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へっけさんの感想・レビュー

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へっけ
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これまでの著者の作品に比べて、ノスタルジーを強く感じる読後感だった。若者の青春真っ只中に起きた出来事。それは、他のものにかえられない忘れられない思い出になる。著者のお得意のスケール特大ファンタジー小説も好きだけれど、今作のような日常に寄り添って小説もまた読んでみたいと思った。
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へっけ
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ペットの生体販売の実情について。ペットビジネスで生計を立てている人から見たら世間には知られたくない内容だろうと想像出来る。ペットショップに並ぶ子犬、子猫達がどのような経緯でそこにいるのか。人間は生きるためならここまで残酷になれるのかと失望した。先進国にならって法規制が進んでほしいと思う。
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へっけ
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引きこもり、介護放棄、幼児虐待など、大きな社会問題となっていることを要因とした近親殺人の事例集。序章的に老親が引きこもりの息子を殺害した事件から始まり、本文の娘二人による母親の介護放棄へ。その介護放棄が最も読んでいて苦しくなった。大体、犯人が極限まで追い詰められた状況で発生している。対応が遅ければ遅いほど手のうちようがなくなると思うので、早い段階で周囲が、社会資源が機能する必要があるのかもしれない。
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へっけ
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ネタバレとても読みやすいミステリ小説。最後は予想しきれなかったが、タイミング悪く似たような映画を観たばかりだったため、それほど驚きはしなかった。キャラクターを深掘りしないことが気になっていたが、解説でその理由が書かれていて納得した。
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へっけ
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送り火と日曜日の人々と比べてしまうが、今作は小説に近い雰囲気の内容で面白かった。短編ということもあり、上記二作よりかはパワーダウンしている感じ。気楽に読むものならこちらをおすすめできる。「叩く」のラストは好みが非常に分かれるとは思うが。
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へっけ
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ネタバレ上島竜兵さん。本当に、誰よりも繊細で、泣き上戸で、甘え坊で、優しい人だったのだなと思った。亡くなる前に、明らかに前兆が見られているということもあり、残された家族の後悔、悲しみは想像を絶する。誰しも負の感情に、あちら側に引っ張られる時期はあると思うが、最後の選択だけはしくじらないようにしようと思った。
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へっけ
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ネタバレうみちゃんの垢バレシーンはリアルに迫ってくるものがあり良かった。終わり方は唐突な感じ。
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へっけ
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3つの発達障害の特性から、障害者手帳所得に関する事まで分かりやすく説明されている。特性一つ一つを「少数派」てして分けて分かりやすい。
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へっけ
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面白かった。芥川賞受賞作なので文章力は文句なし。サクマの一度熱するとコントロールが効かなくなる描写はリアルで自分の感情が昂った時を思い出さされた。メッセンジャーという不安定だが性に合う仕事で食い繋いでいる人は、老若男女問わず多くいるのだろうと思わされた。
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へっけ
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本書のような事件があったことに、非常に驚いたしモンスターペアレントやその虚言に容易く乗せられるマスコミ、社会に恐怖を感じる。毎日テレビなどで報道されている内容は本当に事実なのか。そのことを常に疑わなければ自分も流されてしまう危険があると思った。本書の教諭のような立場にいる人は数多くいるのかもしれない。
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ユーザーデータ

読書データ

プロフィール

登録日
2016/02/16(3264日経過)
記録初日
2015/11/20(3352日経過)
読んだ本
980冊(1日平均0.29冊)
読んだページ
300890ページ(1日平均89ページ)
感想・レビュー
884件(投稿率90.2%)
本棚
1棚
性別
現住所
神奈川県
自己紹介

好きな作家は、森見登美彦、米澤穂信、司馬遼太郎、万城目学など。小説好きと周囲に公言しながら、内容を結構忘れます。緩く本の世界に浸り、世知辛さと折り合いつけていこうと思います。

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