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2025年11月の読書メーターまとめ

moo
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2025年11月に読んだ本
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2025年11月のお気に入られ登録
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  • アイビー

2025年11月にナイスが最も多かった感想・レビュー

moo
「正義」をテーマにした6話からなる短編集。最後まで読んで些かくたびれた、というのが正直なところ。正義っていくつもあるのかな?人の数だけあるんだろうか?みんなが言ってるから、とネットを信じて書き込んだりするのはいけないし、記事にするならしっかり調べていることが大前提。活字になっていることは正しい、と思い込んじゃいけないと今では思うけれど。自分を正しいと思い込まないこと、いつも心に留めておかなければ。でも騙されない、と言い切る自信はないけれど。
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2025年11月にナイスが最も多かったつぶやき

moo

10月もナイス・コメントをありがとうございます。久し振りの有川さんはやっぱり楽しく、町田さんは心に刺さる。原田ひ香さん、藤岡さんもよかったなあ。今月は積んでる本も少しずつ読めたら…。今月もよろしくお願いします。2025年10月の読書メーター 読んだ本の数:30冊 読んだページ数:9053ページ ナイス数:2883ナイス ★先月に読んだ本一覧はこちら→ https://bookmeter.com/users/567405/summary/monthly/2025/10

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2025年11月の感想・レビュー一覧
41

moo
海外を1人旅する人たちの短編集。思わぬアクシデントからだったり自分探しだったり、思い切っての行動だったり理由は様々。日本でも1人旅しようと思ったことのない私にはもう大冒険だ。理由は様々だけれど、旅する彼らは自由で楽しそうだ。食べ物も美味しそう。(量がどれも多そうだけれど。)みんな前向きに力を得たようで読んでいて楽しかった。コロッケの自販機が気になりました。
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moo
就活の最終面接日、父の海難事故の連絡を受けた麻海。就職できず寮を出なければいけなくなり叔父の響介の元で同居開始、仕事も叔父と同じ保険調査員に。みんな詐欺はいけないこととわかってるはず。でもふと魔が差したり、欲に負けたりして普通の人がやってしまう保険金詐欺もれっきとした詐欺だ。そしてそれを唆すようなことを言う医師の存在も。響介の言葉が届くといいけれど。認知症の祖母の事故死はみにつまされるし、ぶつかり男には厳正な処分を、と思ってしまう。
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moo
シリーズ6作目。鄙びた温泉街の街興しのために様々な人が関わってできたスタンプ、生き方を示してくれた先輩の背中を思い出すフェルトペン、かつて家庭教師をしてくれた人との思い出のスーパーカー消しゴム、部活動をより良いものにするために思いをぶつけ合ったレポートパッド。そしてホテルで働いていた硯の若き日の思い出の折り紙。相手への思いやりの気持ちは今と変わらず、でも少し不器用だった硯と先輩からの厳しくも優しい叱責。読んでいて気持ちが和みます。スーパーカー消しゴム、懐かしい。
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moo
2029年、常軌を逸した速さで進行するガンで有力政治家の息子が死亡、同様の死亡事案が他にも見つかり捜査が始まる。出世に野心を持つアーロンは政治家の息子の事案を担当し、遺伝子エンジニアのマリクと協力することに。最初からソリが合わない2人。亡くなった人たちは遺伝子情報を操作されていたのか?ゲノム編集が当たり前になっている、という状況がなんだか気味悪く思てしまう。でもこういう事を実際に考えて研究を進めていることもあり得るだろうなあとも思う。最後のアーロンの決断は…。
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moo
