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2024年9月の読書メーターまとめ

APIRU
読んだ本
15
読んだページ
4387ページ
感想・レビュー
7
ナイス
131ナイス

2024年9月に読んだ本
15

2024年9月にナイスが最も多かった感想・レビュー

APIRU
悔恨と怨嗟の復讐劇ではあるのだろうけれど、思っていた方向とは違っていて面白かったです。崩壊事故のあと、男を探している女性、探されているほうの男性。ふたつの視点が綾を成して展開していくストーリー。恋人を目の前で死なせてしまった憐れな女性かと思い最初は同情を覚えるわけですが、その実そんなことはなく、真相はナチュラルサイコで業が深く、なかなか面白い書き方であったと思いました。ストーリー展開もよかったしテキストも読みやすく、『レモンと殺人鬼』より好みでした。なんとも狂気染みているし、イヤミス的なラストが実にいい。
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2024年9月にナイスが最も多かったつぶやき

APIRU

『狐』と『虫』。新しい京極夏彦小説が読めるのは喜ばしい限りです。 2024年8月の読書メーター 読んだ本の数:11冊 読んだページ数:4056ページ ナイス数:138ナイス ★先月に読んだ本一覧はこちら→ https://bookmeter.com/users/621972/summary/monthly/2024/8

『狐』と『虫』。新しい京極夏彦小説が読めるのは喜ばしい限りです。 2024年8月の読書メーター 読んだ本の数:11冊 読んだページ数:4056ページ ナイス数:138ナイス  ★先月に読んだ本一覧はこちら→ https://bookmeter.com/users/621972/summary/monthly/2024/8
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2024年9月の感想・レビュー一覧
7

APIRU
そんじょそこらのホラーとは趣を異にする、唯一無比の世界観が遺憾なく発揮されています。著者の小説の中では、比較的ホラー色強めの短篇集であると言えるのでしょう。全七篇。古屋に潜む不穏の気配、すべてが肉に覆われた邸宅、幼い日に過ごした魔女の家。倒錯と魔障の香る『お祖父ちゃんの絵』は特にフェイバリットだし、ある程度想像が及ぶけれど『食性』や『森の中の少女』の顛末はやはり背筋にゾクッと来るものがあります。総じてSF色やミステリー色はそこまで強くなく、むしろグロくてフィルシーで怖気の走る、異形のホラーが楽しめました。
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APIRU
百物語のはじまり『前巷説百物語』。そのコミカライズとして『寝肥』全編と『周防大蟆』の導入を収録。基本的には原作のストーリーを素地に据えつつ、ところどころコミカライズとしてのアレンジが加えられています。これまでも同じ作者さんで『巷説』『続』『後』がコミカライズされていましたが、いまのところは今回が一番読みやすいし洗練されている印象。山崎の与太者感と久瀬棠庵の胡散臭さも実にいいし、ゑんま屋の看板が本当に閻魔でちょっとツボ。悲壮と哀絶が胸打つあの「百物語」が、この後コミカライズとしてどう描かれていくのか楽しみ。
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APIRU
恋愛、仕事、人間関係。世に悩みの種は尽きまじ。日々の生活において、痛みや生きづらさを感じることは誰でもあるでしょうし、タイトルどおり大丈夫じゃないのに大丈夫なふりをすることもあると思いますが、そうしたときに心に余裕を持たせてくれるようなエッセイでした。最初の「人生に訪れる三度のチャンス」から、とても胸に沁みるものがあります。弱音を吐くことを認めてくれたり、いまの自分自身を保証してくれたり、あるいは背中を押してくれるような、そんな一冊。全体をとおして押し付けがましくなく、優しさとそして示唆に溢れていました。
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APIRU
悔恨と怨嗟の復讐劇ではあるのだろうけれど、思っていた方向とは違っていて面白かったです。崩壊事故のあと、男を探している女性、探されているほうの男性。ふたつの視点が綾を成して展開していくストーリー。恋人を目の前で死なせてしまった憐れな女性かと思い最初は同情を覚えるわけですが、その実そんなことはなく、真相はナチュラルサイコで業が深く、なかなか面白い書き方であったと思いました。ストーリー展開もよかったしテキストも読みやすく、『レモンと殺人鬼』より好みでした。なんとも狂気染みているし、イヤミス的なラストが実にいい。
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APIRU
珠玉の復讐忍法譚。大団円の下巻です。江戸から会津に場所を移し、ほぼ全編とおして会津で話が進んでいきます。前巻以上にフィーチャーされる柳生十兵衛の活劇が見どころであり、特に城に乗り込んでからの怒涛の展開は、やはり端倪すべからざるものがあります。「夢山彦」や「なまり胴」といった奇想の忍法、おゆらの最期と剣客どうしの一騎打ちなど印象的なシーンばかり。可憐な女性達が復讐を遂げる下剋上勧善懲悪の痛快さがありつつ、最後の十兵衛のセリフには哀切が去来したものでした。『甲賀忍法帖』とはまた違ったスペクタクルが味わえます。
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APIRU
AWSのサービスは多岐にわたり、その知識を問う認定試験の種類もいくつかありますが、こちらはその中でもソリューションアーキテクト・アソシエイトに視軸を合わせた対策本です。AWS全体の概要からはじまり、さらにそれぞれのサービスやソリューションについて、セキュリティ・高可用性・パフォーマンス・コスト最適化の視点から深掘りして説明されています。基本的にはクラウドプラクティショナーの知識があればすんなり入っていけるでしょう。あとはこの内容をベースに据えながら、問題集などを繰り返し解いていくことが必要かなと思います。
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APIRU
何も知らない女性が騙され輪され、そして自殺未遂に至ってしまうという、かなり衝撃的な導入でした。人気バンドのイケメンボーカルが嫉妬と怨嗟の果てに巡らす奸計。無邪気な女性のもとに伸びてゆく陵辱の魔手。卑劣で業が深く、最初から最後まで実に胸の悪くなる話でした。その後も妬み恨みは収まることをせず、更なる悪意を予感させます。このイケメンボーカルは最低な所業とはいえ気になる存在であるし、その想い人である先輩男性もまた少し闇深さを窺わせるし、この後どう展開していくのかはなかなか想像が付かない、実に危うい三角関係でした。
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ユーザーデータ

読書データ

プロフィール

登録日
2015/10/25(3325日経過)
記録初日
2015/10/04(3346日経過)
読んだ本
2311冊(1日平均0.69冊)
読んだページ
785195ページ(1日平均234ページ)
感想・レビュー
1065件(投稿率46.1%)
本棚
4棚
性別
血液型
A型
職業
IT関係
現住所
神奈川県
自己紹介

好きな作家:京極夏彦先生
好きなバンド:DIR EN GREY

揚羽ノ羽ノ夢ハ蛹


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