部からの圧力。そんな中で男性管理官と渡り合い事件を解決できるのか。まだまだ男性社会な警察で、下に侮られず上に疎まれず成果を上げ、出世していくことが難しいか。でも彼女にはうまく乗り切って行けるところまで行ってほしい。犯人はタイトル通りでした。
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moo
覆面作家・ルリツグミの小説は、高校教師・卯之原が封印した物語に酷似していた。それは今は亡き高校の同級生・日邑と過ごした7年前の夏の「僕たちだけの物語」。ルリツグミとは一体誰なのか…。最初は卯之原の妄想なのか、現実だったのかさえ疑ってしまった。そしてルリツグミを名乗る彼の目的は?ルリツグミの語る事実と卯之原の知る事実。日邑と高校生だった卯之原が抱えていた鬱屈や苛立ちも、哀しさや切なさと背中合わせだ。それはルリツグミも同じこと。終わりは少しだけ明るい。
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moo
夏休みが終わる直前、クラスメイトの山田が交通事故で亡くなった。人気者だった彼の突然の死にクラスが悲しみに沈んでいた時、突然教室のスピーカーから山田の声が聞こえてきた。もっとクラスメイトと話したくて…という山田。最初はまた山田と話せることを喜んでいたけれど、みんなの時間は進んでいくのに山田の時間は止まったまま。進級し卒業し新しい世界へ進んでいくみんなが離れてしまうのは仕方がない。学校は学生が通うところだから。1人残された山田の孤独が切なくて苦しくて。もっと早く和久津と話せていたら。なんだか苦い結末でした。
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moo
シリーズ2作目。読み始めからピリピリした雰囲気でなんだか緊張する。今回揉みほぐすのは若い武家の当主。彼の抱えた事情を知りなんとかしようと考えるお梅。武家の問題に町民が関わるって面倒じゃない?仙五朗親分や先生の力を借りて一応は解決したけれど、今回はだいぶ力業?という感じがします。千五朗親分の使い方もなんだか勿体ない。それにしてもお武家さまって本当に窮屈…。
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moo
令和の時代になっても戦後に起きた事件の呪いに縛られている閉鎖的な姫野村。新型コロナ感染症で疑心暗鬼になるなか東京からの移住者がやってきて、住民たちの猜疑心は深まっていく。閉鎖的な村と住民たちに嫌気を感じている裕也が東京から来た麻宮に近づきたくなるのはわかるし、麻宮についても予想通り。麻宮に対する村人たちの暴走も怖いけれど予想通り。このまま終わるか…と思ったらそうはいかないのが中山さんできましたねえ。これからどうするんだろうなあ。
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moo
かばい屋って何?と思って読み始めた。大名の子息で公事方御定書編纂にも関わったのに、今は町民として長屋で暮らす弁之助。彼の部屋に漆問屋の火事の犯人として捕えられていた忠吉が、牢屋敷の火事の混乱に乗じて逃げ込んできた。罪を認めたのは拷問の苦しさに負けたから…と無実を訴える忠吉を信じ、お白洲の場で忠吉の代わりに謎を解いて見せることに。無実なのに拷問で自白させられた人たちを庇うために、冤罪から救うために庇屋の看板をあげる弁之助、商売としては成り立ちにくそうだけど必要な存在なんだろう。さて、シリーズ化するかしら?
