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2024年10月の読書メーターまとめ

yumani
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感想・レビュー
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ナイス
265ナイス

2024年10月に読んだ本
20

2024年10月のお気に入られ登録
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  • y.kakizoe

2024年10月にナイスが最も多かった感想・レビュー

yumani
続けて読むか…読めるか、正直迷っていた 。しかしパッキパキ(!)の成瀬構文は気持ち良いのである!そして何故だか楽しい。読むうちに自分までもが「そうか、このシステムはそうなってるのか」などと、最近付き合いで行った人形供養の場で呟いていた。「何言ってんのヨ!」と呆れられたが。皆が知るところの成瀬の《得体の知れなさ》は同じくらい《あの成瀬なら〇〇する》の共通認識を生む。スタンプラリーに紅白のけん玉…2025年末まで成瀬ブームが続いていれば、これも夢ではなくなるのかも…と思わせるところがニクい♪
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2024年10月にナイスが最も多かったつぶやき

yumani

2024年9月の読書メーター 読んだ本の数:31冊 読んだページ数:4244ページ ナイス数:232ナイス ★先月に読んだ本一覧はこちら→ https://bookmeter.com/users/69407/summary/monthly/2024/9

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2024年10月の感想・レビュー一覧
20

yumani
二人の若返りに医者の次男も仰天!歯も生えよく噛み沢山食べられるし、スポーツ、草刈り、力仕事は何でもござれ!若さはムキになれる。それでも孫娘詩織ちゃんの涙を励ますイネさんの言葉には年輪がジンワリ。「中身はババア」これを自分で言えるのも年輪♪強〜いイネさんにビックリ。二人の会話からいつの間にか《当たり前》だと思ってしまっていることの多さにハッとさせられます。このままじゃイケナイ!3巻に向けて、じいさまだけが元に戻ってしまうとしたら…イネさんは老いへの”偏見”と闘うのでしょうか。穏やかではいられない〜。
yumani
2024/11/01 01:10

『オレオレ詐欺』のラストでイネさんつぶやく「ワシはお前の本当の親さなれねぇけど、つらくなったらまた電話せぇ」だまされたふりして、この思いやり。現実はもう何倍も“進化”してしまって、もはやあり得ないことだろうけれど…どこかに“救い”はないものか…と想うこの頃。

