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2024年8月の読書メーターまとめ

さぜん
読んだ本
12
読んだページ
3941ページ
感想・レビュー
12
ナイス
936ナイス

2024年8月に読んだ本
12

2024年8月のお気に入り登録
2

  • ラムネ
  • ましゅまろ

2024年8月のお気に入られ登録
2

  • ラムネ
  • ましゅまろ

2024年8月にナイスが最も多かった感想・レビュー

さぜん
画板を持ち絵を描く老人と出会った高校生の安珠。どうやら祖母の知り合いらしい。老人の描く絵に魅せられ少しずつ距離が近くなり、悩みや思いを打ち明ける。老人の死をきっかけに彼の生きた軌跡と、すれ違いながらも最後まで愛し合った祖母の人生が描かれる。散りばめられたエピソードがラストにぎゅっと集結していく構成は見事だし、登場人物1人1人の状況や心情が丁寧に描かれている。人の感情は複雑で黒も白もある。言葉にすることが難しいのに、町田さんは見事に表現する。そこが町田作品の魅力。
さぜん
2024/08/19 11:10

ちょっと作風が似てたり、たまに誰読んでるんだっけ?って思うことあります(笑)

hiace9000
2024/08/19 12:42

みなさま、そんな感じでしたかー。ちょっと安心させていただき、ありがとうございました。😅

が「ナイス!」と言っています。

2024年8月にナイスが最も多かったつぶやき

さぜん

学生時代の先輩の訃報を伝えるために旧友達に連絡をとる。少し沈んだ気持ちを読書の時間が癒してくれた。「歌われなかった海賊へ」「マリスアングル」「秘密の花園」が良かった。2024年7月の読書メーター 読んだ本の数:11冊 読んだページ数:3930ページ ナイス数:872ナイス ★先月に読んだ本一覧はこちら→ https://bookmeter.com/users/604/summary/monthly/2024/7

が「ナイス!」と言っています。

2024年8月の感想・レビュー一覧
12

さぜん
ネタバレ冒頭から今度はどんなジャンルに手を出したんだ?と訝りながら読む。はて、この語り手は誰?主人公、尚成は男性だがどうやら同性愛個体らしい。生物学的視点から彼の生態や、日々の過ごし方、何に悩み考えているのかが語られる。リョウ君、楽しんで書いてるのは伝わってくるけど、少々読みづらく、この世界に入りづらい。でも、今までにない読書体験を感じつつ読了。#NetGalley
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さぜん
「吾妻鏡」から欠落している部分をほぼ推量によって創作したと注記がある。頼朝の死から頼家、実朝、そして北条政権へと移る激変を見事に描く。相当数の登場人物を描き分け、当時の服装や建築物もしっかり描き込まれクオリティの高さが半端ない。あとがきに「義時vs実朝vs後鳥羽の三角関係を描きたい」とある。それも思い切り感情的に。マンガだからこその面白さを堪能した。
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さぜん
やはり壇ノ浦の戦いとそこからの義経の不遇と悲運は物語としてはドラマチック。頼朝の義経への仕打ちは酷いとは思うが、これも立場を変えると見る風景が変わるのだろう。大姫の入内を画策し、政治家として突き進んでいく頼朝。御家人達も時代を読む目を持つ者が残っていく。人の命が軽い時代はまだまだ続く。
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さぜん
竹宮恵子ゆえ読みやすい。畠山重忠も九郎義経も美男子。大まかなストーリーは大河ドラマで予習済み。歴史の転換期を確認しつつ中世武家社会が作られていく過程を読む。視点が変わると歴史の見え方も変わる。覇道と王道の対立はこれから激化していく。
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さぜん
Netflixのドラマが面白かったので原作も。イギリスの小さな町で起きた女子高生失踪事件。犯人は交際相手のサルとされ彼は自殺した。サルの無実を証明しようとピップは自由研究の題材とし事件の真相を追う。人は真実を自分で見極めようとはしない。それによって誹謗中傷が飛び交い人生を狂わされる人達がいる。ピップは聡明だけど、人生経験の少なさは補えず、時として無謀さや失敗を生む。だが、彼女の正義と真実に突き進む信念がなければ真相は藪の中だった犯人の動機の背景がちょっと軽い感じもするが、最後まで一気読みのミステリ。
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さぜん
久しぶりの山田作品。負の感情を解消し、幸福感や万能感など多様な精神状態を生みだす機能を備えたエモーション・コントローラー。一般家庭にも普及しユーザーの増加に伴い、不可解な動機の犯罪が大量発生する。精神科医葛西はその危険性に気付き警告するが、世間には受け入れられない。人間がサイコ・ウィルスに感染していくという発想は非現実と片付けられない。鬱屈したこの時代の先に、心の変調を取り除いてくれるエモコンが登場したら、その誘惑に私達は勝てるだろうか?#NetGalley
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さぜん
600pを超える作品だが、どんどんギアが上がり一気読み。1947年、終戦直後の日本に捕虜だった兄を斬首した日本兵に復讐するために来日したイアン。GHQ内の対立やCIA、日本のヤクザなど様々な思惑が絡み合い、単なる私怨ではなくなってきた。連合国であった英国と米国の占領下での関係や、混乱する都市で生きる人々を盛り込み、怒涛のアクションが展開される。誰も信用や信頼できない中、うっすらと繋がる情みたいなものが清涼剤のようだった。ラストの粋な計らいは好み。
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さぜん
「人類初の原子爆弾は、なぜヒロシマに投下されなくてはならなかったのか」この疑問から出発し、日本軍最大の輸送基地宇品から日本の戦争の歴史を掘り下げたノンフィクション。島国日本において船舶輸送は重要な機能であるのに参謀本部は軽視していた。その中で奮闘した司令官達の足跡から見えてくるものに、現代の日本の課題が重なる。何とかなるという浅はかな考えと計画の下で突き進んだ戦争。失われた命の数と引き換えに何を得たというのか。膨大な資料を読み込み、丹念な取材を経て書かれた本作。何度も涙しこの本と出会えた事にただただ感謝。
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さぜん
画板を持ち絵を描く老人と出会った高校生の安珠。どうやら祖母の知り合いらしい。老人の描く絵に魅せられ少しずつ距離が近くなり、悩みや思いを打ち明ける。老人の死をきっかけに彼の生きた軌跡と、すれ違いながらも最後まで愛し合った祖母の人生が描かれる。散りばめられたエピソードがラストにぎゅっと集結していく構成は見事だし、登場人物1人1人の状況や心情が丁寧に描かれている。人の感情は複雑で黒も白もある。言葉にすることが難しいのに、町田さんは見事に表現する。そこが町田作品の魅力。
さぜん
2024/08/19 11:10