シリーズ12作目。とうとう生麦事件が起きてしまい、品川も騒然とする日々。そんななかおやすは浪人風の男に襲われる。原因はおやすの出自?助けてくれたのは女剣士の中沢琴。親しい友人同士になれそうだったのに…。よかったのは生き別れた弟と再会できたこと。京に向かった琴が無事でありますように。会津の方も心配だし…。異国を恐れる人が多い中、憧れる人もいる。感じ方は人それぞれだなあと改めて感じた今巻でした。
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moo
紅葉に連れ去られ気づいたら鬼の国にいた空洞淵。紅葉の双子の妹・紫鬼の呪いを解けなければ、鬼の王族の婿になれって、本人の意思はまるで無視!空洞淵1人でこの謎を解けるのか、とハラハラしましたが一つずつ矛盾点を潰して無事に解決。でもここでも狐面の修験者の関与が疑われたり、今回全く役に立たなかった陰陽師・星導の存在が不穏だったり。謎が増えただけのようで、そろそろ本筋の方も展開してほしいなあと思ったりします。そして鬼の国を素直に楽しんじゃう穂澄、すごいなあと思うし槐の正体にちょっと驚いたりしました。
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シリーズ最終巻。殺人の容疑で逮捕された暁を救うため頑張るアル。無理しないように言われたって無理しちゃうのは仕方ないけど、いくら死なないとは言えやられすぎでしょう。暁は自分で思うよりも周囲の人たちから大切に思われている。一緒に働いていれば人となりは伝わるものね。米倉の歪みっぷりはもう…。彼のことで悩むことなんてないと思うけれど、暁には切り捨てられないんだろう。アルとパートナーになり、米倉の子・蓮を育てることに。忽滑谷も刑事のままみたいだし、三谷も頑張っているようでひと安心。みんな幸せでよかったです。
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moo
高円寺にある喫茶ガクブチ。父の死により兄の伸也が継いだ額縁店。なかなか儲からず母との約束で「3年店をやって赤字が続いたら閉店」することに。なんとか収益を出すために妹・真日留の案で一階をカフェに。そして依頼主の持ち込む思い出を額装して、売るか引き取るか決めてもらうことに。初めは売る気だった人も額装された思い出を見てあの頃の気持ちや忘れていたものを思い出したり…。特に2話の「最初で最後の写真展」夫の遺言で開いた写真展で知らなかった夫の一面を妻は知ることに。読み終わってじんわりと沁みてくる一冊でした。
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moo
惣菜屋「ここ家」で働く3人の女性たち。江子、麻津子、郁子、アラ還の3人。江子には別れても連絡をとってしまう元夫がいて、麻津子はバツ1の幼馴染を想っていて、郁子は子供と夫を亡くしていた。それぞれ心に思うことはあるけれど、3人で美味しいお惣菜を作っている。そのお惣菜にも思い出があって…。食と記憶って結びついているものですね。この3人、アラ還とは言え全然枯れてない。こんな元気にいられるかなあ、半分くらいの元気さで充分かなあ、なんてことを思ったりします。
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moo
シリーズ13作目。近隣も含め複数の図書館を利用しているので、間違って返却しないように返却時には本の裏のシールで図書館名をしっかり確認しています。相互貸借も利用したことあり。あれこれと注意がたくさんあって少し面倒に感じましたが、お互いへの信頼を元にしたシステムだから当然のことだとわかりました。それを紛失してしまうなんて…。弁償すら期日を守らないならしばらく利用停止にしてもいいんじゃないかと思ってしまいます。ビブリオバトルは未だ経験なし。自分の好きなものを好きっていうこと、難しいけれど大切だなあ。
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moo
犯罪者を主役にした12編の短編集。計画的なものもあれば、結果そうなってしまったものまで動機はさまざまでした。やむにやまれぬものも…とは言えやったことは犯罪。被害にあった人がいる以上、許されるものではありません。ふとしてしまったことが、過去の自分の行動がのちのち自分に返ってくる、なんてことも。これくらい、とか思っちゃいけないってことなんだろうなあ。
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初読みの作家さんです。一つの庭を中心に置き四隅にそれぞれの家を建て、暮らしてきた四姉。巨額の借金を残し父が失踪した後、長女の桜子は働き者の母と一緒に洋服の仕立ての内職に励み、次女の梅乃は上京し借金返済と妹2人の学費のためにがむしゃらに働いた。三女の桃音は学生運動にのめり込む男を好きになり四女の李花はひたすら明るく家族を照らしてきた。口にはしなくてもそれぞれ姉妹に向けて思うことはある。それでも支え合って母を看取り、互いが支えになっている。ままならない人生だけど、集まって飲んで笑って。みんな精一杯生きていた。
