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2024年11月の読書メーターまとめ

yumani
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感想・レビュー
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250ナイス

2024年11月に読んだ本
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2024年11月にナイスが最も多かった感想・レビュー

yumani
身近な人の生死に係る物語に感情は揺れる。言葉を選ぶのが“大人”吐き出せば自分も周りにも波動が伝わる。それでも独り抱え込むのはキツイ。一番キツイのは本人としても。免許証の余白に残された「おおきに先生」こんな逝き方があるなんて!腹黒い医師たちの権力闘争や手術シーンが当たり前になった医療ドラマに私達は疲れ始めている。緊迫感溢れる手術シーンは圧巻とはいえ本作ではマチ先生を影武者のように登場させるところが愉快。京の都を彩る祭り、折々の草花や銘菓、空に浮かぶ一筋の雲さえもが優しく私たちを包む。哲学と科学と…スピノザ?
yumani
2024/11/13 00:33

龍之介くんは…南先生は…?その先が気になってしまうのは私だけ?

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2024年11月にナイスが最も多かったつぶやき

yumani

2024年10月の読書メーター 読んだ本の数:20冊 読んだページ数:3467ページ ナイス数:265ナイス ★先月に読んだ本一覧はこちら→ https://bookmeter.com/users/69407/summary/monthly/2024/10

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2024年11月の感想・レビュー一覧
22

yumani
戦争が終り退屈とは真逆だったであろう新たな時代、先行き見えぬ中漂う気だるさを想像してみようとするが、なかなか難しい。結婚するかメカケになるか、女は男のように生活力がないから処女性が身寄りみたいなもの、執拗に繰り返される貞操論議に辟易するが、そんな中でヤケにサバサバ際立つサチ子の存在感。赤鬼青鬼どんと来い!現代にも通ずる価値観に笑った。いくつか読み進んできた安吾とはいえ、現実とくっついたり離れたり?立ち位置に戸惑う。
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【再読】ラジオ「朗読の世界」(全25回)を聴きながらKindle併読;キレッキレ息つく暇もないテンポ感、とにかく分かりやすいのが一番!誰もがサクサク読み進める事は、あの成瀬も納得の売れる条件である。今回は故事に基づく表現を確かめながらしみじみと味合わせていただいた。寝床のバッタ事件のドタバタ、赤シャツをとっちめるための山嵐との張り込みなぞは経験なくしては書けないのではないかと疑ってしまう。立場の違いや文化の違いから生じる行き違いを悪気なく揶揄できるセンスがズバ抜けている。今後何度でも読み返してみたい。
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《舞台には誰もいない》から始まる。そして、いきなり存在しない《私》の役割に戸惑う。人は成長する過程で様々な役割を演じているといわれるが、自己と他者を区別する自我が根底になければ憑依するしかないのだろうか?「生まれた時から、私は幽霊だった」三作の劇中劇のラスト『幽人』、自分に似ているから演りたいのだろうとここまで思わせておいて、特大ジャンプ―実は《幽霊は誰にもみられないから》。そこにあるのはいくつもの視線。逃げるために浮かんだ妙案の真意に気づく人は誰もいない。ふと、この多才な作者は次は何に憑依するのかと…。
yumani
2024/11/30 02:07

最後にもう一度じっくり表紙を眺めたら……怖いデス!

