読書メーター KADOKAWA Group

2023年6月の読書メーターまとめ

yszk
読んだ本
7
読んだページ
2217ページ
感想・レビュー
7
ナイス
706ナイス

2023年6月に読んだ本
7

2023年6月のお気に入られ登録
1

  • カシュニッツ

2023年6月にナイスが最も多かった感想・レビュー

yszk
お気に入り登録の方複数で見かけたのと、酒寄氏編訳に惹かれて。 1901~74年。ドイツの男爵家に生まれ、考古学者と結婚、夫の転々とする任地に同行しながら創作活動を行ったらしい。ナチ政権下では国内で抵抗活動を続けた内的亡命者とのこと。収録作品は1960年代のものが多かった。いわゆる奇妙な味系が多い。 好きなのはちょっと切なくなる「白熊」、BL風味も漂う「精霊トゥンシュ」、ナチ政権下の状況を振り返ったのか「ルピナス」、エヌシという邦題も相まって星新一風味を感じてしまうゾンビワーカー小話「その昔、N市では」
が「ナイス!」と言っています。

2023年6月にナイスが最も多かったつぶやき

yszk

いよいよ6月。例年通り書類の締切が複数あり緊張する月です。今年は勤め先のビルの改装工事でドリル音に取り巻かれ一層イーッとなっています。2023年5月読んだ本の数:10冊 読んだページ数:2690ページ ナイス数:895ナイス ★先月に読んだ本一覧はこちら→ https://bookmeter.com/users/667029/summary/monthly/2023/5

が「ナイス!」と言っています。

2023年6月の感想・レビュー一覧
7

yszk
ネタバレ収録作家の名を見たらこの方たちいたっけ?となり再読。数冊だけだけど読んで実感するのは、私は若島氏の編によるアンソロジーはどうもピンとこない。まぁだからこそ自分ではあまり触れない傾向の作品群を読めるという感じもする。カーシュ:水よりも濃し。これは前提が無茶過ぎて笑ってしまう。扉紹介情報から検索したら、カーシュには未訳の長編いっぱいあるんだね。トレヴァー:テーブル。ちょっと強欲なユダヤ系家具商があるテーブルの売買に関わり、人間関係を垣間見、想像しつつ、いつもと違い一撃を与えてしまう超自然的なことはなにもない話
が「ナイス!」と言っています。
yszk
だいわ文庫の再録本。既読が多いけれど初出誌の年代欲しいな。自分はラーメンにニンニク入れて食べたことは多分ないのだけれど、東海林氏がさっぽろラーメン屋カウンターで大量におろしニンニクを入れようとすると匙3杯目で店主が「アー許すまじニンニクを!三たび許すまじニンニクを!」という視線を送ってくるという、今なら炎上するだろう表現で描写されると毎回笑って食べたくなってしまう。 結構最近の部"「せこい」の研究"。舛添氏と中国服ってなんだったっけと検索した。あと居酒屋の一合升が一合じゃない問題。へー。確かにせこいぞ。
yszk
2023/06/22 15:22

個人定食屋さんの話が好き。やはり自分では行かないから。まるけんおいしそう。店主の人柄良さそう。 かけうどんの話、店員さんが「熱いのですか?」と聞きに来たことへの推理が凄い。 "牛丼屋のムードはなぜ暗い"1987年の掲載で吉野家コピペよりはるか前だぞーっ! 江川紹子さんとの対談。やはり東海林氏、似顔絵うまいよなぁ。江川さんが(新人の頃騙されて)新聞社が潰れたら開こうと思っていた飲み屋のメニューが魅力薄くて笑う。 「青春記」からの抜粋2編。このお先の見通しが立たず、暗澹たる気持ちは想像するだに苦しい。

