読書メーター KADOKAWA Group

2024年9月の読書メーターまとめ

yumani
読んだ本
31
読んだページ
4244ページ
感想・レビュー
31
ナイス
232ナイス

2024年9月に読んだ本
31

2024年9月にナイスが最も多かった感想・レビュー

yumani
昭和かと見紛う不穏な勤務生活と山行は共に人生?限りなく未来が拓けていたと勘違いしてた二十代の頃、神戸のエライさん=“不良中年”からのお誘いで崖を攀じ登った私。おそらく小説の中に出できた峪から「三点確保!ロープを離さない」登りつめた場所はまさしく「あッ!え、ここに出るんですか!(p26)」横のモノが縦へ=眼の前に迫る岩!それだけで人生観変わったと思った。スマホなき時代に鉄塔から鉄塔を目指した彼らに妻鹿さんを重ねる。「ルートが合っているかじゃなくて、行けるかどうかだよ」六甲から遠く望む光る海が懐かしい。
が「ナイス!」と言っています。

2024年9月にナイスが最も多かったつぶやき

yumani

2024年8月の読書メーター 読んだ本の数:23冊 読んだページ数:3037ページ ナイス数:286ナイス ★先月に読んだ本一覧はこちら→ https://bookmeter.com/users/69407/summary/monthly/2024/8

が「ナイス!」と言っています。

2024年9月の感想・レビュー一覧
31

yumani
昭和かと見紛う不穏な勤務生活と山行は共に人生?限りなく未来が拓けていたと勘違いしてた二十代の頃、神戸のエライさん=“不良中年”からのお誘いで崖を攀じ登った私。おそらく小説の中に出できた峪から「三点確保!ロープを離さない」登りつめた場所はまさしく「あッ!え、ここに出るんですか!(p26)」横のモノが縦へ=眼の前に迫る岩!それだけで人生観変わったと思った。スマホなき時代に鉄塔から鉄塔を目指した彼らに妻鹿さんを重ねる。「ルートが合っているかじゃなくて、行けるかどうかだよ」六甲から遠く望む光る海が懐かしい。
が「ナイス!」と言っています。
yumani
表紙は秋刀魚の塩焼き。焼き立てのプシュプシュ…今夜もアッチッチのいい匂い〜ストリッパーのマリリンがむしった身には骨いっぱいでもキミ君はシアワセ♪いつも店のトイレに駆け込む縦縞クンと横縞さんはうるめで一杯。縦縞クンが来なくなったのは…ジンワリほろり。オニオンリングの七変化!深夜3時のモーニングセット。ジョーカーだったカキフライ?肉じゃが→つくす女→女サギ師!この裏切り感は痛快♪焼きそばにかける四万十川の青のりは遠い父の思い出。焼きガニの焼けるいい匂いにシーン(匂いを伝える絵にビックリ→サイレントナイト。
が「ナイス!」と言っています。
yumani
最近気になって仕方ない岩井圭也氏が描いた警察モノは、どうやら初めてではないらしい(汗)。尋常じゃない観察眼と描写、温かみを一切押し殺した凍りつくような眼差しがスッキリ好きなんだから、もうどうしようもない!全然ふざけてないから今回は少しばかり疲れたんだけれど、無駄がないからスルスルと一気に読めた。アレコレ解らなくなる私としては珍しい。様々な分野を語り上げる氏の無限の引き出しをこれから少しずつ…楽しみ♪
が「ナイス!」と言っています。
yumani
【再読】隣町図書館で予約後十ヶ月待つ。貸し出さない別図書館に半日籠もってあれこれ読んだのが四月。結末を知ってしまった今、ツユクサナツコが描くメタ漫画は読んでる内にどっちが現実か?…いや現実の外っ側にミリさんがいて「描くか」って…ややこしい!「マスクとったらこんな顔」遠い昔のことじゃない。元気な自分が「失われていくこと怖くないわけがない」コロナが収まったら台湾行きたいナツコ。そうよ!鹹豆漿を作り始めたのはコレがキッカケだった。「わたしの未来?」どれだけ年齢重ねても明日のこともわからない。私は何を残すのか。
が「ナイス!」と言っています。
yumani
ネタバレ×2?一体何が起こる?無作為に選ばれた多様で多彩な登場人物と場面展開に目眩を覚える《投げられたコインが空中に浮いたまま落ちてこないケース=プロトコル42》こんな物語読んだことがない。フィボナッチのTシャツをネットで見つける、習近平にマクロン?米大統領はおそらくあの人(笑)CBSの特派員エレイン・キハノは実在…虚実ないまぜ絡み合いの存在感。第一部での謎めいた緊迫感、第二部での聴取と証される“事実”、第三部でのその後。どこまで読み込めたか文化の違いに翻弄された。せめて一人でも日系人位はいて欲しかったかも。
が「ナイス!」と言っています。
yumani
取扱注意!中毒性あり。見てはいけないものを見てやめられなくなる背徳感。めくるめく輝きは下々の者には異世界。息つく暇も与えない場面展開のインパクトときたら…これまでハードルが高かったタニザキの魔術…嵌ったが最後。白塗り化粧にお高祖頭巾の女装は見破られ《素晴らしい大雨の中》目隠しされて人力車に乗る…まるでコナン!《幻の国に住む、夢の中の女》を暴くでない。《心はだんだん「秘密」などと云う手ぬるい淡い快感に満足しなくなって、もッと色彩の濃い、血だらけな歓楽を求めるように傾いて行った》この余韻をどうしてくれよう。
yumani
2024/09/23 19:40

