Audible。大手出版社に勤める明日花は学年誌の歴史をたどるプロジェクトチームに加わることに。不本意な人事で意欲を失っていたが、80年前の入社名簿に祖母の名を見つけ、祖母がどんな仕事をしていたのか興味を持つ。物語は戦前の学年誌を調べる明日花と、出版界が戦時色一色だった困難な時代の祖母の奮闘、1960年代に児童文学にとりくむ学年誌編集者の物語を交互にたどる。いま子どもの読み物は多様化し選択肢が増えたようだが、心の豊かさや将来のためを願って書かれたものがどれだけあるか。読み物の送り手たちの胸熱な物語。
中学校司書です。同業者さんを、お気に入り登録させていただくこともあるかと思います。よろしくお願いします。
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