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2023年2月の読書メーターまとめ

ちょこ
読んだ本
11
読んだページ
3414ページ
感想・レビュー
11
ナイス
284ナイス

2023年2月に読んだ本
11

2023年2月のお気に入り登録
1

  • シュナ

2023年2月にナイスが最も多かった感想・レビュー

ちょこ
人って一面的ではなく色んな顔があるんだよね。ここで描かれる人々はみな、傲慢で善良な人々である。決して悪人などではない。悪人ではないが純度100%の善人でもない。きついなあと思ったのは真実の母。彼女は決して悪い人ではないのだ、娘のためを思い行動する人だ。ただし彼女の行動原理は自分がよく知る小さなテリトリー内のものであり、そこからアップデートする気はないしそれ以外の幸せなど知らない。絡めとられてく感じはしんどい。正直、誰にも共感はできなかったが共感こそが読書の正義じゃないしね。
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2023年2月にナイスが最も多かったつぶやき

ちょこ

思ってたより本読めた上、久々に観劇もできてよかった。台詞が多く難解だったのでついてくのに必死であった。演出も斬新だったしね。特にカーテンコール。過去と現在が地続きで戦争は他人事ではないことを思ったり。 2023年1月の読書メーター 読んだ本の数:13冊 読んだページ数:3536ページ ナイス数:327ナイス ★先月に読んだ本一覧はこちら-> https://bookmeter.com/users/709153/summary/monthly/2023/1

思ってたより本読めた上、久々に観劇もできてよかった。台詞が多く難解だったのでついてくのに必死であった。演出も斬新だったしね。特にカーテンコール。過去と現在が地続きで戦争は他人事ではないことを思ったり。
2023年1月の読書メーター 読んだ本の数:13冊 読んだページ数:3536ページ ナイス数:327ナイス ★先月に読んだ本一覧はこちら-> https://bookmeter.com/users/709153/summary/monthly/2023/1
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2023年2月の感想・レビュー一覧
11