「NHK朗読(全4回)」よりkindleにて;待ち切れずに先読み(汗)

が「ナイス!」と言っています。
yumani
見えているモノを切り取るのも難しいのに見えない世界を絵にする…文学作品の苦手分野を問われたような焦り(苦笑)。ついに見つけた八虎にとっての〈縁とは?…金属みたいな形かもしれない〉画面からとびだしてくるイメージが容赦なく突き刺さる。それぞれが可能性を拡げようと縦横無尽に駆け巡るオープニングの絵。それこそ100号で見てみたいと思った。舞い散る絵具の色を想像するだけで楽しい。さりげなく頻出する肉球や苺のパターンが気になったのは何故?ホントはね、世田介くんが見たいの。。。オコチャマは甘酒苦手だよね(笑)
が「ナイス!」と言っています。
yumani
穂村弘=歌人!突然短歌を始めた友が騒いでいたっけ。『本の雑誌』で気になりながらも書籍を手にしたのは実は初めて。図書館や電車などで読むべきではない一冊!何度ブッと吹き出したことか。穂村さんってこんなに“変な人”?あるいは奥さまのビミョーなズレ方に感心してみたり。お二人の散歩の後ろをくっついて歩きたい!〜柴犬は演歌顔、ナメクジにケチャップ、ムチが欲しかった子供時代、メールの最後の署名は「ほ→包丁」〜こんな生活感覚こそが言葉を生み出すのでしょうネ。よ〜く見たら…あらら、表紙はタコだったぁ〜そぉ国芳のコラージュ♪
が「ナイス!」と言っています。
yumani
T君は語る〜から始まるちょっと前明治24年頃の昔語りは、中山道の宿場がすっかり寂れてしまった軽井沢の宿の店での話。大人には見えぬ《えてもの=怪物》が子供や犬には見えるのか。ハンパな時間に一人訪れた良さ気な風貌の客とは?ラジオ「わたしの図書室」2回→Kindle先読み;羽佐間さんの声による七変化は夜が更けるごとに凄みを増す…そうョ!伝奇小説だョ…ゾワリ。半七親分で幾話しか読んだことがなかった岡本綺堂の描く‘夜’は読む者(=聴く)にヒタヒタと恐怖を植え付けてゆく。初出は捕物帳が始まる前の明治30年とのこと。
yumani
2024/09/20 17:27

羽佐間さんは小説には書かれていない犬の唸り声まで模する。コ〜レが凄いんだからぁ〜 思わず後ろを振り返っみたりして…ヒッ

が「ナイス!」と言っています。
yumani
タイトルに違和感覚える昨今、安吾のことだから…『南風譜』に続き読み始めたが気づけば爆撃のただ中に放り出されていた。焼夷弾と爆弾の音の違いなんて私は知らない。犬も人も焼かれ一皿の焼鳥のように盛られた景色、女の尻の肉を食べながら(妄想)…容赦ない描写にかき乱される。音が聴こえ炎の熱が伝わる緊迫感の中で“白痴の女“の存在は際立つ。「俺から離れるな」ただ一度だけこくんとうなずいた女に身震いする。日々の糧を得る煩雑さや周囲の雑多な人々との関わりには無縁だからこそ、そこだけは奇妙な透明感を感じた。安吾は難しい。
yumani
2024/09/19 16:44

