皇居の西側の番町は大使館が並ぶ日本を代表する高級住宅街。それ故その静謐さが揺るがされそうな時には警察が動く。機動隊の車両に何事かと。看板にイスラエルの文字を見て納得。道をゆく地元の女性に声かけたら、江戸から明治への百年以上前にも同じ様なことがあった、と。明治維新、二二六事件があった。 江戸開城となった時、地元民あて城内から好き勝手に持ち去ってよいとの話があったとのこと。大河ドラマ「篤姫」の大奥解体のシーンを思い出した。 二百年続いた社会が一夜にして激変する。同じ様なことが今また起ころうとしている。
写真は立花隆氏の猫ビル。何万冊もの蔵書は彼の遺言により全て古書店に売却されたとのこと。記念館を作ることは本意ではなかったのでしょうか。生涯褒章とは無縁だったのもジャーナリストとしての矜持故かもしれません。松本清張氏を思わせます。
司馬遼太郎氏こそ日本を哲学する最高の知性であると思い、氏の「街道をゆく」に肖(あやか)り日本たるものの源流を探求しています。
氏は「名こそ惜しけれ」「外来文化への憧れと好奇心」などを日本人の特質としています。
読み漁っている分野は司馬遼太郎作品を原点としていますが、歴史、宗教、哲学等々芋づる式に繋がり、辿っていくと東洋、西洋、古代と際限なく拡がっていきます。
世界中の人たちがいつかは訪れたいと望んでいた日本という国をよく知り、そしてあるべきかたちにしていくにほ、祖国の精神的、文化的な理解を深めることであると考えます。
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