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yumani
今回のデジャヴ;File4表紙=月光の楽譜4段目/血で書かれた暗号の上にこけたコナン/カセットテープは片面30分/チューニングハンマー《♪d♯c-ff♯-f(正しくはf♮)-ec》→セイジ/ピアニストには娘と息子/テープの空白/死亡時刻……炎の中から聴こえてきた最期のピアノの音は《♪a-df-d♯a-eb-b♭a…》とても楽曲とは言えない♪パラピンポンポンはあのネコの歌♪ヒデにラムス?…時代を感じます。新一の恋人?!鬼丸クエスト(爆)最新兵器ワープロ&fax!さてさて蘭の思い込みはどう解決するのか?
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yumani
アルコール依存症に限らず「依存症」と言うだけで向けられるスティグマ(差別や偏見→病は恥)。診断されても受診する人が少ない嗜好品の難しさ…軽症の内に減酒から始めた関根さん(息子)。一方、かつて腕の良い内装工だった自慢の父は入院を勧められる。前巻で問われた息子の「否認の病」の理由はここにあった。「家族の病」という言葉は辛い。空襲警報が収まったばかりの夜、教え子の酒屋に走らされた教師だった祖母の孤独、辛い気持ちで眺めていた母。何十年も後に祖父の暴力を聞いても信じられなかった私。誰も病とは知らなかった時代を想う。
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yumani
誰もが名前を知っている有名な『キッチン』。なぜか私は興味を覚えることなく今まで生きてきた。今回ラジオ『朗読の世界/全30回』で聴くことになったこの作品は耳で聴くのと頁をめくるのがこんなに違うとは!センセーショナルなデビューであったことが伺える躍動感!予想もつかぬ展開なのに、こんな現実があってもいいかな…納得してしている自分は、もうとっくに時代も年齢も飛び越えている。タイトルとは裏腹に繰り返される場面は『台所』―キッチンは夢?生と死は隣り合わせ。青い感性は現実を超え危うく揺れ、そして確かな旅へ。
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yumani
近頃よく取り上げられる“ディスレクシア“と同じように、その霞懸かったような“わからなさ“をどう伝えたらよいのだろう…「誰だってある程度そうだよ」「気のせいだよ」???困ったカンジのスペクトラムが社会生活に影響を及ぼすほどでなければ“障害”とは呼べないと聞く。20年も前から研究されていた「APD」に驚く。流れる音楽とコトバの同時理解?いや知りたかったのは動画(映像)との併立。動画が当たり前となったご時世で新たに立ち塞がる城壁に気づく。
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yumani
ラジオ「わたしの図書室」→青空文庫;その地の人格者エイブラム師と忽然と姿を消した幼き娘アグレイア…予想できそうな“意外な展開“になかなかたどり着けないもどかしさに現代を生きる“タイパ人間“はイライラ。しかし後半になり暖かな陽射し溢れる黄金色に輝く情景、清らかに流れ、そして教会のオルガンの荘厳な響き、低音部のポンプ…エッ!ポンプ?そこから突如、情景の一転!教会は消えそこに現れた水車屋、響きは製粉機――夢見るような素敵な体験に心踊る。当時、劇場でも繰り広げられたのかな…などと想像するのも楽しい。
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yumani
漆黒の表紙にはババ〜ンとハンナ。ベルリンに移動した大とハンナの強力なメンバー探しが始まる。意外にもハンナの“出番”は少なめ。今回は演奏シーンの華やかさよりも深く内面に潜る。頁をめくれば時を遡るかたち。ブルーノ(pf.)にラファエル(dr.)、一筋縄ではゆかない個性が画面いっぱいにぶつかり合い、弾け飛ぶ。そこには譲れない信条がある一方、生活もある。大「音楽しかやらない。オレは日本に色んなものを、置いてきたんだ」…謎の登場人物、ラスト3頁、ミッシングピースをうめたのはダレ?
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yumani
書かれたのはもう随分前なのに「ソレ、わかる。確かに言えないワ」と呟く私って何なの?新しいカタカナ語を聞く度に気恥ずかしいような気分、それでも置いてけぼりも気まずくて咀嚼するようにちっちゃな声で繰り返してみる。わぁ、どぉしよう(赤面!)。ミリさんのイメージ、何故だか《ひとりごはん→一人で生きてます》違ったのね〜♪《言うか、言わないかその場の雰囲気で判断しているコトバ》→その一瞬の“間(ま)“に、コトバとその人の付き合い方や距離が表れているのかも。私にとっては「マンガ/コミック」かな?鉄腕アトムはマンガです♪
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yumani
パーソナリティ障害に続く幕間は「ある晴れた日曜に」―弱井先生が気になる。《…復讐なんて考えていない。ただ…知りたいとは思っている》一体何があったの?コマ欄外“黒塗り“にヒヤリ。一転お次!先生の鼻歌《♪シ〜はシアナマイドのシ〜♪》←BGMが要らない(笑)※シアナマイドとは古くから使用されている抗酒薬だそう。アルコール依存症は別名『否認の病』→病であることを拒みたい理由は何?「アルコール依存症は本人のせいではない」と言われた事を取り消してほしい…思いつめた関根サンの回復はのぞめるのか…。
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yumani
絵そのものがモノ云う作品の地獄。人を描き、作品を描き、苦悩を描き、孤独を描き…「谷口は真面目だね」。恋ちゃんが見つけたやりたいこと!彼らが皆高校生だったことを忘れかけていた。彼らの間を縫うようにねり歩く大葉先生のコトバはキャンバスに様々な陰影を与える。ついに訪れた「その日」1次試験の悲劇的なハプニング!割れた鏡に映った自分。突き刺さるようなド迫力にこの作品のチームの結束力をみる。
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yumani
続けて読むか…読めるか、正直迷っていた 。しかしパッキパキ(!)の成瀬構文は気持ち良いのである!そして何故だか楽しい。読むうちに自分までもが「そうか、このシステムはそうなってるのか」などと、最近付き合いで行った人形供養の場で呟いていた。「何言ってんのヨ!」と呆れられたが。皆が知るところの成瀬の《得体の知れなさ》は同じくらい《あの成瀬なら〇〇する》の共通認識を生む。スタンプラリーに紅白のけん玉…2025年末まで成瀬ブームが続いていれば、これも夢ではなくなるのかも…と思わせるところがニクい♪
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yumani
農村の老夫婦が揃って若返る。恋し始めた頃の特上の美形カップルとくれば興味津々!仮に自分がこの時代で二十代に戻れたとしたら…一体何がどう変わるのか?知力体力ギンギンなら出来なくなったことに再チャレンジする?二人一緒、村人や孫の反応が自然なのがイイ。二十、三十…八十代、読む年代により印象が大きく異なるだろうけれど世代間ギャップを払拭しちゃうほどの爽やかさが新鮮。中学生の老人体験が報道されることはあるけれど入れ歯まで購入してみた作者!自分事として《違い》に気づくことができれば、世界は違ってみえてくるのかな?
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yumani
知の巨人=熊楠に挑むのは自分しかいない―覚悟の上で岩井圭也氏が描いた一冊は、途轍もなく広範な分野を網羅する。同一作者とは思えぬ程ふれ幅の大きい新たな作品に出逢う度に驚くが、まさに熊楠が乗り移ったかのような幻想世界!真言密教の大日如来を粘菌に例う。変形体は動き回り子実体は死んだかのよう〜生死が裏返る地獄の衆生のリアル。松枝との結婚、松弥の誕生はあれど支え続けてきた弟常楠との断絶、松弥の発病…苦難に満ちたものとなる。繰り返される“鬨の声“と幻視に問う「生きるとは?」。赤い粘菌と同化してゆくシーンは圧巻である。
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yumani
前知識なしに読み始めた久しぶりの一穂作品は予想を裏切る上等なイヤミスから始まる。淀んだ鈍い色彩、限られた出会い=少ない登場人物が交わす会話は次第に不穏さをまし…多分アイツが悪者!なんかヤルぞ。ブラックな期待に胸ときめかせ…しかしそう単純でないところが作者♪鬱屈した思いがたちこめたひと頃=コロナの時代は作者の色彩感まで変えたか?ところが「特別縁故者」辺りからじんわり裏切られる。ウクライナ…?生きるとか死ぬとか、もがいてこそ知る真実。それぞれの思いがこめられた章題が『ツミデミック』に包まれ次の時へと贈られる。
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yumani
世の中にこんな素敵な物語があったのかと…愛犬フラテと彷徨いこんだ森の中の一軒家。いつもの散歩道をちょっと違えただけなのに洋風な設え、咲き誇る薔薇に部屋の中に水盤?聴こえるのは潺湲たる水の音だけ。異空間の静寂。部屋に飾られたホイッスラーが象徴する言いしれようのない生きているのか死んでいるのかわからないような空間。そこにいたのは一匹の大きな西班牙(スペイン)犬。紫煙立ち上らせたまま、この家の主は一体何処へ…?勝手に入りこんだ後ろめたさが最後に見たものは!?副題は(夢見心地になることの好きな人々の為めの短篇)
yumani
2024/10/11 19:12