比較:1990年のちくま文庫を底本とした青空文庫版では「弾丸」「米機」「米軍」が、現在読んでいる岩波文庫版(2008年)では「敵弾」「敵機」「敵」―と、安吾の直筆原稿どおりに復活したとある。『戦争と一人の女』同様、本音の安吾が新版で読めることが興味深い。

が「ナイス!」と言っています。
yumani
若き荷風の視界は無限。何者でもない自分を巴里に問う。とりわけ「巴里のわかれ」の章に想いを重ね胸疼く;《自分はどうしても日本に帰りたくない…》マロニエの木陰の淡い光が次第に暮れなずみ、紫に染まる遅い黄昏時に聴こえるソルボンヌの鐘の音。時空を超えて共鳴する想い=私もそこへ連れてって…全ては百年前の物語だとしても。『濹東綺譚』のノンシャランとした逍遥は、外国より始まれり?娼婦達との逢瀬はこれぞ荷風!発禁になったり、様々な版が出たり…そんな時代をものともせず自分の言葉で生きた荷風は不思議な魅力に溢れている。
yumani
2024/09/18 19:48

ラジオ「朗読の世界(30回)新潮文庫版」より「船と車」「ローン河のほとり」「秋のちまた」「蛇使い」「祭りの夜がたり」「おもかげ」「再会」「雲」「巴里のわかれ」→文庫にて併読。残りの章も続行…とりあえずはひと区切り!

が「ナイス!」と言っています。
yumani
前巻より続く不気味な仮面の男の真実コレ如何に。敵を欺くにはまず味方から!コナン君よりうわ手がいるのね♪続いては丸氏に電話をかけた三人。丸氏はダイイングメッセージを残していた。そして《少年探偵団》結成!初仕事は猫を探せ?猫が導いた殺人事件=動く死体『探偵バッジ』最高!私も欲しい〜♪『キック力増強シューズ』は蹴るモノを選ぶ→野菜じゃ砕けて役立たず(笑)ラストは《天下一春祭》を訪れたコナン達。《使い捨てカメラ》に写ったアリバイの謎。エッ!ここで終わり?謎は見えてきたかも※カバー表紙折り返し:新しいPCが98!
が「ナイス!」と言っています。
yumani
PTSD《過去の記憶が現在に侵入して脅かしている現状》とりわけ”死”に結びついた記憶。4巻では大震災をとりあげる。そこから逃げたことに負い目を感じそこから来たことで疎外される。誰にも言えない孤独を押し殺し新たな日常に没頭する、自分じゃない誰かに起こった事として。しかしそれは「解離性同一性障害」に繋がることもある危険な症状…人それぞれの記憶が同じであるわけがなく、拡がる「鋏状格差」。睡眠時のREMから治療法「EMDR」が生み出されたとは!過去と現在の交錯、描かれるシーンに揺さぶられながらもこの先の光を願う。
が「ナイス!」と言っています。
yumani
ふるさとの中央図書館の専門・資料コーナーにて 「創刊24年目」突入!なんだそう…。特集は「訳知り顔のアノ人は一体何者?」 これに引き寄せられるというだけで軽いなぁ〜と自分にツッコミを入れる(笑) 「成田悠輔」「ひろゆき」「泉房穂」「古市憲久寿」「落合陽一」「石丸伸二」って? 皆が知ってる言わば”時の人”しかしその実はよくわからない?ルポした人によって立ち位置もビミョ〜か?自分にはやっぱり全然わからない…(泣)
が「ナイス!」と言っています。
yumani
聾学校に通う相良理さん(S2生)が戦争へ突き進む日常を刻々と描き写す。祭り、竈の火を灯りに読書する子供、聾学校入学、穏やかな風景は2.26事件〜盧溝橋事件〜支那事変と戦時色を帯びるにつれ一変。一汁一菜、軍事工場での勤労動員へ。そして20年2月4日の大空襲。青空を舞うB29の群れは爆撃機85機、爆弾50発、焼夷弾4000発投下。カメラもないから小さなカードに「一生忘れないぞ」と記録する。防空壕から見上げる子供たち、夜間空襲で真っ赤に染まる市街地、墜落した敵機に描かれた「赤い靴を履いた女性の足」に何を想う…。
yumani
2024/09/15 11:25