ちょこ
メンタルのセルフケアのためのワークが100書かれた本。認知行動療法をどう取り入れるのかがわかりやすく書いてある。ストレッサーとストレス反応を外在化するのって大事なんだなあ。どんな小さなことでもなかったことにせず、辛かったって言っていいんだよ。無理は禁物。なかったことにしてしまうとそこには必ず無理が生じるから。自分の心の内なる声に向き合い、上手にストレスと付き合うことが大事。何をしたら落ち着くのか知ってるだけで大分違う。そういうセルフケアをひとつでも多く持っておくことがストレス社会を生き抜くコツなのだと思う
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ちょこ
人って一面的ではなく色んな顔があるんだよね。ここで描かれる人々はみな、傲慢で善良な人々である。決して悪人などではない。悪人ではないが純度100%の善人でもない。きついなあと思ったのは真実の母。彼女は決して悪い人ではないのだ、娘のためを思い行動する人だ。ただし彼女の行動原理は自分がよく知る小さなテリトリー内のものであり、そこからアップデートする気はないしそれ以外の幸せなど知らない。絡めとられてく感じはしんどい。正直、誰にも共感はできなかったが共感こそが読書の正義じゃないしね。
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ちょこ
28才のリリアンはマディソンからの依頼で彼女の夫の前妻の双子の世話をすることになる。双子は発火体質という特異体質でもある。そんな彼女たちの一夏の物語。所謂メリーポピンズものである。リリアンは空は飛べないし特別な力があるわけじゃない。双子たちと心を通わせてく過程がよい。原文がいいのか翻訳がいいのかわからないがリリアンの一人称で語られる軽妙な文章が心地いい。リリアンのことが好きになっちゃう。映画化されたら面白そうと思ってたら訳者あとがきでそういう話がなくはないかもとのこと。実現したらいいなあ。
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ちょこ
第二子出産を機に退職した著者が15冊の本を読んで無償労働の歴史をひもとく本。資本主義と家父長制の悪魔合体によって女性のケア労働が搾取され透明化されてきたのかがよくわかる。家事や育児を気にせず働ける人とそうではない人では社会の扱いが全然違うのだ。ケア労働は無償労働である。お金にはならないが誰かがやらなければならないものだ。そうでなければ生活が回っていかない。しかし無償労働であるが故に軽視される。賃金を得られるものしか労働としてカウントされない。日本と韓国、とても似てるなあと言う思いが更に強まった。
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ちょこ
嘘や秘密を甘酸っぱいにおいでかぎ取ってしまう愛衣の小学生、中学生、高校生、大学生、幼児のいる母親と5つの時代を描いた連作短編集。その時代ごとのニュースや流行りものも一緒に描かれているので読みながらあの頃のことを思い出したり。愛衣みたいに特殊能力がなくとも敏感にかぎ取ってしまう人はいるしそこに居心地の悪さを感じたり人間関係を上手に築けない人もいる。うまく立ち回ることができなかった子供時代を経て大人になった愛衣が一周回ってきれいごとの大切さを娘に説く様が私はいいなと思った。みんな悩んで大きくなるんだよね。
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ちょこ
個人をその人足らしめてるのは何なのかといったら生まれ持ったもののみではなくそこでその人がどう生きてきたのかであったり環境なんだろうなあ。一卵性双生児が全く違う環境で育った場合、ああやっぱり双子なんだなって面とそうではない面が出てくるのはDNAだけで全てが決まるわけじゃないってことよなあ。ラスト前に少しゾワッとさせつつもハッピーに終われたのはよかったかな。
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ちょこ
特殊能力持ちの高校生の話。前半は特別であるが故の辛さが描かれ後半は普通であることの苦しさが描かれる。特別でも特別になれなくてもどちらも楽ではなく、必死にもがいてる。もがいてないように見えても水面下では必死だし笑顔の鎧で身を守ってるのは自分だけじゃない。特殊能力物でありながら普遍性のある青春小説になっていたのは面白いと思う。それこそこの小説が特別なことと特別じゃないことを並列で描いてることによる効果だよね。ラストシーンの先にどんな物語が待ってるのかは読者に委ねられている。私はいいクリスマスになったと思いたい
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ちょこ
お久しぶりの乙姫刑事&鈴木刑事による倒叙シリーズ。倒叙物こそ実写化に持ってこいだと思うんですががどうですかね。ほら、実写の場合、キャスティングである程度犯人絞り込めちゃうので純粋な犯人当てからずれちゃうから最初から犯人がわかってる倒叙物は向いてると思うのよねえ。
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ちょこ
タイトルの意味するものが途中で更に追加されてゾワッとする。うん、確かにDRYだ。介護と貧困がテーマなのだがあまりに重すぎる。美代子の人生があまりに辛い。彼女は何のために誰のためにここまで生き抜いてきたのだろうか。若い頃から介護を押しつけられまともに就職することもなく年齢を重ねて中年になった美代子。美代子の選んだ道は間違ってるがじゃあどうしたら美代子は社会の中で生きていけたというのか。辛いなあ。しかしここまでどす黒い原田ひ香作品は初めて読んだ。読後がズドンと重い。
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ちょこ
すごすぎて白目むくような母達ばかりでこの突抜感はすごいと思う。突抜過ぎてて外野がジャッジするどころではない。良妻賢母なんてなんぼのもんじゃいって感じである。その行動力もすごいがとにかくパワフルで体力ゲージも半端ない。まねするどころの話ではない。育児にも女の生き方にも正解なんてない。いやはやすごい人たちばかりでしたわ。身内だったらちょいと勘弁して欲しいが話聞くだけなら面白い人たちばかりであった。
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ちょこ
結婚7年目の妊活をしている夫婦、妊活がうまくいかず落ち込む詩織に誠太はいつだって優しく寄り添う。しかしある日突然誠太は置手紙と離婚届を残して消えてしまう。詩織視点から始まり、誠太視点になり最後は詩織視点で終わる構成なので人間言わなきゃそりゃ気持ちなんてわかんないよねー伝わらないよねーと思ったり。何だよー結局お互いを思いやってるんじゃんとなったのだがそれはちゃんと言葉にして相手に伝えなきゃダメなんだよ。一方的に○○のはず、××に決まってるとか決め詰めるのはダメなんだよ。大事なことは形にしてこそだよ。
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ユーザーデータ

読書データ

プロフィール

登録日
2016/09/23(2819日経過)
記録初日
2016/09/24(2818日経過)
読んだ本
1089冊(1日平均0.39冊)
読んだページ
312714ページ(1日平均110ページ)
感想・レビュー
1089件(投稿率100.0%)
本棚
15棚
性別
血液型
A型
職業
主婦
現住所
愛知県
外部サイト
自己紹介

本を読むのが子供の頃から好きでした。ミステリを中心に読んでます。最近はめっきり読書時間が減ってしまってあまり読めなくなってしまったけど、素敵な本にたくさん出会えたらいいな。

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