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2024年3月の読書メーターまとめ

りょうみや
読んだ本
5
読んだページ
1991ページ
感想・レビュー
5
ナイス
154ナイス

2024年3月に読んだ本
5

2024年3月にナイスが最も多かった感想・レビュー

りょうみや
人はいとも簡単に無意識に集団の影響を受けることを社会心理学的に示して、集団として極端な意見に陥らないための、法や制度のあり方について理路整然と述べられている。それは少数派の意見、批判的思考を常に抱えておくということになるだろうか。合衆国憲法はそのことを大事にしていることを強調している。最近のネット・SNSにも触れていて同じように当てはまる。巻末で訳者が有名な「『空気』の研究」と比較しているところも面白い。本書はその「空気」を社会心理学的な現象として見事に説明している。
が「ナイス!」と言っています。

2024年3月の感想・レビュー一覧
5

りょうみや
著者の本3冊目にして一番有名本が最後になった。人の意識・無意識を進化論的にしっかりと説明したあとに道徳というものを心理学として取り扱って定義する。その道徳の要素分解がとても見事だった。左と右の違いがよくわかり特に保守主義(右)に対する見方が変わる。人が左と右に分かれるのは必然だが社会の存続のためには両極端ではなく両方の考え方が必要なので(中庸)、ある程度は互いに理解し合っていかなければいけないということになる。
タナカとダイアローグ
2024/03/23 07:40

変わった順番で読んでらっしゃるなと思っていました。笑 右/左と訳したのは思想史に明るい人なら分かりやすいと思うのですが、なぜ極端な思考になるのか?のほうが意味が近そうという説明をみたことがあります。相反する二つの概念を同時に考え続けることができるようになりたいものです‥余談ですいません。

りょうみや
2024/03/23 08:52

最初に傷つきやすい大学生たちを読んで、この作者をもっと読みたくなったので時系列順に読むことにしました。そして、しあわせ仮説を先に読んでおいてよかったと思えました。2つの概念を同時に持つために私は保守の方が不足がちなので、この本でいう忠誠・権威・神聖の基盤をもっと意識したいと思えました。

が「ナイス!」と言っています。
りょうみや
人はいとも簡単に無意識に集団の影響を受けることを社会心理学的に示して、集団として極端な意見に陥らないための、法や制度のあり方について理路整然と述べられている。それは少数派の意見、批判的思考を常に抱えておくということになるだろうか。合衆国憲法はそのことを大事にしていることを強調している。最近のネット・SNSにも触れていて同じように当てはまる。巻末で訳者が有名な「『空気』の研究」と比較しているところも面白い。本書はその「空気」を社会心理学的な現象として見事に説明している。
が「ナイス!」と言っています。
りょうみや
毎日新聞記者達が7カ国の少子化事情をレポートするオムニバス形式。各国の状況と事情が分かって日本だけではわからない多角的な視点が得られる。将来への不安、教育費の増大もあるが、結婚・出産が必須ではなくオプション化となった価値観の多様化、一人でも生きていけるほど豊かな社会になったこともある。善いとされていることが少子化の主要因の皮肉。そんな中で出生率が3.0を超えるイスラエルの特異性が際立つ。とにかく子沢山が善だとされている価値観。ほとんどの国では無理だろう。
が「ナイス!」と言っています。
りょうみや
著者の本2冊目。古代の西洋東洋の宗教的格言に最新の心理学の見解から裏付けをして両者をうまく融合させている。しあわせに生きるための確定的な答えはないが、利己と利他、努力と受容、感情と理性(象と象使い)などのバランスをどう取っていくか、すなわち中庸ということになるのだろう。類似の本はいくらか読んできたけど読み応えのある内容だった。訳もとても分かりやすい。
が「ナイス!」と言っています。
りょうみや
今のアメリカの若者達(Z世代)がどうしてメンタルが脆弱で極端な思考に陥りがちなのかを社会的、心理学的に分析している。特に認知行動療法の立場からの観察がわかりやすい。原因はいくつか挙げられているがスマホ、特にSNSに入り浸りの生活が一番の要因だと思わざるを得ない。アメリカの大学の主題で極端な事例が多いけど、日本での子育てにもとても参考になる。章ごとにまとめがあってサクッと読むこともできる。
が「ナイス!」と言っています。

ユーザーデータ

読書データ

プロフィール

登録日
2015/06/25(3228日経過)
記録初日
2008/11/28(5628日経過)
読んだ本
1194冊(1日平均0.21冊)
読んだページ
305159ページ(1日平均54ページ)
感想・レビュー
1081件(投稿率90.5%)
本棚
13棚
性別
職業
技術系
現住所
大阪府
自己紹介

片道50分の通勤電車内で図書館本メインに読書をしています。

読むジャンルはノンフィクションが中心で、教育、心理、社会、哲学、生物系が多いです。

小学生息子用の本も時々投稿しています。

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