【①宮部みゆき『あなたを連れてゆく』②新名智『竜狩人に祝福を』③芦花公園『月は空洞地球は平面〜』④内藤了『函』⑤三津田信三『湯の中の顔』⑥小池真理子『オンリー・ユー』】①⑤⑥は安定の面白さ。③はやっぱりこの人面白いの？面白くないの？判断つきかねる。④も途中から？な感じ。②は読む気にならず。

【大学4年の真志歩は、元旦からカレー屋でバイトをしていた。店の前で迷子の少年を保護する。少年は耳が聞こえないらしい。少年の保護者はカレー屋の前に彼を待たせて、消えてしまった。真志歩はカレー屋の店長たちと少年の保護者を探すことに。】保護者探しはサクサク進み、この物語のメインは誰がなぜ少年を置いてきぼりにしたのかという謎より、少年の家族、カレー屋店長の家族、真志歩の家族の話だった。

【大学進学のため上京した鳥貝。部屋探しに行き詰まっていたところ、学食でいい部屋があると薦められて訪ねた先は高級住宅街の奥に佇む洋館た。】繊細で上品な文章なのに、性に奔放な男たち（笑）そのギャップがやっぱりすき。

やっぱり女刑事が主人公の話は苦手。異常者に狙われて、捕まってヤバくなってぎりぎり助かってっていう展開に飽き飽き。

突然一気に髪が抜けて、みんなはげになる世界の話。はげの話でここまで読み応えのある話になるとは…はげの奥深さを感じた。

【①宮部みゆき『あなたを連れてゆく』②新名智『竜狩人に祝福を』③芦花公園『月は空洞地球は平面〜』④内藤了『函』⑤三津田信三『湯の中の顔』⑥小池真理子『オンリー・ユー』】①⑤⑥は安定の面白さ。③はやっぱりこの人面白いの？面白くないの？判断つきかねる。④も途中から？な感じ。②は読む気にならず。

〈他人に触れるとその人の隠したいこと、不穏なことが視えてしまう久守。たまたますれ違った男性に触れたとき、殺人現場を視てしまう。状況から最近発生している連続殺人事件。久守は犯行の証拠をつかむため行動を起こす。〉物語にスピード感があって、一気に読めた。飽きも来ず、くどくもなく、意外性もあり、面白かった。

ざっくりと家をテーマにした短編集。【①人形師の家で②家守③埴生の宿④鄙⑤転居先不明】どの話も不穏な感じで面白かった。続きが気になる内容ばかりで一気に読めた。④に登場した兄弟、特に兄のキャラクターが好きだったので、シリーズになってないかなぁ。

殺人現場に残された奇妙なマーク。犯人からのメッセージの可能性があり、碓氷弘一はその方面に造詣が深い教授とともに、捜査にあたる。考古学や民俗学の知識が展開され、『鬼龍』っぽい感じ。ちょっとくどかったかなぁ。読んだあとに知ったが、碓氷弘一シリーズらしい。

連続猟奇殺人事件を捜査することになった天海。その死体には、逆さ五芒星が刻まれていた。相棒の阿久津は、検挙率100%であり、思わぬ視点から捜査している模様。天海は、阿久津に何かしらの秘密を感じ追求する。もともと女性警察官の話は嫌いだし、天海のキャラが好きになれず、うーん、イマイチ。