コロナ禍を題材にした話は嫌いだったが、なんとなく読んでみると面白かった〜。感動あり、イヤな話ありの短編集。【①違う羽の鳥②ロマンス☆③憐光④特別縁故者⑤祝福の歌⑥さざなみドライブ】②と④が好きだった。

捜査一課強行犯係・鳥越恭一郎シリーズ3作目。カラスと意思疎通できるイケメン刑事・鳥越。今回は、元刑事が殺され、その孫娘が誘拐される事件が発生。事件現場は、ある新興宗教団体の拠点であり、過去に、ある事件で警察と軋轢がある。途中これ誰だっけ？ってなったけど、面白かった。

E病院で入院患者の連続不審死が発生。噂を聞きつけたフリー記者が取材を始める。インタビュー形式の話を読んでいくと、ある看護師が絶対怪しい!となるんだけど、読み進めるとイメージにズレが出てきて、実は…となる物語。人間のいやーな感じが出てて、面白かった。

何度捨てても戻ってくる本『ゆうずど』。パラッと読んだだけで呪われてしまう。黒い栞が最後のページに来たとき、死が訪れる。都市伝説的な本の話。呪のビデオの本バージョン。大衆受けのホラー映画向きな話だった。

コロナ禍を題材にした話は嫌いだったが、なんとなく読んでみると面白かった〜。感動あり、イヤな話ありの短編集。【①違う羽の鳥②ロマンス☆③憐光④特別縁故者⑤祝福の歌⑥さざなみドライブ】②と④が好きだった。

警視庁捜査一課・黒田とテレビ報道局遊軍記者・布施コンビの1作目。短編集ながら、割と布施目線の話が多い。黒田とのやり取りも良いし、話のテンポも良いし、サクッと読めた。

簡潔に言うと、性犯罪者に私的制裁する話。主人公の妻が逮捕されたり誘拐されたり、さらに娘も誘拐されたり、次々と事件が起こるけど、内容がふわふわした感じで、面白かった！とはならなかった。イマイチ。

ホラー短編集。イヤな感じで終わる話も多い。【①ピースサイン②嗤う男③夏の収束④憑かれたひと⑤帰郷⑥狂界⑦真実の鏡】借金しまくる主人公が多くて、またこういう話？と飽きが来てしまった。

初読み作家さん。幽霊系やイヤミスっぽい話の短編集。【①怪談熱②ブラックアウト③花冷えの儀式④ドラキュラの家⑤夏の蟲⑥再会⑦猿島⑧最後の礼拝⑨憑霊】⑨が面白かった。夏目漱石の夢十夜っぽい感じでもあった。

息子のために親の婚活に勤しむ留子。娘の結婚相手を探す幸三。表面上は子どもの結婚相手を探す親たちだが、実はそれぞれに別の目的があり、どんどん話が進んでいくが…。正気に戻るのに文庫1冊分かかるとは。一旦落ち着いて！！って言いたくなる話だった。

初読み作家さん。主婦が主人公の話。自ら主婦になりたくてなった詩穂。幸せなはずが、ママ友もできず、娘と二人だけの日々が繰り返される毎日に限界を感じ始める。そんな中、隣に住むワーキングマザーやパパ友など、近所の人との出会いを通して、主婦とは？をすごく考えさせられる話だった。何回もうるっとくる場面があって、すごく良かった。

女子大生殺人事件の容疑者として逮捕されていた田岡。まさかの無罪判決で帰宅。田岡への嫌がらせがある中、被害者の恋人が殺された。その後、田岡も何者かに襲われる。今回も事件がなかなか解決しない。でもラスト5分の1くらいでばたばたっと解決。あいかわらず岩倉の上から目線と20歳年下の恋人との逢瀬は気に入らないが、読みやすいから続きも読むかな。