朝見が、笹岡を相手にしてどうにかこの共鳴しているものを伝えたいと思って結局ぐちゃぐちゃなことを言うんだけど、その言いっ放しの何か(を通じて何か言おうとしてる身体)を笹岡がちゃんと受け取ってたシーンがなんか救われる感じがしてよかったな
あと、日本人が戦時におこなった暴力、虐殺行為に関して本気で取りこぼさずに向き合おうとするとこのような"ぐちゃぐちゃ"にならざるを得ず、でもその"ぐちゃぐちゃ"に耐え切れる人はとても少ないからこそ、「戦争はよくない」「暴力はよくない」もしくは「暴力なんてなかった」という回収のされ方が日本社会でなされてしまうんだろうな、と思う
気が向いたときに気が向いた本を読みます。恥ずかしながら読書量は多い方ではないと思います。。
ただ読んでいるだけだとその間に自分がなにを感じたり考えたか忘れてしまうのが勿体無いのでここを使うことにしました。
好きなジャンルはあまり意識していませんが、日頃自分が生きる中で感じているもやもやしたものがうまく言語化された作品が好きです。
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