続き)聾学校全焼…1米10糎・20糎と書かれた焼夷弾が生々しい。戦後、開業した理髪店で進駐軍の兵隊を客に迎える。ヘレン・ケラー女史の講演にその頃では珍しい手話通訳者の姿。東京五輪の千円硬貨で締めくくられる。★郷里の図書館を訪れたのは何十年ぶりかのこと。昨年偶然“敵機”から落とされる爆弾、燃える故郷のカラー化された写真を見て衝撃を受けた。“地元”の空襲を何も知らずに大人になっていた。ふるさとコーナーなら見つけられないか?手に取った一冊は色鮮やかな鉛筆画だった。

が「ナイス!」と言っています。
yumani
友達の家で夕陽を浴びた廊下の角から私の方を視凝めてゐる女の鋭い視線―密林の虎?痺れるようなノスタルジイ。その実は…艶めかしいまでの木像。その脾腹には刃物でえぐったような傷あとと血糊のあと。友達には妻がいた。“白痴で混血児“のみがもつ、光沢の深い銅色をした美しい娘。その娘は木像に嫉妬した。彼の心を乱していたにちがいないから…狂気の中の孤独。南国のエキゾチシズムを今でいう差別語で捉えるのは時代的に仕方ないことなのか。自殺した牧野へのはなむけ?幻想と狂気は美しくも禁欲的で憎らしいほど抑えられているように感じた。
が「ナイス!」と言っています。
yumani
初老の先生は生徒の一人、美少女に恋をした。二人で散歩すればよいものを何故か若く快活な麗しい男性数名をお供に。当然のこととして美少女はその中の青年と結婚することになる…つまり、恋の取り持ち役をした先生はそれからは見る影もなく老衰病者まっしぐら。滑稽で+悲しく+切ない「愛人譲りのモチーフ」への執着。谷崎でも読んだような…これを大人の恋と呼ぶのなら青春真盛りはさぞかし眩しかろう。エッ 安吾29歳作…この捩じれ感に不気味ささえ感じてしまうのは私だけ?
が「ナイス!」と言っています。
yumani
表紙がイイ!湯気立ち上る皿いっぱいの真っ赤なタコさんウインナーと千切りキャベツ、ビールに舌舐り。頁をめくればボンボン時計!深夜0時《営業時間は夜12時から朝7時頃まで。人は「深夜食堂」って言ってるよ。客が来るかって?それがけっこう来るんだよ》お客さんの希望次第で(材料あれば)何でも作る。イイねぇ〜♪一話十頁ばかり、その日決まったメニューがタイトル。組員の竜ちゃんと2丁目ゲイバーの小寿々さんはタコさんウインナーと玉子焼きをシェア。売れない歌手みゆきさんの「まよい猫」が大ヒット…猫まんまのラストにじんわり涙。
yumani
2024/09/10 19:23

※載せられたamazonの画像は第2巻目の秋刀魚かも…? TV/ドキュメント72時間『フランスのマンガ喫茶にて』で、お薦めを訊かれた店員さんが初めて訪れた家族に勧めた一冊。知らなかったゾ!慌ててメモする。作品のこの雰囲気…フランス人にこんなメニューは伝わったかな?

が「ナイス!」と言っています。
yumani
この頃の時代にあって「聖書研究会」に参加する人がどれほどいたのか。その層に居たのはどんな人?《教会の中に於て全く劇場の中に於ける気易さ》は隠れ蓑。《講師さへ瞞着されたこの男をある点で看破つてゐた彼女》のしたたかさ。「神様」が当然の場所で世俗が行き交う。かの「汝、姦淫するなかれ」が通奏低音のように響いている気がする。岩波文庫の解説(七北氏)によれば、矢田津世子がモデル。「急速に進展するかにみえて、ぱったり会わなくなった時期に書かれた」とあった。タイトルとは裏腹にドロドロしていないところがにくい。
が「ナイス!」と言っています。
yumani
◆「摂食障害」有効な治療法や薬は確率されておらず認知行動療法が保険適用。「ゆるやかな自殺」とも言われ死亡率が想像を超えて高い。痩せたくなる病ではなくやせに依存する病。新たな依存症へ繋がることがある。自助グループからの気付き「私のことも見て!」閑話休題;弱井先生の過去、何があったの?◆「PTSD」決して時間が解決してくれない心の傷。ずっと昔出版されたばかりの『ベトナム帰還兵の証言』を読んだ時の衝撃!今では誰もが知る事となった症状はこれから先も生まれる?私の「safe place」―考えたこともなかったョ。
が「ナイス!」と言っています。
yumani
ほぉ…安吾はこんなにも蒼く甘酸っぱいような想いを描くのか。都会から県知事に赴任した父を訪ねたご令嬢は、今で言えば「ガンをつけた」の勢いで少年につめよる。絵具箱を携えた大きな少年「そうね、じゃ、あたしモデルになってあげるわ」砂丘をバックにみずみずしい蒼空、画布をはさんで黙って向かいあう。ひと夏の淡い想い出。「明日、あたしは東京へ帰るの…」二度も繰り返される言葉「もう、一人でも仕上げることが出来ます」少年も繰り返す。もう大丈夫…?少年の想いは一言も書かれてはいない。
yumani
2024/09/08 14:44

