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2024年10月の読書メーターまとめ

pohcho
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感想・レビュー
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ナイス
1761ナイス

2024年10月に読んだ本
23

2024年10月のお気に入り登録
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  • ちゃも
  • 二人娘の父

2024年10月のお気に入られ登録
5

  • もぐもぐ
  • いつでも母さん
  • 杜のカラス
  • ちゃも
  • 二人娘の父

2024年10月にナイスが最も多かった感想・レビュー

pohcho
短編五編。萩焼の土、狼混(狼と犬の混血)、長崎の原爆の調査、隕石と駅逓、ウミガメの卵。一作毎に自分の知らない新たな世界を見せてくれる伊与原ワールド。個々のエピソードはやや薄味な気もしたが、それぞれのテーマの壮大さやロマンが魅力に感じた(巻末の参考文献がすごい数)。
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2024年10月にナイスが最も多かったつぶやき

pohcho

トーハクの特別展「はにわ」。ユーモラスなはにわたちに癒やされました。

トーハクの特別展「はにわ」。ユーモラスなはにわたちに癒やされました。
もぐたん
2024/10/20 15:32

いえいえ、昔々、はにまる王子というのがあって、埴輪の王子がはにゃ!って言ってたんです。お若い方にはわからない懐かしい言葉ですよ😊

pohcho
2024/10/20 15:43

もぐたんさん、ありがとうございます。「おーい、はにまる」ですね。

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2024年10月の感想・レビュー一覧
23

pohcho
「最高のアフタヌーンティーの作り方」の続編だが、今作のテーマは夫婦別姓や同性婚。夫婦別姓を選択できないのは日本だけとは知らなかったし、自分も夫婦別姓とフェミニズムをごっちゃにしてたなあと思う。勉強になったけど、ホテルの客や父親など、次々登場する時代錯誤なおじさんにはげんなり(瑠璃の婚活相手の父親がひどすぎる。流石にイマドキこんな人はいないと思うけど)お菓子はすごく美味しそうだったし、それぞれの蘊蓄も楽しく読んだ。ピュイダムールはいつか食べてみたい。
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pohcho
短編六編。いきなりイントロクイズから始まる「密林の殯」は「君のクイズ」を思い出した。主人公の家が天皇の棺を運ぶ一族で「ゴダイゴ」というグループの名前が不敬だと母親が怒ったり、職場の上司をはめる作戦名が「キベノミクス」とか、いちいち面白い。表題作「スメラミシング」は今の時代の空気を感じた。みんなが理由を、物語を求めているんだなあと思って読んでいたら、「僕」の過去がわかってびっくり。不穏な結末に震えた。そして最後の「ちょっとした奇跡」は切ないけれどロマンチックでとてもよかった。
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pohcho
「私の最初の友だちは・・・耳の中に棲んでいました」「私の涙を音符にして、演奏をしてくれるのです」補聴器のセールスマンをしていた男の死後、耳の中には四つの小さな骨片があった。それらは彼の耳の中に棲んでいたものたちにして、心の声を発していたものたち。ひそやかな人生を遡っていくような五編の短編。やさしくてせつなくて、親密でグロテスク。小川さんにしか描けない独特の世界観だった。美しい装幀で表紙のキラキラを撫でたくなる。
いつでも母さん
2024/10/30 15:13

