初読みの作家さん。ノンフィクションに近いフィクションか。医大入試での女子受験生一律減点。胸くそ悪いとはこのこと。しかし社会だけでなく家庭内にもはびこる女性蔑視、セクハラ、アカハラ、パワハラ。日常にゴロゴロと転がっているさまざまな理不尽に重苦しさをあらためて感じる。鈍感になってはならないと心に刻む。興味深い読書でした。【図書館本:25】

堂場さんの新しいシリーズか。訟務課、聞き慣れない部署の警察小説。興味深く読みました。それにしても闇が深い。できれば守護者シリーズで続編を希望。【図書館本:26】

熟して崩れかけた果実のように生きている人たちの連作短編集。触れると形を無くしてしまいそうなのに甘い芳香に引き寄せられるように近づいてしまうような。まさに千早茜さんそのもののような物語。じっとりと蒸し暑いこの季節に似合っている。【積み本:18】

下巻で失速、との感想が散見されますが私にとっては心が震えっぱなしの物語でした。解説も含めて読了。いつも感じることですが、マハさんは無知な私に知的好奇心を与え、フィクションであっても乏しい知識に鮮やかな彩りを添えてくれます。巻末の「この物語はフィクションです」の文字に、でも私にとっては真実なのだと思い至るのです。素晴らしかった。幸せな読書時間でした。【積み本:17】

これぞマハさんの真骨頂！安土の文芸セミナリヨでのマハさんの講演会に参加したのはもう７年前か。その折に「今、遣欧少年使節団の話を執筆しています。この会場の控室でも書いていました。なんだか感慨深いです」という趣旨のお話をされていたのをはっきりと思い出しました。時を経て今その物語を読み、多幸感に包まれています。下巻へと進みます。 【積み本:16】

初読みの作家さん。ノンフィクションに近いフィクションか。医大入試での女子受験生一律減点。胸くそ悪いとはこのこと。しかし社会だけでなく家庭内にもはびこる女性蔑視、セクハラ、アカハラ、パワハラ。日常にゴロゴロと転がっているさまざまな理不尽に重苦しさをあらためて感じる。鈍感になってはならないと心に刻む。興味深い読書でした。【図書館本:25】

ずっと読みたくて、あちこち書店を探しても見つからずに、忘れた頃にブックオフで手に入れました!大満足。善き読者時間でした。60余年前の伊藤整氏のエッセイ『女性に関する十二章』のオマージュ。主人公の聖子さん版である。クスリと笑えるかと思えばドキッと心を乱されたり同じような悩みに共感したり。なかなかに味わい深いのです。同年代なら絶対に楽しめる良作。オススメです。【積み本:15】

ナナメ読み。家計簿、続いた試しがないわ💦「何も残さないことが子孫孝行」まさにおっしゃるとおり。自分たちの後始末を息子たちにさせるのだけはなんとしても阻止しなければ!お尻は重いが少しずつでも動かねば😵【図書館本:24】

初読みの作家さん。鈴木保奈美さんの番組で紹介されていた本。お掃除本は何冊も読んだことがあるし、環境を整えると精神衛生上、良い影響をもたらすというのも間違ってはいないし実感もある。あまりにもスピリチュアルな方向に傾いてしまったところから読んでいてキツくなってきた。もともとそういうものに拒否的な思いがあるからかも。整いすぎた部屋はリラックスできないし寛げない。私の性格はそうなのだ。ほどほどに、そしてリバウンドを繰り返しながらそれでも大掃除のあとは気分が良くなる、ぐらいがちょうど良い。【図書館本:23】