ラジオ「わたしの図書室」を聴きながらドキドキ頁をめくる。初めての佐藤春夫は素敵な読書時間。

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yumani
普段何気なく使っている言葉はこんなにも面倒臭かったのかと驚く。先日手話漫才の講演で「違う違う!」を手話の単語で表しただけでは全然笑えないという。違うのは場所なのか話の内容なのか?より具体性がないと通じない笑い。試しに例題を手話に置き換えてみればその伝わり方(伝わらなさ)の違いは歴然!共通理解の上でこそ成り立つ会話の共通性もグローバル化と共にアレ?と思うことは増えてきたが、国内でみる演説や弁明にすれ違いを感じるのは何故なのか。こだわり出せばきりが無いとはいえ著者のように曖昧さを楽しめるようなりたいものだ。
yumani
2024/10/09 17:57

【Memo】提喩(シネクドキ):お酒>日本酒。換喩(メトニミー):永田町→政界。映画のタイトルの助詞「の」確かに多い。非飽和名詞。ゼロ代名詞:省略できる「音を持たない」代名詞。「頭が赤い魚を食べる猫」の五通りの解釈!。法律関連の文書でのABCDの関係性の明確化:「及び」「並びに」「若しくは」「又は」。お笑い世界での曖昧さは肝!。「あまり美味しくない料理」へのグルメリポーター(彦摩呂・石塚・ヨネスケ)の絶妙コメントは真似してみたい(笑)

