読書メーター KADOKAWA Group

2024年10月の読書メーターまとめ

mukimi
読んだ本
8
読んだページ
2179ページ
感想・レビュー
8
ナイス
1345ナイス

2024年10月に読んだ本
8

2024年10月のお気に入り登録
6

  • くろうさぎ
  • おたま
  • 007 kazu
  • ゆいきち
  • 5 よういち
  • tenori

2024年10月のお気に入られ登録
9

  • 007 kazu
  • おたま
  • m4
  • 今井高志
  • みつ
  • 5 よういち
  • ゆいきち
  • 忍者マスター
  • 快傑ソロ

2024年10月にナイスが最も多かった感想・レビュー

mukimi
林真理子氏曰く、昭和の女優が1番演じたがるのは山本周五郎作品だったらしい。実際、本作を読んでいると自分が知っている昭和の俳優さんの姿でそのまま映像が浮かんでくる。戦後日本で書かれた長編時代小説。義理人情、友情と絆、辛抱と勤勉など高度経済成長期の日本と親和性が高そうな(冷笑的なZ世代には真正直過ぎてやや恥ずかしくなる)情を揺さぶる小説の中に、赦すとはどういうことか、理解し合うことは困難だが良い出会いと助け合いが人を変えるという、深く普遍的なテーマが織り込まれており、大衆が小説に求めるものは不変だと感じた。
が「ナイス!」と言っています。

2024年10月の感想・レビュー一覧
8

mukimi
最近この手の本ばかり読んでいる。自分から意見を発信せざるを得ないライフステージに来たってことかな。議論には価値観が必須というのがまず目から鱗。議論の三段論法(大前提+小前提→結論)を把握した上で前提を疑う。詭弁とは論理は正しくても結論の座りが悪い。知識の程度、価値観の違う相手には注意。事実は理屈より強い。反論可能性のない言葉は罵倒句と同じ。議論は意見見解を含んだ質問の応酬によって更なる思考を互いに促すことで前に進んでゆくものであり、源泉は技術と知識。基本は擬似体験。本を読み人と話そう。練習あるのみ。
が「ナイス!」と言っています。
mukimi
『お金の巡る広い世界の一員と思えること(「僕たち」が広いこと)で孤独ではなくなる。お金の奴隷になっている人は「僕たち」が狭い。』『働く女性と言うと家庭の外でお金を稼ぐ女性と思われているがこの考えは狭い。家庭内の女性も世の中のために活動しているのだから働く女性なのだ。』『世界は贈与で成り立っている、お金自体に価値はない』(いずれもニュアンス)小説としてはシンプルで予測可能だったが、そのメッセージは、労働や税やお金の使い方について視野を広げてくれた。難しい話を簡単に書くのが一番難しい。よく出来た本だった。
が「ナイス!」と言っています。
mukimi
10代女子に向けての励ましと導きの書。こんなにも女だからと諦めさせる文化がまだあることに驚き。自分は男勝りに働く母に育てられ、女は男に剣では勝てないがペンで勝てと教える進学校で学び、女子だからと翼を折られることなく育てられたことに気付き感謝。あー面白かったと死ぬために、知恵や意識を一段高く持ち他者に可能性をへし折られるな、のびのび生きよというメッセージ、ささった。最近自分の翼を自分で抑え付けていたのは自分だったのかもしれない。自分が自由に生きる権利は自分の意思で掴み取ることが当たり前な社会であって欲しい。
が「ナイス!」と言っています。
mukimi
殺人がらみのミステリーは積極的には読まないけれど、かなり評価の高い本書は読んでおくことにした。複雑なトリックを間取り図という新たな切り口でわかりやすく提示して、徐々にうまく伏線回収して最後はなんとかそれなりにハッピーエンドともいえる終焉を迎えた、、とも思えるのだけどちょっと待った。最初に登場した左手のないバラバラ死体は結局誰だったのだろう、、、その違和感に気付いて背筋がひんやりとしたのだった。これで終わりなのか。読者に推理を続けさせる系のよくできたミステリーなのか。(ここ誰かと持論推理語りあいたい!)
が「ナイス!」と言っています。
mukimi
各界の大物アーティスト達へ穂村弘がインタビュー。穂村氏の書はまだあまり読んだことはないのだけど是非これから読んでいこうと思った。というのもこの人の感受性は突飛でほっとけなくて、気難しそうなミステリアスな芸術家の心にするりと入り込み他の人なら聞けないことを聞き出してしまう。谷川俊太郎さんに「もう結婚しないんですか?」と聞いたり「写真撮影の時どさくさに紛れて谷川俊太郎のおでこ触ってみた」なんて言っている。萩尾望都さんが、書くつもりのない名作の続編の構想を話してしまうのも頷ける。只者じゃない人達の戯れであった。
あおい
2024/10/18 19:20