【Memo】夜宮、少年を象徴する小倉織。作中は傲岸な眼→タイトル傲慢な眼。《玲瓏と思い泛べる》;透きとおるようなクリアな映像か?長らくモデルは矢田津世子かと言われてきたそうだが、文庫版ではこの作品が書かれた頃には二人はまだ出会っていなかった可能性ありと七北氏の解説にあり。

が「ナイス!」と言っています。
yumani
まずは別荘定番ミステリー♪蘭とコナンは高校の同級生の彼女の別荘へ出かけ、その姉の大学時代映画サークルの五人の仲間たちと出会う。横切る包帯男の影…通じなくなった電話、切り落とされた吊橋。そして殺人!犯人はこの中に…序盤からさり気なく隠されたヒントも、短編だからこそのスピード展開にどんどん見落とす私(笑)漫画も戻り読みできることは大前提、しかし小説とは違って《動かぬ一枚》のインパクト「ほら、ネッ!」は絶大!そんなヤラレタ感も含めて楽しんでいる♪終盤、江戸川文代なるコナンのニセ母登場!不気味な仮面の男って何物?
が「ナイス!」と言っています。
yumani
ぅ…ワカランのだわぁ〜ファルス(笑劇)は不得手ジャ。音声で繰返し聴く。連呼される「諸君!」近頃滅多に聞かない演説は扇動的で耳に痛い。しつこいNGワード(禿)は昭和の深夜番組ウケ狙いか。蛸博士の結婚式でシュールさ倍増。風景はビビッドな色彩を帯び始める。シルクハットに燕尾服の胸にはチューリップ!キリコの絵が脳内爆走。不気味だがこのトリップは悪くない「POPOPO!」「TATATATATAH!」消えた!一陣の突風→風になる。オチはインフルエンザ(風邪)。《風博士の遺書》に戻る。バスクのスペイン風邪?まさかね。
yumani
2024/09/06 17:20

某[無削除版]のために借りた岩波文庫の短編集冒頭の一作目。安吾のデビュー作である。これまでラジオ等で朗読される中で興味を持った坂口安吾。『アンゴウ』や『都会の中の孤島』一度聴いただけなのに不穏な中にある奇妙な色彩感が忘れられない。だのに青空文庫で文字を辿るも一向にうめられない距離感のもどかしさ。愚かな私の脳ミソには手引きが必要!岩波文庫の七北数人氏の解説は、スルスルと道筋を付けてくれるようでアレコレ読みたくなるから不思議である。

