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2024年11月の読書メーターまとめ

アーちゃん
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7
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感想・レビュー
7
ナイス
727ナイス

2024年11月に読んだ本
7

2024年11月にナイスが最も多かった感想・レビュー

アーちゃん
ネタバレ山口県の萩焼と地質学、奈良の山奥のニホンオオカミ(狼混)、長崎の空き家で見つかった被爆資料、北海道に落ちた隕石と駅逓、徳島からカナダの島に辿り着いたウミガメ。伊与原新さんの新作は5編の短編集だけど、なんとバラエティに富んでいるのだろうと思いつつじっくりと読み終えた。どの話も素晴らしいが、一番心に残ったのは「祈りの破片」。全てに共通する”継ぐ”という事。自分の中で前作『宙わたる教室』と本作のどちらを今年のベストにするか迷ってしまう。
が「ナイス!」と言っています。

2024年11月の感想・レビュー一覧
7

アーちゃん
初出「小説新潮」2024年1~5月号。シリーズ23作目。「なぞとき」「かたごころ」「こいぬくる」「長崎屋の怪談」「あすへゆく」の5編。佐助の傷、破談になった見合い話、鍵に執着する仔犬、夢に出てくるおなごに店を辞める奉公人のこれからとバラエティに富んだ長崎屋をめぐる謎。また今回は特に食べ物が美味しそうで、葱鮪鍋や辛あられの新製品、佐助が打った蕎麦と食べてみたいものがいろいろ。ただし足を生やして逃げていく天麩羅だけは勘弁してほしい。好みはラスト「あすへゆく」。
ポチ
2024/11/29 20:39

サクサク楽しく読めて次も楽しみですね♬あの天麩羅は食べたくないですね😅

アーちゃん
2024/11/29 22:12

ポチさん、走り出す天麩羅は結構ホラーかも(笑)しゃばけシリーズ、毎年恒例行事のような読書となっています♪

が「ナイス!」と言っています。
アーちゃん
「七十人の翻訳者たち」「密林の殯」「スメラミシング」「神についての方程式」「啓蒙の光が、すべての幻を祓う日まで」「ちょっとした奇跡」2019年から2024年までに書かれた六作品。帯にある”陰謀論”色が最も強く、不穏な終わりなのがコロナ禍の2022年に発表した表題作。「密林の殯」の密林は某ネット通販。最初の「七十人の翻訳者たち」に時間がかかってしまったけれど、読み終えてみるといつもの小川哲さんだった。ラストの「ちょっとした奇跡」が設定、読後感共に一番好み。
アーちゃん
2024/11/27 15:17

最初の作品が紀元前262~261年と2036年を舞台にしたためか、ややとっつきづらい印象あり(その分終わりが良かったけれど)。小川哲さんインタビュー https://www.cinra.net/article/2410-satoshiogawa_iktay

が「ナイス!」と言っています。
アーちゃん
初出「オール讀物」、五編の連作短編集。高校の喫茶部内「おやつ部」のアラタ、コウ、セラ、タキタの4人がスーパーやコンビニで買えるようなお菓子を食べながら謎を解くという、素晴らしくゆるい物語(褒めてます)。喫茶部だけでも羨ましいのに、おやつをただ食べるだけという部活に、運動部全盛期の学生生活を送ったおばちゃんとしてはもう嫉妬までしてしまう(笑)ところどころに入る蘊蓄(メーカーのブルボンは、あの王朝とは別物とか、ビスケットのマリーはアントワネットからつけた名前とか)も楽しく一気に読了。続編希望です。
斉藤フィオナ
2024/11/22 20:29

面白そうですね♪私もいただいていきます~^^

アーちゃん
2024/11/22 21:29

斉藤フィオナさん、どぞどぞ♪おやつ部を楽しみましょう(*^-^*)

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アーちゃん
元書店員、ブックレビュアーの著者が12人の「積ん読」事情を探るインタビュー取材を集めた一冊。作家、文学者、辞書編纂者、漫画家、翻訳家、文筆家から書店店主に特殊翻訳家、そしてドイツ人。目次には名前と「なぜわたしたちは本を積んでしまうのか」の答えがセットになっている。自分が小説を中心に読んでいるせいか、小川哲さんと角田光代さんの本棚の写真が一番興味深かった。また、はじめて「自炊」(デジタイズ)という言葉を知った。積読に対しての意見もさまざま。”むしろ積まなくてどうする”という山本貴光さんの意見が心強い。良書。
もんらっしぇ
2024/11/20 16:31

