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2024年8月の読書メーターまとめ

yumani
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2024年8月に読んだ本
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2024年8月にナイスが最も多かった感想・レビュー

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ネタバレ一文字毎に枡目を埋めてゆくかの如く気の遠くなる作業。私は電書で【試し読み】した後、最終頁№を控える癖があるが実際に紙の本が一致した試しがない事を思い出す。巻末の《A先生に捧げる》だけを先に見てしまい“ヨギガンジー的実験を“閃くも至るところに伏線アリなのにあまりにも素直な筆の運びにするする読み進み10章辺りから一体どう回収されるんだ?と心配になった次第(笑)終盤霧子さんによって明かされる謎、そして新たなる展開。空白の「」に浮かび上がる五文字に作者の気持ちが滲む。カクヨムに始まる編集者達との長い道のりを想う。
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2024年8月にナイスが最も多かったつぶやき

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2024年7月の読書メーター 読んだ本の数:28冊 読んだページ数:3450ページ ナイス数:243ナイス ★先月に読んだ本一覧はこちら→ https://bookmeter.com/users/69407/summary/monthly/2024/7

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2024年8月の感想・レビュー一覧
22

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ネタバレ同一視点から語られる「私とわたし(杏と瞬)」。重ねて、本当は三つ子だった父(若彦)は双子の伯父(勝彦)から取り出され、もう一人生まれなかった叔父がいて…?度肝を抜かれる設定にメモを取る。杏と瞬の葛藤に揺さぶられるも喉風邪からの激変に穏やかではいられなくなる。あらためて生とは死とは?肉体の死を自分は意識できるのか。肉体を離れても意識は続く…?追いかけ合う二匹の陰陽魚(サンショウウオ)、白も黒もなくなってただの円周になるのか。焼かれて最後に残るのは骨だけ。土に返される日を静かに夢想する。
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《この写真の人はこんなに瘦せていて〜私のお母さんよりずっと綺麗だもの…梅の花かなんか手にして〜その女の人が大へん好きだった。私の母などよりもっと余計に》男児の思い出、それは同じ母?そこには自分の知らない母がいた。実父の正妻が上京、辰雄と共に家を出た母が嫁いだのはうらぶれた彫金師。放蕩三昧の挙句何もかも失った所へ子連れで転がり込む心意気。自分の思い通りになる「父」を!盛り返す家。辰雄の知るあっぱれな母。ラストの墓参り、震災で没した母の戒名は「微笑院…」隅田川を泳ぎ数日間探し回った辰雄は肋膜炎になったという。
yumani
2024/08/31 15:58

ラジオ「わたしの図書室」『ルウベンスの偽画』(1927)に続いて朗読→Kindleにて;これまで馴染みのなかった堀辰雄の年表をふり返る 堀辰雄を読むきっかけとなった『旅の絵』 竹中郁との神戸探訪は1932のこと

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閉ざされた島内での連続殺人はあまりにも定番とはいえ、この頁数でこの鮮やかさ。コミックならではの既視感をどんどん増やしながら物語は先へ進む。辿りついた場所から頁を戻るのは、私にとってはもはや定番に。“時計型麻酔銃“初登場、まさかまさかの使われ方に爆!『奇妙な贈り物』の表紙に描かれた絵の中に見つけた懐かしい玩具!今でも存在するのかな?なんて考えていたら「バーコードが無い」玩具だったwow。外科医先生のお顔は高島一族(俳優)の誰かにしか見えん(笑)思い過ごしか?《ジジくさい新一》に二度目はないだろう。
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もぉ脈拍上がりっぱなし!伊坂ファンにとってはお馴染みらしい《過去の不幸な出来事》もスルーするしかない私。豪華なホテルにバラバラ増える死体を横目に、手に汗握る痛快感!マクラとモウフ、高良に奏田、天道虫…登場人物達のネーミングからして掴み所がない。想像力が乏しいのか、これまで氏の作品のシュールなタイトルや猛烈な展開については行けず悉くGIVE…『ゴールデンスランバー』からアレコレ読んで千冊目?ようやく《走り切った》自分が嬉しい。いわゆる《イイ人》なんて一人もいないのに着地点で感じる不思議な穏やかさは悪くない。
yumani
2024/08/27 00:19