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moo
シリーズ3作目。前作でオセルの救世主を狙い間諜を送り込んできたのは、唯一神様が救世主を送らないと決めていたハガル。その間諜こそ前作で登場した謎の人物。でもツキナとの交流で少しずつ変わってきていた。争いが起きず解決してよかった。元凶の国も報いを受けたし、今まで虐げられていたハガルの人たちも救われてよかった。留学から戻ってきたヨウタもこれからの目標ができたし、みんなよかったなあ。
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moo
シリーズ2作目。ツキナとイルは婚約者となり、一緒に暮らしている。ツキナが救世主であることはイルの胸に留め今までと同じ日常を過ごしている。そしてオセルには新しい救世主がやってきた。今回やってきたヨウタはやる気に満ちているけれど、それが空回りしないかちょっと心配。街の人たちからも親切で明るいヨウタは好評。でも剣でも魔法でも活躍できないことが不満な様子。どちらもこの世界にやってきてから始めたことばかりだから仕方ないのに…。そこを救世主を狙う人に漬け込まれてしまう。留学で成長できたらいいな。
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moo
神様に勝手に救世主に選ばれてしまったツキナ。そんなこと言っても冒険も争いも苦手。世界を救うのは他の若い救世主にお任せして私はひっそりブックカフェを開いて暮らします。そう宣言して生活に必要そうなスキルをどんどん神様に要求する様子は、さすが社会人経験あり!心地よく設えられたカフェを訪れたのはお疲れ気味の騎士団長のイル。読書好きな2人だから親しくならないはずがない。救世主を選ぶのはランダムで特に資質は問わない、とは言え今回のは最悪だ。ツキナがいてよかった。次はもう少ししっかりした人を望みます。
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moo
シリーズ2作目。咲さんの仲裁の良さが評判となり、相談事が次々に持ち込まれるように。育ての親と生みの親との子供をめぐる争い、お玉の友だちから持ち込まれた消えた雛人形についての争いは、きっと咲さんだからこその結末のように思えます。少しずつ父との蟠りもなくなってきているのか家族仲も良く、読んでいて気持ちの安らぐシリーズです。今回もいろんなお鍋が登場。どれも美味しそうでした。
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moo
シリーズ18作目。今回も美味しそうなお料理がたっくさん。お漬物もたまに食べるとおいしい。子供の頃は母の実家からの頂き物や、母が漬けたものが食卓にあった。胡瓜の古漬け、瓜のお漬物に沢庵。大きな樽で作っていたからか、とっても美味しかった。皐のほのかなときめきが…。改めてはじめ食堂って歴史があるんだなあ、と思う。そしてそこで出会った人たちの今も続く絆の強さも。万里のひいお爺ちゃんは棋士だったんですね。
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moo
シリーズ15作目。霧の女を一目見たら命を落とす。そんな噂の真実を知りたくて皆塵堂を訪れた文作。自らも調べるうちに、女を見てしまい命の危険に。お馴染みの登場人物が次々に登場してきて、読んでいて楽しい。でも一番頼りになるはずの太一郎がなぜかあまり協力的ではなくて…。この話、どうなるのかな、解決できるのかなと思っていたら、後半で一気に解決。やっぱり太一郎だよね。峰吉の前髪もいよいよ落とされてしまうのでしょうか?落としたくない峰吉だけど、これでお金儲けできるなら?次巻きも楽しみです。
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シリーズ3作目。前2作のヒットで人気の出てしまった山本店長。店内にも熱烈な支持者が増えて、京子さんの立場は微妙なものに…。かつて一緒に働いていた人も結婚、退職し、穏やかで幸せそうな様子に心も揺れる。店長がこっそりしていた活動は思いもよらないものだった。本屋への思いの強さ、熱さは本物なんだなあと思うけれどでもやっぱり変な人だよなあの気持ちが強く、彼がこんなに慕われることが理解できないなあ。店長にも京子さんにも大きな変化があり、本当にこれでさらば!となるのでしょうか?
