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2022年7月の読書メーターまとめ

yszk
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感想・レビュー
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664ナイス

2022年7月に読んだ本
8

2022年7月のお気に入られ登録
1

  • たかし

2022年7月にナイスが最も多かった感想・レビュー

yszk
 以前読んだ「バッタを倒しにアフリカへ」の前日譚。単行本を読もうと思いつつなかなかきっかけが…と思っていたら新書化されたものが図書館新着棚に入っていたので良い機会と。ちなみに読み終わってあとがきで気づいたけれど、表紙のマークご本人のコスプレなのね。  かなり真面目な研究内容の公開と、ある程度の職と収入を求めて右往左往する大学院~ポスドク時代についての記述。データを用いての内容はこちらの基礎知識不足でほぼわからなかったが、可能性/要素を1つずつ潰していくことの大切さは納得した。
yszk
2022/07/20 16:18

パナマの先住民(多分観光〇人)の集落でぼられたエピソードも楽しい。  指導教官の面倒見の良さに感動。大学教官ではない(研究所所属)ため、筆者にかかりきりになってくれた面もあるみたい。  笑ったのは111ページでバッタの体内での卵の作り方、産卵、孵化について「皆さんすでにご存じかと思うが」とぶち上げているが、その後伏線回収か170ページでいわゆる学会での「え~皆さますでにご存じのように……」セリフについて述べていること。

yszk
2022/07/20 16:18

ところで群生相化(Gregarization)を誘導する接触刺激を感受する部位は通称「Gスポット」と呼ばれているって本当?騙してない?(疑いの目)  筆者はこの書籍でも次作でも「バッタに取り囲まれて食べられたい」と書いているが、読んでいるこちらは群生相のバッタになって群れを成して熱く乾いた大気中をずっと飛んでいき、棘の植物で身を守りながら地上の植物を貪り尽くしたいという破壊的な欲求を感じた。湿度高い中で疲れているのかな^^;;

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2022年7月にナイスが最も多かったつぶやき

yszk

自分にとって6月は仕事関連の緊張が一番強い月(役所への書類提出等が重なる)。 何とか乗り切れていればいいなぁ。 2022年6月の読書メーター 読んだ本の数:7冊 読んだページ数:2042ページ ナイス数:604ナイス ★先月に読んだ本一覧はこちら→ https://bookmeter.com/users/667029/summary/monthly/2022/6

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2022年7月の感想・レビュー一覧
8

yszk
【遅れてのイベント参加:ウェストレイク誕生日22】ウェストレイク作品、地元図書館で入手可能な分はだいたい読んだかなぁ、と思っていたら、悪党パーカーシリーズは訳の順番が結構めちゃくちゃで、後ろの方の作品読んだから完了と思っていたら中間が結構残っていた。1967年作品。後半でずっと内縁の妻のクレア初登場作品。ところでパーカーいつも気乗り薄だなぁ、とあほなことを思う。まあそうしないと話が動かないからね^^; ノリノリウキウキで襲撃計画立てるパーカーいたらそりゃドートマンダーだよね。いや、彼もげんなり気味かな。
yszk
2022/07/29 15:46

 コインの展示即売会を襲う予定だが、アイディア主が素人の馬鹿っぽいお兄ちゃん、仲介の知人も刑務所ボケが出てると悪い予感ばかりのパーカー。プロっぽいのは初対面のフレンチくらい。それでも色々考えて下準備して、今回は例外的に仕事中でもクレアと同衾したり。いざ当日、思いがけないことが…。  とりあえず、ミスの報告ができない職場は労災が起きがちだよ、というのが感想^^; パーカーってば降りるか殺すかばっかり匂わせるからさ―、そりゃ皆隠すよ。

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yszk
図書館の文庫本コーナーでタイトルと見覚えのある著作者名に惹かれて借り出す。最近だとアトウッドの誓願を訳した方だ。 ただ勘違い。裏表紙をちゃんと読むと、元の単行本タイトルは『やみくも』、その改題&増補版で、内容はほぼ普通のエッセイだった。多分『全身小説家』(未見)のパロディタイトルなのだろうけれど、ミスリード気味だったなぁと恨み節。
yszk
2022/07/27 19:01