ちょっと作風が似てたり、たまに誰読んでるんだっけ?って思うことあります(笑)

hiace9000
2024/08/19 12:42

みなさま、そんな感じでしたかー。ちょっと安心させていただき、ありがとうございました。😅

が「ナイス!」と言っています。
さぜん
泉は海での事故で2年間目を覚さない弟、靖野にそっくりな男、宗清と出会う。グイグイと距離を詰めて、好意を伝えてくる宗清に戸惑いながら惹かれていく泉。徐々に宗清、靖野、泉の関係が明らかになり、母親同士のある約束が彼らの運命を変えていた。ここまでがっちりしたBL作品は初めて。一穂さんの卓越した描写力に驚き、身体も心も色々な障害はあれど、人を好きになる気持ちは変わらないのだと痛感する。タイトルが秀逸。
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さぜん
ネタバレ父の遺言「善く生きる」を考えつつ日々を過ごす實成は得体の知れない不安を抱えている。それを払拭するために深夜の散歩を始め、同僚の塩田さんと中学生の熊(呼び名)と出会う。元カノと管理人も加わり、それぞれが抱える問題を知り、一歩踏み込んだ関係性が生まれていく。實成はまじめ=つまらないとされても、まじめである方がよく、まじめが悪口になる世界は間違っていると思っている。私もそう思う。自分にも相手にもまじめに真摯に向き合う。そこで生まれる関係は信用に値する。寺地さんの言葉がグッとくる。#NetGalley
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さぜん
年齢は違うが祖母、母、娘の2つの家族が共同生活を始める。その理由は…。中1の美琴は同級生の野々花と暮らすことに抵抗を感じるが、少しずつ距離が縮まり新しい家族を受け入れていく。椰月さんらしさ全開で中学生の揺れ動く感情や不安を丁寧に描く。突然襲う悲しみも1人ではないから乗り越えられる。みかんが好きなだけでなく、未完な家族のハートウォーミングな物語。#NetGalley
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ユーザーデータ

読書データ

プロフィール

登録日
2008/05/20(6040日経過)
記録初日
2008/01/11(6170日経過)
読んだ本
2132冊(1日平均0.35冊)
読んだページ
670295ページ(1日平均108ページ)
感想・レビュー
2124件(投稿率99.6%)
本棚
13棚
性別
血液型
O型
職業
主婦
現住所
東京都
URL/ブログ
http://kyanbook.blog.fc2.com/
自己紹介

ジャンルは問わず読書が好きです。
心にグっとくる言葉を忘れないように、メモしてます。
読書メーターのおかげで記録が残せて助かってます。
自分では手を出さないような本も読み友さんのレビューで読む機会を頂き本当に感謝感謝です。
好きな作家は、伊坂幸太郎、瀬尾まいこ、角田光代、山本幸久、村上春樹、小川洋子、佐藤多佳子、三浦しをん、宮下奈都、辻村深月、有川浩,
相場英雄、誉田哲也、桜木紫乃moremore。

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