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●冷やしトマトを齧る八重歯の歯科医=五月女先生の四度目の結婚は又しても相手死亡。吸血鬼の末裔?マスターが結婚しないのは同じ理由だと…ウッ●イケメンホストの涼ちゃんは耳が聴こえない。メモに書く「やっこはオニオンスライスとかつおぶし、しょうゆとごま油」オッ!早速真似●表紙は「秋なす」嫁に食わすな→夫婦喧嘩。飛び出したまゆみはテーブルいっぱいの茄子料理に舌鼓。湯気立ち上る茄子はモノクロなのに豪快で繊細●深夜いなりずしの彼女は狐の使い?●冬至のカボチャは元気の素。集合写真で毎回欠席円の中→円ちゃんは絶対カボチャ!
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1巻目冒頭「新婚旅行行ぐどばあさま!」若返ったからこそ出来ること=いざ東京!二人じゃ不安→孫と彼氏予備軍を連れ新幹線で向かう。巣鴨で正蔵は腹巻を買う。イケメンの寅さんに周囲からの熱い眼差しスカウトまで登場!「二人とも80代です」ドン引き撃退法にv続いて熱海温泉へ。定番の卓球の立ち位置不動の超高速ラリー♪混浴の肝心なところで砂時計がぁ〜絵馬に書いた想いは来世でも。あ、来宮神社!と思ったら「行宮」冗談キツすぎ!昔があったから今がある。日本の中枢に住むことだけじゃない別の価値観チクリ。あとがきの4コマは温かい。
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野菜のバラ売り3個100円!の見極めは意外と難しい。気になって読み始める。種類が増えてきたじゃがいもやサツマイモ、梨、リンゴのチャートは一目瞭然!副題“生産者さんだから知っている”旬、見分け方、栄養、保存方法は永久保存版♪「こんな風に食べてます!そのままおいしい食べ方」の一工夫は爆!人参一本すりおろして米1合に混ぜて炊く、トウモロコシを削いだ実と共に芯を入れると良いだしが出る炊き込みご飯、炊飯器に水200〜300mlとまるごとカボチャ!シャインマスカットを長持ちさせる軸への一粒刺しなんて効果あるのかな?
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レコードを棚いっぱい所持してひとり悦に入っていた価値観が今や終日サブスクに浸る。この先何をもって「売れている」というのか。プレミアがつき具体的な数字を目の当たりにする?イメージ追っつかず息切れしながらも、ミュージシャン自らが放つおぞましさに震える。進化する日本語に戸惑う。明治の文豪作品に初めて触れた頃、旧仮名遣いに手こずったように。ターゲットは継ぎの世代?それでも新たな“文化”は否応なしに頭の上へ降り注ぐ。声の波形からNFTに、無限に増殖するのはゾンビか?GiCCHOさんサイン下さい!出来れば宛名なしで♪
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yumani
ラジオの対談番組で小川哲さん(卒論が安吾!)と千早茜さんがこの作品が好きと話していてビックリ。未だに安吾の‘顔‘が読めない私は気になって飛びついた。この世のものとは思えぬ不思議な透明感が漂う世界。突きぬける情熱と残忍さにストーリーすら知らないアニメ映像が重なる。怖いのに気になり惹きつけられる。夜長姫の無邪気な笑顔に洗脳されてゆく耳男。抗いようのない無力感は心地よさすら伴い慌てて否定する。血生臭さは何を創造したのか。ラスト「ヒメの目が笑って、とじた」姫の胸にキリを刺して気を失った耳男のその後は……ヌケガラ?
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最初は前巻の結末、サッカー選手ヒデの弟を誘拐した犯人は?量子と勘違い蘭も大活躍!?事件にならなかった物語もアリなんだ〜。お次は伊豆のホテルで繰り広げられるミステリーツアーだなんてわくわく。参加者十人の中から主催者を見つける筈が殺人事件へ。何度見ても吐き気を催すナイトバロンが装われ本命は別の所に。《パソコン通信のフォーラム》なんて涙出そぉ〜。ラストは花嫁さんが手放せない缶入りレモンティー。二転三転心揺さぶられます。残酷なシーンからラストの涙ほろりの急転には違和感は残るけれど、コナンがいればすべてOKかな♪
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【Memo】●筋トレ:5カウント3秒、低負荷毎日、日常の「下ろす動作」をゆっくり3秒!→手頃なようで忘れそう(笑)●なんたって「骨密度」●全国おすすめ低山21●健康グッズ大賞2024→商品名にニンマリ「ヤケーヌ爽クール」「ゴリラのひとつかみ」爆爆!●そうだ!作ろう「腸活だし茶漬け」→オクラ・なめたけ・サラダチキン&緑茶、だし茶漬けや中華風だし茶漬け♪●巻末付録:体にやさしい献立BOOK→フライパンひとつでなんてことない材料の組合せなんだけど、器に盛り付けられた色合いに刺激されるネ♪