正直なところエッセイとしては可もなく不可もなく、聡明な専門職女性がちょっと自分を下げつつも色々教養は溢れだす、的なよくある感じの内容なので、著者にそれほど思い入れがない自分としては半分辺りから機械的めくり状態に。5の「さあ仕事をしよう」の章は多分一番読みたかった系統のことが載っていそうだけれど、正直なところもういいやとなってしまった。

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yszk
ネタバレ 1923年作品。ブランディングズ城シリーズ2作目として手に取ったが、新聞記者スミス氏の4作目&最終作でもあるらしい。スミス氏シリーズ未読なのでキャラをつかめないまま読んだ印象も。  個人的にはこっちのシリーズはもういいかなぁ、という感じだった。ジーヴズシリーズと違って「金のハートを持っている」バーティーみたいなキャラがいないし、スミス氏の舌先三寸にも罪のないものとは言い切れない部分が多くて。妻と誤解された女性をアルコール依存症に仕立て上げるのは最低。
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yszk
未読の後半2編目当て。美の虚像:1966年作品。某名画コレクション内の贋作の噂を耳にした美術記者が、かつて一瞬だけ有名になった画家を思い出す。有名評論家が絶賛したため、若くして大家扱いとなっていた。その評論家は贋作疑惑のあるコレクションの多くに折紙をつけた者でもあった。記者はその画家が贋作者ではと推理するのだが…。オチのラストシーンが松本氏ぽい。作品の目的はそっちだね。 与えられた生:1969年作品。洋画の技法を取り入れた日本画家の桑木。仕事は順調。大作に取り掛かりたいが、出版社から小説の挿絵を頼まれる。
yszk
2022/07/21 17:14

以前の義理があり、また担当の女性編集者が聡明で好感の持てる相手だったりで仕事を受ける。仕事に打ち込んだせいか胃腸の調子がおかしくなり、胃ガンの診断を受ける。手術は成功したが、その後また不調を感じて。ある意味ブラックコメディ調の転落小説。ラストが突き抜けてちょっと笑ってしまう。 元々松本氏は今でいう広告デザイナー的な職にあって美的センスが優れていたが、解説に「連載中の推理小説の挿絵が画家の都合で間に合わなくなった時、清張自身が急いで絵を描いて穴を埋めた」という逸話が出ていてびっくり。凄いなぁ。

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yszk
 以前読んだ「バッタを倒しにアフリカへ」の前日譚。単行本を読もうと思いつつなかなかきっかけが…と思っていたら新書化されたものが図書館新着棚に入っていたので良い機会と。ちなみに読み終わってあとがきで気づいたけれど、表紙のマークご本人のコスプレなのね。  かなり真面目な研究内容の公開と、ある程度の職と収入を求めて右往左往する大学院~ポスドク時代についての記述。データを用いての内容はこちらの基礎知識不足でほぼわからなかったが、可能性/要素を1つずつ潰していくことの大切さは納得した。
yszk
2022/07/20 16:18

パナマの先住民(多分観光〇人)の集落でぼられたエピソードも楽しい。  指導教官の面倒見の良さに感動。大学教官ではない(研究所所属)ため、筆者にかかりきりになってくれた面もあるみたい。  笑ったのは111ページでバッタの体内での卵の作り方、産卵、孵化について「皆さんすでにご存じかと思うが」とぶち上げているが、その後伏線回収か170ページでいわゆる学会での「え~皆さますでにご存じのように……」セリフについて述べていること。

yszk
2022/07/20 16:18

ところで群生相化(Gregarization)を誘導する接触刺激を感受する部位は通称「Gスポット」と呼ばれているって本当?騙してない?(疑いの目)  筆者はこの書籍でも次作でも「バッタに取り囲まれて食べられたい」と書いているが、読んでいるこちらは群生相のバッタになって群れを成して熱く乾いた大気中をずっと飛んでいき、棘の植物で身を守りながら地上の植物を貪り尽くしたいという破壊的な欲求を感じた。湿度高い中で疲れているのかな^^;;