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moo
シリーズ3作目。京の町で若い男女が神隠しのように失踪する事件が続けて起こる。菖蒲も事件に巻き込まれ突然姿を消してしまう。事件に土蜘蛛が関わっているとわかり、自身に眠る白虎の力を目覚めさせようと修行を始める立夏。力を持つ人たちがいればその陰になる人たちもいて、そこには恨みが生まれるんだろう。千花への蟠りもスッキリして大団円。ちょっと駆け足だったようにも感じるけれど、またどこかで会えるような気もしています。
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moo
イラストレーターが本業ながら、今はネットで不用品を売って生計を立てているなっちゃんこと奈津子。大学の非常勤講師を掛け持ちして生活するノエチこと野枝。50歳を迎えて共に独身、そんな幼馴染の2人が生家である古い団地でユルユル暮らす日々。大きな事件は起こらない。時に高齢のご近所さんを助けたり、喧嘩したり。昔とは変わっていく団地に寂しさを感じながらも淡々と過ぎていく毎日。それでもこんな距離感で付き合っていける幼馴染がいれば、ちょっとしたことに幸せを見つけながら暮らしていけるのかな。ドラマ、見ておけばよかった。
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moo
シリーズ5作目。スサノオ会から取り戻したけれど、たけるの怪我は思ったよりも重症だった。そんなたけるを救うための手立てについて、みんなは考え奔走することに。そのために天照に借りを作ってしまったこと、これからどう影響するんだろう。契約というかたちにはなっているけれど…。リンタローが第二の力を欲してしまったこと、責められない気がしてしまう。この環境で力がないって相当きついと思うから。そしてナギの祖母の未来視には秘密があった。この事も漏れそうで心配だなあ。そして自分にはできることがないと落ち込むトータにも秘密が?
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moo
「正義」をテーマにした6話からなる短編集。最後まで読んで些かくたびれた、というのが正直なところ。正義っていくつもあるのかな?人の数だけあるんだろうか?みんなが言ってるから、とネットを信じて書き込んだりするのはいけないし、記事にするならしっかり調べていることが大前提。活字になっていることは正しい、と思い込んじゃいけないと今では思うけれど。自分を正しいと思い込まないこと、いつも心に留めておかなければ。でも騙されない、と言い切る自信はないけれど。
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moo
「桜の血族」続編。派手なドンパチは前作と同様、でも今作では春刀が片腕になった理由と、誓の母とのことがわかる。吉竹組の分裂から始まった本家吉竹組と関東吉竹組の抗争。春刀は本家の中枢として働き、関東の泉を殺せと命じられる。最後の春刀の行動にはびっくりだ。親を知らず極道の世界で育ち、妻と子との穏やかな暮らしもあっという間に無くしてしまった。誓に見せた穏やかさも彼の一面なのに。母のことを誓に話せる人はもう彼だけだけれど、今後の彼の立場を思うと彼女との距離はますます広がってしまうんだろうなあ。
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moo
40歳になる息子の那須野富生。78歳で独居の父・敏男の生活に不安を感じ、東京の住まいを引き上げ実家に戻りリモートワークへ。あまり昔から仲良い父子ではなかった2人だけれど、なんとか日々を送っていく。独居の親に対する心配はだんだん大きくなっていく。それは誰しもが抱える気持ちでしょう。でもこんなふうに解決できる人は多くはないんじゃないかなあ。変に身構えるでなく淡々としている富生、恋人とも別れ心配になるけれど同級生たちとの繋がりがあるようで少し安心かしら?
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moo
「あのことQ」続編。前作のバス事故には何か秘密があるのでは、と疑う新聞部の須佐野。そんな須佐野を巻き込んでヨッチャン、弓子の3人でクイズ大会に参加することに。意図せず彼女をすっかり煙に巻いてしまうヨッチャンは最強。サクが日本最古のヴァンパイアになった経緯。彼は病院を辞めてどこへ行ったんだろう?両親がピザ店を営む双子のルキアとラキアは小学生ヴァンパイア。バイトでやってきたオーエンは実は…。今回のOは彼のことでした。彼がこの店にやってきたのはオランダ人ヴァンパイアからの依頼。12月にやって来るのは誰だろう?
hiace9000
2025/11/16 11:44