絶対なる!😱

pohcho
2024/10/30 16:17

ですよねー。

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pohcho
前作「カヨと私」と少し重なる部分があったが、大丈夫かな?と心配になるようなところのあった前作に比べ、落ち着いた語り口で安心して楽しめた。ヤギの家族の絆、特に同腹の兄弟は絆がとても強いのだそう。賢くて愛情深い動物なんだね。優しい雰囲気のイラストに心和む。カヨミルクプリンや干し柿など、食べものもとても美味しそうだった(小豆島は果物が豊富。枇杷に李に無花果。大好きなものばかりで行ってみたくなった)あとがきの雫ちゃんの話はおつらかったと思うが、内澤さんとヤギたちにはいつまでも幸せに暮らしてほしい。
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pohcho
仕事と動画とご飯。日々同じルーティンを繰り返す45歳独り暮らしの浜野さんが自由な20代の平木さんと仲良くなって。平木さんに連れて行かれたライブの打ち上げで、ヴォーカルのまさかさんと知り合いに。ラインで「蟹は好きですか?」と質問された時の浜野さんの迷走っぷりが可笑しすぎる。金原さんの饒舌な文体がたまらなく好きだ。すごく楽しく読んでいたら、後半、明かされた浜野さんの過去は辛すぎた。でも、まさかさんのあたたかさでほんわか終わってよかった(ホストの鬼ヶ島鬼ャ奴もちょっと気になる)
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pohcho
「ランチ酒」シリーズ新章のスタート。5年付き合った恋人と別れてコロナ不況で派遣契約も更新されず、そのうえコロナに罹ってしまった26歳の恵麻。どん底の彼女を救ってくれたのは「見守り屋」の二人だった。祥子の管理するシェアハウスで暮らすことになった恵麻は、見守り屋の仕事をすることに・・。最初は頼りなげだった恵麻が仕事を続けるうちにどんどんたくましくなっていく。そして、仕事終りのビールのなんと美味しそうなこと!!うちの近所のお店もあって、目黒の生ハムは是非行ってみたい。元カレとの復縁はどうかと思うが続きが楽しみー
salah
2024/10/26 09:23

あら新シリーズが!あさ酒!祥子さんお元気でしょうか。読むの遅くなりそうだけど読みます♡

pohcho
2024/10/26 16:56

salahさん、祥子さんもたくさん出てきますよ~。salahさんの感想を楽しみにしています!

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pohcho
同性愛者であることを周囲に秘密にしている尚成の日常。語り手がまさかの○○だが、語り口が朝井さんの爆笑エッセイのようなノリなので、前作「正欲」にもつながる非常に繊細で重いテーマにも関わらず、とても面白く楽しく読めた。それに人ではない○○を語り手にしたことで、人間社会を俯瞰して見ることができたのもよかった(本気で地球のためを思うなら、ヒトが絶滅すべきとか。ほんとにその通りだと思う)人工子宮のある未来、世界はどう変わっているんだろうか。尚成のその後も気になるので、いつかどこかで出てきてほしい。
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pohcho
ルシア・ベルリン第三弾。一気に読む本ではないので、少しずつ読む。前二冊もよかったけど、今作も負けず劣らず素晴らしかった。あとがきの「読んだときは文字であったはずのものが、本を閉じて思い返すと、色彩や声や匂いをともなった「体験」に変わっている。」に共感。濃密な空気、色鮮やかな光景、まぶしい光、むせかえるような香り。読んでる自分も確かにその中にいたのだと思わせる、言葉の刻印力の強さ。苛烈なんだけど、波間を漂うような心地よさもあり。「物語こそがすべて」という言葉にも心惹かれる。
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pohcho
予想通り、二つの事件はつながっていた。どちらの事件も手口がまったくわからなかったけど、わかってみればそんなことかという感じ(薬の方はこんなの流行ったらもう終りだと思うが)サイコな犯人は恐ろしかったけど、捜査チームの軽妙なノリのおかげで最後まで楽しく読めた。次作も楽しみー。
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pohcho
重大犯罪分析課(SCAS)のポー刑事が主人公(シリーズ5作目で初読み)植物学者(ボタニスト)と呼ばれる犯人による連続殺人事件。差別発言などで問題のある有名人が次々と毒で殺される。重大事件が進行する一方、仕事仲間の病理学者エステルが殺人容疑で逮捕され、ポーは二つの事件を捜査することに。過激な発言で有名になる人がいる一方、差別発言などで社会から攻撃される人もいるという現代社会の風潮が描かれていた。空気の読めない天才分析官のティリーが可愛い。章ごとの区切りが短くテンポもよくて読みやすい。下巻に続く。
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pohcho
浅草寺の一角で寺子屋の師匠をしている主人公・信吾。連作短編集で、毎回生徒の親の困りごとを信吾が解決するのだが、そのせいで町を牛耳る元締め・狸穴の閑右衛門に目をつけられてしまうのだ。人情噺かと思いきやなかなかシビアな展開だったが、期限付きになったのはよかった。御膳奉行のお兄様が好き。「捌かれた魚が包丁を敵呼ばわりするようなもの」は名言だった。
天の川
2024/11/07 12:21

