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2025年1月の読書メーターまとめ

まゆこ
読んだ本
10
読んだページ
2741ページ
感想・レビュー
10
ナイス
259ナイス

2025年1月に読んだ本
10

2025年1月のお気に入られ登録
1

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2025年1月にナイスが最も多かった感想・レビュー

まゆこ
ネタバレ図書館で借りた本と表紙が違うんだけれどISBNでこちらがヒットしたので登録。「グレート・ギャツビー」は何度か読んだはず。ほとんど忘れてた。相変わらず抜けやすい自分の頭が恨めしい(何度も再読が楽しめるとも言える)。ギャツビーの一途な愛が悲しい。「伸ばされた腕の先にある海上には(略)緑の灯火がひとつ見えるきりだった」主人公とわたしたちは、その灯火が何なのかを後で知る事になる。ひたむきな愛、全てがそのためのパーティ。村上春樹氏の人生で重要な本を一冊選ぶとしたらこちらということで、その翻訳を手がけるなんて夢のよう
が「ナイス!」と言っています。

2025年1月にナイスが最も多かったつぶやき

まゆこ

そしてこちらが先月分。こちらも皆さまいつもありがとうございます。先月に入って読書熱がパワーアップした一ヶ月でした。2024年12月の読書メーター 読んだ本の数:33冊 読んだページ数:8439ページ ナイス数:676ナイス ★先月に読んだ本一覧はこちら→ https://bookmeter.com/users/604731/summary/monthly/2024/12

