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2023年10月の読書メーターまとめ

しげ
読んだ本
16
読んだページ
2499ページ
感想・レビュー
16
ナイス
95ナイス

2023年10月に読んだ本
16

2023年10月のお気に入られ登録
2

  • 炭酸
  • 轟直人

2023年10月にナイスが最も多かった感想・レビュー

しげ
わたしが祖父母から手渡してもらったものはなんだろう。そして、わたしがわたしの子どもや、まだ見ぬその子どもたちに手渡していけるものはなんだろう。読み終えたあとに、そんな問いが胸に残る絵本でした。ポーランドの歴史についても関心を持ちました。
が「ナイス!」と言っています。

2023年10月の感想・レビュー一覧
16

しげ
「霊が視えすぎる芸人」のはやともさんは、他人の魂の状態を「鉄球のように固まっている」とか「表面はギチギチだけど真ん中は空っぽ」といったふうに「視る」ことができるそうです。わたしは「霊が視えなすぎる一般人」ですが、自分の心の状態をセルフモニタリングするときに「あー、いまは怒りで外に生霊の粒をポンポンと飛ばしてるかも」とか「不安で小刻みに振動しているな」とイメージすることは、内観に役立つかも。
が「ナイス!」と言っています。
しげ
本の中で紹介されていた「希望だけでは生きられなかった。希望ともう一つ大切なものがあった。それは丁寧な生活をすることだ」という言葉が心に残りました。これは著者がアウシュビッツ収容所に見学に行った際、ガイドから聞いたものだそうです。明日の命さえわからないような劣悪な環境下にあっても、毎朝、服の汚れを払い、手ぐしで髪を整え、指で歯を磨く人たちがいて、彼らは最後まで生き抜いたそうです。それらは人間の尊厳を守るための誇り高き行為であり、抗議であるようにも感じられ、心を動かされました。
が「ナイス!」と言っています。
しげ
同窓会や、孫との関わりを描いた句も増え、アフターコロナを感じます。どれだけ世の中の流れが急激に変化していっても、ユーモアを忘れずに、些細なことをおもしろがりながら日々を生きていきたいです。個人的には「山頂で/深呼吸して/むせる父」という句がフフッとなって好きでした。
が「ナイス!」と言っています。
しげ
冬になると、ふだんは黒いはずの犬の鼻がピンク色になる「ウインターノーズ」という現象があることをはじめて知りました。イエローのラブラドールレトリバーなど色の薄い犬種がそうなるようです。今年の冬、おさんぽ中の子を見かけたら盗み見してみよう。
が「ナイス!」と言っています。
しげ
親が子どもに「勉強しろ」と言っても、それが寝っ転がってスマホゲームをやりながらポテチ食ってる姿勢だったら、子どもはそのメッセージを真摯には受け止めないよね、というお話でした。親もいっしょに勉強をして、必要なときにアドバイスをしたり、クイズ出題者のように日常生活のなかで「考えるきっかけ」を与えたりすることの重要性と、そのおもしろさを知りました。筆者の「父親」としての日頃の関わり方や、教育のエピソードが興味深く、また微笑ましかったです。
が「ナイス!」と言っています。
しげ
学童期の子どもたちは、その時期の脳の特性として、意味もなく不安になったり、失敗を引きずったりすることがあるそうです。それらはマイナスなことではなく、スピード感を持って成長するためのエネルギーになるのだそうです。四十代以降になると、失敗を恥ずかしいと感じたり、引きずったりすることも減るのだとか。オバチャンが図太い理由も、脳科学で説明できるものだったんですね。
が「ナイス!」と言っています。
しげ
睡眠不足や、過度の飲酒や処方薬の乱用によって不安が増幅した状態、混乱した状態で、大きな決断をしてはいけない。まずは脳と身体を適切に休ませて、自分自身の思考をフラットな状態にしてから、もう一度考え直すようにしよう。そう肝に銘じました。
が「ナイス!」と言っています。
しげ