【Memo】マクラからモウフへの問いかけ「五十歳の織田信長と、八十歳の織田信長のどっちに国を任せたい?と言われたら五十歳でしょ」←この発想はなかった!しばらく悩むモウフに続けて「織田信長、怖そうだからだから〜むしろ、おじいちゃんになってからの方が付き合いやすそう」とマクラ。忘れてしまったら…何だか勿体ない気がするから書き付ける(汗)

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巡り巡って人の縁ならぬカバヒコの縁。見たことないのに斑にはげた色合いや硬質な手触りがやけにリアルに想像できるのが不思議。ご近所さんから「痛いところが治る」と言われてもおそらく引くしかない私、鼻で笑って…だのに本当は誰もいない時間にコッソリとその感触に浸りたい?もしかしたら欲しかったのはこんな“手触りの癒し”。知らぬ者同士が暮らす同じ屋根の下、サンライズ・クリーニング常連客の縁。久しぶりに出会った気持ち良いまでの《起承転結》。これこそ青山ワールドの真骨頂。痛い所ない?意固地になってない?自分に問いかける。
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ネタバレ一文字毎に枡目を埋めてゆくかの如く気の遠くなる作業。私は電書で【試し読み】した後、最終頁№を控える癖があるが実際に紙の本が一致した試しがない事を思い出す。巻末の《A先生に捧げる》だけを先に見てしまい“ヨギガンジー的実験を“閃くも至るところに伏線アリなのにあまりにも素直な筆の運びにするする読み進み10章辺りから一体どう回収されるんだ?と心配になった次第(笑)終盤霧子さんによって明かされる謎、そして新たなる展開。空白の「」に浮かび上がる五文字に作者の気持ちが滲む。カクヨムに始まる編集者達との長い道のりを想う。
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続編sideBは安吾初の女目線。小気味よく男を弄ぶ《不具な感覚》なんてどこ吹く風!無敵の強さに思わず拍手。とはいえ太宰のようには憑依しきれない安吾が見え隠れする。それよりも戦争の終わる日を市井の人々がどのような覚悟で迎えようとしていたのか…《日本の男はたとひ戦争で死なゝくとも、奴隷以上の抜け道はないと思つてゐた。日本といふ国がなくなるのだと思つてゐた。女だけが生き残り、アイノコを生み、別の国が生れるのだ》「一億総玉砕」の抜け道=生き残る方法を模索する人々の存在。混沌の中で何が正解だったかは分からない。
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期待いっぱいで読み始めたシリーズではあったが、静かな図書館とは思えないドタバタ、表情過多な職員たちの不必要なまでに誇張された外見に疲れ始めている。それぞれの本のタイトルがその内容の掘り下げに関わるわけではないところは「ビブリア古書堂の事件手帖」を思い出したが、登場人物の奥ゆかしさや話題性の魅力にかなうものはない。この先ヤンキー石平クンの成長はいかに?ってところなんだろうけど…人気に反して私は読み進めるかどうか…思案中。
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野口聡一さん=宇宙へ行った人=とんでもない人である。そのとんでもない人が書いた何だかしょぼいタイトルにドキリ。私は何を期待したのか?世間を賑わした「燃え尽き症候群」五輪が終わった今、誰かに当てはめ心配したりする下世話な傍観者も「マズロー」に出会えば自分事となる。当事者研究の新たな流れを知る。章題下の極小文字How to Live!そうか、体験談に基づいた啓発本?トロッコに乗って谷底へ向かっている事を本当は分かっているのに頑固に働く正常バイアス。未来が見渡せない時代に推移する速度を嘆くより夢の見方を考える。
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途中まで読んで暫く中断。コミックに“不慣れ“な私は画面展開の騒々しさに疲れ果てることがある。ところが偶然みた『プロフェッショナル仕事の流儀―スペシャル(再放送)』は作者の制作風景!いっつもいっつも考え、アシスタントと探し、検証。そして描いてまた考える…そんな生活を30年以上今も続けているという驚異!血なまぐさい事件を日常に持ち込む接点を見る。マンガだからこそできるサブリミナル既視感!気づけた時には飛び上がる。まだまだ2巻目(笑)笑顔の良い人に騙されてはいけないヨと戒める。今度の舞台は「工藤家」エッ?!