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yszk
ネタバレジーヴスの最終作?ねこさらいを読んでからしばらく忘れていたのだが、ウッドハウス紹介はまだ続いていたのね。こちらは論創ミステリでだけど。 1915年作品、エムズワース卿もの1作目らしい。昔受難録や稲妻を読んだけれど、エムズワース卿が春風駘蕩たる(この単語、このシリーズ関係でしか目にしない)キャラのはず程度しか記憶にない。この作品だと結構ピリピリしているのね。主にできの悪い次男フレディの行く末を案じてだけど。なんとかアメリカ人富豪の娘との婚約が成立、厄介払いできると喜んでいるが、
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yszk
1975年3月から1年間、日本経済新聞に連載された作品。奇しくも選挙関係のお話(これは衆院選だが)。  作家の小西に、小規模地方新聞から単独での新聞連載の依頼が届く。社長はかつて太平洋戦争中に同じ部隊にいた、年下だが先輩だった沼田だった。要領が良く上官から可愛がられていた彼。異例の直接依頼だが、そのような縁から好奇心を刺激され、N県へと向かう。小新聞に似合わない割高な原稿料に驚くと、別途秘密の送金先になることを頼まれる。不審がりつつも旧縁にほだされて引き受けてしまう。
yszk
2022/07/09 23:15

同時期に衆院が解散され、総選挙が迫る。その後、沼田が応援した候補者は惜敗、選挙運動担当者が違反での摘発を逃れて逃亡する。おそらく送金はその資金なのだろうと小西は考える。何度か怪しげな男女にお金を渡すが、割り切れない気持ちで色々推理をはたらかせ…  推理部分も楽しめるものだったが、新聞連載について(新聞連載小説で)語る部分がとても良かった。 この主人公はそれほど売れっ子作家ではないのだけど、「だいたい新聞小説が読まれる比率は年々下ってきている」

yszk
2022/07/09 23:16

「さりとて、連載小説に、近ごろ一部に流行のエロ描写を入れて読者に媚びるようなことは小西はしたくない」「小説は何よりも面白くなくてはいけない」と思いを巡らせ、あと原稿料についてこちらからは聞きづらいと思ったり。(後年、愛の○○とか連発した日経、ある意味予告されてたぞ) あと連載小説のネタに選んだ佐々成政については、松本氏も短編で書いているのを読んだこともあってなんかお馴染気分^^

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yszk
図書館新着棚から。色々忘れ去っている自分にも結構わかりやすかった。貸借対照表をボックス型にしてというのはよく見るけれど、そのタイプによって経営状況を分類説明してくれている。同様にキャッシュフロー計算書を矢印を使った図(ウォーターフォール図)にすると経営状況がわかる等。 第6章の「決算書で見落としがちな重要情報」が面白かった。TBSは現在「メインの利益は不動産賃貸業であり、だからこそ斜陽産業ともいえるテレビやラジオを運営できている」とか。
yszk
2022/07/05 23:12

通常の知識用の書籍より実用寄り?で、株式投資でこれくらいは見ましょうな項目が色々ある。自分には無理だなぁとつくづく思ったり。 また、良好な経営状況の決算書として挙げられてる会社が、一般にはブラックな労働環境で話題になるものが複数含まれていることにちょっと苦笑い。あと大塚家具の2020年4月決算書は本当にひどい状況のサンプルなのね。

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ユーザーデータ

読書データ

プロフィール

登録日
2016/03/30(3107日経過)
記録初日
2016/02/07(3159日経過)
読んだ本
1097冊(1日平均0.35冊)
読んだページ
351789ページ(1日平均111ページ)
感想・レビュー
1068件(投稿率97.4%)
本棚
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性別
自己紹介

基本的には『ガープの世界』の掃除婦のように、「次がどうなるか」知りたくて読んでます。

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