「ひきこもり支援」をうたう悪質な民間ビジネスに迫るルポタージュ。あまりにも高額でずさんな支援内容に唖然としました。そうした得体の知れない民間ビジネスにすがりたくなってしまうほど、ひきこもりは本人だけでなく、家族にとっても大きな苦しみを伴う問題だと感じました。アウトリーチでの支援に取り組む行政の方、当事者団体の方の活躍にひとすじの希望の光を見ました
が「ナイス!」と言っています。
しげ
わたしが祖父母から手渡してもらったものはなんだろう。そして、わたしがわたしの子どもや、まだ見ぬその子どもたちに手渡していけるものはなんだろう。読み終えたあとに、そんな問いが胸に残る絵本でした。ポーランドの歴史についても関心を持ちました。
が「ナイス!」と言っています。
しげ
「吃音」がテーマの絵本。リズム感のある文章と、カメラワークのように変化していく構図に、まるで映像作品を観ているような感覚になりました。うずをまいて、あわだって、なみをうち、くだけている川の美しさよ。どんな川だってありのままで美しいのだ。
が「ナイス!」と言っています。
しげ
宗教と経済は深く連動しているため、経済の衰退とともに新宗教どころか既存の宗教までもが衰退の一途をたどっている、といった内容でした。ということは、なにかの要因で経済が上向きになれば、再びたくさんの人々が教会や寺院を訪れ、熱心に祈るようになるのでしょうか。うーん。
が「ナイス!」と言っています。
しげ
文章題で頭がごちゃごちゃになって、わからなくなってしまいそうなときは「計算式に単位をつける(○個✕○日=○個のように)」という方法が有効だそうです。これからはテストを捨てずにファイリングしておこうと思います。読み上げられた文章をそのまま書き取る、という「聞き学習」も面白そう。子どもと挑戦してみたいと思います。
が「ナイス!」と言っています。
しげ
マインドフルネスについても詳しく書かれていました。脳科学や心理学について研究されている熊野宏昭教授の「我々は常にヴァーチャルを作り出している(認知)」という観点からの「現実に沿って生きている限り、我々は大丈夫なんです。現実から離れない限りは、何があっても我々は生きていられるのです。なぜかというと、それが現実だからなんです」という言葉に目が覚めるようでした。
が「ナイス!」と言っています。
しげ
昔ながらの素朴なキャンプ。最近のおしゃれで快適なレジャーとしてのキャンプとはちがった趣がありました。大きな子たちのなかで、ひとりだけちっちゃなおみその「なほちゃん」の背伸びと成長が愛らしい。大きな子の真似をするとか、ちっちゃな子の面倒を見るとか、子どもたちの成長にとって、年齢の違う相手と関わる経験はとても大切なものだと感じました。
が「ナイス!」と言っています。
しげ
あくまでも当事者の方の個人的な体験談、といった感じで、PMDDという病気の症状のひとつのケースを知ることができました。医学的な内容を求めている方は専門書を当たったほうがいいかも。口に出しては言わないだけで、人にはそれぞれ事情があり、抱えているものがある。その背景をそっと慮ることができれば、わたし自身も生きやすくなるのではないかと感じました。
が「ナイス!」と言っています。
しげ
東大という、学歴ピラミッドの最上部に位置する△にも頂点と底辺あり、それに付随する苦悩があったなんて。言われてみればそうなんだけど、言われてみてはじめて気づいたことでした。東大卒なのに高卒と経歴詐称して警備員になる生き方を選択した男性が、職場の試験でずば抜けた好成績を取ってしまい、周りがざわついたエピソードが好きでした。キャリア官僚の仕事環境のひどさは、もっと周知され、改善されてほしいです。
が「ナイス!」と言っています。

ユーザーデータ

読書データ

プロフィール

登録日
2010/04/17(5287日経過)
記録初日
2010/04/14(5290日経過)
読んだ本
1593冊(1日平均0.30冊)
読んだページ
237605ページ(1日平均44ページ)
感想・レビュー
1546件(投稿率97.0%)
本棚
2棚
自己紹介

小説じゃない本をよく読みます。

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