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「時々さ絵を描いてなかった自分を想像するんだけど…その自分が今の俺に会ったら…まあまず理解できないんだろうね…たぶん少しだけ羨ましいと思いながら」美大(芸大)受験ともなれば好きでやっているだけじゃどうにもならないとはいえ、こんな風に振り返るかな?ド真ん中にいる“自分“を客観的に見るなんて、全てが延長線上にあった私より晩年みたい(笑)進路を巡る母との関係は有りがちとはいえ微妙な違和感あり…父は?予備校の様子はミラクルボックス!「買付けごっこ」は名案!登場人物の個性がどう花開くのか楽しみ♪
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戦争が終わるまでの契約、負ければ何もかも滅茶々々に終わる。悪いのは不具な感覚の女!虚無感と苛立ち…身勝手さに反吐が出る。ところがラジオ『わたしの図書室』で羽佐間さんの腹まで響く声は青空文庫には載っていない箇所を突きつける。もう空襲警報に脅えなくていいんだ。その日を迎えた様々な人たちの思いに坂口だけが異端だったとは思えない。GHQの検閲により大幅削除され、続編が出た後またもとに戻ったときく。時代に翻弄されたのは小説ばかりではないシニカルな現実。男の側から描かれたコチラ=sideA、対するsideBを読もう。
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yumani
チョット先の未来の大前提には《ザハの競技場》と《2020年に強行された東京五輪》!実際に“無かったモノ“の向こうに聳える“新バべルの塔”《同じ日本語なのに》どうしても像が結べない私は呆然と立ち尽くす。ここまで思考停止しようとは!人類のスポーツの祭典の既視感を打ち破るセーヌ河の“入場行進”に平等はなく、見慣れた河畔に浮かび出る“いかさま師”のおぞましさ!歴代の偉大な創造家達が繰り出す虚飾に満ちた宴を横に見ながらラスト143頁!もしかしたら数字だけで書かれた文章を必死に“理解しよう”としてきたのかもしれない。
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昨秋ようやく原爆資料館で銀行の石段に残った影を見た。そこに残り続ける人の生きていた痕跡の残酷《花崗岩の石段の石英や長石の白い部分は閃光を反射し、雲母の黒い部分は閃光を吸収して溶けて白くなった。ただ人影の部分だけは元の状態を保ったまま》考えたこともなかった理由を考える。《翌年の八月六日には復興祭〜次の年には平和祭〜平和祭についても原爆の痛手なまなましい広島では一部に不平の呟きもあった》とはいえ《もう戦争はたくさんだ》平和都市への再興を後押ししたのは市民の声だという。豊島の熱い思いとヒロシマ関わりは不明。
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かつての常識は今では大間違い!?健康常識(医療・クスリ・食事/運動)について医師1000人に聞いた!とある。日経メディカルに登録している医師からのアンケートを集計。『新常識』では「酒は飲まないにこしたことはない」「1日2分×3回の《VILPA》」「高さ15cm以上の枕は脳卒中リスク大」「老化を促す原因物質《AGEs》」「中年太りの原因は代謝の低下ではない→カロリーオーバーの積み重ね!」「歯磨き後の嗽は一回!」怪しげなグルコサミンや免疫力…何を取捨選択するか?情報過多な時代に《のほほんと生きる方法》は無い?
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YOASOBIに“小説から楽曲を生み出すユニット”と註釈が必ずついていた頃の5作目『群青』何度も聴いてきたのにMVの衝突映像が焼き付いて歌詞に思い至らなかった。『ブルーピリオド』本作が映画化されることを知り→原作!→インスパイヤされた楽曲であったことを知る。読み終えた後あらためて聴きなおしてみてドキリ。コミック→楽曲→アルフォート?…つくづく世界は私の育った次元とは別の所にある。作品のストーリーもさることながら描かれるデッサンの差異、テレピン油の匂いまで伝わり、懐かしいような新鮮な胸騒ぎがとまらない♪
yumani
2024/08/08 16:49