お兄様のこの科白、ホント名言でしたよね♪信吾のお母さんもキリリとして素敵でした(*^-^*)

pohcho
2024/11/07 18:08

天の川さん、おかえりなさい。共読嬉しいです。さばけたお兄様が好きでした、お母さんもかっこよかったです~。

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pohcho
問題を起こして村を逃げ出した若者・杜宇が迷い込んだのは青姫と呼ばれる隠れ郷。幕府の支配が及ばない土地で、人々は頭領の姫の元、独自のルールで暮らしていた。米作りを命じられた杜宇は、苦心しながらもいつしか郷に馴染んでいく。少し不思議な世界観とどこかおとぎ話のようなゆったりとした雰囲気が魅力的。後半は現実を思わせる展開になるが、すべてが終わった最終章で胸がいっぱいになった。残酷な現実と計り知れない人の心。すべての恩讐を乗り越えた果てに杜宇の見たものは。すごくよかった。忘れられない物語になった。
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pohcho
結合双生児の姉妹が主人公。読む前は萩尾望都の「半神」をイメージしてたけど、そうではなくて「あしゅら男爵」に近かった(どちらも若い人は知らないだろうね)体が(顔も)左右に分かれていて、右半分が「瞬」で左半分は「杏」。 そのうえ、姉妹の父はかつて胎児内胎児として生まれたという。朝比奈さんの作品にはいつも身体感覚を揺さぶられるが、今作では人の意識とは何かと考えさせられた。二人で一つの陰陽魚、みんなつながっているとか、わかったようなわからんような感覚だけど、文章好きなのでいつまでも読んでいたかった。
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pohcho
短編五編。萩焼の土、狼混(狼と犬の混血)、長崎の原爆の調査、隕石と駅逓、ウミガメの卵。一作毎に自分の知らない新たな世界を見せてくれる伊与原ワールド。個々のエピソードはやや薄味な気もしたが、それぞれのテーマの壮大さやロマンが魅力に感じた(巻末の参考文献がすごい数)。
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pohcho
恋愛にまつわる短編五編。最後の年の差婚の話が印象的。人が誰と結婚しようが勝手なんだけど、モヤモヤしてしまう気持ちもわかり、いろいろと考えさせられる(着眼点がすごい)。しかし、職場で不倫とか浮気とか、イマドキまだそんなことやってる人いるのかな。そのあたりは昔っぽいなと思った。
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pohcho
大旦那様のご隠居祝いの宴。心のこもったあたたかな料理とおやすちゃんらしい献立の工夫。大旦那様の粋な趣向もあって、料理人としてのお披露目も大成功。それだけでもう感無量なのだが、その他にも横浜まで行ってホテルで西洋料理を食べたり、お久しぶりのあの方が再登場したり、とめちゃんの初恋まで。いろいろともりだくさんな第十弾だったが、まだまだ続きそう。これからも楽しみ。
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pohcho
介護業界の現状を描いた感動作。プロローグの裁判からもう胸が痛い。しんどい業務を安い給料で人手不足の中必死にまわしているのに、なんでこんなに責められないといけないのか。胃ろうの話も印象的だった。胃ろうをつけたくない利用者と責任をとりたくない介護施設。ただ心静かに最期を迎えることが、こんなにも難しい世の中になっている。非常に重いテーマだが、ミステリー要素もあってぐいぐい読ませる。素直で心優しいイマドキ青年の溝内くんもよかった。数十年後、自分がお世話になる頃には介護業界もいい方に向かっているといいのだが。
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pohcho
母にまつわる短編五編。語り手の家族が何を考えてるのかわからないのが不穏で、読んでると冷や汗かきそうになるのだが、冷静に考えたら、家族でも相手が何を考えてるかなんてわからないのが普通なんだよね。いやあな気持ちになる話が続くなか、最後の「アフェア」はいい話になるかと思ったのに なんともつらい結末だった(お母さん、悲しすぎるよ)
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pohcho
膨らむ一方の国債残高を見て、一体日本はどうなるのと暗澹たる気持ちだったけど、そんなに心配しなくてもいいという事が書いてあった。消費税は上がっても仕方ないと思っていた自分は、すっかりザイム真理教に洗脳されていたのだと思う。経済にうといので勉強になった。安倍さんが反財務省というのは知らなかった。石破さんにがんばってほしいけど、あまり期待できなさそう。
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pohcho
Ⅱは奇想天外なストーリーだった。強大な敵が味方についたことで、絶対に不可能と思えたことに希望が見えるが、それでも次々と困難に見舞われる一行。もっとも驚かされたのは、前触れとして紫禁城に乗り込んだ呉定縁の行動。罰当たりすぎるけど画期的。是非映像でも見てみたいと思う。そしてとうとう、ついに終わった!と思ったら、まだまだ続きがあって。あまりに悲しい結末だったが、わたしの大好きな彼らはきっとどこかで生きていると信じる。
たま
2024/10/05 20:44