アーちゃん、共読ですね♪私も小川公代さんのお話には共感しましたよ。(この本を読むまでは存じ上げない方でしたが)

アーちゃん
2024/11/20 17:37

もんらっしぇさん、共読( ^^)人(^^ )嬉しいです♪本棚に関する本は今までにも読んでいましたが、どちらかというと眺める方が多かったです(『本棚』『本棚2』など)。体を壊したということもあったのですが、小川さんと真逆で非正規雇用を選んだ自分としては羨ましい限りです(笑)メアリー・シェリーのお母様の話にぐっときました。

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アーちゃん
初出「小説推理」2023年5月号~2024年5月号。元財務相で大学の客員教授久和が窃盗と公務執行妨害で逮捕される。取り調べに当たった志村署の佐久間に「公務員を信用していない」と日本経済についての講義を問答を交えて行う久和。取り調べができず(話が進まず)最初は佐久間と共に焦れていたが、内容が核心に迫るにつれ惹きこまれていった。また志村署のメンバーが誉田さんらしく分かりやすいキャラで読みやすい。103・106万の壁について話題になっている今だけにタイムリーな作品だったと思う。佐久間班、シリーズ化しないかな。
p.ntsk
2024/11/18 18:05

これだけ長期間経済成長しないってどれだけマネジメント下手いやわざとやってるのw?なんて思えてきます。民間だったらとっくに降格いやクビですね😅

アーちゃん
2024/11/18 19:25

ほんと民間なら懲戒解雇ものですよね。腹が立つのがパート収入の壁を取る事で、どこから税収を取るんだと多分議員が言っていたらしいこと。あんたらの給料から引けば、と言ってやりたいです(^^;)

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アーちゃん
ネタバレ山口県の萩焼と地質学、奈良の山奥のニホンオオカミ(狼混)、長崎の空き家で見つかった被爆資料、北海道に落ちた隕石と駅逓、徳島からカナダの島に辿り着いたウミガメ。伊与原新さんの新作は5編の短編集だけど、なんとバラエティに富んでいるのだろうと思いつつじっくりと読み終えた。どの話も素晴らしいが、一番心に残ったのは「祈りの破片」。全てに共通する”継ぐ”という事。自分の中で前作『宙わたる教室』と本作のどちらを今年のベストにするか迷ってしまう。
が「ナイス!」と言っています。
アーちゃん
2024年発行、ルシア・ベルリン3冊目22の短編集。「オルゴールつき化粧ボックス」「日干しレンガのブリキ屋根の家」「妻たち」初出:群像2024年5月号。他は訳し下ろし。1960年から最晩年の1998年までの作品で、名を変え土地を変えて存在するルシア。今回職業婦人としてのルシアは看護助手時代の頃くらいだろうか。幼い頃側にいたというシリア人のホープとの思い出をつづった最初期の短編「オルゴールつき化粧ボックス」が印象深い。
buchipanda3
2024/11/09 16:15

私も「楽しい夜」を積んでます(未読ですが)。岸本さんが編んだアンソロジーは気になって手に取ってしまいがちです。

アーちゃん
2024/11/09 20:36

おおっ積読仲間ですね(笑)

が「ナイス!」と言っています。

ユーザーデータ

読書データ

プロフィール

登録日
2016/05/20(3135日経過)
記録初日
2009/11/06(5522日経過)
読んだ本
2142冊(1日平均0.39冊)
読んだページ
681944ページ(1日平均123ページ)
感想・レビュー
1499件(投稿率70.0%)
本棚
25棚
性別
血液型
O型
現住所
神奈川県
自己紹介

アーちゃんと呼んで下さい。「さん」は不要です。

相模原市在住の図書館ヘビーユーザーです。

主に小説、たまにエッセイやマンガなどを読んでおります。
児童文学から時代物、南米文学、英米ミステリなど範囲はさまざま。
その時その時の興味で読む本が変わったりします。

レビューについては、できるだけ正直な感想を書いています。
辛口になる時でも、なぜそう思うのかを書くようにしています。

本も音楽も、流行に流されないものが好きです。

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