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moo
シリーズ4作目。少しずつ距離が縮まっている孝冬と鈴子。淡路の君への考えにも変化を感じる。今回気味悪かったのは、鈴子の前に何度も現れる八千代。霊が見え淡路の君のことも知っていて、燈火教とも関わりがあって…。何を考えて近づいてくるのか、ただもう不気味…。松印についても少しわかったのかわからないのか。まだ謎が多いなあ。
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moo
シリーズ3作目。引退した刑事・三ツ輪が殺され、孫娘の楓花が誘拐された。事件の現場はかつて三ツ輪が追いかけていた未解決事件が起きた場所。村は「十雪会」と名乗る新興宗教のかつての拠点であり、今も元信者たちが暮らしている。鳥越が今回組むのは元マル暴で今はすっかりゴンゾウ化したと言われる長下部。この「十雪会」、教祖はとんでもない俗物でその教祖を盲信した人たちもとんでもない人ばかり。無理やり従わされた人たちは気の毒なばかり。犯人ももちろん下衆な人物だった。長下部は実はまだ優秀な刑事で鳥越を気に入った様子で嬉しい。
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moo
4ヶ月ほど前突然現れた謎のおじいさん。いつも画板を下げてうろついているこの人が気になって仕方ない安珠。ふとしたきっかけで関わりを持ったこの葛城平のことが気になって彼の人となりを探し始める。優しすぎて生きにくくなってしまった彼の生き方が悲しいと思うのはきっと私の驕りなんだろう。初めて花を受け取ってもらえたなんて些細なことがどれだけ嬉しかったんだろう。誰もが平等で、好きなものを好きと言える、誰かの生き方を否定しないそんな世の中であってほしい。最後は涙が止まりませんでした。
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moo
もう23作目になるらしいこのシリーズ。様々な謎、困り事をみんなで解決していく今回。みんなが若旦那のために頑張りたくてどんどん大ごとになってしまいそうでハラハラします。若旦那は少し健康になってきたのか、前ほどは寝込まなくなったような…。息子可愛さのあまり縁談を壊し続ける母親とか、息子を金蔓としか思わないような親とか面倒な人もいるもんです。兄やたちの結界もすり抜けて若旦那の元を訪れる妖の正体は…。意外に元気で揉め事解決に頑張った若旦那がこのまま健康になっていったらいいな。
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moo
ASDの子供を1人で育てている、それだけで母親の毎日を思うとため息が出る。そんな真人が森で行方不明になって一週間、どうやって生き抜いたのか。真人に関わった4人の大人たち。中には少々腹の立つ人もいるけれど、みんな真人が生きるために力を貸してくれたのも本当のこと。それをうまく伝えることができなくて、そのもどかしさが苦しい。でも大人が思うよりも5歳児はいろいろ理解しているもの。言葉が溢れ出した彼が約束を守っていた健気さがたまらなく愛おしい。みんなクマ繋がりだったけど最期のクマには本当にびっくりした。
hiace9000
2024/09/27 09:11