が「ナイス!」と言っています。
yumani
『私の身体を生きる』(文藝春秋)の17名の作家達の中で唯一の漫画家;鳥飼茜氏。冒頭からの告白と共に自分の《女性観、身体性》を車体に例える。理解できたとは言えないまでも彼女がどんな「性」を描くのか興味を持った。この十年前の作品は映画化されたばかりで物議を醸したらしい。私には視覚的なダイレクトさは漫画がギリギリ。ともあれ一巻目だけじゃ何を予測するかも分からないとはいえ、確かに鳥飼茜からの問題提起「男だから/女だから」…10年前から何がどれだけ変わったのか?私はやはり文字で考えたい一人なのかもしれない。
が「ナイス!」と言っています。
yumani
性をテーマにエッセイを書きませんか?応じたのは今をときめく十七名の作家達。自慰〜妊娠〜タトゥー〜痴漢〜ブルセラ〜パパ活〜SM〜性被害…ウッそこまで書くんだ!小説の中の話…ではなさそう。グイグイ責める。ちゃんとそこで聞きなさい!自分の身体は自分自身のもの=母のものでも男の為のものでもない。マチズモを糾す。「産むための身体」への違和感。小説家が書いた「私の身体」―時代と共に様々な媒体に顔出しする機会も増えてきた彼女達、作品だけでなくヴィジュアルを浮かべて読んだ輩もいる筈。彼女達は意外にも自分の隣に棲んでいた?
が「ナイス!」と言っています。
yumani
転職をきっかけに感じた生き辛さ、空回りして…こんな筈じゃなかった…企業戦士はいにしえに?「すみません」より「ありがとう」オープンかクローズか“正解”はまだまだ途上。「個性」は万人に、だのに「特性」となるとその言葉を使う人と使われる人の立ち位置に明白な差がある気がする?自分は「大丈夫」大きなお世話→孤独な強がり―本当は自分でも分かっていても。心より身体が先に悲鳴をあげる。助けて!が言えない社会で受け止めてくれる人はダレ?高血圧や糖尿病のように共存できる病気…付き合ってゆく覚悟、自分に今!出来ることは何?
が「ナイス!」と言っています。
yumani
どうしてなのか?そんな“症状”にせめて名前があったならと願う気持ち―モヤモヤのままとんでもない“病気”を予想する。名前が付いたところで治るワケじゃないとしても。“名前”を言い訳にしたくない自分との闘いが過ぎた頃、そんなものかと―肩の力が抜けた?《精神科医なんて病気が治ったら忘れてもらうくらいが丁度いいんてすよ》ほんわり~《「新しい自分」はいつかどこかに置き去りにしてきた昔の自分…》ガンバルわけじゃない。あきらめるワケじゃない。Baby steps!
が「ナイス!」と言っています。
yumani
高妍さんの猫の挿絵と静謐な空気に息をのむ。エッ村上春樹?父親が語ったこと或いは語れなかった事実。私の亡き父も晩年、大切な青春時代が「戦争しかなかった」と呟いた。春樹氏の父上より年下だから万里の長城を覗いてすぐに帰ってきたのだと勝手に思ってきた。一方で幾度か訪れた激昂の淵の影。引用された初年兵に対する「軍刀」の訓練が、私にとっては刺身包丁の斬り方に「日本の刀」の例を出し説明した父の表情が重なる。家族間では閉ざされてきた会話、「その時代」の事を今になって知りたいと思い始めている。村上さんの気持ちが押し寄せる。
が「ナイス!」と言っています。
yumani
【再読】青空文庫版を聴きながら岩波文庫短編集の[無削除版]を読む。善し悪しは別にして、古くから聴いていた「黒塗り」とはどんなもの?―アメリカさんの「糾すべきこと」の一端を覗いてみたかった。24頁足らずの中で十箇所ほどが削除;〜女が戦争を好きなこと、空襲にともなう恐怖への“萌え”、ゆえに男が戦争がずっと続けばいいと願ったこと、敵が上陸してくるまでという二人の関係、空襲がなくなる終戦を恐れていたこと〜。戦争の狂騒が女をかき立て、男は愛しいと思った。フツーじゃないよと言ってしまえばそれだけのことなんだけど…。
が「ナイス!」と言っています。
yumani
ネタバレ同時期に発表された『一枚の切符』を先に読んだ。そこに登場した松村クンが謎解きに挑むワケだが二転三転…本音をいえばこんな友達とは一日も早く縁を切りたい。指点字の存在が報じられ出した昨今、点字が六つの点の組合せによって示されることに改めて目を向けるようになった。百年前の“南無阿弥陀仏“の六文字と六文銭の配列。そこにしたためられた暗号のアイデア。そして二銭銅貨の謎。決して後味が良いとはいえないが、誰も死なない、血も見ない。探偵すらも出てこない。それでも大いに世間を賑わせただろうことだけは想像できる。
が「ナイス!」と言っています。
yumani
江戸川乱歩先生、満を持して登場!生まれるべくして生まれた純製ジャパニーズ探偵小説を礼讃。“本家”を読んだあと目を通す。小酒井不木氏ご本人の作品も気になる。コワイの一切ダメ〜!にかわりはないとはいえ、何だか年齢とともに感覚は麻痺するのに奥底にある好奇心だけは蠢いている今日この頃。
が「ナイス!」と言っています。

ユーザーデータ

読書データ

プロフィール

登録日
2010/07/24(5262日経過)
記録初日
2005/12/22(6937日経過)
読んだ本
1474冊(1日平均0.21冊)
読んだページ
319581ページ(1日平均46ページ)
感想・レビュー
996件(投稿率67.6%)
本棚
0棚
読書メーターの
読書管理アプリ
日々の読書量を簡単に記録・管理できるアプリ版読書メーターです。
新たな本との出会いや読書仲間とのつながりが、読書をもっと楽しくします。
App StoreからダウンロードGogle Playで手に入れよう