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2024年3月の読書メーターまとめ

ともこ
読んだ本
8
読んだページ
2343ページ
感想・レビュー
8
ナイス
506ナイス

2024年3月に読んだ本
8

2024年3月のお気に入り登録
1

  • マシマロウ

2024年3月のお気に入られ登録
1

  • yutaka

2024年3月にナイスが最も多かった感想・レビュー

ともこ
10年程前に映画で見、今、ドラマで見ていることから再読。手元には映画のパンフレットがある。あけぼの製紙が「大渡海」のために作り出した、ぬめり感のある紙が使われている。確かに手触りがよく、目に優しい色をしている。辞書編集者・製紙工場、皆のコツコツとたゆまぬ努力の様子が全編から感じられる。西岡・岸辺が、馬締らの情熱に次第に感化されていく過程も嬉しい。巻末、香具矢さん宛のラブレターは半分も解釈できないが、思いは伝わりほほえましい。楽しく読みながら、言葉を大切にしたいとあらためて思った。
buchi
2024/03/28 17:44

是非やってみて下さいー。自分が面白くないと思った作品でも人によっては大絶賛していたりということが多々あって感性って人によってホント違うんですよね!面白いです。同じ感性を持った人のオススメならきっと自分にも合うだろうと思ってやってみましたがまだ道半ばです(笑)

ともこ
2024/03/28 21:35

buchiさん、本当に読書でも感性の違いはよく感じますね。同じ本に感動した人とは友達になれそうな気がしてしまいます。(^-^)

が「ナイス!」と言っています。

2024年3月の感想・レビュー一覧
8

ともこ
ドラマでは何度も見ている作品で、小林聡美さんの雰囲気に浸りたくなり読み始めた。そうそうコレコレ、淡々と静かに流れる、しかし、ぶれない日々の暮らし。回りの人に気を配りながらも、「私は私」のペースを崩さないアキコ、やはり小林聡美さんにピッタリだ。愛猫たろちゃんを亡くす場面は、自身が愛犬と別れ「会いたい!」と泣いた日を思いだし、今、いる子との別れを恐れる。「必要以上に悲しんだり、自分を責めると犬猫は困ってしまう」お寺の奥さん(アキコの義姉でありますように)の言葉を覚えておきたい。
が「ナイス!」と言っています。
ともこ
最後数ページ、京都の夜の熱気の中、遠く大文字焼きを眺めているような感覚に包まれた。「俺たち、ちゃんと生きているか?」という多聞の言葉が、まるで自分に向けられたような感覚も。「火がない」の言葉も心に残る。何でもいい。今、自分の心にある火を灯し続けて生きたい。前編、駅伝の沿道に現れた新撰組も、また、魂を燃やし続けているのだろう。よい本を読んだ。
やすお
2024/04/17 18:40

私も「俺たち、ちゃんと生きているか?」というセリフが印象的でした。もしかして、あの二人も実はえいちゃんと同じ状況なのかなとも思ったりして、ぞわっとしました。

ともこ
2024/04/17 20:21

やすおさん、コメントありがとうございました。たぶん3人とも・・ですよね。「ちゃんと生きてるか?」時々自分に問いたいですね。

が「ナイス!」と言っています。
ともこ
10年程前に映画で見、今、ドラマで見ていることから再読。手元には映画のパンフレットがある。あけぼの製紙が「大渡海」のために作り出した、ぬめり感のある紙が使われている。確かに手触りがよく、目に優しい色をしている。辞書編集者・製紙工場、皆のコツコツとたゆまぬ努力の様子が全編から感じられる。西岡・岸辺が、馬締らの情熱に次第に感化されていく過程も嬉しい。巻末、香具矢さん宛のラブレターは半分も解釈できないが、思いは伝わりほほえましい。楽しく読みながら、言葉を大切にしたいとあらためて思った。
buchi
2024/03/28 17:44

是非やってみて下さいー。自分が面白くないと思った作品でも人によっては大絶賛していたりということが多々あって感性って人によってホント違うんですよね!面白いです。同じ感性を持った人のオススメならきっと自分にも合うだろうと思ってやってみましたがまだ道半ばです(笑)

ともこ
2024/03/28 21:35

buchiさん、本当に読書でも感性の違いはよく感じますね。同じ本に感動した人とは友達になれそうな気がしてしまいます。(^-^)

が「ナイス!」と言っています。
ともこ
年齢がほぼ一緒なので同じ様なことを不満に思い、「うん、そうそう!」と思いながら読み終えた。しかし痛快な言葉はどれも心の中での叫びで「言わないでおいた」となっている。そうか、高齢者たるもの世間にヤイヤイ文句を言わず、心の中で罵詈雑言を並べ立てスイスイと平泳ぎで渡って行くのが無難なのかもしれない。群さんはこうして本を書くことで吐き出せるからいい。「同性の友がいればなんとかなる」と群さんは言う。私も同性同年代の友と怪気炎を吐きたくなった。平泳ぎより私は背泳ぎでプカプカのんびり行くかな。
ともこ
2024/03/17 10:43