mooさん! 読了です。いやあ、やっぱり荻原さんだわ!最高の読み心地でした。やっぱり荻原さん、さすがでした。ご紹介&リコメンドありがとうございました。

moo
2024/09/27 13:02

hiace9000さん、おっしゃる通りです。さすが、荻原さん!でしたよね。😊

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moo
どうしても実際の事件を思い出してしまう。こんな事実が隠されていたのかも…という思いがちらっと頭をよぎる。計画をした人たちも命令を下した人たちも、国を考えていると言いながらあまりにも命を軽く扱っていて嫌になる。真実を追うと命の危険がある、なんて国が民主主義な国なんでしょうか?グレーなままにしておかなきゃいけないなんて遺族はたまらないだろうな。
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moo
「屍人荘の殺人」以前の明智恭介が日常の謎を後輩の葉村と共に解き明かしていく短編集。明智が本当に謎が好きで探偵になりたかったかがよくわかる。謎を追うことに夢中になりすぎてあちこちで問題を起こしてばかり…だけれど、どこか憎めない明智先輩。探偵事務所でアルバイトを始めたばかりの様子も知ることができ、ますます早い退場が惜しく思える。でもこういう形でまた明智に会えるならまた会いたいとも思ってしまう。葉村くんは大変そう…だけれども。
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moo
シリーズ3作目。キャンプ経験が全くないので登場する道具や作られるお料理に毎回感心してしまう。車載型冷蔵庫なんてすごいものがあるんですね。楽しみ方はそれぞれあっていいと思うけれど、やっぱりルールやマナーは必要だと思う。火の取り扱いは慎重にしすぎる事はないと思うし。今回はいろいろあってあまりのんびり出来なかったみたいだけれど、見て見ぬ振りができないんでしょうね。今回登場した敦くんの暮らしがいい方向に向くといいなあ。
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moo
船宿を営む評判の美人姉妹、その正体は江戸を騒がす怪盗緋薊、とあるけれど…。盗賊と言っても頭目が別にいてその配下に時々加わるくらいだし、江戸もそれほど騒がしてないし…。いつのまにか父の死の謎を追い仇を討つ方に話がいってるしとなんだか中途半端な感じがします。
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moo
二浪の末に希望の大学に合格し部屋探しに上京した蓮。なかなかピンとくる部屋がなく何気なく降りた中野駅のホームで偶然にケロこと蛙石と出会う。彼に強引に連れて行かれたのは薬師湯という銭湯で。オカミさんの作る賄いの味と部屋から見える景色に惹かれ下宿することに。薬師湯の細々した仕事を手伝うことを条件に朝夜2食付き水道光熱費一切不要。条件としていいのか悪いのか…。でもいろんな人と接し働くことが何より得難い経験なんだろう。ここから新たな道へ旅立つ人もありちょっと寂しさはあるけれどこのご縁はずっと続くんだろうな。
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moo
「最後の鑑定人」の続編かと思ったら前日譚でした。「科捜研の最後の砦」と呼ばれていた土門と元妻の尾藤との出会いから始まる4編の物語。彼が暴き出す人の嘘。科学は嘘をつかない、身近な人が死因不明と判定される悲しみを知るからこそ科捜研の仕事を選んだという土門。最後の砦と言われることに重責を感じている彼がいました。一見とっつきにくく感情を感じさせない彼の人間味をふとした時に感じられる。そんな彼だから最後の事件の辛さはどれほどのものだったか。もう一度前作を読み返したくなった。
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moo
シリーズ3作目。突然致し失踪した父の跡を継いで町奉行となった18歳の総次郎。慣れないながら役目を果たす総次郎はある日遺体の側に父のものと似た根付けを見つける。名判官と呼ばれた祖父の力を借りて事件を追うことに。優れた祖父の跡を継いだ父の苦悩、息子とちゃんと向き合ってこなかった祖父の後悔。三代にわたる親子の物語だった。総次郎を支える友人の武四郎の存在が頼もしく、彼の将来も拓けそうでよかった。前2作の出来事も少し触れられていたのも嬉しい。これから少しずつこの家族も変わっていくんだろうな。
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moo
26年前に起きた未解決事件と同じ手口の殺人事件が起きた。警視庁からやってきた風間から捜査に巻き込まれる弘前中央署会計係の小松。幼馴染の2人には忘れられない思い出があった。事件の悲惨さを弘前弁が和らげてくれるのだけれど、馴染みのない言葉なので少し読みにくく感じた。複雑な事件の真相は…と読んだのだけれどこれはなあ…。彼も苦しんだのだとは思うけれど。小松は県警で刑事に復帰だそう。それでいいの、という気がしないでもない。
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moo
スケートボードの消えた金メダリストと不祥事を起こした崖っぷち中年カメラマン。2人が出会って何が起こる?エイジのフィルマーになって彼の滑りを撮影する与野。あちこちで撮影するうちに事件に巻き込まれていく2人。20の年齢差があり、スケボーに対する考え方も違うのでいろいろ噛み合わない2人の会話にクスッと笑える。スケートボードの文化も初めて知った。エイジがオリンピックに出た想いも切ないし、彼の親子関係も少し苦かった。エイジがのびのびと滑る姿をもっと見たいと思った。
moo
2024/08/23 19:01