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はじめに「これさえあれば大丈夫〜お守り本のように使って」「高齢者ケアにかかわる、すべての人の必読書」と書かれていてビックリしたが順序よく整理された内容と、ここでは何が大切なのか分かりやすいイラストを辿る内に最終頁へ。《一言アドバイス》は絶妙!高齢者特有の【円背】では転倒リスクに加え肺炎リスクが挙げられ【食欲不振】が消化器の機能低下以外にもあること…等。《認知症の心のこと》ではある高齢者施設の日常の一コマを描く。うつっぽい人、怒りっぽい人…“困った症状“への対応の違いにヒヤリ。見過していることは自分にも?!
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孫の文化祭でイネさん♪キャッ!制服姿に。正蔵さんのウェイター役はキラッキラ。美男美女は注目の的♪ところが大変、“砂時計”につまづいたイネさんは記憶喪失になる。チグハグを通り越して全くカオスに。息子達との会話にヤキモキしながらも涙。認知症になったお姉さんとの再会シーン;子供時代二人で弾いたピアノを懐かしむイネさん。イネさんのこともわからなくなっているのに、ふっと伴奏をつけるお姉さん。二人で弾いたのは「ふるさと」。音楽の記憶は時を越える―そんな思い出が私にも♪ふんわりと。
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ネタバレ冒頭の衝撃的なシーンの人物は誰?終盤になってようやく気づく。“隣に座る夫の透明な左手“を読み落としてきたことも。この“医師”はとんでもないことを考える。接合された他人の左手を動かせばそれは自分?国境線のように馴染むことのない二つの皮膚の色。癒合するのか拒絶反応か。島国に住む我ら日本人の常識の一つ向こう側から問いかける《医学》と《哲学》と《地政学》。他国語を方言(関西弁等)になぞらえる試みが成功したとは思えないが、仮にこの作品が渦中の他国語のいずれかに翻訳されたとしたら、彼らはどんな反応を示すのか興味深い。
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専ら図書館を利用している私が書店を訪ねるのは「話題の本」が大抵いつも揃っていて手に取れるから。とはいえ、多くの人と同様、私は書店で相談した記憶はない。パソコンの無かった遠い昔なら先ず店員さんに尋ねた気もするけれど、今じゃ話すことすらウザったくなっている自分ってどうなのヨって。「小さなドラマ」を積み上げられるのは著者のお人柄あってこそ!気の利いた興味深いタイトルに目はランラン♪特にコミックは”封印”されているものが多いから、様々なジャンルまで良〜く知っている方がいれば気軽に尋ねてみたいような気がします♪
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yumani
家族の話?主役は誰?どう展開する?表題五章からは予想もつかぬまま胸騒ぎを覚えるのはイヤミスなんて言葉が影も形もなかった頃から全開=ザッツ元祖・乃南アサ“姐”だから。ご近所の、いや遠い親戚の噂話に耳ダンボする内にあれ?《自分じゃなくて良かった》とか《もしかしたらあったかもしれない》別の過去?そぉ、何十年も前に読んだ《あの頃の記憶》の数倍もありそうな世界に怖気が走る。タイトルは『マザー』→「母」以前に一人の女。表と裏が貼りついたような粘っこい物質と潔さ。その頃の私が理解する術もなかった世界を新たに体現する。
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身近な人の生死に係る物語に感情は揺れる。言葉を選ぶのが“大人”吐き出せば自分も周りにも波動が伝わる。それでも独り抱え込むのはキツイ。一番キツイのは本人としても。免許証の余白に残された「おおきに先生」こんな逝き方があるなんて!腹黒い医師たちの権力闘争や手術シーンが当たり前になった医療ドラマに私達は疲れ始めている。緊迫感溢れる手術シーンは圧巻とはいえ本作ではマチ先生を影武者のように登場させるところが愉快。京の都を彩る祭り、折々の草花や銘菓、空に浮かぶ一筋の雲さえもが優しく私たちを包む。哲学と科学と…スピノザ?
yumani
2024/11/13 00:33