12月のタイトルだけでも先出しして欲しいのです。文字のフォルム繋がりで行くと、C、D、Gあたりが怪しめ?かと。12月の発売がクリスマス以上に待ち遠しいわたしなのです。共に待ちましょう😁

moo
2025/11/18 14:12

文字がわかれば、あの人かな?とか想像がつきますね。でもそこから想像するのも楽しいのかな?とにかく早く出て欲しい。楽しみに一緒に待ちます。😊

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moo
初読みの作家さん。友人関係に一番悩んだのは、中学時代だったように思う。どこかに属さないと不安で、些細な言葉が気になって、誰かの言うことに揺れ動いて。どの子もそれは同じだったのだろうと後では思えても、その時はそう思えなくて。2人でちゃんと話せていたら朔子とあさひもこれほど拗れなくてもすんだかもしれないけれど、それができないのがこの年齢で。でもきっとこれから取り戻せる時が来るのかもしれない。南野くん、なんだかいい人?
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moo
離島の子泣き島で暮らす拓海は小5の夏、誰にも言えない秘密を持った。高校進学を機に島を離れ、それからずっと帰っていない。2社目のブラック企業をクビになった日、幼馴染の風太に出会い久しぶりに島へ帰ることに。島には中3の妹・亜美が進路について悩んでいて…。亜美が感じる島の居心地の悪さも本当なんだろう。そんな中1人で民宿を切り盛りしてきた母は強いなあ。風太も同じく秘密を抱えているけれど、これは大人の責任だろう。重い気持ちで読み始めたけれど徐々に明るい気持ちになって、最後は清々しい気持ちで読み終えられた。
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moo
シリーズ2作目。戯作者見習いのおけいが今回追うのは暴れる羊羹箱の謎。手がかりは加賀にあった。和菓子職人の3兄弟、それぞれ得意なことが違った。それでもみんなで一緒に菓子を作っていければよかった。そんな3兄弟の仲を引き裂いたのは…。兄弟だからこそわかることがある、妬んでしまうことも羨んでしまうことだって。誰だって心の中に隠していることがある。口に出しにくいこと、言葉にしにくいことをおけいは少しずつほぐしていく。おけいと幸太郎の拗れかけた仲も。がらん坊とわらわら坊、なるならわらわら坊がいい。
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moo
シリーズ8作目。久しぶりのこのシリーズ、やっぱり面白い。ゴルフ場と違法ヤードで発見された2つの遺体。身元がわからないようにするためか、ひどく損壊されている。赤堀によると、遺体から見つかった虫と現場の状況が合わないらしい。赤堀は波多野のサポートを得て、岩楯と深水も少しずつ、でも着実に捜査を進めていく。真相がわかってみると、あまりの言葉の通じなさや理解しがたさに頭が痛くなってくる。前作の自分の感想を読むと深水くんをなかなかいいキャラと書いているけれど、全く覚えていない自分にも驚いた。
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moo
司法書士の東雲の友人で箱根銀行に勤める友人が多額の金を横領して自殺した。けれど友人の妹が死ぬ前に残したメッセージを見つけ、彼は罪を着せられたと知り復讐することを決める実は天才詐欺師の東雲、さまざまな方法で銀行を陥れていく。こんなに簡単に引っかかる?と思ったりするものの実際に似たようなことが起きたりするのでうまく人の心を突いてるんだろう。そもそも銀行側が悪いので同情心は一切わかず、小気味よく感じてしまう。最後のどんでん返しは予想できた。これ、まだ続くかなあ?もっと読みたい!と思うのですがどうでしょう。
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moo
令和6年、アパートの一室で変死体が見つかったと一報が入る。亡くなっていたのはかつて兜町の異端児と呼ばれた相場師。部屋の押し入れから見つかった日本刀と警察に宛てた手紙。ここから昭和49年に起きた事件が動き出す。まだ科学捜査が確立していなかった時代、地道な捜査で犯人を追うけれど、決定的な証拠がなく追い詰められない。昭和、平成、令和と引き継がれていく。時間が経てば犯人たちも高齢になるので、間に合え!と念じながら読んでいた。メモをとりながらの読書は久し振り、時代を繋いだ刑事たちの矜持に圧倒される思いがした。
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moo
櫛木さんだもの、心して読まなければ…と思って読み始めた。いつものようなグロさはない。でもここで描かれる暮らしがただただ苦痛だ。酷い男尊女卑、醜悪な男たちと我慢し続けるしかない女性たち。誘拐され11年間監禁され帰ってきたサチへの周囲の対応、視線、噂。「この状況が快適だという人は変えたがらないし、そういう男に限って市長だの区長だのになりたがる」そうだよなあ、と思ってしまう。サチが1人でなく香子がいてくれてよかった。
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moo