なおおさんはおいくつなのか。(^-^)群さんの年齢に近ければ楽しめそうですよ。(^-^)v

なおお
2024/03/17 13:37

ともこさん、遠くはないです。ばりばり昭和世代です。楽しめると思いますよ。(⁠◔⁠‿⁠◔⁠)☆

が「ナイス!」と言っています。
ともこ
40年前に起き、すでに2000年には時効となっているグリコ森永事件。その細部を調査し、事件の影の人間模様を想像し描いた小説。長編で辟易とするところもあったが、その一つ一つのエピソードがすべて最後に繋がっていくのは見事。犯行に利用された子供たちのその後の人生は大きく分かれ、悲惨だが救いの手をのべる人物がいたことは救いだ。著者も新聞記者だったという。無駄のない適切な文章にその経験がうかがえる。著者の「存在のすべて」と同様、衝撃の後、ささやかだが暖かい光景を残してくれるのもよかった。
が「ナイス!」と言っています。
ともこ
「月とコーヒー」そして「それでも世界は回っている」の最終巻。章の番号が1から通しになっている!しかも各巻同じページ数で終わっている!などと細かいことに先ずニンマリ。「時間は大事なものを奪っていくが、悲しみや辛い気持ち苦しみも奪っていく。うまいことできている。」という叔父さんの言葉が絶妙。あちらに行ってしまった人を、ふと近くに感じることがある。オリオがベルダさんを、カナタがハルカを感じるように。最後のイラストの「終列車」がかわいい。しばしば浸りたくなる吉田篤弘さん。今回も心をニュートラルにすることができた。
アウイナイト💎@the best things are in the future
2024/03/09 11:26

こちらの本は、このともこさんのレビューで知りました。吉田作品にこのような長編もあるのですね。最新刊の「羽あるもの」も1巻では終わらないようで、短編が多いと思っていた吉田さんのイメージが変わりました。鯨オーケストラなど他の短編とリンクする吉田作品の世界を、今後じっくり味わっていきたいです。長文失礼しました💦

ともこ
2024/03/09 14:17

アウイナイトさん、この本は出たばかりです。「羽あるもの」もう読まれたのですか!そうです、じっくり味わいたい作家さんですよね。色々な方の本を読んでは、吉田篤弘さんに戻っていきます。住み慣れた心地よい我が家?(^-^)

が「ナイス!」と言っています。
ともこ
学生時代、神保町にはよく通った。大学の帰りにYWCAで英会話を学んだり、スキー用品店、楽器店、そしてもちろん書店を巡ったり。古書店はもっぱら素通りで三省堂・書泉グランデばかりだが。「さぼうる」でコーヒーも飲んだっけ。そんな懐かしい思い出をたどりながらの楽しい読書だった。珊瑚さん・美希喜ちゃんはじめ登場人物が皆、人の心にも自分の心にも誠実に接しているのが心地よい。出てきた書物では、クリスティの「春にして君を離れ」しか読んだことがないのは残念だったが。食べ物も皆、おいしそうで、神保町に無性に行きたくなった。
Fe
2024/04/10 10:50

もうひとつ。ご覧になっていなければ、どうぞ。既読でしたら、ごめんなさい。 https://www.bookbang.jp/review/article/728009 原田ひ香(1970- )・北上次郎(目黒考二 1946.10.9-2023.1.19 )「初めて対談する二人が語る『神保町』」『ランティエ』2022年4月号 https://jp.mercari.com/item/m23151508093

Fe
2024/04/10 13:12

明治大学文学部学生だった頃(1975-77)、毎日、神保町を歩き回ってました。毎週一度は食べていた餃子屋「スイートポーヅ」が閉店したそうで、悲しいです。 https://www.timeout.jp/tokyo/ja/ニュース/神保町の老舗餃子店スヰートポーヅが閉店-061120  当時は、まだ「カレーの街」とは呼ばれていませんでした。『古本食堂』には登場しない、共栄堂(大正十三年創業)のスマトラカレー https://www.kyoueidoo.com/ は、勿論ありましたけど。

が「ナイス!」と言っています。
ともこ
人が斬られたり亡くなることが多い本が続いた後なので、「生まれる」話を読みたかった。数年前に見たテレビドラマもよかったし。自身の2度の出産を思いだし、辛いけれど悪い経験ではないな。もう1度くらい・・などと孫のいる身で思ったり。教会の前に捨てられたまりあ。助産院の先生をはじめ、島の人々の暖かい体温の中で、出産を経てしっかりと再生していく。おいしそうな食べ物もたくさん登場し、心地よく読み終えた。
が「ナイス!」と言っています。

ユーザーデータ

読書データ

プロフィール

登録日
2016/08/29(2801日経過)
記録初日
2015/11/07(3097日経過)
読んだ本
940冊(1日平均0.30冊)
読んだページ
255272ページ(1日平均82ページ)
感想・レビュー
744件(投稿率79.1%)
本棚
30棚
性別
自己紹介

本棚に特別席を設けている吉田篤弘・クラフト・エヴィング商會をはじめ好きな作家は伊坂幸太郎・宮部みゆき・浅田次郎・朝井まかて・北村薫・木内昇・伊与原新・宮本輝・安野光雅・ヨシタケシンスケ・・・
できるだけ幅広くとは思っていますが、ついついいつもの作家さんに手が伸びてしまいます。

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