それは本当にそう思います。与野が撮った写真とかがよかったです。😣

hiace9000
2024/08/23 19:23

まさに、それここで使わんでどーすんの?と思いました。

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moo
シリーズ2作目。七穂の仕事も順調なよう。こうなると気になるのは七穂の仕事をよく思わない母との関係。最初は理解のないお母さんだなあと思っていたけれど、原因は祖母にありましたね。自分の理想を叶えてくれる娘は出来のいい娘で、自分の理想とは逆にいく娘は出来の悪い娘。そんなことを言われ続けたお母さんも辛かっただろうなあ。それなのに今は認知症のため都合よく変わってしまっていて…。少し関係性が改善されたのはよかったけれどね。作り置きの料理が美味しそうでした。
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moo
シリーズ2作目。前作で学習障害が明らかになった隆之介。専門的に学習障害についてのサポートを得るために引越しをすることに。環境が変わる事は本人には大きな挑戦で不安もあるだろうけれど、それは両親にとっても同じで大きな決断に変わり無い。これが家族にとっていい方向に行ってほしいなあ。今回から登場の川端親子はなかなか個性的。学校教育に懐疑的で無駄とさえ言い切る父親と基礎的な学力は身につけるため学校に通わせたい母親と。勉強以外を学ぶためにも学校は必要と思うけど、なかなか難しいなあ。
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moo
夜食にまつわる6篇のの人間ドラマ。こっそり食べるのも友人と食べるのもどれも美味しそう。気の置けない女友だちとあれこれおしゃべりしながらだと、ダメだよねえと言いつつあれこれ食べちゃいそうだなあ。合言葉の必要なうしみつ屋もペンション・ワケアッテもとても好きでした。
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moo
シリーズ10作目。手掛けた着物の評判がよく名指しで仕事が入るけれどそれは死装束で「地獄絵」を描いて欲しいという注文だった。注文されたらそれを全て受けるのか、納得できるものを描くのか…。職人としてどうありたいのか、が問われる。青陽堂の若女将として目配りしなければいけない時もあり、律も大変。父母との思い出が絵師として一段引き上げてくれた感じかな。最後に嬉しい知らせが。今回は大事にしてほしいなあ。
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moo
シリーズ5作目。今回も簡単に作れて美味しそうなものがたくさん。いろんな訳ありの一見さんがやってくるけれど、再会させてあげたかったなあと思う人もいて、そういう時はこの居酒屋のあり方がなあ…と思ってしまったりする。はじめ食堂、美味しい洋食屋さんだったんですね。何度も訪れている人がいるのはなぜだろう?何か理由があるのかな。
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moo
初読みの作家さんです。とある反社会的組織に対抗するために設立された特殊情報管理室。そこに配属された桜庭は人と人の繋がりを糸という形で可視化できる特殊能力があった。起きる事件が想像以上に陰惨で、管理室のメンバーの過去も辛くて読みながらうわーっと声が出てしまった。今回とりあえず首謀者は捉えられたけれどまだ組織は解体されていない。でも管理室メンバーのダメージも大きいしメンバーは少ないし大丈夫かなあと心配になる。続き、あるかなあ。
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moo
うわー、分厚い…。おまけに水野忠邦、鳥居耀蔵ととっても息苦しい時代。最後まで読めるかなあと思ったけれど要らぬ心配でした。同心の惣十郎、同僚の崎岡、小者の佐吉岡っ引きの完治に町医者の梨春。みんな好きだなあ。薬種問屋の火事から始まった物語は様々な事件を経て、思わぬ結末を迎える。怖しい病だった疱瘡をどう治すのか、予防するのか。医療についての考え方の違いからくる対立や老いの問題。職場での人間関係、過去との向き合い方。今と何も変わらない。惣十郎はなぜこんなにも女心に疎いのか。お雅の想いは届くのか、気になるなあ。
青いうさぎ号
2024/09/23 07:57

ナイスありがとうございます。共読み嬉しいです。惣十郎、ニブイ!あんまりです〜😅でもまぁ、そこも木内昇さんらしいというか。この後、どうなるんでしょう?