が「ナイス!」と言っています。

2025年1月の感想・レビュー一覧
10

まゆこ
ネタバレ睦家の、貞子、夏子、陽子、恵美里の四姉妹は、父の昭と暮らす母八重子の誕生日でもある一月二日に皆で実家に集まる。昭和の終わりから平成にかけての、それぞれの人生。結婚したり、子供が出来たり、離婚したり、家族の在り方が変わっていく一方で、阪神・淡路大震災、地下鉄サリン事件、9.11、そして東日本大震災など、大きな事件も関わって来る。主な主人公は長女貞子だと感じたのだが、梶本さんとうまく行って欲しくてやきもき。時代は違うが、同じ四姉妹ものの谷崎潤一郎「細雪」を読み返したくなった。他にきょうだいものあれば知りたい。
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まゆこ
ネタバレホラータッチで奇妙な短編集。どの物語にも、不穏さが付きまとう。一番最初の「伊藤が消えた」は、伊藤の友人信太の元に、伊藤の父からの、予定では昨日の夕方実家に着いているはずの伊藤がまだ帰らず、連絡も取れないという電話から始まる。まるでコントのように物語は進むが果たして伊藤の行方は。他、近未来や、異世界風の物語など。唯一書下ろしらしい、神無月の始まりを描いた「朔日晦日(ついたちつごもり)」がお気に入り。表題の「カミサマ」が出て来るのでこれが実質表題作なのかな。どのお話もリドルストーリーなので、好みは分かれるかも
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まゆこ
ネタバレ先日読んだ「鯨オーケストラ」が、この物語から始まる三部作と知って手に取った。昔に二度、鯨が川を遡って来た歴史をもつ町が舞台。主人公太郎と共に「流星新聞」というタウン誌を手がけていた、その新聞の創始者でもあり相棒だったアルフレッドが家庭の事情で祖国に帰ってしまうところから物語が始まる。個性的な登場人物の、それぞれの事情がうまく噛みあって、ラストへ向かう。魅力ある登場人物のうち、「たいていのものはかけらなのよ。分かりにくいだけでね、すべてが何かの一部なの」と言うカナさんが素敵。「屋根裏のチェリー」も近々読もう
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まゆこ
ネタバレ「刺繍だけしているあいだに気づいたら生きて死んでいた」的日常を送る四十手前の刺繍作家の佐知、バイタリティ溢れる母の鶴代、佐知の友人雪乃、雪乃の会社の後輩で十歳若い多恵美、独身女性四人が暮らす杉並区の古い洋館。谷崎潤一郎「細雪」の登場人物と似た名前を持つ四人。婚活などはないものの、ストーカーが現れたり、開かずの間からミイラを見つけたり、同じ敷地の離れのようなところに住む謎の老人吉田さんに色々お世話になったり。佐知の父の不在が描かれているように思うが、父は実はこっそりと佐知を見守っている。ラストはほのかな期待
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まゆこ
ネタバレ三十五歳のダンテくん。道に迷って森へ入ろうとするが三匹の獣に阻まれ、大詩人ウェルギリウスに正しい道はこちらと導かれて地獄を巡る物語。昔の三十五歳の割に若いダンテくんは、自分の導き手が大詩人ウェルギリウスだと知って、頬を染めて「ファンです(要約)」と言う。少しやる気がなくなった時には、ウェルギリウスが、ダンテくんの恋人ベアトリーチェちゃんにダンテくんを導くよう頼まれた(要約)と言うと「勇気、わが心にみなぎり」歩を進める。亡霊を追い、悪鬼が池ポチャするのは笑った。最後はサタンの脛毛につかまって脱出。楽しかった
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まゆこ
ネタバレ図書館で借りた本と表紙が違うんだけれどISBNでこちらがヒットしたので登録。「グレート・ギャツビー」は何度か読んだはず。ほとんど忘れてた。相変わらず抜けやすい自分の頭が恨めしい(何度も再読が楽しめるとも言える)。ギャツビーの一途な愛が悲しい。「伸ばされた腕の先にある海上には(略)緑の灯火がひとつ見えるきりだった」主人公とわたしたちは、その灯火が何なのかを後で知る事になる。ひたむきな愛、全てがそのためのパーティ。村上春樹氏の人生で重要な本を一冊選ぶとしたらこちらということで、その翻訳を手がけるなんて夢のよう
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まゆこ
ネタバレ何となくもどかしい、茫洋とした短編集。ここで描かれている物語の外(物語のすぐそば)にこそ、語られるべき何かがあるのでは、と感じた。その時たまたま居合わせた誰かとの邂逅。知っているはずの誰かの知らない部分を見てしまう瞬間。作者の井戸川射子さんが詩人でもあると、プロフィールで見てなるほどな、と思った。この短編集もまた、大きな詩なのかも知れない。雨の日に読んだから、余計にぼんやり感じながら読んだ。阪神・淡路大震災がチラリと出てきて、当時のことを思い出した。そこはハッキリ共感した。わたしにはちょっと難しい短編集。
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まゆこ
ネタバレとあるお気に入りの読メさんの感想から興味を惹かれて読んだ。大事に大事に読んでいたけれどとうとう最後まで読んじゃった。ボルヘスが、世界中の想像上の生き物たちを編んだ辞典。特に「ある雑種」「オドラデク」など、カフカとの新しい出会いがあった。他の方のレビューにもありましたが、村上春樹「世界の終わりとハードボイルドワンダーランド」の一角獣もここから来てるんですね。ちゃんと下巻に参考文献として載ってた。気をつけていればもっと早く出会えたかも知れない。でも、幻獣辞典を読み終わる、ということはないかも。ずっと楽しめそう
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まゆこ
ネタバレある日を境に眠れなくなってしまった三十歳の主婦。歯医者の夫、ひとり息子がおり、昼間は「とても平穏に、とても規則的に」普段通りの生活を送り、体型維持のためプールに通う。夜は眠れず、少しのお酒と、「私がその時読みたかったのは、長いロシアの小説だった」ため、「アンナ・カレーニナ」を読む。夫も子供も何も気づかない。夜と午前中は彼女だけのものに。そして夜に出歩くようになり、夜に対して大胆になっていった彼女を待ち受けていたものは……。彼女の孤独に飲み込まれそうだった。眠れなくなったらロシアの小説に挑戦するかも知れない
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まゆこ
ネタバレ2025年読み始め。十八歳の時から八年間に渡った愛人生活に終止符を打たれ、東京から故郷へ帰ったほたる。その雪の降る川のある町で、様々なひとと出会い癒されて行く……。「人の、意図しない優しさは、さりげない言葉の数々は、羽衣なのだと私は思った」過去の縁が繋がり、不思議な出来事が起こる。そして時間が経つうちに、ほたるの傷ついた心が「時間というもののおそろしい力を、私は実感した。」と言えるほどに回復する。回復の後を見てみたい気もしたけれど、丁度いいところでの終わり方だったかも。ほたるのその後を思ってほんわかした。
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ユーザーデータ

読書データ

プロフィール

登録日
2015/08/25(3464日経過)
記録初日
2013/05/11(4300日経過)
読んだ本
712冊(1日平均0.17冊)
読んだページ
188062ページ(1日平均43ページ)
感想・レビュー
646件(投稿率90.7%)
本棚
2棚
性別
自己紹介

アイコンは、太宰治「女生徒」をイメージしたものです。
よろしくお願いします。



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