【Memo】早朝の渋谷は青い あなたが青く見えるなら 青い世界を描く 好きなものを好きっていう その時生まれて初めてちゃんと人と会話できた気がした 俺ヒマじゃねぇんだけど 好きなことに人生の一番大きなウエイトを置く 俺の心臓は今動き出したみたいだ ※彼らの50年後を案じるバカはここにはいない!

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yumani
図書館で長らく〈○人待ち〉のこの本がゼロになった。雑誌コーナーばかり探していた私は〈019〉で出会う。89人/233冊!じっくり読みながら書きとめ、図書館の在架状況を確認、時には読メの感想までチェックしたのでハンパなく時間を要した。書籍でも一冊読み切れたかな。とまれ名だたる読書好きが選んだ本は、当然その方たちの過去から現在までが係ることになる。つまり今をときめく新刊ベストセラー本ではないことにドキリとさせられる。私がメモした一割のほとんどが行きつけ数館に在ることがウレシイ♪私の眼はいつも節穴(笑)
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ラジオ「朗読の世界」→文庫;朗読の最後を聴いて、何でこんな唐突な終わり方するの…とつぶやいた途端涙が溢れた。実話ではない“本当の話”ようやくもの言える時代を迎えた先人達の殆どが今はもういない。とんでもなく皆貧しかった事を話してはいけなかったかのように、ただただ前を向いてきた人達。幼い頃、夏の野外上映会で途中まで観て寝てしまった?…田舎の先生と子供が楽しそうにしていた…そこまで!そんな朧げな記憶でわざわざ作品を手に取ることはない。今だからこそ今一度振り返ってみたい時代。もう話してくれる人もいないのだから。
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肺病でねている父のために薬を買いに行く。川べりの道を母と夜明け前から提灯もつけず…鮮明な印象が事実とは違うのは何故?幼い頃の誰かとの思い出を確かめたい頃にその人はいない。銀時計の存在も然り。普段は人も車も多い通りの通行が途絶えた時、夢想の境に現れる理想的な美人、顔立ちは分かるのに全然云えない幻影。深夜に歩く人影のない河岸ぷちの道は大都会に近接していて「声高に物を考える」のにイイ。表れるリズム、反響、都会の中にある真空の場所にひそむ幻想。帽子はこちらからあちらへ届くのか。フッと表れる豊島の逢魔時。ブルル…
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yumani
はじめての岐阜県、はじめての図書館《みんなの森》にて。郷土のコーナーに掲げられてあった一冊。図書館目当ての旅だから有名な鵜飼までは手を伸ばせない。せめてもと…絵本を開く;《う》のめ(目)、は(歯は無くて曲がった嘴)、て(羽)、お(尾)、せ(背丈)、け(羽毛)、な(名)、りょう(漁)、そして最後が《うのみ》の説明。満月の夜は鵜飼は行わないんだって!月明かりで明るい夜は篝火を焚いても鮎は寄ってこないから。その日はう、も鵜匠さんもお休みにして、ゆっくり眠るんだって。
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NHKでちょこっとはさまれるハツ江おばあちゃんの優しい声に思わずふり返りふんふんと見てしまうけどテキストを読んだのは初めて!3月号の特集は思わず♪キャベツっ!キャベツっ!と歌ってしまいそうな盛り沢山のキャベツ百変化(笑)自分流ならいくらでもやってる筈なのにワクワクします♪初めて訪れた岐阜市立中央図書館にて♪新幹線→在来線→バスを乗り継いで来ちゃったのデス!先月読んだばかりの益田ミリさんの『今日の人生』の揺さぶりに撃たれて…優しい太陽光に包まれたドームの中、籐で編まれたソファベンチにもたれる。天国だわぁ〜!
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ニュッと垂れ下がった馬の足やら人間の足、切り離されたモノとしては結構重いらしい。禁断の耳フェチに指フェチ。身体の穴《耳の穴から狂気をすいこんで、口の穴から正気を吐き出して》耳や鼻に綿を詰めだしたらヤバイかも。モーパッサンに至っては《自分の身体が、自己を離れて観取》行動する自己とそれを見守る自己の幻覚。小説家にはありがちなの?気違茄子(朝鮮朝顔)の幻覚に生き返った鯰…どれを取っても今ひとつの薄気味悪さ。現実を突き抜けるまでの恐怖には至らず煮えきらない気味悪さだけが残る。豊島は好きで書いているんだろうけれど。
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ユーザーデータ

読書データ

プロフィール

登録日
2010/07/24(5262日経過)
記録初日
2005/12/22(6937日経過)
読んだ本
1474冊(1日平均0.21冊)
読んだページ
319581ページ(1日平均46ページ)
感想・レビュー
996件(投稿率67.6%)
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