moo
2024/09/23 11:37

惣十郎、ニブイですよねえ。まあ、そこもいいところ…と思わなくもないけれど、お雅が可愛くてもうっ!という気持ちになります。

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moo
「三月の局騒ぎ」と「六月のぶりぶりぎっちょう」の二編。にょごとは何?と思ったら京都にある学生寮内での寮生の呼び名でした。他の呼び方も独特でなんだか読みながら楽しくなってしまった。そんな寮にずっと住んでいる不思議な住人「キヨ」なんて言ったらもう清少納言しか浮かばない。彼女から書くことを勧められエッセイストになった彼女の娘は前作の彼女ですね。「ぶりぶりぎっちょう」は本能寺の真実探し。そうか、信長。そんなこと気にしていたのか…。一途に思ってくれる蘭丸がそばにいるよ。京都ならこんなこともあるかも…と思ってしまった
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moo
26年前、伝説の逆転劇でペナントレースを制した阪和バーバリアンズ。その後低迷していたチームの監督に当時4番を務めた夏川が監督に就任することになり、テレビ局はレジェンドと呼ばれた9人のインタビューと再現試合で構成する特別番組を企画する。その中で10人目のレジェンドとも呼べる人物の存在がわかり…。インタビューが続くうちに本当の狙いは10人目の人物が退団するきっかけになった盗難事件の犯人探しとわかってくる。終盤この人物は…という予想は当たったけれど盗難事件の真実は本当に後味が悪い。まさに愚か者…。
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moo
「虜囚の犬」の白石&和井田コンビが再登場。最初から不穏な空気に満ちていて、起こる事件も明らかになる事実ももう本当に嫌になるものばかり。こういうことに関わる人たちなんてみんな罰を受ければいいのに!なんて事まで思ってしまう。白石が妹の健康のために料理する場面に和んだくらいでずーっと気分はどんよりなまま。でもまたこのコンビに会いたいと思ってしまう自分もどうしようもないな、と思ってしまう。白石も未来が少し見えてきたようでよかった。
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moo
シリーズ3作目。今作で一番気になったのは、千恵と孝四郎の今後のこと。昔から思い合う仲とは言え今は身分が違うしねえ。孝四郎の家を思えばこのままで…とはいかないんだろうなあと思っていたら縁談が来ちゃうし!百合花が大切なのはわかるけど、二人には幸せになってほしい。今までにお世話した人たちもそれぞれ幸せになっていてよかったし、思わぬ組み合わせの夫婦も誕生したし。周囲はまだ認めてくれないみたいだけれど、千恵の覚悟さえ決まればもう大丈夫でしょう。あー、よかった。
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moo
シリーズ2作目。千恵の営む「百合花」は女人専門の口入れ屋。本人の希望に沿った仕事を探してくれて、働き始めてからも気にかけてくれるならここで仕事を見つけたい、と思う人が増えるのも納得。でも中には難しい注文もあったりでなかなか大変そう。千恵の亡くなった弟に関して新たにわかったこともあり、少しだけ彼女の気持ちも軽くなったでしょうか…。今回から登場の久太郎、なんだかなあ。
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moo
初読みの作家さん。元御家人の娘・千恵が切り盛りする女人専門も口入れ屋「百合花」。若い娘が華やかな仕事に憧れるのは今も昔も同じなんだなあ。親が勧める仕事はちょっと…と思うものだよね。女中のお藤と番頭の五平の掛け合いも楽しい。面倒見がいいためかいろいろと面倒ごとに巻き込まれやすい千恵ですが、幼馴染の同心・孝四郎がいてくれるので一安心。この2人、うまくいくのは難しいのかな。
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moo
シリーズ21作目。いきなり清貴さんが葵さんとの結婚式を妄想して浮かれています…。今作ではイーリンさんが10月から京都の大学院に通うことになり、さらに葵さんのことをもっと知るために蔵でアルバイトを始めます。彼女もなかなか変わっているので理解は難しそうです。根付けをきっかけに日本文化に触れ、新撰組にはまり、となんだか楽しそう。うまく行ってなかった親戚たちともこれからは少し肩の力を抜いて付き合えるかな?ずっと見守っていてくれた人の存在にも気づけたし。円生もやっと前に進めるのかな?