精霊たちの世界が舞台のファンタジー。両親を亡くし孔雀王に助けられたナオミ。風の精霊を統べる蜻蛉王に誘われて彼の後宮へ。そこには皇后と2人の愛妾がいた。そこは種族による差別のない世界。後宮野秘密を探り出した彼女がたどり着いた答えは…。後半一気にいろんなことがひっくり返っていくのは、さすが阿部さんだった。最初は自信もなく全てに引いていたナオミがしっかり考えを口に出せるようになったのは成長を感じる。なかなか話の持っていき方がうまかったなあ。
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moo
不便なことばかりの山の暮らし。でもその不便さも工夫で解決していけば楽しさに変わるのかな。まずは考えて調べて、自分にできそうな方法でやってみる。完璧は求めない。暮らしながら改良していく。山に住む動物は怖いけれど、先人たちの教えを受けて頑張ってほしい。今はまた分かれてしまった凪子との道もこの先どうなるかはわからない。文哉が次はどんな暮らしをしているか、楽しみです。
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moo
旧市内で同時多発的に起きた爆発。西ブロックアリの巣だけ消化活動が遅れたように思えるのは偶然?あったものが突然失くなることに慣れている人たちの間で再建委員会への不平不満が湧いたのは、誰かが唆したから?順調に復興してきたように見えたNo.6で何かが起ころうとしている。とてもあと1年で紫苑が手を引けそうにない。ネズミと2人で自由に生きてほしいけれど…。以前は禁じられていた美しいものたち、それを知っていることと知らないことには大きな違いがあるんだなあ。次はネズミの物語。紫苑と離れてどんな風に生きてきたんだろう。
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moo
「やがて訪れる春のために」の続編。念願のカフェを開いてみたものの、集客に悩んでいる真芽。庭仕事を担当していた遠藤くんは突然行方不明に。施設に入ったハルおばあちゃんは食事が気に入らない様子。なかなかうまくいかない毎日。でも少しずつ、植物の成長のように少しずつ前へ進んでいく。化学肥料を使わない野菜づくりを目指す遠藤くんと、その野菜を使ったカフェメニューを考える真芽。こちらの2人もゆっくり、ゆっくり。自然の中で育まれた野菜や果物を使った料理と作り込まれすぎていない庭、想像するだけで楽しくなります。
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moo
姪のお結が急に義兄の実家の跡取り娘に決まり伊勢まで送り届けなければいけなくなり、叔父である九郎がその役目を果たすことになる。ちょうどおかげ参りの年にあたり仔犬のまろ丸もおかげ犬として同行することに。途中上方へ戻る途中のお以登一行と同行することになる。面倒ごとに巻き込まれたりもするけれど、何より旅の道中が大変だ。基本は徒歩、なのに道は悪いし厳しいし、橋のない川を渡るなんて想像しただけでもう怖い。そんな大変な旅だけど、まろの様子に癒された。最後までハラハラしたけれど、明るい兆しに安心した。楽しかったです。
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moo
シリーズ5作目。高校生活最後の試合を迎えた楓たち。弓道部を立ち上げるところから始めて、実績を残して。充実した高校生活だったことでしょう。楓の喜美の活躍を喜びつつも複雑な感情もわかるなあ。乙矢と楓の関係もね。大学への進学も決まり、弓道も続けるみたい。また新しい出会いもあったり世界が広がっていくんだろうなあ。それに彼女がどう絡んでくるのかも気になるところです。
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moo
シリーズ2作目。今回もタイトルに負けないグロさでした。遺体損壊としてはあるけれど、殺害方法が異常。どうしてこんなことできるんだろう。彼女が反撃したくなる気持ちはわかるけれど、実行できてしまうことが怖く感じる。広瀬のマイペースさは相変わらずでした。
が「ナイス!」と言っています。
moo
シリーズ4作目。今回も美味しそうなものがたっくさん。えがらまんじゅうとか、ささぎ餅とか。お菓子が気になってしまいます。あれから気になっていた紺之丞。彼も少しずつ前を向いてきているようでよかった。虎白ともそう落ち着いたんだ、と納得です。おなつと丹十郎もあと一年、無事に過ごせますように。
が「ナイス!」と言っています。

ユーザーデータ

読書データ

プロフィール

登録日
2015/04/15(3892日経過)
記録初日
2015/01/04(3993日経過)
読んだ本
7678冊(1日平均1.92冊)
読んだページ
2425184ページ(1日平均607ページ)
感想・レビュー
6934件(投稿率90.3%)
本棚
0棚
性別
血液型
A型
現住所
神奈川県
自己紹介

読書メーターを利用し始めてから5年たち、今まで読むことのなかった時代小説を読んだり新しい作家さんを知ったり楽しい読書生活を過ごしています。図書館も地元と近隣併せて4館を利用し、返却期限と場所を間違えないかがちょっと心配な今日この頃。好きな作家さんを追いかけつつ新たな出会いを期待して、本のある生活を過ごしたいなあと思います。 2020年 春🌸

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