こんばんは。内容に興味津々です。読みたい本にポチ⭐

が「ナイス!」と言っています。
mukimi
暮らしを最小化し江戸時代生活を送る筆者。黒柳徹子さんや松任谷由美さんみたいに年齢に関わらず可能性を広げ続ける人生にも、老いにつれ可能性を閉じゆく筆者の生活にも憧れる。そのどちらも参考に、好奇心もはばたかせつつ無駄も削ぎ落としつつ必要十分な好きなものに囲まれて生きたい。家事は元々好きだが、妻がやって当然と思い始めている夫を認識すると途端に腹立たしくなる今日この頃。「服を着るように息をするように身の回りを整えれば、どこまでが家事かの境目が分からなくなり押し付け合いがなくなる」という境地まで家事を最小化しよう。
が「ナイス!」と言っています。
mukimi
林真理子氏曰く、昭和の女優が1番演じたがるのは山本周五郎作品だったらしい。実際、本作を読んでいると自分が知っている昭和の俳優さんの姿でそのまま映像が浮かんでくる。戦後日本で書かれた長編時代小説。義理人情、友情と絆、辛抱と勤勉など高度経済成長期の日本と親和性が高そうな(冷笑的なZ世代には真正直過ぎてやや恥ずかしくなる)情を揺さぶる小説の中に、赦すとはどういうことか、理解し合うことは困難だが良い出会いと助け合いが人を変えるという、深く普遍的なテーマが織り込まれており、大衆が小説に求めるものは不変だと感じた。
が「ナイス!」と言っています。
mukimi
若い頃には女性らしさというステレオタイプに違和感を感じ「綺麗になりたい」という思いを押し殺して生きていた筆者が、お金も余裕も知恵も手に入れたアラフィフになって「綺麗になりたい」と言ってみてもいいかなと美容やダイエットに励むエッセイ集。相変わらず女友達との会話や言葉選びが秀逸な雑誌の連載。名言だらけの深い書き下ろしエッセイも大好きで溜飲が下がるが、読み切りエッセイ集もこれはこれで読みやすい。自分も徐々に加齢を感じつつまたこれから歳をとっていく中で、存在に感謝したい正直な先輩である。
が「ナイス!」と言っています。

ユーザーデータ

読書データ

プロフィール

登録日
2010/04/05(5346日経過)
記録初日
2009/02/13(5762日経過)
読んだ本
1082冊(1日平均0.19冊)
読んだページ
270376ページ(1日平均46ページ)
感想・レビュー
956件(投稿率88.4%)
本棚
1棚
性別
自己紹介

アラサー女医
とにかく時間がない 読みたくても時間がない 読める時に本当に読みたい本を大切に読みたい 読めない時には読みたい本に胸を焦がす
読書と遠距離恋愛をしてます 近頃はAudibleと電子書籍が大活躍です

参加コミュニティ1

読書メーターの
読書管理アプリ
日々の読書量を簡単に記録・管理できるアプリ版読書メーターです。
新たな本との出会いや読書仲間とのつながりが、読書をもっと楽しくします。
App StoreからダウンロードGogle Playで手に入れよう