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moo
シリーズ5作目の今回は最初から夫婦で潜入捜査。弟子の死を境に道場を縮小し人を遠ざけるような日を送っている剣客・村井が、何をしようとしているのかを探るためだ。柳之助たちとの暮らしは楽しいもので、疎遠になっていた子供たちともまた交流を持てるように。村井も願いを叶え、柳之助もお役目を果たすことができた。潜入しているため剣術が苦手なフリをしたりする柳之助が大変そうでした。最後に千秋のおめでたがわかって一同大喜びだけど、どうすれば腕が鈍らないようにできるかと密かに考える千秋。大丈夫かなあ…。
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moo
元寇の知識は教科書に書かれていたことくらい、なので今作の主人公・河野通有のことも知らなかった。かつての勢いを無くし今も伯父と総領争いが続いている河野家。同じ一族でありながら互いに相手を信じられない。そんな時に元が侵攻してくるとわかり、九州へ向かう。同族ですら信じられないのに文化や言葉の違いがあれば尚更…とならないのが今村さん。違いがあっても理解し合える、無駄に命を奪い合うのではなく助け合えるのだ。それでも今も争いはあるわけで…。幕府に逆らうことになっても意思を貫き通す河野通有たちの戦いが見事でした。
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moo
シリーズ2作目。コンサートの最中にコンサートマスターの三浦が天井からの落下物によって亡くなった。亡くなった三浦は誰に聞いても優秀な音楽家で人柄も優れた人物という評判で、殺される理由が一つも見つからない。そんな人物がなぜ狙われたのか?この仕掛けができる人は限られているしなあ、と思いながら読んでいくといました、怪しい人物…。でもそこからもう一捻り。一つの道を突き詰めていくとどこか歪んでくるのかなあ。最初に警察が思いついたトリックがあの映画から…というのはちょっと笑えました。亜澄と元哉のやりとりも面白かったです
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moo
土の中から発見された遺体の死因は溺死…。次々と発見される遺体はどれも無残な状態で、読んでいても怖くなる。どうしたらここまでできてしまうのか?最後の犯人の動機を知るとわからなくはないけれど。捜査にあたる尾崎は従姉妹が事件に巻き込まれたことがあり未解決になっているこのことを気にしているし、相棒の広瀬も何か抱えているらしいし。それがなんなのかも気になるけれど、この広瀬が掴みどころのない人物で…。続きが出たらきっと読むと思うけれど、扱われる事件があまり猟奇的すぎないといいな、と思います。
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moo
最後の若竹さんの「不審なプリン事件」以外の4編は既読だったけれど、改めて読み直しても楽しかった。若竹さんの御子柴くんシリーズは未読なので探して読んでみようかな。お菓子が食べたくなってしまうのが、ちょっと困ったものですね。
が「ナイス!」と言っています。

ユーザーデータ

読書データ

プロフィール

登録日
2015/04/15(3516日経過)
記録初日
2015/01/04(3617日経過)
読んだ本
7228冊(1日平均2.00冊)
読んだページ
2287960ページ(1日平均632ページ)
感想・レビュー
6486件(投稿率89.7%)
本棚
0棚
性別
血液型
A型
現住所
神奈川県
自己紹介

読書メーターを利用し始めてから5年たち、今まで読むことのなかった時代小説を読んだり新しい作家さんを知ったり楽しい読書生活を過ごしています。図書館も地元と近隣併せて4館を利用し、返却期限と場所を間違えないかがちょっと心配な今日この頃。好きな作家さんを追いかけつつ新たな出会いを期待して、本のある生活を過ごしたいなあと思います。 2020年 春🌸

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