龍之介くんは…南先生は…?その先が気になってしまうのは私だけ?

が「ナイス!」と言っています。
yumani
どんどんすれ違う二人。イライラダメ出しばかりの夫への弱井先生からのアドバイスは「今日はどうだった?」と聞く。妻へは「やってくれなかったことを書く、やってくれたことも」そして「ありがとう」を!隣にいるのは敵ではなく一番の味方だということを「思い出してもらう」誰だって自分のことが可愛くて思い通りにならないと…ね。続いては表紙に納得→今は力強い岩国さん(PSW→MHSW精神保健福祉士に)と弱井先生の出会いを遡る。弱井先生の今は亡き彼女との交流も描かれる夢のような大切な時間…だのに何故?気になる…何故?
yumani
2024/11/12 01:52

【Memo】認知行動療法を思い出す《普段の生活で大きな不安を感じた時の5つの質問。声に出して①その不安は本当のこと?②どうしてそう思う?③それが起きる可能性はどのくらい?④なぜあまり起きないのか?⑤同じ不安を持つ友達に何と言う?》産後うつに限らず渦中にいる時は周りが見えない。また《突発的な不安が起きた時の呼吸法:目の前のろうそくを細い息で消すイメージで「今」に意識を集中させる》も重要!孤独は人を曇らせる《会話は頭を整理し現実と思いこみの違いを整理するための効果的な方法》今さらのようにじんわりと。

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yumani
ちょっぴり面白そうで書店で立ち読みしたあと購入。アイデアは頂戴するが、実際にはマグカップにはやはり限界が…というよりキャパシティの問題か?容量800〜1000近くの器の方が馴染み良い“作品”になる(笑)個人的見解♪→だから「食べ過ぎ」になる?
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yumani
エッシャーにも似た表紙絵の不気味さにかき乱されつつ超立体的な“相関図”を組み立てようとする。切り取られた都会のパーツは静かでやたら騒々しい。こういった作品をスルスル読めるように私は訓練されていない。解らなければ結構〜ネタバレで括ってあげよう!ゴーストレストラン経営、完璧なまでの美形オーナーの奇妙なメニュー「汁物まこと」ともう一つの顔。その案件は配達員個々の悲哀と微妙に重なる「もし口外したら…」の代償は?華やかな都会のネオンの片隅で地図と時間とフードデリバリー。真実なんてクソ食らえ!奇妙な疲労感にグッタリ。
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yumani
正蔵だけが元のじいさまに!チグハグな二人が買物に行けば当然好奇の目、孫と言うことにする?「いやワシの旦那だ」イネさん♪●イネは20代のままあと何年生きるのか…70年なら150歳!その頃息子や孫もおそらくいない「一人ぼっちで死ぬのは嫌だのぅ」●どうやらこの作品のカギの砂時計の夢には仕掛けあり、正蔵も再び若返るから忙しい●ここにきて馴れ初めが語られる。両親を亡くしたイネは東京から青森に預けられに来た経緯から始まる。本当は勉強したかったのに貧しくて続けられなかった正蔵。時代や文化の違い、孫…この巻は盛り沢山。
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yumani
ラジオ「わたしの図書室」→Kindleにて先読み。番組の解説では「“大作家”になることを夢見ていた若き日の太宰治がしたためた、愛と野望のラブ・サスペンス!」とある;小説家を目指す若き主人公は大作家になるための修行の数々をてらてらと書き綴る。思いこみの激しさと小心者ゆえの自画自賛がヒリヒリ痛い。ところが《そんな内気な臆病者こそ、恐ろしい犯罪者になれるのだった》ン?ヤッタかぁ。眼前に迫る《十丈の断崖》が味方した完全犯罪。交錯する虚構と現実!黒木舜平はやはり太宰だった。憑依した羽佐間道夫さんを次週も聴ける♪ルン
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yumani
印象的な光と影、ラ・トゥールを彷彿とさせる表紙。南部鉄器職人の父孝雄が突然春斗の補導委託を引き受けた事に驚く悟。父の本棚にあった宮沢賢治の本の謎。ステレオタイプの春斗の親と“ガス爆発“する彼の経緯は当たり前すぎるが、チャグチャグ馬コの余韻…次第に彼の心にも光が見える。試行錯誤する悟や職人達、マリママの「老眼も人間関係も離したほうがよく見える」は爆!しかし、この物語の主役はやはり孝雄だろう。「もう、辛い思いをするのは嫌だったから」私には親方の背中が、古いドラマ『男たちの旅路』の鶴田浩二にダブって仕方ない。
本読むおっさん(Lester_the_Nightfly)
2024/11/03 21:10

☆ 横レス失礼します。ご感想の最後、なるほどと思いました。こだわりと不器用さ、確かに似ていました。駄文失礼。

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ユーザーデータ

読書データ

プロフィール

登録日
2010/07/24(5262日経過)
記録初日
2005/12/22(6937日経過)
読んだ本
1473冊(1日平均0.21冊)
読んだページ
319401ページ(1日平均46ページ)
感想・レビュー
995件(投稿率67.5%)
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