pohchoさん、こんばんは。この本共読でうれしいです。おっしゃる通りの悲しい結末でしたが、それに至るまでの波乱万丈のストーリーや登場人物のキャラ立ちが楽しかったです。私には知らない語彙と漢字ばかりだったのに、ぐいぐい読まされました。呉定縁の行動、すごいですよね。確かに映像映えしそうです。

pohcho
2024/10/07 08:32

たまさん、人気本の割に読友さんで読まれている方が少ないので、わたしも共読うれしいです。登場人物のキャラ立ち、楽しかったですよね。呉定縁のやさぐれっぷりや皇太子を大根呼ばわりするところとか、すごく好きでした。メインキャラ以外にも昨葉何がいつもお菓子食べてるのとか、仏母の方言もよかった。梁興甫もすごい存在感でしたよね。蘇荊渓はかっこよかったのに、最後の最後で・・。たまさんが興ざめされたというのもわかります。

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pohcho
小樽の読書サークル「坂の途中で本を読む会」は今年で二十年目を迎える。メンバーは最年長92歳、最年少78歳と高齢者ばかりだが、そこに会場である喫茶シトロンの雇われマスター、28歳の安田が加わることになり・・。読書会というと落ち着いたイメージだが、こちらは皆が言いたいことを言い合ってとっても賑やか。賑やかすぎてカオスという感じだけど、それでも皆が会を心から楽しんでいる様子がびんびん伝わってきた。人生いいことばかりではないけれど、楽しい思い出は人を輝かせる。「自分の棺桶に花を入れる」という言葉も印象に残った。
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pohcho
時は1425年、明の皇太子・朱瞻基が首都北京から南京へと向かったところ、乗っていた宝船が爆破される。朱瞻基は偶然命拾いするが、その後も橋が爆破され、誰かに命を狙われていることが判明。窮地で出会った三人の男女と共に南京脱出を図るが・・。圧倒的なスピード感で描かれる中国の歴史エンタメ冒険小説。次から次へと訪れる危機の連続にページをめくる手が止まらない。飲んだくれだけど実は切れ者の呉定縁、謎めいた女医・蘇荊渓など登場人物もとても魅力的。父・皇帝危篤との知らせあり。目指すは北京。タイムリミットは十五日。次巻へ続く
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pohcho
ゲネプロの最中、奈落に転落して亡くなった舞台女優・遠野茉莉子。演劇に人生のすべてをかけてきた彼女のこれまでの人生が描かれる。デリヘルで働いたのも、恋人に暴力をふるわせたのも、すべて演技のため。荒唐無稽な話だと思ったけど、彼女の異常なまでのこだわりが凄まじく、演じる舞台の台詞もすごい迫力でどんどんひきこまれていった。凄まじい話なんだけど、文章読みやすくてサクサク読める。皆さんも書かれているけど、岩井さんはいろんなジャンルに挑戦されるね。今作も面白かった。
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ユーザーデータ

読書データ

プロフィール

登録日
2015/07/24(3410日経過)
記録初日
2015/07/27(3407日経過)
読んだ本
2269冊(1日平均0.67冊)
読んだページ
685932ページ(1日平均201ページ)
感想・レビュー
2262件(投稿率99.7%)
本棚
0棚
性別
血液型
O型
現住所
東京都
自己紹介

2015年7月より読書メーターを始めました。

読書好きの主婦。
子どもの頃から本の虫。
主に図書館を利用しています。



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