yszk
2023/06/22 15:22

ユザーンというタブラ奏者の方の解説も良かった。古参としてマウント取ってしまうとか。というか唯一のサイン会に行ったんだ。凄いな。

が「ナイス!」と言っています。
yszk
ブッツァーティの短編集を改めて。ずっとプッツァーティと思っていた^^; 七人の使者は何かのアンソロで見たような気がする。王国の果てを目指す弟王子が、都との連絡に使者を遣わすが。小市民的に考えるとビッグバンの寓意かなぁ。他にも辿りつけない旅のイメージの話が多かった印象。 大護送隊襲撃:大盗賊のお頭だったが、服役中に時代が変わっていた。おとぎ話風のしみじみ話。 偽善的な神父の出てくる「円盤が舞い下りた」 逆に俗っぽいけどかわいらしい「聖者たち」の対比が楽しかった。
が「ナイス!」と言っています。
yszk
お気に入り登録の方複数で見かけたのと、酒寄氏編訳に惹かれて。 1901~74年。ドイツの男爵家に生まれ、考古学者と結婚、夫の転々とする任地に同行しながら創作活動を行ったらしい。ナチ政権下では国内で抵抗活動を続けた内的亡命者とのこと。収録作品は1960年代のものが多かった。いわゆる奇妙な味系が多い。 好きなのはちょっと切なくなる「白熊」、BL風味も漂う「精霊トゥンシュ」、ナチ政権下の状況を振り返ったのか「ルピナス」、エヌシという邦題も相まって星新一風味を感じてしまうゾンビワーカー小話「その昔、N市では」
が「ナイス!」と言っています。
yszk
ネタバレ多分以前プッツァーティで検索して登録していた本。アンソロ読みたい欲が出たので借りる。編者の北村氏については、作品未読で写真見て男性と知った無知者だがさすがの選択眼な感じ。国内外の初読みが多い作家の作品を読めて楽しかった。巻末解説のような北村氏と宮部みゆき氏の対談がとても良い。宮部氏のケッチャム「隣の家の少女」への嫌悪感が凄い。プッツァーティ<七階>病の重さで階が分けられる病院。最も軽い病状の七階に入院してすぐに治してもらう予定がじわじわと…と、展開は読めるのだけど不条理に流されていくのがよくわかるし怖い。
が「ナイス!」と言っています。
yszk
初期とあるが、1950~90年代に渡っていて、今までまとめられていなかったものという印象。1950年代、ナチスと同盟を組んだ戦争犯罪敗戦国から戦後初めての留学生としてフランスに渡った立場は厳しかっただろうなぁ。戦時中はキリスト教徒として国内で冷たい目で見られていたそうだし。新聞に匿名(筆名は「猫」「塩昆布」とのこと)で記事を書いていた時代もあるらしい。あと映画をよく見ていらしたんだなぁと。分析系やユーモア系には時代を感じてしまうけれど、占いの記事を読んで答え合わせをする日々の「われ占師に挑戦す」が楽しい。
が「ナイス!」と言っています。
yszk
ネタバレ彦左衛門外記:昭和34年~35年の月刊連載。「樅の木は残った」の直後、「青べか物語」と並行して書かれていた作品とのことなので、いわゆる最盛期の作品と言っていいのでは……なのだけどなんか変。話の進め方は行きあたりばったりだし、途中で作者の「私」が登場。「物語の中に登場する人たちにもそっぽを向かれてしまった。まず五橋数馬(主人公)であるが、いくら訪ねていっても面会ができない」と愚痴る。
が「ナイス!」と言っています。

ユーザーデータ

読書データ

プロフィール

登録日
2016/03/30(3106日経過)
記録初日
2016/02/07(3158日経過)
読んだ本
1097冊(1日平均0.35冊)
読んだページ
351789ページ(1日平均111ページ)
感想・レビュー
1068件(投稿率97.4%)
本棚
0棚
性別
自己紹介

基本的には『ガープの世界』の掃除婦のように、「次がどうなるか」知りたくて読んでます。

読書メーターの
読書管理アプリ
日々の読書量を簡単に記録・管理できるアプリ版読書メーターです。
新たな本との出会いや読書仲間とのつながりが、読書をもっと楽しくします。
App StoreからダウンロードGogle Playで手に入れよう