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2025年5月の読書メーターまとめ

エムワイ(emuuwaii)
読んだ本
11
読んだページ
2675ページ
感想・レビュー
11
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2025年5月に読んだ本
11

2025年5月のお気に入られ登録
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2025年5月にナイスが最も多かった感想・レビュー

エムワイ(emuuwaii)
2024年の時評をまとめたもの。新刊を読むたびに状況がより難しくなっている気がします。特に、日本における農業や食料自給の状況や、公共のやせ細りからの共同体の解体の傾向の話は気になります。「食料、医療、そして教育は絶対にアウトソースしてはいけない」という言葉が印象に残りました。
が「ナイス!」と言っています。

2025年5月にナイスが最も多かったつぶやき

エムワイ(emuuwaii)

今月の1冊はユヴァル・ノア・ハラリ「NEXUS(上)(下)」。AIやアルゴリズムなどこれからの情報社会について、多くの疑問と向き合うきっかけを与えてくれる、大変興味深い一冊でした。2025年4月の読書メーター 読んだ本の数:25冊 読んだページ数:7197ページ ナイス数:277ナイス ★先月に読んだ本一覧はこちら→ https://bookmeter.com/users/63621/summary/monthly/2025/4

が「ナイス!」と言っています。

2025年5月の感想・レビュー一覧
11

エムワイ(emuuwaii)
アスペルガーの「自閉的精神病質」概念の成立について、当時のオーストリアやナチスの影響から描き出した本。アスペルガーが所長をしていた治療教育研究所。そこで働いていたヴァイスやフランクルがアメリカに渡り、カナーと「親密な関係」にあったこと。「自閉的精神病質」概念がナチスの児童精神科医が使っていた「ゲミュート」概念を取り込んでいたことなど、興味深い記載がたくさんありました。第2次世界大戦中のオーストリアの状況を知ることができたとともに、社会の心理学化や精神医学化の罪の部分を強く突きつけられた気がしました。
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エムワイ(emuuwaii)
講演録ということで、小説家である筆者の「親鸞」感を面白く読めました。真宗は「耳から聞く」ことを一番大事にする宗派であること、仏の教えは歌で広がったという話などが興味深かった。小さいころ夏に田舎に帰ると、祖母と一緒に「帰命無量寿如来」などと仏壇の前でお参りしていたのを思い出しました。
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エムワイ(emuuwaii)
猫猫の涙。一段落。災害の予兆。続きも楽しみ。
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エムワイ(emuuwaii)
ネタバレメモを取りながら再読。「聞き過ぎ」と「苦労の丸投げ」は自助を阻害する。「根拠もなく」信じるという姿勢。「聴くことの形骸化」が起こっている。「誰かがそばにいる感覚」は一対一でじっくりと対面する構造からだけでは生まれにくい。「一緒に考える(対話)」という聴き方。《語りのモデル》というアプローチ。「妄想の総量」を上回る現実の苦労を増やす手伝いというのが支援のポイント、などなど。支援者が自分の支援を見直し、「共に」の姿勢をとるためのヒントがたくさんで学びの多い本でした。時折読み返そう。
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エムワイ(emuuwaii)
「ネガティブ・ケイパビリティ」という言葉は聞くもののその内容はあまり知らなかったので購入。本書によると「どうにも答えの出ない、どうにも対処しようのない事態に耐える能力」とのこと。脳科学を含む精神医学、ビオンなどの精神分析学、シェイクスピアや紫式部の病跡、依存症臨床などさまざまな知見をもとに「ネガティブ・ケイパビリティ」を巡るという趣向が楽しい。詩人であるキーツの言葉を対象関係論のビオンが再評価したものであるとは知らず、ビオンの生涯を知ることもできてよかった。
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エムワイ(emuuwaii)
最近の一般的な薬物療法の復習に。
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エムワイ(emuuwaii)
「カラフルハピネス」行きたいなあ。
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エムワイ(emuuwaii)
学生時代のこと、仕事を始めた頃のことを思い出しつつ、読みました。やさしくもどこか懐かしさを感じさせる筆者の語り口が、印象に残りました。
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エムワイ(emuuwaii)
2024年の時評をまとめたもの。新刊を読むたびに状況がより難しくなっている気がします。特に、日本における農業や食料自給の状況や、公共のやせ細りからの共同体の解体の傾向の話は気になります。「食料、医療、そして教育は絶対にアウトソースしてはいけない」という言葉が印象に残りました。
が「ナイス!」と言っています。
エムワイ(emuuwaii)
読書会の課題本。ドイツにおける応用倫理学についての哲学的考察。学問の分野もドイツの国情も不案内のため読むのに苦労しました。具体的な臨床場面の手前の抽象的なコンセンサスを理性的な立場から固めていくのが目的。「人間の尊厳」を絶対視せず「人格」を軸にQOL評価を行っていこうというのが主な主張のようでした。総論では賛成できるところでも、「滑り坂」現象が起こる可能性や、多元主義的な民主主義の背後にある資本主義の影響に楽観的なことに懸念を覚えました。応用倫理学は基本的に理性・理屈を重んじる学問と知れたのは収穫でした。
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エムワイ(emuuwaii)
兵庫県立美術館で開催中の同展覧会で購入。単純で色鮮やかな絵が多く、抽象画が苦手な私でも楽しめました。一方で、黒の使い方が強く心に残りました。図録ではクレーの生涯と周りの人との交流が詳しく記述されていましたが、第一次世界大戦での従軍や仲間の喪失、ナチスによる迫害、そして晩年に全身性強皮症なども影響しているのか。不気味さや深い悲しみが伝わってくるようでした。特に印象に残った絵は「我の踊り」。淡い背景から浮かび上がる光。その光に魅せられる女性。そして彼女を下に引っ張る矢印。複雑な魅力を持つ作品でした。
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ユーザーデータ

読書データ

プロフィール

登録日
2010/05/24(5688日経過)
記録初日
2010/05/24(5688日経過)
読んだ本
4207冊(1日平均0.74冊)
読んだページ
995545ページ(1日平均175ページ)
感想・レビュー
3496件(投稿率83.1%)
本棚
14棚
性別
外部サイト
自己紹介

マンガ、ライトノベル、小説、ときどき精神医学・心理学、漢方、思想書など。まとまりなくごちゃまぜに読んでいます。それらの本の備忘録です。
2024年おすすめランキング⇒ https://bookmeter.com/users/63621/bookcases/12089407?sort=book_count&order=desc

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