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yumani
リミッターを外してこそ味わえる名作。野蛮なだけの山賊は攫ってきた八人目の女房の美しさにメロメロ。命じられるがままに他の女房六人を殺し、都へ移ると着物や宝石を盗むが女が何より欲しがったのは首!毎夜繰り広げられる女房の「首遊び」メタ!喜々とした様子は薄暗い部屋を飛び交う“首たち“を眼前に再現、一気に異世界へ。血生臭くも華麗、現実の舞台(映画)が放って置くワケがなく岩下志麻も怪演?春の宵空を見上げ舞い散る満開の桜の下で目眩を感じたことがあるのは私だけではないはず。み〜んな夢の中、安吾は何を見ていたのだろう。
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yumani
一行に詰め込める内容はたかが知れている中で目まぐるしく移行する思考をどうやって伝えるか。それがサックリ気持ち良いトコロに刺さった!私が《地味に困っていること》は何?こだわる内に飛んでいく‘特性‘すらも言葉に変える!▶片付かなくても《近くに転がしておける》資質は財産!→まさにネガティブケーパビリティ!▶ドーパミンが働かない→インセンティブ必要→「励ましの歌」を歌って♪不本意にも涙が出た…まさかコーラス隊が寝ていたとは!気まぐれに突然大合唱(笑)《どうやったら歌ってくれるのやろか》柴崎さんが大好きになった♪
yumani
2024/10/04 17:40

オマケ:ちょっと大きめのこの本にカバーをかけた。カラフルなソレは私が行きそびれてしまった2023『マチス展』のデカいチラシ!!! 柴崎さんが予想どおり傘を忘れたアノ美術展とも知らず(p237)あらゆることは今起こる!ワワワ

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yumani
三巻目は紙の本を堪能!表紙を捲れば薄葉紙に粋な計らい《深夜食堂③にぼたん雪》向こうに透けて見える店から外を覗くマスター。表紙の鍋焼きうどんは涙のひとみちゃんと受験生だった彼たち。私は食べたことがないバターライス、ゴローさんは醤油をちょろり函館かぁ。口の悪い酔いどれオレン婆さんと息子のあさりの酒蒸し。タイムカプセルと春雨サラダ、泣きたいだけ泣けばいい。ラストちくわは幼稚園の結婚指輪、キューリ突っ込んだヤツの常連さんがある日突然チーズに変わり浮かない顔…えっ?実は双子!芸名は「ちくわ」デビュー♪オチに乾杯。
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yumani
幼い頃歌ったフランスの動揺『月夜』♪となりのおばさんこんばんは きれいなきれいな月夜です おばさんごきげんいかがです いっしょに歌を歌いましょう♪優しい月の光に満たされる穏やかさ。月夜には日本の子供も外へ出て歌を歌う♪影や道陸神、十三夜のぼた餅〜♪太田記念美術館所蔵「かげやとうろくじ」の絵には影踏みに興じる子供達。楽しげな声が聞こえてきそう。ところが!岡本綺堂さんときたら…髑髏と言えば西洋絵画ではメメントモリ…日本でも死の象徴か。「影を踏むでない」と暗に言われたような記憶はあれどトラウマになりそうな怖さ。
yumani
2024/10/04 01:10

ラジオ「わたしの図書室」2週にわたり→Kindleにて;物語は9月12日、十三夜の前日から始まる。その後一度目の蠟燭フェイントあってから百日目が翌年の十三夜。《月見は、旧暦8月15日から16日の夜(八月十五夜)の月、日本ではそれに加えて旧暦9月13日から14日の夜(九月十三夜)の月を鑑賞すること。月見の「十五夜(じゅうごや)」「十三夜(じゅうさんや)」はこれら当夜を意味する》とあった(wiki)

が「ナイス!」と言っています。

ユーザーデータ

読書データ

プロフィール

登録日
2010/07/24(5262日経過)
記録初日
2005/12/22(6937日経過)
読んだ本
1474冊(1日平均0.21冊)
読んだページ
319581ページ(1日平均46ページ)
感想・レビュー
996件(投稿率67.6%)
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